記憶に残る山行・会津朝日岳・山開き(東北の二百名山チャレンジ11/12)
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- GPS
- 06:34
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,458m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:32
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
東北にある日本二百名山十二座も残すところ二座。昨日の帝釈山に続き、今日は会津朝日岳(1,624m)の山開き。この山は過去の記録をみるとみなさんキツいというコメントが多い山。
今日の不安な不確定要素は3つ。
1つは雨。登山天気でCだが午前中に降雨予報。雨前提で上下レインウエアを最初から装着。
2つは渡渉。昨日からの雨で増水しているだろうから渡れるのか…。かかと付きのサンダルは準備したが…。
3つ目は山頂直下の雪渓急坂。山開き前に登頂したチャレンジャーの山行記録をもとにピッケルと12本爪の前爪のあるアイゼン(及びそれが装着できる雪山靴)を準備。さらに、苦しい時の神頼み、宮城のスピードスター出羽守氏に登場願った。できる準備はすべてした(笑)。
山開き式は只見町長さんのご挨拶や役場、観光協会の説明などあり、記念バッジをもらえた。6時半に登山スタート。沢沿いを歩き渡渉が4回。3回目、4回目がちょっと厳しめだが今日はそれほどの増水もなくホッと一安心。渡渉後はこれでもかこれでもか、と九十九折りの急登が続く。ここがキツかった…。人見の松くらいで雨が降り出し、叶の高手(1,430m)の前衛ピークを越すとブナの大木が2本。この先に雪渓のトラバース数回はツボ足で。
最後の山頂直下の雪渓から上は首が痛くなるように見上げる。これは確かに12本爪アイゼンとピッケルじゃないと登れないし、滑ったら止まらない。しかも雨と雪渓で滅法寒い…。大げさじゃなく斜度45度はありそうな急坂を前爪を蹴り込みながらしばらく登っていくと、最後の山頂部手前は雪がなくなり、やっと山頂!キツかったぁ。単独行なら天候と急坂で心が折れて登れなかったかもしれないなぁ、ホント。出羽ちゃん、ありがとう。
最後の雪渓の手前でピッケル、12本爪アイゼンを持ってこなかった方は登攀を見合わせた方がほとんどだった。我々より前には単独の方が1人だけ登頂。以前は山開き前に雪渓をステップを切ってくれていたらしいが、今回はされていないので、「何度も山開きに来たが山頂まで行けなかったのは初めて」と言っていた方もいた。
雨、渡渉、九十九折の急坂、滑る岩、ザレ場、岩場、ピッケル・アイゼンがないと登れない雪渓の急登と、数字では現れない難しさがこの時期の会津朝日岳の特長。ドンちゃんとの飯豊テン泊、嵐くんとのホワイトアウトの蔵王・刈田岳とあわせ、東北の山行で三本の指に入る記憶に残る山行になりました。感謝!
コース定数はヤマケイのヤマタイムで34
残る東北の二百名山は朝日連峰の北端・以東岳。泡滝ダムの大鳥登山口からの吊り橋が壊れ、県に確認すると復旧は7月以降になるそうで、どうやってチャレンジしようか思案中です…。
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