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Yamareco

記録ID: 445526
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

今年も春の農鳥岳へ 

2014年05月10日(土) ~ 2014年05月11日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
13:21
距離
23.9km
登り
3,586m
下り
3,552m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4/ 10
駐車地10:45―11:35発電所取水口ー12:45倒壊小屋上―14:15大門沢小屋
4/11
大門沢小屋4:00―(間違った尾根を登り途中で雪渓に下る)―雪渓6:00ー6:35通常ルート合流―8:10大門沢下降点8:20―9:10農鳥岳9:25―9:50大門沢下降点―10:50雪渓末端11:00―11:20大門沢小屋11:35―13:20発電所取水口―14:05駐車地
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
発電所駐車場近くの空き地(橋のたもと)
コース状況/
危険箇所等
橋が落ちたり壊れている所があります。
渡るのにちょっとやっかいなのは小屋近くの橋で、落ちているので渡渉に手間取りました。(この付近は水量も多く傾斜もあり、なかなか良い所が無い。)
また、小屋手前の個所は小さな木の倒木で塞がれている状況ですが、避けて通るのは容易です。

残雪状況
小屋までの間に横切る小沢には残雪がありスノーブリッジになっていて、落ちることが2回あった。
小屋の少し上から登山道に雪が出てきます。以降はずっと雪ありですが、上部(冬ルート)の這い松帯は雪が無く、うまくルート取りをしないと苦労します。稜線の大門沢下降点付近は雪が消えています。

登ったルートの概要
大門沢小屋から上で一般ルートの尾根の手前の尾根を登ってしまい、2200mあたりで右(北)に回り込むように下って雪渓に降り、これを登って一般ルートに2420mあたりで合流しました。
そのあとはほぼ直登気味に急な尾根を登りました。
樺帯に入ったあとの這い松帯は、切り開きに近い状態の所をうまく繋げれば苦労しないと思われますので、酷いなと思ったら逸れたとみて戻った方が得策です。
大門沢下降点への斜上は一部夏道が出ていました。
帰りは登った沢を下りました。一般ルートに赤布などありますが、あまりあてにしないで、右手(南側)に下った方が良いと思われます。
一般ルートの尾根の取り付き点を過ぎさらに本流の雪渓末端(1860m)まで下り、河原を歩いて下った後に南沢の出合(1840m)を少し登り返すと一般道に合流、小屋へと帰りました。

地図のGPSトレース、小屋から上はほぼ正確と思われますが、下部はデタラメに乱れています。
ここからスタートです。
2014年05月10日 10:56撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/10 10:56
ここからスタートです。
林道を少し歩くとゲート、ここにも2台ほど停められます。
2014年05月10日 11:00撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/10 11:00
林道を少し歩くとゲート、ここにも2台ほど停められます。
遠く稜線が。
2014年05月10日 11:19撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 11:19
遠く稜線が。
林道終点間近に登山口。
2014年05月10日 11:28撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5/10 11:28
林道終点間近に登山口。
新緑の沢沿いの道。
2014年05月10日 11:48撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 11:48
新緑の沢沿いの道。
これでも渡れます。
2014年05月10日 12:30撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 12:30
これでも渡れます。
気持ち良い道だ。
2014年05月10日 12:47撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 12:47
気持ち良い道だ。
危ないスノーブリッジ。
2014年05月10日 13:43撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 13:43
危ないスノーブリッジ。
稜線も少し近づいて見えるような。
2014年05月10日 13:59撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 13:59
稜線も少し近づいて見えるような。
ここは飛び石で。
2014年05月10日 14:16撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 14:16
ここは飛び石で。
小屋近くの橋が流されている。この渡渉は難儀した。対岸の倒木による荒れ状態が少しわかるかな。
2014年05月10日 14:18撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 14:18
小屋近くの橋が流されている。この渡渉は難儀した。対岸の倒木による荒れ状態が少しわかるかな。
大門沢小屋。
2014年05月10日 15:45撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 15:45
大門沢小屋。
小屋内部。今日の泊りはたった一人。
2014年05月10日 15:46撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 15:46
小屋内部。今日の泊りはたった一人。
小屋内からの富士山。
2014年05月10日 14:43撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 14:43
小屋内からの富士山。
南沢を渡った後、小尾根を乗越ます。そこから少し行った辺りで沢に降りる所を尾根に向かって行ったのが間違いのもと。
2014年05月10日 15:09撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 15:09
南沢を渡った後、小尾根を乗越ます。そこから少し行った辺りで沢に降りる所を尾根に向かって行ったのが間違いのもと。
尾根を登る途中から、今朝の富士山。
2014年05月10日 17:24撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/10 17:24
尾根を登る途中から、今朝の富士山。
このあたりはまだ良かったが、そのあと急登になり右に転進。
2014年05月11日 04:55撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 4:55
このあたりはまだ良かったが、そのあと急登になり右に転進。
明るくなりはじめる。
2014年05月11日 04:56撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 4:56
明るくなりはじめる。
沢に降りてから、写真右側の小沢を登る。登りつめるとほぼ夏道と思われる個所に出た。(まっすぐの沢は広河内岳へ)
2014年05月11日 06:01撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 6:01
沢に降りてから、写真右側の小沢を登る。登りつめるとほぼ夏道と思われる個所に出た。(まっすぐの沢は広河内岳へ)
かなり高い所まで登ったことがわかる。
2014年05月11日 06:08撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 6:08
かなり高い所まで登ったことがわかる。
標識発見。たぶんジグザグを切って登っているものと思われるが、かなりの傾斜を直登する。
2014年05月11日 06:54撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 6:54
標識発見。たぶんジグザグを切って登っているものと思われるが、かなりの傾斜を直登する。
冬ルートの樺帯到着、ヤレヤレ。
2014年05月11日 07:26撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 7:26
冬ルートの樺帯到着、ヤレヤレ。
と思ったが、その後の這い松帯は雪が無い。ヤブ漕ぎした後を振り返る。
2014年05月11日 07:51撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 7:51
と思ったが、その後の這い松帯は雪が無い。ヤブ漕ぎした後を振り返る。
広河内岳が間近。
2014年05月11日 07:52撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 7:52
広河内岳が間近。
そのあとの這い松帯はけもの道に近い切り開きを探しつつ登る。
2014年05月11日 08:05撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 8:05
そのあとの這い松帯はけもの道に近い切り開きを探しつつ登る。
大門沢下降点到着。
2014年05月11日 08:33撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 8:33
大門沢下降点到着。
農鳥岳は近く見えるがまだまだ。
2014年05月11日 08:30撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 8:30
農鳥岳は近く見えるがまだまだ。
下降点からの富士山。
2014年05月11日 08:29撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 8:29
下降点からの富士山。
大唐松尾根。
2014年05月11日 08:34撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 8:34
大唐松尾根。
山頂間近、登ってきた山稜を振り返る。
2014年05月11日 09:19撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:19
山頂間近、登ってきた山稜を振り返る。
農鳥岳山頂。後は間ノ岳、遠くに北岳がちょこっと。
2014年05月11日 09:28撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:28
農鳥岳山頂。後は間ノ岳、遠くに北岳がちょこっと。
北岳と吊り尾根。
2014年05月11日 09:29撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:29
北岳と吊り尾根。
北岳アップ。
2014年05月11日 09:32撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:32
北岳アップ。
間の岳、日本第3位の高峰になりました。
2014年05月11日 09:29撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:29
間の岳、日本第3位の高峰になりました。
塩見岳と蝙蝠岳、蝙蝠岳の後ろは重なって見えますが荒川岳。
2014年05月11日 09:30撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:30
塩見岳と蝙蝠岳、蝙蝠岳の後ろは重なって見えますが荒川岳。
この部分をアップすると、赤石岳も見えました。
2014年05月11日 09:30撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:30
この部分をアップすると、赤石岳も見えました。
そして富士山。
2014年05月11日 09:30撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:30
そして富士山。
鳳凰山。
2014年05月11日 09:32撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:32
鳳凰山。
帰ります。真正面は笊ヶ岳。
2014年05月11日 09:40撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 9:40
帰ります。真正面は笊ヶ岳。
ここを下ってきました。
2014年05月11日 10:52撮影 by  EX-Z370, CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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5/11 10:52
ここを下ってきました。

感想

農鳥岳は自宅からも見え、最も近い位置にある3000m峰で身近に感じる山です。(ただし、富士山を除いて)
昨年、ほぼ同時期(4/27、28)に登りましたが、その時に比べて上部は雪解けが進んでいる感じがしました。(昨年よりも二週間遅れの影響か?。)
尾根の取り付きを間違えてしまい登るのに時間が掛かるかと思ったが、帰ってから比べるとほぼ同じだったので、体力はそこそこ維持しているかなと思い満足です。しかし疲れました。
来年はどうなるでしょうか。

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コメント

2年連続ですか!
2年続けての農鳥岳お疲れ様です
 
この時期の土曜日の夜で大門沢小屋はお一人ですか
それにしてもいいお天気に恵まれて最高の景色をゲットですね
 
自分も今年は是非とも北岳〜間ノ岳〜農鳥岳を歩きたいと思っていますが・・・
どうなることやら
2014/5/12 23:49
Re: 2年連続ですか!
この時期に農鳥岳に登る人は、ほとんど無しといったところですね。
トレースもわずか3〜4人程度のものが、稜線と雪渓に残っているのみでした。(連休の入山者らしい。)
樹林帯はルートが定めにくいので全くトレースは見つけられない状況です。
車が登山口にあることから釣り師は入っているようです。

月末は安倍奥のシロヤシオ、期待しているのですが?。
2014/5/13 10:43
お疲れさまでした。
いつもtoshi-17さんのレコ、参考にさせてもらっております。
有難うございます。

我々の時はちょうど写真19枚目の辺りでしょうか、ここで下山しました。
ここより上は多分toshi-17さんと同様のルートを取ったと思います。

農鳥岳

ワタシも身近で何故か不思議な魅力の有る山だと思います。
6月に再チャレンジしますのでまたレコ参考にさせて頂きますね。

もちろん皆で!
2014/5/13 21:48
Re: お疲れさまでした。
コメントありがとうございます。
4月のK2さんたちのレコを見て(ちょうどこの日は別の山行で行けなかったのですが)、今年はまだ雪も多く踏み抜きもありそうだな、と思っていました。
2週間遅れだったのですが、安易に行ったのでルートを間違え転向したのは傾斜もきつくなり踏み抜きがあったからで、K2さんたちが辿ったと思われる雪渓に出た時には、今日は帰ろうと思ったくらいでした。
しかし、意外と雪渓の締まり具合が良くて順調に行けて良かったです。
どこかの山でばったりなんて・・・。
これからもよろしくお願いします。
2014/5/14 7:17
さすが超人!
トシさんこんばんは!
農鳥岳さすがですね〜!しかも2年連続でしたか!

GW前半に3人でトライしたのですが、ワタシがブレーキで撤退でした
山頂から見る北岳が美しいですね〜
お疲れさまでした!

※ちなみに3人組のリーダーが、↑のK_2さんです!
2014/5/13 21:49
Re: さすが超人!
何をおっしゃいますか、大菩薩のときはすごくパワフルに登って来るのを見て、「すごい人(遠くて見た時は男の人かと思ったくらいでした)がいるものだ」と話していたくらいなんですよ。
よく行く山域が違うので会うことはまず無いだろうと思われますが、これからもよろしく。
2014/5/14 7:26
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