(入山口)
取付き点の林道は国道352号からこの鱒沢渓谷(林道)へ入る。
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(入山口)
取付き点の林道は国道352号からこの鱒沢渓谷(林道)へ入る。
(大嵐山1)
オフロードの林道に残雪はない。前方に荒々しい大嵐山(おおあれやま、1635.4M)の北壁が迫ってきた。
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(大嵐山1)
オフロードの林道に残雪はない。前方に荒々しい大嵐山(おおあれやま、1635.4M)の北壁が迫ってきた。
(鋭峰)
東方樹間には朝日に重なるピークが覗くが、山頂ではない。(1350M辺りか?)
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(鋭峰)
東方樹間には朝日に重なるピークが覗くが、山頂ではない。(1350M辺りか?)
(おいつき橋)
おいつき沢に架かる橋を渡って路肩に駐車。気温5度、予想外に風が強く寒い。備えの服がなく半袖の着替えを重ね着して出発
。
1
(おいつき橋)
おいつき沢に架かる橋を渡って路肩に駐車。気温5度、予想外に風が強く寒い。備えの服がなく半袖の着替えを重ね着して出発
。
(取付き点)
今日は1年来待望の藪山。「保安林」の標識が立つ路傍から薮斜面に取付く。
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(取付き点)
今日は1年来待望の藪山。「保安林」の標識が立つ路傍から薮斜面に取付く。
(林床)
林床には足の踏み場もない程の「イワウチワ」。幸先が良い。
3
(林床)
林床には足の踏み場もない程の「イワウチワ」。幸先が良い。
(尾根末端)
落葉で登り難くい薮斜面から尾根筋に変わった。尾根の末端だ。踏み跡が有る様な無いような。
1
(尾根末端)
落葉で登り難くい薮斜面から尾根筋に変わった。尾根の末端だ。踏み跡が有る様な無いような。
(急登)
岩の急登尾根が出て来た。岩はボロボロと崩れ易い。
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(急登)
岩の急登尾根が出て来た。岩はボロボロと崩れ易い。
(南方尾根)
南方樹間に大嵐山から枯木山に繋がる緩やかな稜線が現れた。残雪歩きなら楽そうだ。
3
(南方尾根)
南方樹間に大嵐山から枯木山に繋がる緩やかな稜線が現れた。残雪歩きなら楽そうだ。
(巨木1)
おいつき沢に被るような巨木。見取れて滑落などしないように。
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(巨木1)
おいつき沢に被るような巨木。見取れて滑落などしないように。
(キノコ1)
ナラの古木に付着する“サルノコシカケ”。薄暗い谷間に白いキノコが目立つ。
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(キノコ1)
ナラの古木に付着する“サルノコシカケ”。薄暗い谷間に白いキノコが目立つ。
(岩稜)
行く手を遮るような切り立った岩稜。迂回路を探すが見当たらず正面突破だ。
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(岩稜)
行く手を遮るような切り立った岩稜。迂回路を探すが見当たらず正面突破だ。
(笹薮)
1150M付近から笹薮が現れた。この程度の薮なら楽なものだ。
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(笹薮)
1150M付近から笹薮が現れた。この程度の薮なら楽なものだ。
(イワウチワ1)
急登の尾根にも奇麗な「イワウチワ」が咲く。やはり花はいいなぁ。
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(イワウチワ1)
急登の尾根にも奇麗な「イワウチワ」が咲く。やはり花はいいなぁ。
(巨木2)
おいつき沢へ真横に延びるナラの巨木。よくもこんな姿で生き延びたものだ。
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(巨木2)
おいつき沢へ真横に延びるナラの巨木。よくもこんな姿で生き延びたものだ。
(アスナロ)
1220M付近でアスナロの巨木が現れた。
1
(アスナロ)
1220M付近でアスナロの巨木が現れた。
(シャクナゲ)
そして1300M付近からは嫌らしいシャクナゲが現れ始めた。
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(シャクナゲ)
そして1300M付近からは嫌らしいシャクナゲが現れ始めた。
(小ピーク)
1350M付近のピーク。林道樹間から見えたピークだろうか。
0
(小ピーク)
1350M付近のピーク。林道樹間から見えたピークだろうか。
(ショウジョウバカマ)
痩せ尾根を左(北)に迂回中急斜面の残雪縁にショウジョウバカマが2輪。滑落に注意しながら上方側から撮影。
2
(ショウジョウバカマ)
痩せ尾根を左(北)に迂回中急斜面の残雪縁にショウジョウバカマが2輪。滑落に注意しながら上方側から撮影。
(枯木山)
1400M付近で南方に枯木山の全貌が見渡せるようになった。(正面樹幹左陰)
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(枯木山)
1400M付近で南方に枯木山の全貌が見渡せるようになった。(正面樹幹左陰)
(岩稜の薮)
薮が酷くなって来た。左右に切れ落ちる細い岩稜線上にツゲや灌木がびっしり。進路に迷い立ち止まることしばしば。
3
(岩稜の薮)
薮が酷くなって来た。左右に切れ落ちる細い岩稜線上にツゲや灌木がびっしり。進路に迷い立ち止まることしばしば。
(キレット)
そして突如キレットが出現。(恐らく1440M付近)幸い慎重に降下し、右手から這い上がることが出来た。
3
(キレット)
そして突如キレットが出現。(恐らく1440M付近)幸い慎重に降下し、右手から這い上がることが出来た。
(シャクナゲ薮)
遂に背丈を超すシャクナゲの蜜薮となった。既に弁慶が泣き、手首は傷だらけ。スパッツのフックも飛んで戦意が低下し何度か撤退気分に襲われるが粘る。
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(シャクナゲ薮)
遂に背丈を超すシャクナゲの蜜薮となった。既に弁慶が泣き、手首は傷だらけ。スパッツのフックも飛んで戦意が低下し何度か撤退気分に襲われるが粘る。
(槍岩1)
シャクナゲが終わったかと思うと、今度は槍の様な2本の岩。様子を探り、左に巻く。
2
(槍岩1)
シャクナゲが終わったかと思うと、今度は槍の様な2本の岩。様子を探り、左に巻く。
(急雪渓)
稜線左側(北側)には凍った雪渓の急斜面が。アイゼンを履いたがピッケルがなく少し怖い。ステッキのリングを外してピッケルに変え何とか通過、時間が掛かった。
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(急雪渓)
稜線左側(北側)には凍った雪渓の急斜面が。アイゼンを履いたがピッケルがなく少し怖い。ステッキのリングを外してピッケルに変え何とか通過、時間が掛かった。
(山頂目前)
稜線に復帰すると薮は笹に変わり、ぐ〜んと楽になる。前方に明るみが出て山頂目前か。
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(山頂目前)
稜線に復帰すると薮は笹に変わり、ぐ〜んと楽になる。前方に明るみが出て山頂目前か。
(登頂)
10時37分灌木が繁茂する薮中に三等三角点の標柱と「黒羽山の会」の山頂標識を発見、遂に登頂(1559.8M*)だ。所要実に4時間17分、可成り手子摺ったが念願達成だ。(*黒羽山の会の標識は1560M)
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(登頂)
10時37分灌木が繁茂する薮中に三等三角点の標柱と「黒羽山の会」の山頂標識を発見、遂に登頂(1559.8M*)だ。所要実に4時間17分、可成り手子摺ったが念願達成だ。(*黒羽山の会の標識は1560M)
(山頂展望1)
山頂は風も納まり、灌木の出葉前で360度の大展望だ。まず北東は七ヶ岳(右)とたかつえスキー場(左)。
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(山頂展望1)
山頂は風も納まり、灌木の出葉前で360度の大展望だ。まず北東は七ヶ岳(右)とたかつえスキー場(左)。
(山頂展望2)
その右遠方は茶臼岳をピークとする那須連峰だ。
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(山頂展望2)
その右遠方は茶臼岳をピークとする那須連峰だ。
(山頂展望3)
山頂から東方に延びる尾根のピークは地形図「1496P」で、その陰は「黒峠山」。積雪厳寒期向こうから縦走する強者もいるようだ。
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(山頂展望3)
山頂から東方に延びる尾根のピークは地形図「1496P」で、その陰は「黒峠山」。積雪厳寒期向こうから縦走する強者もいるようだ。
(山頂展望4)
更に南東遠方には高原山塊の鶏頂山(右端)と釈迦ガ岳(その左)。ハンターマウンテンのスキー場も見える。
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(山頂展望4)
更に南東遠方には高原山塊の鶏頂山(右端)と釈迦ガ岳(その左)。ハンターマウンテンのスキー場も見える。
(山頂展望5)
そして南遠方にはうっすらと日光女峰山の稜線が浮かぶ。(手前左ピークは明神ヶ岳か?)
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(山頂展望5)
そして南遠方にはうっすらと日光女峰山の稜線が浮かぶ。(手前左ピークは明神ヶ岳か?)
(山頂展望6)
その少し右は今季Shamineko さんも登られた憧れの枯木山(1755.7Mの藪山)。体力と気力が残っていれば是非挑戦したいピークだ。
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(山頂展望6)
その少し右は今季Shamineko さんも登られた憧れの枯木山(1755.7Mの藪山)。体力と気力が残っていれば是非挑戦したいピークだ。
(山頂展望7)
西隣りは大嵐山と右肩遠方ピークが会津駒ヶ岳。今日は絶好の登山日和、会津駒にも沢山入山していることだろう。(小生人混みの山にはあまり興味無し)
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(山頂展望7)
西隣りは大嵐山と右肩遠方ピークが会津駒ヶ岳。今日は絶好の登山日和、会津駒にも沢山入山していることだろう。(小生人混みの山にはあまり興味無し)
(山頂展望8)
そしてさらに右手は三岩岳。結構大きい。
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(山頂展望8)
そしてさらに右手は三岩岳。結構大きい。
(下山開始)
山頂展望を存分に堪能した後11時30分下山開始。シャクナゲ薮を避けて雪渓を歩きたいが、何故かGPSが不調(「トラックアップ」にならない)で稜線を大きくは外せない。
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(下山開始)
山頂展望を存分に堪能した後11時30分下山開始。シャクナゲ薮を避けて雪渓を歩きたいが、何故かGPSが不調(「トラックアップ」にならない)で稜線を大きくは外せない。
(シャクナゲ薮)
再び薮に突入し、絡み付いた不安定な枝に乗ったら太腿が硬直して激痛が走った。酸素と水分の欠乏か。時間はある、少し休んで騙し騙し下る。
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(シャクナゲ薮)
再び薮に突入し、絡み付いた不安定な枝に乗ったら太腿が硬直して激痛が走った。酸素と水分の欠乏か。時間はある、少し休んで騙し騙し下る。
(岩峰)
行く手に迫る岩峰。往路どちらを巻いたか定かな記憶がない。既に疲れていたのだろう。
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(岩峰)
行く手に迫る岩峰。往路どちらを巻いたか定かな記憶がない。既に疲れていたのだろう。
(槍岩2)
右に巻いて稜線復帰、ホットして振り返る。(下方から撮影)
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(槍岩2)
右に巻いて稜線復帰、ホットして振り返る。(下方から撮影)
(大嵐山2)
密薮と太腿の筋肉痛で下りでも中々ピッチが上がらない。眼前の大嵐山を眺めて気分転換を図ろう。
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(大嵐山2)
密薮と太腿の筋肉痛で下りでも中々ピッチが上がらない。眼前の大嵐山を眺めて気分転換を図ろう。
(会津連峰)
今日は美しい会津連峰の雪稜にも期待していた。この絶景に感謝しながら、兎に角休まず歩こう。(正面は三岩岳、右端は窓明山)
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(会津連峰)
今日は美しい会津連峰の雪稜にも期待していた。この絶景に感謝しながら、兎に角休まず歩こう。(正面は三岩岳、右端は窓明山)
(最後の密薮)
これでもか、これでもかと続いた稜線の密薮もいよいよこれで最後か。結構楽しませてくれた。(マケオシミ)
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(最後の密薮)
これでもか、これでもかと続いた稜線の密薮もいよいよこれで最後か。結構楽しませてくれた。(マケオシミ)
(田代岳)
南西樹間に山上湿原の広がる田代山(左)と帝釈山(中央)のピークが覗く。高層湿原は大好きだから、又登ろうかなぁ。
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(田代岳)
南西樹間に山上湿原の広がる田代山(左)と帝釈山(中央)のピークが覗く。高層湿原は大好きだから、又登ろうかなぁ。
(イワウチワ2)
だいぶ下って来た。朝方日陰だった斜面にも陽が当たり、イワウチワも満開だ。この山はイワウチワの多い山だ。
2
(イワウチワ2)
だいぶ下って来た。朝方日陰だった斜面にも陽が当たり、イワウチワも満開だ。この山はイワウチワの多い山だ。
(難所)
小ピークの先は下降進路を間違い易い。今日は既に小さなロスト数回。GPSに依存して往路の粗雑なマーキングが仇となった。(GPSの不調までは予想しなかった)
0
(難所)
小ピークの先は下降進路を間違い易い。今日は既に小さなロスト数回。GPSに依存して往路の粗雑なマーキングが仇となった。(GPSの不調までは予想しなかった)
(ヤマダニ)
陽当たりの良い笹薮はダニを拾い易い。思い出してズボンを見たら、しっかりと2匹が付着していた。
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(ヤマダニ)
陽当たりの良い笹薮はダニを拾い易い。思い出してズボンを見たら、しっかりと2匹が付着していた。
(スミレ)
幸い太腿の痛みも軽くなった。見慣れたスミレの花だが美しく見える。
2
(スミレ)
幸い太腿の痛みも軽くなった。見慣れたスミレの花だが美しく見える。
(キノコ2)
見覚えあるこの古木を見て下降ルートが合っていたことを確信出来安堵。
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(キノコ2)
見覚えあるこの古木を見て下降ルートが合っていたことを確信出来安堵。
(下山)
14時45分おいつき橋の麓に無事下山、長かった。いつもなら「ありがとう!素晴らしかった!」と叫ぶのだが、今日は「疲れた〜、でも良かった!」が帰還のつぶやき。
久し振りに色々勉強になった藪山だった。
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(下山)
14時45分おいつき橋の麓に無事下山、長かった。いつもなら「ありがとう!素晴らしかった!」と叫ぶのだが、今日は「疲れた〜、でも良かった!」が帰還のつぶやき。
久し振りに色々勉強になった藪山だった。
無雪期の枯木山よりはマシかと思いますがかなりの強敵ですね。やはりこのエリアではもう雪はほとんど無いのは残念です。私は土倉山は数年前の4月に黒峠山と合わせて登ったので薮は無かったですが、あちらのルートも露岩があって怖い思いをしました。
雪が無い時期でも意外に展望が得られるとは思いもしませんでした。
toradango さん、こんばんわ
早速にコメありがとうございます。
下山後疲労から2日後のアップになってしまいました。
土倉山は標高は左程でもありませんが、なかなかリスキーな山ですね。中高山ゆえに薮が濃い側面もありますが、toradangoさんは既に数年前に登られている由、さすがの“薮ハンター”でいらっしゃいますね。
小生もひと気の少ない藪山ばかりをうろついていますが、南会津には格好の山がまだまだ多く楽しみです。
どこかの薮でバッタリ遭遇しましたら、熊と間違えずによろしくお願いします。
こんにちは。
足が攣ろうが手首が傷だらけになろうが怯む事なく突破する、流石です。
私だったら背丈を超すシャクナゲ藪には突入出来ません
でも展望が良いのには驚きました。来年の残雪期にでもチャレンジしてみたいです。
次はどこの山でしょうか? 楽しみです。
tonkaraさんでしたら藪の出た枯木山も行けるでしょう! いや、女峰裏の三界岳とか狙ってたりして。
Shaminekoさん こんばんわ
・・怯む事なく突破する →結構怯んでいましたよ。ただ一度は山頂が見えたのと気温が低かったことで突破出来ただけです。shaminekoさんのアタックとは格が違います。
・・藪の出た枯木山も行けるでしょう! いや、女峰裏の三界岳とか →そそのかされてもこれらの山だけは乗れません。相当の激薮らしいですから。
枯木を展望しながら、Shaminekoさんは今日はどこを歩いているかなぁと考えていました。帰宅してヤマレコを開けたら何んと・・(→ここからはShaminekoさんのページに飛び乗り)
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