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Yamareco

記録ID: 4429387
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

ガベノ城から横池へ花の山旅

2022年06月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:19
距離
13.2km
登り
679m
下り
815m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:08
休憩
0:36
合計
6:44
8:56
28
スタート地点
9:24
9:39
105
11:24
11:28
53
12:21
12:21
24
12:45
12:46
6
12:52
12:53
10
13:03
13:03
28
13:31
13:33
21
13:54
14:01
6
14:07
14:08
34
14:42
14:46
10
14:56
14:56
6
15:02
15:02
8
15:10
15:11
29
15:40
ゴール地点
天候 曇のち雨
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場なし。とめるなら甲山墓地。電車なら阪急甲陽園。
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道。
カキラン。君に会いに来たのだよ。
3
カキラン。君に会いに来たのだよ。
咲き始めたばかりでどれも美しい。
3
咲き始めたばかりでどれも美しい。
湿原で花々を観察するkinuasa。
湿原で花々を観察するkinuasa。
ハッチョウトンボ。どうしてもピントが合わない。
1
ハッチョウトンボ。どうしてもピントが合わない。
剣谷登山口の道標のついた石段を登る。
2022年06月25日 08:59撮影 by  iPhone XR, Apple
6/25 8:59
剣谷登山口の道標のついた石段を登る。
さっそく眺望が開ける。
2022年06月25日 09:03撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/25 9:03
さっそく眺望が開ける。
甲山の特徴的な姿。
2022年06月25日 09:04撮影 by  iPhone XR, Apple
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甲山の特徴的な姿。
これから向かうガベノ城。
2022年06月25日 09:09撮影 by  iPhone XR, Apple
6/25 9:09
これから向かうガベノ城。
ザレた花崗岩の道をすすむ。
2022年06月25日 09:18撮影 by  iPhone XR, Apple
6/25 9:18
ザレた花崗岩の道をすすむ。
岩の隙間を登る。
2022年06月25日 09:19撮影 by  iPhone XR, Apple
6/25 9:19
岩の隙間を登る。
ガベノ城の山頂。
2022年06月25日 09:32撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/25 9:32
ガベノ城の山頂。
ここを住処にしているササユリ一輪。ちょっと年輪。
2022年06月25日 09:50撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/25 9:50
ここを住処にしているササユリ一輪。ちょっと年輪。
ニセガベノ城からは見事な眺望が得られるが、今日は天気がいまいち。
2022年06月25日 09:51撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/25 9:51
ニセガベノ城からは見事な眺望が得られるが、今日は天気がいまいち。
稜線の三叉路に出た。
2022年06月25日 09:59撮影 by  iPhone XR, Apple
6/25 9:59
稜線の三叉路に出た。
道すがら、ササユリを見て。
2022年06月25日 10:07撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/25 10:07
道すがら、ササユリを見て。
ゴロゴロ岳山頂。三角点も埋設されている。565.6mなのでゴロゴロ岳なのか、岩がゴロゴロしているからゴロゴロ嶽なのか、未だ自分として未解明。
2022年06月25日 11:26撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/25 11:26
ゴロゴロ岳山頂。三角点も埋設されている。565.6mなのでゴロゴロ岳なのか、岩がゴロゴロしているからゴロゴロ嶽なのか、未だ自分として未解明。
ノハナショウブの贅沢な美しさ。
2022年06月25日 11:49撮影 by  iPhone XR, Apple
3
6/25 11:49
ノハナショウブの贅沢な美しさ。
こんな立派な橋を何度かわたって芦有ゲートへと向かう。
2022年06月25日 12:01撮影 by  iPhone XR, Apple
6/25 12:01
こんな立派な橋を何度かわたって芦有ゲートへと向かう。
芦屋ゴルフ場の舗装道路とはここで分かれ、山道に入る。
2022年06月25日 12:33撮影 by  iPhone XR, Apple
6/25 12:33
芦屋ゴルフ場の舗装道路とはここで分かれ、山道に入る。
ヒツジグサ咲く横池。
2022年06月25日 13:13撮影 by  iPhone XR, Apple
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6/25 13:13
ヒツジグサ咲く横池。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

梅雨入りしてさして日数を経ていないが気圧配置は東から太平洋上に高圧帯が伸びだして前線を日本海まで押し上げ、梅雨明けを思わせる状態になっている。気温もうなぎのぼり、日本各地が記録的猛暑に見舞われている。だが天気はなおも不安定で、予報サイトごとのブレが目立つ。そろそろオオヤマレンゲが開花のピークを迎える頃であり、この週末、遠出をしてその高貴な姿を拝みたいと思っていたのだが、少々リスキーである。近場に出撃するほうが無難だろう。そういえば!剣谷湿原でカキランが開花を迎える頃じゃないか。ということで、東六甲に行き先を定めた。
公共交通機関を利用した場合、登山口までが長い。今日は娘に車で剣谷登山口のすぐ下までおくってもらったので、そのアプローチなしにすぐ登山を開始する。このルートは登り始めたところから、甲山を見下ろして大阪平野を一望する眺めが開ける。それに励まされて行程をこなしてゆく。ただ、今日は湿度が高く、サウナの中で運動している気分だ。息苦しさを感ずる。一般に6月に入ると六甲は登山不適とみなされている理由が、この高温多湿であることは論を待たない。
それでもガベノ城の山頂がすぐそこなのはわかっている。ちょいと頑張って急坂を登り切って、なじみのガベノ城のてっぺんに立つ。一息ついたら来た道をわずかに戻り、左に進路をとってゴロゴロ岳の尾根へと向かう。眺めの良いニセガベノ城の曲がり角の山側に毎年咲くササユリが、今年も一輪花を付けていた。緩い傾斜の林下の道を淡々と進めば、間もなくゴロゴロ岳と観音山とをつなぐ尾根の三叉路に飛び出す。右にルートをとってところどころで眺望の開ける尾根道を行けば、ここにもササユリが花を付けている。しっかりとついた踏み跡を辿って湿原に立つ。橙色の花を求めて目を走らせると、あったあった、開いて間もないカキランがところどころに花を付けている。丈の低い栗の木も開花期を迎え、湿原にはその花の匂いが立ち込めている。ハッチョウトンボが水面近くを飛んではすぐに舞い降り、ホバリングしながら縄張りを主張する。カキランを十分鑑賞し、ゴロゴロ岳へと向かうことにする。
ゴロゴロ岳への尾根道を下り基調で進んでいく。右手が住宅地となると、山頂は近い。山頂のすぐ先で、住宅との境界に沿って右に曲がり、さらに下っていく。鞍部まで下ると、芦有ゲート方面への分岐となる。ここから芦有ゲートまでは未踏だったところだ。この分岐の辺りにも小さな湿原があり、ノハナショウブがあでやかに花を咲かせていた。よく整備された歩きやすい道を下って、見覚えのある芦有ゲートに達する。芦屋ゴルフ場へ通ずる舗装道路を進むが、こちらに入ってくる車が多い。ちょうど正午過ぎで、入って左手に立つ洒落た蕎麦屋の「むら玄」に皆吸い込まれていく。評判の店らしいが、本当の蕎麦の味を山形で刷り込まれた我々は、つい懐疑の眼を向けてしまう。果たして「払い」に見合った味を提供しているのだろうか。
舗装道路を登っていき、左手に立つ「荒地山」への道標をやり過ごしてさらに登ると、「高座の瀧・風吹岩・荒地山」の道標がもう一つの入山点を指し示している。ここから左に山道を入る。これもよく踏まれた道で、途中、ブルーシートで作られた小屋掛けを見て緩やかに登っていくと、荒地山からの道に合する。この辺りからはハイカーの声がしきりと聞こえるようになり、魚屋道をかすめて横池に出る。
ちょうどヒツジグサが満開を迎えており、池の水面は白いソフトクリームのような花で飾られているのだった。その花を眺めていると、水面にポチポチと気泡のような波紋が生じている。最初はアメンボかと思ったが、実は雨粒であった。空は陽も差して明るくなってきたのに、小雨が降り始めていたのだ。しかも、遠くから落雷の音が響いてきた。男池を過ぎる頃から空気に湿り気がぐっと高まり、これは一雨避けられないなと直観して、上下とも雨具を着込み、リュックカバーをして、さらに傘まで取り出して万全の体制をとり、打越山へと向かった。そして案の定、雨は本降りとなっていったのだった。住吉川を渡ったあたりで一時、雨は上がったが、その後、再び激しい降りとなった。とはいえ、もう住吉台に降り立とうとしている。
結局、雨ふりを逃れることはできなかったものの、カキラン、ノバナショウブ、ヒツジグサと、梅雨時を飾る六甲のあでやかさを十分に満喫できた今日一日であった。

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