車山肩から霧ヶ峰周回


- GPS
- 04:56
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 421m
- 下り
- 400m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 4:51
天候 | 曇り時々晴れ 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
踏み跡明瞭で道標も各所にあり、危険な場所はみられなかった。 |
写真
感想
車山肩駐車場には3:58に到着。スキー場付近から濃霧のためクルマの速度を極端に落として運転してきた。到着時の外気温は15℃くらい。風がないので長袖シャツ1枚でも寒さは感じなかった。自宅よりここまでノンストップで運転してきたのでさすがに疲れた。でも日の出の時間も間近だし、時間の経過と共にハイカーや観光客が多く訪れると思われたので、食事と準備を手早く済ませて4:18に行動開始。とは言え徒歩2分のトイレに入ってまずは用足し。Zさんは準備に時間がかかったのでそれを待つと、結局出発は4時半になってしまった。日の出の早い時期なので、ヘッドライトはもう要らなかった。出発しても外のガスは相変わらずで、駐車場付近にはニッコウキスゲが多く咲いていたが、周囲がまだ暗くて写真に写すほどの状況ではなかった。とりあえず車山を目指して坂道を登る。気温が低くガスに覆われているため、歩いても暑さは感じない。標高が既に2000メートル近いことも影響しているだろう。風もほぼないのでシャツ一枚で歩いているとちょうど良い加減だった。登山道脇にはハクサンフウロが咲いていた。Zさんはまだ暗い中カメラのシャッターを押していた。出発から30分も経過すると傾斜はなくなり山頂のレーダードームが見えるはずだが、今日は視界が10メートル程度しかなくて全然見えなかった。そんな中5:03に車山の山頂に到着。ガスで展望はなし。さすがにここまで来ればレーダードームは見えたが、周囲に見えるはずのアルプスなどは全く見えず。残念だがこのガスでは仕方ない。ガスが取れるのを待ちたかったが、風が弱くてガスが取れそうになかったので、特に待たずに先に進む。最近できたお立ち台からは南アルプスや八ヶ岳がよく見えるはずだが、今日は真っ白がガスしか見えなかった。心の目で見るしかない。
展望のない山頂から下り、車山乗越に至る。途中には電気柵に囲まれたニッコウキスゲが見られた。ハクサンフウロやウツボグサも咲いていた。ニッコウキスゲはシカの食害から守られているのだろうか。車山周辺ではどこも電気柵の中に囲まれていた。そのため近寄って写真を撮ることが出来ず、その点が少し残念だった。乗越からは蝶々深山を目指す。少し下った後緩い登り返し。周囲にハイカーや観光客の姿は全く見えない。6:12に蝶々深山に到着。ガスの下に降りてきたので展望はあったが、車山の山頂方向はまだガスに覆われていた。出発から1.5時間以上水分のみで歩いてきたが、まだ空腹は感じなかったのでここも水分のみで先に進む。青々とした草が生い茂る草原を歩く。天気は今ひとつだが、気分は良い。9:07に物見岩到着。無人。ここで腰掛けて休憩する。持参した食料を食べる。眼下にはこれから目指す八島湿原が広がって見えた。また、遠くに斜面が黄色く色付いて見えるところがあり、ひょっとしてニッコウキスゲの群落か?とおもったが、その後進んでやはりそうだと分かった。かなり遠くからでも黄色の花は目立つ。でも取りあえずは緩い下りを進む。天気は一時ガスが取れて晴れてきたが、その後やはりガスが覆われるようになる。太陽が照らないので涼しいが、やはり青空の下歩きたいと思った。分岐を過ぎると鎌ヶ池をかすめるように木道が通してある。そしてこの辺りからお待ちかねの高山植物が色々見えるようになる。電気柵に囲まれていないニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、ノアザミ、ノハナショウブ等々。色々咲いてるので、見ていて飽きない。何より止まって写真を撮るので先に進む速度が落ちる。でもここまで来て花を見ずに進むのももったいないのでゆっくり見つつ進む。八島湿原は秋には来たことがあったが、7月のこの時期は花が多くて楽しめる。想像以上に多かったと言っても良いくらいだった。
八島湿原を一周し、あとは駐車場まで登り返し。標高が下がったので蒸し暑さを感じるように。木道歩きが終わると時折車道近くを歩きながら緩く登る。沢渡まで来ると駐車場まであと30分で戻れると分かる。到着が9時前になりそうで、さすがに早いので少し大回りして車山湿原を再度目指すことに。が、こちらの湿原はほとんど花が咲いておらず、八島湿原とはだいぶ趣が異なった。それでも草原を吹く風は心地よく、まさに天然のクーラーと言えた。今日二度目となる車山乗越付近で再度車山に登り返すか、それともこのまま斜面を上がって駐車場に戻るが考えるが、車山方向はやはりガスがかかっていて、周囲の山が見えたとしても遠望は効きそうにもなかったので、このまま駐車場へ直接戻ることに。今回は青空やアルプスの眺望はなかったが、霧ヶ峰なので仕方ない。しばし歩いて駐車場付近に戻る。朝に比べて観光客の姿が見えるようになった。ニッコウキスゲを見に行くと、結構遠くまで畑のようになっていた。黄色はやはり目立つと思う。しばし観光客に混じり歩いた後9:07に駐車場に戻る。出発から4.5時間ほどのゆるハイクだった。駐車場は満車状態で、空きを探してクルージングしているクルマも多かったので、手早く後片付けして肩駐車場を後にする。次回7月にニッコウキスゲを見に来るなら、是非青空の下としたい。
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