台倉山
- GPS
- 11:30
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 572m
- 下り
- 582m
コースタイム
- 山行
- 10:32
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:33
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道は一般車両は進入禁止のゲートが有ります。 往路は湯沢ICから野沢温泉村経由、復路は信州中野ICから上信越道を走りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道入口から山中の取り付きまでは約4.3km。 上りで上がった沢は上部に雪渓があり、4本爪の軽アイゼンを着けていましたが、4本爪では危険と判断し、左岸の尾根に上がりました。 前爪のあるアイゼンならそのまま雪渓を上がれただろうと思います。 下りに歩いた沢(遠見の池川の支流)に雪渓はなく、降りられない滝もありませんでした。 薮は視界の利かない猛烈な笹薮で、危険な急斜面はありませんでした。 県道が栄村と木島平村の境界を超える地点は標高約1480m、林道入口は約1410m、林道から山中への取り付き地点は約1430mです。 境界尾根は激薮で見通しが効かず、日帰りは困難と思われます。 |
写真
感想
台倉山の記録は、ヤマップには見当たらず、ヤマレコにはBCで2件と、3年前の8月にnegimaさんらのパーティーが行かれた1件のみでした。
国土地理院の空中写真を見ると、山頂の東側は針葉樹林帯ではなさそうなのである程度の展望はあるだろうと思って行ったのですが、人の背丈を超える猛烈な笹薮に阻まれて展望のみならず、進むべき尾根さえ見えませんでした。
上りも下りも沢以外は笹薮をかき分けないと進めない状況で、下りではストックはザックに差し込み、両手でかき分けたり後ろ向きでお尻でかき分けて下っていましたが、途中で水を飲むのでザックを下ろしたらストックはなくなっていました。
笹薮か、薮の中のかずらに引っかかって落ちたのだろうと思います。
沢の上部は残雪があるかも知れないと思い、4本爪の軽アイゼンを持って行きましたが、傾斜のある雪面では全く役に立ちませんでした。
前爪のあるアイゼンか、チェーンスパイクを持って行くべきでした。
沢の途中から左岸の笹薮に上がることにしましたが、急な土の斜面で掴まるものがなく、木の根を掘り出してそれに掴まって身体を引き上げる状態でした。
上りで歩いた沢の両岸は黒土でしたが、下りで歩いた沢は黄土色の粘土質で滑り易かったです。
笹薮は落葉の下に枯れた笹があり、常に笹か灌木に掴まっていないと滑りそうでした。
沢でも笹薮でも一度も滑って転びませんでしたが、とても時間が掛かりました。
健脚者でなくても薮に慣れていれば6〜8時間で林道入口からピストン出来るでしょう。
山頂には立派な標識がありましたが、山頂の東側に道形は全くありませんでした。
西側にはあるかも知れませんが、下りで西側の尾根を歩く場合は、尾根の分岐は目視では確認できませんので、間違って北に進まないよう注意が必要です。
頂上直下の西側尾根は、地形図を見ると急斜面と思われます。
台倉山は行くなら残雪のない夏か秋が良さそうです。
服装はnegimaさんの記録にある通りですが、目の保護具と、絡まったかずらを切るカッターナイフがあるといいでしょう。
ストックはなくても良いなら初めから持って行かない方がいいです。
一か所にとどまって休んでいると小さな虫がうるさいので、この時季は防虫対策も。
ネマガリ竹の筍が散乱している所がありました。
熊除け対策も必須だと思います。
残雪期は展望が期待できますが、奥志賀高原スキー場から北の県道が除雪されず、テン泊でも3日は掛かるかも知れません。
それにしても、笹薮の密度は予想以上に強烈でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する