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Yamareco

記録ID: 4438185
全員に公開
ハイキング
近畿

熊野古道:紀伊路、中辺路(岩代-南部-出立王子-高山寺-秋津王子-下三栖)【和歌山県】

2022年06月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:20
距離
26.9km
登り
238m
下り
238m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:19
休憩
0:01
合計
6:20
8:30
33
9:03
9:03
69
10:12
10:13
43
10:56
10:56
234
14:50
ゴール地点
● コースタイム
〇和歌山 653 =<JR紀勢本線>= 岩代 825

〇歩行
岩代駅 829 ― 新しい道と梅林道の分岐 843 ― 山道入口 853 ― 山道から作業道へ 855 ― JR線路下をくぐる 901 ― 浜歩き 902 ― 千里王子 906/910 ― 千里観音 913 ― 山道ヘ 915 ― 山道から作業道へ 918 ― JR下り線をくぐる 921 ― 車道に合流 925 ― 南部峠の地蔵 930 ― JR線路下をくぐる 940 ― 国道下をくぐる 943 ― 梅干館 946 ― 南部川右岸 947 ― 南部川左岸 953 ― 国道424号南道交差点 956 ― 三鍋王子跡 959/1001 ― JR南部駅 1008/1013 ― 鹿島神社 1022 ― 廃線敷道路へ 1028 ― 白馬交差点で国道42号へ 1049 ― 大屋交差点で再び廃線敷道へ 1052 ― 井原隧道 1057 ― 芳養川の松井橋 1103 ― 芳養王子 1106/1118 ― 牛の鼻BS 1127 ― 明洋交差点で県道210号へ 1140 ― 天神崎方面分岐点 1144 ― 出立王子分岐点 1152 ― 出立王子 1153 ― 潮垢離場跡 1200 ― 会津橋右岸 1204 ― 高山寺下 1216/高山寺往復/1233 ― 秋津王子跡 1246/昼食/1300 ― 青木人道橋 1305 ― 秋津王子安井宮跡 1310 ― 左会津川左岸で堤防へ 1320 ― 須佐神社下 1327/須佐神社往復/1329 ― 左会津川左岸で再び堤防へ 1334 ― 熊野橋左岸で橋へ 1345 ― 麻呂王子跡 1354 ― 三栖廃寺入口 1403/三栖廃寺跡往復/1411 ― 下三栖交差点 1413/1414 ― 熊野橋 1424 ―紀南病院口 1433 ― 橋谷第二踏切 1445 ― 橋谷交差点で県道31号へ 1446 ― 橋谷BS 1450

〇橋谷 1457 =<明光バス>= 紀伊田辺駅 1502
〇紀伊田辺 1537 =<JR紀勢本線>= 和歌山 1648

● 行動時間 6:21
天候 曇り、雨、晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
●今回の移動
(和歌山=<JR紀勢本線>=岩代)
 岩代駅―南部―出立王子―高山寺―秋津王子―下三栖―橋谷BS
(橋谷=<明光バス>=紀伊田辺駅、紀伊田辺=<JR紀勢本線>=和歌山)

●登山口へのアクセス
○岩代駅
・JR紀勢本線の駅。普通列車のみ停車。御坊〜紀伊田辺間は、日中概ね1時間に一本の運転。
・駅前広場を横切るように熊野古道が続いており、左手に進むとすぐに岩代王子、右手に進むと千里王子を経て南部、田辺へと続く
・ハイキング用の駐車スペースはないと思われる

○下三栖
・明光バス長野線が運行しているが、本数や時間帯のこともあり使うのは容易ではない。前回のように、月水金運行の第1便であれば、かろうじて朝から行動できる。土日は「潮見号」として運転。紀伊田辺駅1020発下三栖1035着。復路便は下三栖1100発紀伊田辺駅1115着。うまく組めば使えないこともない
・紀南病院までは土日でも数便あるので、ここから歩いて行く手もある。紀南病院から熊野橋まで約10分、下三栖までだと20分強くらい

○橋谷BS
・熊野古道バスと田辺地区のバスとが停まるため、日中は30分に一本程度は便があるようだ
・橋谷〜紀伊田辺、大人150円
(いずれの記述も2022.6現在)
コース状況/
危険箇所等
○岩代〜千里王子〜三鍋王子〜南部駅
・梅林を縫うように設けられた作業道を行き、千里王子へと向かう部分では山道もある
・千里王子の西側は砂浜を歩く。千里王子から千里観音を経てJR線路際までは舗装道だが、そこから東へ通れると2〜300mは山道を行く。再び作業道に出ると、JRの線路をくぐってJRの上下線が分かれる間を上っていく。そののちは車道を繋いで進む
・南部川には古道の橋は撤去されたようで、国道の橋を迂回することになる。そののちは、整備された南部の街中を進んでいく
・みなべ町内は白地に黒文字の道標が曲がり角ごとに確実にあるため、まず道迷いの心配はないと思う

○南部駅〜芳養王子〜出立王子
・南部駅からも街中の舗装路を進み、さらに国道42号と並行する旧JRの線路敷きを利用した道路を行く。この道で国道42号「大屋」交差点を越え、芳養川手前まで行く
・芳養川手前で海側の道に移り、「芳養松原」交差点で国道424号を渡ると芳養王子。街中の細い旧道を進み国道424号に復する。そのまま進み、「明洋」交差点から県道210号へ。道なりに進むと出立王子入口を通って会津川に至るのだが、海側にある潮垢離場跡を経由する
・出立王子の先、会津川右岸沿いに遡上すると高山寺へと至る
・南部駅を過ぎると案内標示はなくなる。田辺市内に入ると田辺市標準タイプの熊野古道案内標示が角ごとにある。しかし、潮垢離場跡の付近や高山寺に向けての道筋などには標示がないので地図を確認しながら進むとよい

○出立王子〜高山寺〜秋津王子〜万呂王子〜下三栖
・田辺の街中を進む。高山寺からは熊野古道としての案内が要所に建てられている。秋津王子はコースを外れているので今回のように寄り道するのがいいかと思われる。道沿いにあるのは秋津王子安井宮跡と呼ばれる江戸期に遷座したものとのこと
・その後も古道コースは街中を右往左往するのだが、角には標示があるのでよく見ながら進むとよい
・万呂王子は知らないと発見できないと思われる。梅林の片隅に文化財を示す標柱だけが立っている。地図にある所在よりも北側の細い舗装路に進み「白い標柱」を右手に目で追いながら進むと、標柱へと進入するあぜ道がわかる

○(参考)下三栖〜熊野橋〜紀南病院口〜橋谷
・クルマ通りの多い県道216号を行くが、熊野橋から上万呂の間を除いて歩道があるので歩きやすい
(いずれの記述も2022.6現在)
その他周辺情報 ●買う、食べる
・区間途中にはコンビニやレストランもあるため、十分に下調べをしていくと、有効に使えるかもしれない

●日帰り温泉
・南部町内には国民宿舎「紀州路みなべ」が日帰り温泉提供をしている。田辺市内は不詳。温泉地白浜には日帰り温泉もあるものと思われる
(2022.6現在)
乗ってきた列車を見送ります
【岩代駅にて】
2022年06月26日 08:27撮影 by  ,
6/26 8:27
乗ってきた列車を見送ります
【岩代駅にて】
岩代駅。素朴な駅舎です。駅前に小さな神社と古道ほか見処案内があります
【岩代駅にて】
2022年06月26日 08:28撮影 by  ,
6/26 8:28
岩代駅。素朴な駅舎です。駅前に小さな神社と古道ほか見処案内があります
【岩代駅にて】
古道はさておき、阪和道がみなべまでになっています。古いままのようです
【岩代駅にて】
2022年06月26日 08:30撮影 by  ,
6/26 8:30
古道はさておき、阪和道がみなべまでになっています。古いままのようです
【岩代駅にて】
出発。ミラーの支柱にあるのがみなべ町バージョンの道標。左手を差しているようですが、よく見ると、右の道の先に続きがあります
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:34撮影 by  ,
6/26 8:34
出発。ミラーの支柱にあるのがみなべ町バージョンの道標。左手を差しているようですが、よく見ると、右の道の先に続きがあります
【岩代駅〜千里王子】
白浜空港に着陸する日航機
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:36撮影 by  ,
6/26 8:36
白浜空港に着陸する日航機
【岩代駅〜千里王子】
振り返って撮影)岩代駅方面を見ます。背後の山には雲が残り、雨上がりであることが窺えます
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:38撮影 by  ,
6/26 8:38
振り返って撮影)岩代駅方面を見ます。背後の山には雲が残り、雨上がりであることが窺えます
【岩代駅〜千里王子】
曲がる角には標示。背後には太平洋
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:44撮影 by  ,
6/26 8:44
曲がる角には標示。背後には太平洋
【岩代駅〜千里王子】
事業所のフェンスにお手製の看板。結構イメージしやすいです
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:50撮影 by  ,
6/26 8:50
事業所のフェンスにお手製の看板。結構イメージしやすいです
【岩代駅〜千里王子】
先ほどの看板にある以上の鋭角で右へ
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:52撮影 by  ,
6/26 8:52
先ほどの看板にある以上の鋭角で右へ
【岩代駅〜千里王子】
すぐに左の道へ
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:53撮影 by  ,
6/26 8:53
すぐに左の道へ
【岩代駅〜千里王子】
先ほどの地図通り、山道になりました
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:53撮影 by  ,
6/26 8:53
先ほどの地図通り、山道になりました
【岩代駅〜千里王子】
ようやくハイキング感が味わえます
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:54撮影 by  ,
6/26 8:54
ようやくハイキング感が味わえます
【岩代駅〜千里王子】
「西国街道ウォーキングサポート」というのが加わります
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:55撮影 by  ,
6/26 8:55
「西国街道ウォーキングサポート」というのが加わります
【岩代駅〜千里王子】
斜面の梅畑の中をうねうねと進みます
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 08:55撮影 by  ,
6/26 8:55
斜面の梅畑の中をうねうねと進みます
【岩代駅〜千里王子】
作業道のまま、泥道に変わりました
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:00撮影 by  ,
6/26 9:00
作業道のまま、泥道に変わりました
【岩代駅〜千里王子】
程なく、JRの線路が現れました。アンダーパスで海側へ
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:01撮影 by  ,
6/26 9:01
程なく、JRの線路が現れました。アンダーパスで海側へ
【岩代駅〜千里王子】
と思いきや、ボックスカルバートの中からすでに砂浜です
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:01撮影 by  ,
6/26 9:01
と思いきや、ボックスカルバートの中からすでに砂浜です
【岩代駅〜千里王子】
ハマゴウです。浜の植物はよく知りませんが、いい匂いがするようです
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:02撮影 by  ,
1
6/26 9:02
ハマゴウです。浜の植物はよく知りませんが、いい匂いがするようです
【岩代駅〜千里王子】
暫し浜を歩きます。前方左手にある繁みに千里王子があります
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:02撮影 by  ,
6/26 9:02
暫し浜を歩きます。前方左手にある繁みに千里王子があります
【岩代駅〜千里王子】
振り返って撮影)くぐってきたボックスの脇にも標示。確かにこれがないと逆送の人には入口が判りません
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:02撮影 by  ,
6/26 9:02
振り返って撮影)くぐってきたボックスの脇にも標示。確かにこれがないと逆送の人には入口が判りません
【岩代駅〜千里王子】
太平洋を見ます
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:03撮影 by  ,
6/26 9:03
太平洋を見ます
【岩代駅〜千里王子】
千里王子が近づいてきます。中央右寄りの斜路は、このあとの千里観音への道。その左手が千里王子。繁みの左右どちらからでも入ることができます
【岩代駅〜千里王子】
2022年06月26日 09:04撮影 by  ,
6/26 9:04
千里王子が近づいてきます。中央右寄りの斜路は、このあとの千里観音への道。その左手が千里王子。繁みの左右どちらからでも入ることができます
【岩代駅〜千里王子】
千里王子跡。建物は江戸期のものが残されています。数ある王子の中でも王子を伝える貴重なもの
【千里王子にて】
2022年06月26日 09:09撮影 by  ,
6/26 9:09
千里王子跡。建物は江戸期のものが残されています。数ある王子の中でも王子を伝える貴重なもの
【千里王子にて】
今回もちょうど特急「くろしお」がやってきました
【千里王子にて】
2022年06月26日 09:10撮影 by  ,
1
6/26 9:10
今回もちょうど特急「くろしお」がやってきました
【千里王子にて】
進みます。坂を上ったところにある千里観音です。この前で左折します
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:13撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 9:13
進みます。坂を上ったところにある千里観音です。この前で左折します
【千里王子〜三鍋王子】
進むと二手に分かれますが左に進みます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:14撮影 by  ,
6/26 9:14
進むと二手に分かれますが左に進みます
【千里王子〜三鍋王子】
キツネノカミソリみたいな花です
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:14撮影 by  ,
6/26 9:14
キツネノカミソリみたいな花です
【千里王子〜三鍋王子】
見落としかけましたが、草むらに標示。暫くは草地を行きます。マムシが出なきゃいいけど…
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:15撮影 by  ,
6/26 9:15
見落としかけましたが、草むらに標示。暫くは草地を行きます。マムシが出なきゃいいけど…
【千里王子〜三鍋王子】
と思ったら、ここにもカニが。海からはもう遠いのに
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:16撮影 by  ,
6/26 9:16
と思ったら、ここにもカニが。海からはもう遠いのに
【千里王子〜三鍋王子】
振り返って撮影)右手の細道から来ました。ここからは作業道
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:18撮影 by  ,
6/26 9:18
振り返って撮影)右手の細道から来ました。ここからは作業道
【千里王子〜三鍋王子】
道の真ん中に梅が。左手には並行するJRの線路が見え隠れ
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:20撮影 by  ,
6/26 9:20
道の真ん中に梅が。左手には並行するJRの線路が見え隠れ
【千里王子〜三鍋王子】
ここでJR紀勢本線の下り線のみくぐります
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:21撮影 by  ,
6/26 9:21
ここでJR紀勢本線の下り線のみくぐります
【千里王子〜三鍋王子】
上下線の間を道は上っていきます。見えていませんが、左にある上り線はまもなくトンネルに。右の下り線は右手に逸れていきます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:22撮影 by  ,
6/26 9:22
上下線の間を道は上っていきます。見えていませんが、左にある上り線はまもなくトンネルに。右の下り線は右手に逸れていきます
【千里王子〜三鍋王子】
作業道を上っていき、ここで車道に吸収されます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:26撮影 by  ,
6/26 9:26
作業道を上っていき、ここで車道に吸収されます
【千里王子〜三鍋王子】
車道を一息進みみなべ川運送のところで右の道に逸れます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:29撮影 by  ,
6/26 9:29
車道を一息進みみなべ川運送のところで右の道に逸れます
【千里王子〜三鍋王子】
その先に三鍋峠のお地蔵さま
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:30撮影 by  ,
6/26 9:30
その先に三鍋峠のお地蔵さま
【千里王子〜三鍋王子】
そこからは作業道を黙々と下っていきます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:34撮影 by  ,
6/26 9:34
そこからは作業道を黙々と下っていきます
【千里王子〜三鍋王子】
作業道突き当たりで右へ。標示はミラーの支柱に貼り付けられた小さなものに
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:39撮影 by  ,
6/26 9:39
作業道突き当たりで右へ。標示はミラーの支柱に貼り付けられた小さなものに
【千里王子〜三鍋王子】
ここでまたまたJR線路をくぐります
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:39撮影 by  ,
6/26 9:39
ここでまたまたJR線路をくぐります
【千里王子〜三鍋王子】
またも特急が現れます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:40撮影 by  ,
6/26 9:40
またも特急が現れます
【千里王子〜三鍋王子】
今度は国道42号をくぐります。くぐってすぐに国道側道に進みます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:43撮影 by  ,
6/26 9:43
今度は国道42号をくぐります。くぐってすぐに国道側道に進みます
【千里王子〜三鍋王子】
国道からはすぐに離れ、梅干館方面へ
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:45撮影 by  ,
6/26 9:45
国道からはすぐに離れ、梅干館方面へ
【千里王子〜三鍋王子】
梅干館の入口前。梅干しに入っていくようです
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:46撮影 by  ,
6/26 9:46
梅干館の入口前。梅干しに入っていくようです
【千里王子〜三鍋王子】
南部川に突き当たり右へ。国道の橋で南部川を渡ります
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:48撮影 by  ,
6/26 9:48
南部川に突き当たり右へ。国道の橋で南部川を渡ります
【千里王子〜三鍋王子】
渡って左岸を遡ります。岸を下りて先に進むポイントで来し方を見ます。先ほどの梅干館の辺りがちょうど線上にあります。かつてはここに橋があったのでしょう
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:52撮影 by  ,
6/26 9:52
渡って左岸を遡ります。岸を下りて先に進むポイントで来し方を見ます。先ほどの梅干館の辺りがちょうど線上にあります。かつてはここに橋があったのでしょう
【千里王子〜三鍋王子】
国道424号「南道」交差点。ここで左折し、さらにすぐに右手の細道へと進みます
【千里王子〜三鍋王子】
2022年06月26日 09:56撮影 by  ,
6/26 9:56
国道424号「南道」交差点。ここで左折し、さらにすぐに右手の細道へと進みます
【千里王子〜三鍋王子】
三鍋王子に到着
【三鍋王子にて】
2022年06月26日 09:59撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 9:59
三鍋王子に到着
【三鍋王子にて】
王子跡は右手の小さな石碑
【三鍋王子にて】
2022年06月26日 09:59撮影 by  ,
6/26 9:59
王子跡は右手の小さな石碑
【三鍋王子にて】
これですね
【三鍋王子にて】
2022年06月26日 10:01撮影 by  ,
6/26 10:01
これですね
【三鍋王子にて】
進みます。途中、左手にJR南部駅が見えます。立ち寄ります
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 10:08撮影 by  ,
6/26 10:08
進みます。途中、左手にJR南部駅が見えます。立ち寄ります
【三鍋王子〜芳養王子】
紀勢線では標準的な造り。でも小駅のものよりも一回り大きいようです
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 10:08撮影 by  ,
6/26 10:08
紀勢線では標準的な造り。でも小駅のものよりも一回り大きいようです
【三鍋王子〜芳養王子】
さらに先へ。国道に出るところで国道には入らず、左手の旧線路敷きの道路に進みます
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 10:28撮影 by  ,
6/26 10:28
さらに先へ。国道に出るところで国道には入らず、左手の旧線路敷きの道路に進みます
【三鍋王子〜芳養王子】
こんな感じで起伏も少なく緩やかな線形。線路があれば鉄道です
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 10:30撮影 by  ,
6/26 10:30
こんな感じで起伏も少なく緩やかな線形。線路があれば鉄道です
【三鍋王子〜芳養王子】
途中で海を見ます。沖の岩場に釣り人
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 10:36撮影 by  ,
6/26 10:36
途中で海を見ます。沖の岩場に釣り人
【三鍋王子〜芳養王子】
「白馬」交差点で線路敷きの道と国道が交わります。さらにその先の「大屋」交差点で右へと逸れる線路敷き道へと進みます。交差点名は”はくまい”だそうです
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 10:49撮影 by  ,
6/26 10:49
「白馬」交差点で線路敷きの道と国道が交わります。さらにその先の「大屋」交差点で右へと逸れる線路敷き道へと進みます。交差点名は”はくまい”だそうです
【三鍋王子〜芳養王子】
線路敷き道を行くと、井原隧道。道路用に造り直されたのでしょうか、鉄道用には見えません
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 10:56撮影 by  ,
6/26 10:56
線路敷き道を行くと、井原隧道。道路用に造り直されたのでしょうか、鉄道用には見えません
【三鍋王子〜芳養王子】
ミラーの足下に道標。田辺市標準タイプです
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 11:00撮影 by  ,
6/26 11:00
ミラーの足下に道標。田辺市標準タイプです
【三鍋王子〜芳養王子】
芳養川を渡ります
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 11:03撮影 by  ,
6/26 11:03
芳養川を渡ります
【三鍋王子〜芳養王子】
「芳養松原」交差点で国道424号を渡ります
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 11:05撮影 by  ,
6/26 11:05
「芳養松原」交差点で国道424号を渡ります
【三鍋王子〜芳養王子】
渡るとすぐに右手に芳養王子
【三鍋王子〜芳養王子】
2022年06月26日 11:06撮影 by  ,
6/26 11:06
渡るとすぐに右手に芳養王子
【三鍋王子〜芳養王子】
ここも大神社という村社に王子は合祀されたようです
【芳養王子にて】
2022年06月26日 11:06撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 11:06
ここも大神社という村社に王子は合祀されたようです
【芳養王子にて】
芳養王子の説明書きの前に古道のスタンプが置いてあります
【芳養王子にて】
2022年06月26日 11:07撮影 by  ,
6/26 11:07
芳養王子の説明書きの前に古道のスタンプが置いてあります
【芳養王子にて】
芳養の街中を抜け、国道に復します。そこに「牛の鼻」バス停【芳養王子〜出立王子】
2022年06月26日 11:26撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 11:26
芳養の街中を抜け、国道に復します。そこに「牛の鼻」バス停【芳養王子〜出立王子】
ここで天神崎への道を分けます
【芳養王子〜出立王子】
2022年06月26日 11:44撮影 by  ,
6/26 11:44
ここで天神崎への道を分けます
【芳養王子〜出立王子】
街中を右往左往しながら進みます。ここで曲がると出立王子
【芳養王子〜出立王子】
2022年06月26日 11:52撮影 by  ,
6/26 11:52
街中を右往左往しながら進みます。ここで曲がると出立王子
【芳養王子〜出立王子】
鳥居と小さな祠があります
【出立王子にて】
2022年06月26日 11:53撮影 by  ,
6/26 11:53
鳥居と小さな祠があります
【出立王子にて】
出立王子全景です
【出立王子にて】
2022年06月26日 11:53撮影 by  ,
6/26 11:53
出立王子全景です
【出立王子にて】
行き過ぎたことに気づき、潮垢離場跡に戻りました。しかし、碑が残るばかりでした
【出立王子〜いったん潮垢離場〜高山寺】
2022年06月26日 12:00撮影 by  ,
6/26 12:00
行き過ぎたことに気づき、潮垢離場跡に戻りました。しかし、碑が残るばかりでした
【出立王子〜いったん潮垢離場〜高山寺】
改めて進み、会津川右岸を遡行し高山寺へ
【高山寺にて】
2022年06月26日 12:16撮影 by  ,
6/26 12:16
改めて進み、会津川右岸を遡行し高山寺へ
【高山寺にて】
境内に上がりました。堂宇が立ち並びます。立派な塔もあります
【高山寺にて】
2022年06月26日 12:19撮影 by  ,
6/26 12:19
境内に上がりました。堂宇が立ち並びます。立派な塔もあります
【高山寺にて】
本道【高山寺にて】
2022年06月26日 12:29撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 12:29
本道【高山寺にて】
池の中にもお堂
【高山寺にて】
2022年06月26日 12:29撮影 by  ,
6/26 12:29
池の中にもお堂
【高山寺にて】
戻って先へ。引き続き会津川右岸を遡ります。途中で前を見ると、高尾山がどっしりと居座ります
【高山寺〜秋津王子】
2022年06月26日 12:37撮影 by  ,
6/26 12:37
戻って先へ。引き続き会津川右岸を遡ります。途中で前を見ると、高尾山がどっしりと居座ります
【高山寺〜秋津王子】
秋津王子に向けて、人道橋を渡り引き返すように進みます。木陰に王子跡がありました。小さな公園になっており、ベンチもあります。ここで昼食にしました
【秋津王子にて】
2022年06月26日 12:44撮影 by  ,
6/26 12:44
秋津王子に向けて、人道橋を渡り引き返すように進みます。木陰に王子跡がありました。小さな公園になっており、ベンチもあります。ここで昼食にしました
【秋津王子にて】
進みます。橋は青木人道橋。本来の古道ルートです。奥には香呉谷山、龍神山などでしょうか
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:04撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 13:04
進みます。橋は青木人道橋。本来の古道ルートです。奥には香呉谷山、龍神山などでしょうか
【秋津王子〜万呂王子】
青木人道橋のすぐ先で堤防から右折して下ります
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:07撮影 by  ,
6/26 13:07
青木人道橋のすぐ先で堤防から右折して下ります
【秋津王子〜万呂王子】
進んでいくと、道ばたに秋津王子安井宮跡の石碑があります
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:10撮影 by  ,
6/26 13:10
進んでいくと、道ばたに秋津王子安井宮跡の石碑があります
【秋津王子〜万呂王子】
安井宮跡の石碑です
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:10撮影 by  ,
6/26 13:10
安井宮跡の石碑です
【秋津王子〜万呂王子】
古道ルートを進みますが、街中のふつうの街路です。曲がり角には何らか標示があります
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:17撮影 by  ,
6/26 13:17
古道ルートを進みますが、街中のふつうの街路です。曲がり角には何らか標示があります
【秋津王子〜万呂王子】
左会津川を渡ります
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:20撮影 by  ,
6/26 13:20
左会津川を渡ります
【秋津王子〜万呂王子】
渡ったところで左折。左岸を進みます
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:21撮影 by  ,
6/26 13:21
渡ったところで左折。左岸を進みます
【秋津王子〜万呂王子】
須佐神社に到着しました
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:27撮影 by  ,
6/26 13:27
須佐神社に到着しました
【秋津王子〜万呂王子】
石段の上の神社にお詣り
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:28撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 13:28
石段の上の神社にお詣り
【秋津王子〜万呂王子】
熊野橋に来ました。帰りもここまでは戻ってきます
【秋津王子〜万呂王子】
2022年06月26日 13:44撮影 by  ,
6/26 13:44
熊野橋に来ました。帰りもここまでは戻ってきます
【秋津王子〜万呂王子】
橋の先で万呂王子跡を探しますが、なかなか見つかりません。梅林をじっくり覗くとこれを見つけました
【万呂王子にて】
2022年06月26日 13:54撮影 by  ,
6/26 13:54
橋の先で万呂王子跡を探しますが、なかなか見つかりません。梅林をじっくり覗くとこれを見つけました
【万呂王子にて】
北側の作業道から梅林を見ると、実は見えていました
【万呂王子にて】
2022年06月26日 13:56撮影 by  ,
6/26 13:56
北側の作業道から梅林を見ると、実は見えていました
【万呂王子にて】
今度は南側の車道から梅林を見ます。ちょうどこの林の奥に史跡跡があります
【万呂王子〜下三栖交差点】
2022年06月26日 13:57撮影 by  ,
6/26 13:57
今度は南側の車道から梅林を見ます。ちょうどこの林の奥に史跡跡があります
【万呂王子〜下三栖交差点】
ここで左の道へ
【万呂王子〜下三栖交差点】
2022年06月26日 14:01撮影 by  ,
6/26 14:01
ここで左の道へ
【万呂王子〜下三栖交差点】
途中で三栖廃寺に立ち寄ります。廃寺跡はここを左折します
【万呂王子〜下三栖交差点】
2022年06月26日 14:03撮影 by  ,
6/26 14:03
途中で三栖廃寺に立ち寄ります。廃寺跡はここを左折します
【万呂王子〜下三栖交差点】
廃寺跡は国の史跡です
【万呂王子〜下三栖交差点】
2022年06月26日 14:06撮影 by  ,
6/26 14:06
廃寺跡は国の史跡です
【万呂王子〜下三栖交差点】
礎石があります
【万呂王子〜下三栖交差点】
2022年06月26日 14:07撮影 by  ,
6/26 14:07
礎石があります
【万呂王子〜下三栖交差点】
下三栖までやってきました。これで5月の潮見峠越えとトレースが繋がりました
【下三栖交差点にて】
2022年06月26日 14:13撮影 by  ,
6/26 14:13
下三栖までやってきました。これで5月の潮見峠越えとトレースが繋がりました
【下三栖交差点にて】
中辺路はここで潮見越えと稲葉根から富田川沿いの道とに分かれます
【下三栖交差点にて】
2022年06月26日 14:13撮影 by  ,
6/26 14:13
中辺路はここで潮見越えと稲葉根から富田川沿いの道とに分かれます
【下三栖交差点にて】
橋谷第二踏切を越えて県道へ
【下三栖交差点〜橋谷BS】
2022年06月26日 14:45撮影 by  ,
6/26 14:45
橋谷第二踏切を越えて県道へ
【下三栖交差点〜橋谷BS】
橋谷バス停に到着しました。渋滞しているのでバスも遅れるかも
【橋谷BSにて】
2022年06月26日 14:49撮影 by  ,
6/26 14:49
橋谷バス停に到着しました。渋滞しているのでバスも遅れるかも
【橋谷BSにて】
3分遅れでやってきました。京はこれでおしまい
【橋谷BSにて】
2022年06月26日 15:00撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
6/26 15:00
3分遅れでやってきました。京はこれでおしまい
【橋谷BSにて】
撮影機器:

感想

 土曜日に予定した山の会の山行きが天候不順で中止となった。明けて26日も天候が芳しくはない上に、朝起きると天気予報の様相が様変わりしていた。結局今週は諦めかとも思ったが、少々出を遅らせたら行けそうに思い、再検討。雨上がりの中でもあるので、山と言うよりは古道歩きであれば無理ないと考え、紀伊路の田辺側を目指すこととした。
 電車で岩代駅に降り立つと、予報の読み取り通り、雨が上がっていた。
 このコースはもっと朝早くに行くような計画を立てていたので、3時間遅れになると、帰りのバスがない。バス道まで3km近くも余計に歩く必要があるのだが、出たとこ勝負とした。
 岩代駅から東へと進む。遙か30年以上も前に来たことがあるのだが、その頃の記憶は殆どない。梅林だけではなく梅加工場もある中を穏やかに進む。加工場のためか、梅の酸っぱい匂いが時折漂ってくる。
 上がり下がりが続いてやっと千里王子に向かうところで山道が現れる。しかしそれもわずかしか続かず、また舗装路へ。未舗装の作業路になり、JRの線路をくぐる。電車からでは気づきもしなかったアンダーパスを抜けると、いや抜けようとするとすでにそこは砂浜であった。天気が今ひとつなので海水浴気分ではないが、山歩きにはなじまない砂浜を踏みしめて歩く。小川を渡り、千里王子に到着。この王子は珍しく廃止後も安政期の建物が残されたとのこと。ひとしきり歴史に浸る。
 そこからは石畳を上り千里観音を過ぎて再び線路沿いへ。線路に並行する山道をしばし進んで作業道へ。その途中にはカニがいた。海からはそこそこ離れているようにも思うのだが、ちょくちょくカニが現れる。これも山歩きには疎遠な光景で、ちょこちょこ動き回るその姿を目で追う。
 作業道を上り車道へと移る。上り切ったところに地蔵。南部峠とのこと。低いがこれだけ昇降があれば、立派な峠越えのようにも思えてしまう。
 作業道を下っていき、南部川の手前で国道に寄り添い、川越してからは山側に移って街中へ。すぐに三鍋王子が現れる。ここでようやく一息つく。それからしばらくも南部の街中を進み、南部駅へ。駅はコースからは100mくらい外れているのだが、見えているので立ち寄り。紀勢線標準タイプの木造駅舎をリノベしたもののようだが、大きさは他の小駅よりは一回り大きい。
 そこからも舗装路を進むのだが、南部駅から先には案内がない。どうやら千里王子、三鍋王子を含む区間は古道のにおいも残るのだが、ここから芳養、田辺にかけては街中の車道歩きばかりだ。だからなのか、みなべ町も東西で対応が全く異なるのも驚きだ。
 国道から旧紀勢線敷を利用したと思われる道を行く。40年も前のものなので、今や鉄道の痕跡は見つからない。ひょっとしたら何かあるのかもしれないが、ハイカーが気づくようなものはなさそうだ。
 「白馬」交差点、「大屋」交差点と、できたばかりの国道42号を横切り、その先でまた廃線敷道を行く。井原隧道をくぐるが、これも道路用のもので、ここに鉄道トンネルがあったのかどうかもわからない。
 「芳養松原」交差点で国道424号を渡って海側に出ると芳養王子。今は大神社という村社に合祀されているようだ。しばし休憩。
 芳養の街中に続く旧道を進み、国道424号に復する。合流して程なく「牛の鼻」。しかし名前の由緒書きは特にない。
 そこからも国道を進み、田辺市街へ。「明洋」交差点を右折し海縁へと続く県道210号へ。標示に従いいったん海側の道に出て、再び先ほどの道へと戻る。出立王子まで来てしまったが、潮垢離場跡が判らなかった。地図で見ると、先ほど前を通ったようである。口惜しいので戻って立ち寄った。
 途中で大粒の雨。通り雨と信じ、軒先を借りて雨宿り。案の定。ほどなく降り止み。
 道分石まで行こうか悩んだが、高山寺への直接ルートを取ることに。まっすぐ会津川右岸を遡る。高山寺では長い石段を登ってお詣りもした。さらに右岸を遡り、秋津王子に向けて川を渡り右岸へ。
 秋津王子は今や石碑のみ。ただし、周囲が整備され、小さな小さな公園のようになっている。ここで昼食。テーブル脇に「マムシに注意」と書かれた注意書きがあるのが気になるが、テーブルと椅子があることが勝った。
 食後、また車道歩き。秋津王子安井宮跡、須佐神社を経て万呂王子跡へ。ところが王子跡が見つからない。地図に書かれた位置にはGPSを頼ってもたどり着ける道が見当たらない。梅林の中でかがみ込みじっと見渡すと、畑の端に白い標柱が見える。梅の木をくぐって進むとそれが跡を示す唯一の痕跡だった。
 そこからも変わらない車道歩きを続け、三栖廃寺跡。国の史跡だ。更に進んで下三栖へ。5月に来て以来だ。さて、ここからは稲葉根に行くか紀伊新庄付近に出るか、紀南病院に行くか。立ち止まってバスを調べる。時間的にはギリギリ紀伊新庄駅近くの橋谷バス停からの田辺駅行きに間に合いそうだ。
 歩かないだけならば紀南病院でもよくて、のちの電車にも変わりはないのだが、ちょっとでも早く田辺駅に着き、どこか涼めるところに入りたい。
 午後になって暑さを連れてきた太陽の下、橋谷まで淡々と歩く。芳養からの道すがらで飲み物を足したのだが、今更ながら、足してよかった。前回よりも余計に持ってはいたのだが、消費はそれを上回った。
 紀伊路はあとひと区間となったが、この先の季節は歩きにくい。昨年200m程度の山々でも暑すぎたのだから、ましてやだ。
 さて、次は7月。どこに行こうか。

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