南稜経由で残雪の爺ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,431m
- 下り
- 1,431m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪庇に乗らなければ特に危険個所はない。 八ッ見ベンチまでは夏道、ちょっと先に南尾根取り付きの標識、痩せ尾根まで急斜面をよじ登ると明瞭な踏み跡がある、赤いリボンを追えば迷うことなし。 木の根の痩せ尾根と残雪の入り混じったルートを足元に気を付けて歩く、ジャンクションピークの前後は雪、冷え込むと歩き易いが暖かくなると緩んで踏み抜く。 最後の急登はガレの登り、不安定な石が多いので慎重に。 上部は雪を登ることも可。 南峰〜中央峰間は凍結箇所もあるが気を付ければアイゼン無で歩ける。 ポストは登山口にあり。 下山後は薬師の湯もしくは上原の湯で筋肉をほぐして帰宅。 |
写真
感想
2時半スタートで扇沢へ、途中コンビニによって5時半到着、朝日に焼ける爺ヶ岳を見ながらの運転は気もそぞろ、かっこ良過ぎでしょ!
トロリーバスターミナルのトイレを借りたら登山口まで戻って道向かいの駐車スペースの一番平らなところに駐車、橋を渡ったところの駐車場には4〜5台ほど、お泊り組かな?
身支度整え6時スタート、霜が降りるほど冷え込んでくれたので雪もきっと歩き易いだろう。
計画書必ず提出しましょうね。
しばらくは柏原新道を登る、所々に雪が在るもほぼ夏道が出ている、道端には可憐なお花もちらほら。
八ッ見ベンチに着いたらいよいよ冬道に取り付く、雪はカリカリにしまっていていきなりアイゼンでもいいくらいだけれどすぐに雪のない斜面になるしステップもしっかり付いているので靴のまま登る。
トレースはあちこちにあるけれど赤リボンを目印に進む、一登りで尾根に出る、あとは尾根をたどって木の根と雪との道をひたすら直登、雪が無くてもしっかりわかるトレース、冬道なのに・・・旧道?ってくらいはっきり、相当人が入っているのね。
アイゼン装着のタイミングを考えながら登る、雪のないところも結構ある。
尾根の東側に張り出した雪庇の名残の雪の斜面を歩けるようになると風も当ら無くて楽に歩ける。
上部で崩れているので樹林帯に入り巻く、傾斜もきつくなってきたのでようやくアイゼン装着、カシカシよく利く、もっと早くに着ければ良かったな。
もう一登りでジャンクションピーク、景色が一気に開ける、槍穂も、行く先も、種池山荘も近づいた雪煙は相変わらずだな・・・
尾根上、樹林際にいくつもの幕営跡が残っている、GWはテント村だったのだろう。
少し先で初めてすれ違い、冷池からの人たち数人、いいなぁ〜お泊り山行・・・
残雪が終わりハイマツをかき分けた先はザレ・ガレの尾根登りの始点、東側の雪を歩いた後はあるけれどここは雪のない斜面をあがりましょう。
一段上がったところで小休止、下りてきた二人連れが「後ろは居ないよ」って、ラッキーこれで貸切!
最後の急登を登り始めると上からの人影、単独のうら若き女性、もう一人いたジャン、アホなことしながらでなくてよかった・・・って、何をする余裕もなかったけれど(-_-;)
整備されている道ではないので浮石多し、ガレ場は特に注意が必要、慎重に歩きようやく南峰に到着、鹿島槍がでかい、常念から槍穂、蓮華・針ノ木から種池につながる稜線、奥には薬師、立山から剱、目の前には鹿島槍、かすかに頸城山塊も、凄いっす!!!
朝のうちは見えていた浅間や八、南アは霞んでしまったけれど、これだけのパノラマを雲のない快晴で見られるなんて贅沢この上ない、欲を言えば群青の空で真っ白な山々を・・・来年は3月末か4月中ごろまでに来ることにしよう。
中央峰まで足を延ばしピークハント終了、北峰はしんどくなったのでパス。
景色をじっくり楽しんだら戻りましょう。
南峰の登り返しのきついこと・・・
霞がいくらか薄くなったのか槍穂がよく見えるようになったような・・・下りたくない天気だけれどそろそろ時間、
若干当たる風とザレ・ガレの下りが気になるので、やはりJPまで下りてから独り宴会することで下りに移る、またくるね。
少し下から雪の上を下る、傾き具合を見てシリセードを交え楽々下り、登りながらチェックしておいたところまで雪を下って、ザレに移動、崩さぬように慎重に下る、風があるので気持ちよく歩ける、ハイマツをかき分け木の根をまたいだら残雪域、天場跡を右手に見ながらJPに到着、さてとマッタリタイムとしますか。
トレース脇に荷物を広げていると後続さん登場、テントの単独女性、この時点で13時半、冷池まで行くそうだけれど5時くらいになっちゃうよ、厳しかったら途中で泊まるからと言っていたけれど、ここの先で張れるのは山頂か鞍部か赤岩尾根出合の先の樹林か・・・そこまで行けば冷池まですぐだけど、そこまで行かないと風が強くなったらやばいよね、お気をつけてと送ってしまったけれど、「ここで泊まれば」と止めるべきだったかな・・・帰りの車で聞いた予報で少し心配に、今日の風でとても心配になってしまった、やはり止めるべきだったな・・・
素敵な景色を肴にゆっくりマッタリ過ごしたら、名残惜しいけど下りましょう。
気温上昇と日差しでいい感じに腐りだした雪の斜面を足で滑ったり尻で滑ったり一気に降下、ここまでだなというところから樹林帯に入っての下り、下りは早い・・・?いやいや、木の根と緩んだ雪、緩みきれない氷の道、スピードは上がらない、トレースをロストすることはないが歩き易いところを選びながらの下りは疲れる。
もう少しというところで尾根を外れて斜面を下り柏原新道に合流、冬道終了、あれ、南稜への標識が無いぞ?
こんなに夏道上がったかな・・・?南稜取り付きが変わった・・・??少し降りたところが八ッ見ベンチ、やっぱり変わったのか・・・
あとはゴイゴイ下りて登山口、終了、お疲れ様でした、装備を解いたら薬師の湯で汗と疲れを流し帰路に就いた。
コメント
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Kriskyさん
初めまして!
ジャンクションピークですれ違った者です
何とか5時過ぎに着けました
6時まで着けば良いか~なんて思いユックリ行きました
爺ヶ岳の南尾根はキツかったです
ヘロヘロでした
下山もヘロヘロで扇沢で食べたソフトクリームがメチャクチャ美味しかったです
無事に着いて良かったです
無事に下山されて何よりです。
翌日、街は大荒れになったので上はどんなかと・・・老婆心ですね(^^ゞ
またどこかでお会いできると楽しいですね、お互い気を付けて楽しみましょう(^o^)/
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