【北海道遠征三日目】狩場山（狩場山千走登山口pより）

2022年07月09日(土) [日帰り]

• GPS: 05:58
• 距離: 9.3km
• 登り: 875m
• 下り: 881m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:36
• 休憩: 0:23
• 合計: 5:59

距離 9.3km 登り 882m 下り 884m

6:36 スタート地点
6:49 千走登山口
9:37 南狩場山
10:07 10:29 狩場山
10:43 南狩場山
12:20 12:21 千走登山口
12:35 ゴール地点

天候

晴れ後曇り（山頂付近雲のガス）
眺望は限定的に日本海見えた）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・ニセコの宿から片道二時間半くらい
・途中コンビニ（ローソン）一軒のみ

コース状況／危険箇所等

・登山ポストなし
・コース上白樺の倒木多数あり、幾度となく頭打つ。
・未だ雪渓が多く残り、急斜面は注意してください。
・登山路にヒグマのフンあり。（自動車の帰り道に同じフンとヒグマにも遭遇した。
野生のヒグマに会うのは初めてでしたが大きかった。
・ぬかるんだ場所も多く足元汚れます。

その他周辺情報

・温泉ありますが寄ってません。
・海岸通りに出て右折、すぐにプチレストラン「かりんぱ」の『うに丼あり看板』に釣られ、地元産ウニを埋め尽くしたどんぶり定食2,900円頂きました。

写真

7/9 3:56

ペンションの自室から見える「ニセコアンヌプリ」

7/9 4:25

山頂部をやっと拝められた「羊蹄山」

7/9 5:37

2時間以上かかり「狩場山」の登山口駐車場は未だ着かない。日本海側は晴れ予報だったので綺麗に狩場山方面の山並みが見えます。

7/9 6:01

林道出口近くの温泉宿「千走川温泉」を通過します。
結局、24時間コンビニはなく途中の黒松内町にローソン看板が見えたが通り道ではなかったためスルーしてしまった。朝飯抜き決定！

7/9 6:40

駐車場の写真忘れました。実は車内にゲーターが無く、どうやら羊蹄山の洗い場で忘れたようです。洗ったことは覚えていることと駐車場を離れる時に車周りには何もなかったためです。もんもんとしながら雪渓もあるし泥道が予想されるなど考えていたため忘れたんでしょうね。あの雪渓を通るとはこの時点ではわかってなかった。。。

7/9 6:49

しばらく舗装道を歩くと狩場山登山口到着。

7/9 6:49

この先の林道は閉鎖されていました。

7/9 7:00

白樺と笹・シダの森をしばらく登る。まずは1合目

7/9 7:11

2合目

7/9 7:28

3合目

7/9 7:42

4合目
途中、エゾリスを見たり、黒い糞（ヒグマかな）がありました。

7/9 7:42

4合目で休憩。周りは笹薮に囲まれている。止まるとクマ除け鈴の音が止むので辺りを警戒！

7/9 7:42

前後の笹薮リアルに怖くなる。未だヒグマの痕跡はない。ただ朝飯抜きの影響が出始める。脚が進まなくなり行動食（羊羹やアミノバイタルゼリー）を取る。

7/9 7:47

少しゆっくり進む

7/9 7:47

花も見ながらね。

7/9 7:48

笹原になり天気も晴れ。暑い！

7/9 7:52

低めの雲が山頂方面に流れてくる。

7/9 7:55

日本海が見える。風車も見える。

7/9 7:58

5合目

7/9 8:01

雲が掛っている。駐車場で会ったグループ（男1女3）に追いつき先行させて頂きました。

7/9 8:16

登山道に雪渓を渡る場面がやってきた。

7/9 8:36

雪渓の端が氷になっているので慎重にステップ作って進む。

7/9 9:03

もうちょっとなのか1420mhの表示？

7/9 9:05

9合目じゃあ！

7/9 9:05

あそこが南狩場山だろう。先はガスガスだなあ。

7/9 9:22

ガス、風無い場所で早めの昼飯と休憩を取る。後続の4人に抜かれる。

7/9 9:35

南狩場山登頂！1464m

7/9 9:36

記念撮影です。

7/9 9:36

空は白かった。

7/9 9:46

斜面にモヤモヤ、先見えず。

7/9 9:49

結構大きな雪渓が未だありますね。ここは平らなのでそのまま進む。

7/9 9:50

御池があります。「親沼」です。

7/9 9:50

先が見えませんが大きいのかな。

7/9 9:54

「小沼」もありました。これは小さい。

7/9 9:54

植物の種類が変わった。

7/9 9:55

小さなフキの群生かな？

7/9 10:00

やっと着いた。狩場山山頂！1520m登頂しました。途中で腹ペコになったためアルファ米で昼食を食べている時に4人グループ（大阪から来た方々）に抜かされていました。

7/9 10:01

記念撮影！

7/9 10:01

三角点タッチ(^^♪
皆さん昼食中だったので途中の出来事（熊間違え騒動）についておしゃべり、朝飯抜きで登ったら元気が続かないためペースあがらないことなど話していたら親父さんがカップめんを喰え喰えと断れず、ありがたくいただきました。本当にありがとう！

7/9 10:22

三角点周辺

7/9 10:23

途中、私をヒグマと間違えたお母さんに撮って頂きました。
最初に登山道からの外れた雪渓を見た後、笹薮をショートカットして出た所にちょうど追い越したグループとご対面した。危うく熊スプレーを打たれるところだということが山頂での会話でわかった。危ない！

7/9 10:25

あの山並みは、今朝海岸から撮った山並みを反対から見ていると思う。

7/9 10:25

少し雲が取れて日本海も見えた。

7/9 10:26

4人グループは下山開始！

7/9 10:27

最後の1枚

7/9 10:28

倒れた山頂標

7/9 12:20

山頂で頂いたカップ麺の効果なのか非常に早く下山できました。

7/9 12:25

7/9 12:27

7/9 12:27

7/9 12:28

記憶にないけど雪が道路を塞いでいたから先には行けなかったということ帰り道で気付く。

7/9 12:29

山から見えた雪渓

7/9 12:30

ここから見えるあの辺からだな。

7/9 12:30

駐車場へ戻りました。レコはここで終了。

7/9 13:32

下山後、国道へ出てすぐにあったレストランで「うに丼定食」2900円を頂く！うまかった！！11日最終日に積丹半島まで行って食べることになるうに丼と値段の差にびっくり！ここにもう一度来ればよかった（泣）

7/9 13:38

かりんぱ店内

7/9 15:34

帰り道ペンションへ直帰せず、羊蹄山へ直行！落とし物（忘れ物）として届られているのかどうか。まずは靴の洗い場へ行って周辺を探そうと行ってみたら脇に白い袋があるじゃあないですか。よかった。残っていたのだね。

7/9 15:34

置き忘れにご注意ください。

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

ASUS_X01AD asus

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

kumechan377618

北海道遠征三日目は狩場山です。計画では余市岳又はニセコアンヌプリを計画していました。天気予報からこの2山は適さない予報だったため狩場山としました。元々北海道遠征計画に入れなかった理由が2つありました。一つ目は宿から2時間以上かかること二つ目はヒグマが確実にいること。では今日の山行を振り返ってみます。
疲れが溜まってた三日目の登山で早朝出発、道中にコンビニ無く朝飯抜き、昨日の羊蹄山でゲーター置忘れなどボケボケ状態で登山開始。最初からペースが上がらず朝飯抜きを甘く見ていました。朝飯はしっかり食べないとだめだめです。
登山途中でのトラブルとして白樺の森を抜ける中で倒木、太い枝が多数あり何度も頭を打ちました。ヘルメットかぶって来ればよかったと思えるくらい。過去最多だったと思う。6回以上あまりにも痛かったので痛み止めを飲んでしまった。
次は雪渓が数か所にいろいろなパターンであったこと。実は雪渓を登山で歩くのは初めてでした。斜度のある雪渓では笹薮へ入って迂回するか、ステップを造りながら進むか、最初はステップ造ったけど体力を奪われました。全般的に体力消耗の原因の一つになったと思います。
動物との遭遇について登山道内でエゾリスとヒグマの糞らしきもの見ました。黒いべちゃっとしたやつでした。下山後レストラン内にヒグマの情報に同じ内容の糞情報あったので間違いないと思います。登山道にいたようです。本日の登山者数は2人、2人、4人、1人（自分）の順番でした。偶然だけど4人のお父さんお母さんたちがいて助かったかも。
4人グループと登り途中で笹藪から出てきた私をヒグマと間違えて熊スプレーで撃たれるところでした。状況としては最初の雪渓を見たくてコースアウトした私が入り口へ戻らずショートカットして笹薮をガサガサさせてバアット登山道へ、ちょうどそこへ4人がやってきたためでした。先頭のお母さんが「ぎゃあ！熊が出た出たぁ！」叫びながら、すごい形相でこっちを見てた顔を思い出すと笑える。私は「こっちは熊じゃないよ！道間違えで出てきたよ」と言い訳はしました。山頂でヒグマ間違え事件の話をしたらどうも逃げた後、反撃の熊スプレー準備に入ってたんだ曰く、人間から攻撃される恐れがあるんだとわかった。このエピソードが深く印象に残って下山したのだが未だ終わりではなかった。
車まで戻って着替え支度を済ませ、車で林道（舗装路）を下ると登山道で見たより大きな糞（明らかに）があった。その後すぐの右カーブの右側にヒグマが待ってた（出てきた）こっちもびっくりだがヒグマも驚いたのか車から逃げるように反転森の中へ走っていった。危うく右ボンネットに衝突するところでしたが野生のヒグマ（本州でも野生の熊は見たことは無い）を見られたことは不幸中の幸いだったか。
国道へ出てから「うに丼看板」があったレストランへ入り、うに丼定食を食べ、ヒグマのことを話して落ち着きました。お店の奥さん曰く、この山には代々のヒグマが住み続けている（子孫）らしい。平気な顔で話しながら会わないように気を付けているそうです。ヒグマとの遭遇が今回の山行の最大エピソードとなりました。
ヒグマには目の前で会わないようにしましょう。お疲れ様でした。