四十八滝沢
- GPS
- 08:20
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,154m
- 下り
- 1,155m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山路は相変わらず急傾斜かつ濃い踏み跡という感じで悪め。 |
写真
感想
泊まり沢の予定が初日午後から、また2日目の天気も良くなかったので、代替の四十八滝へ日帰り沢へ。
全体的に滑ってて、気持ち良くなかった。
登攀は怖くて、お二人にお任せ。
2人とも、ほぼオールナチプロで登っていた。素晴らしい!!
やっと釣りデビューが出来ると思ったのに、、
また機会があれば宜しくお願いします〜
※備忘録
タイブロックと噛ませるカラビナは、薄い物だとテンションが掛からない時があるので注意。
泊まり沢計画が天候不順で流れ、代替の四十八滝沢へ。
去年、多くの滝を楽しんだ沢だが、結局一回もリードしなかったのが心残りではあった。
アプローチは暑さ以外あまり記憶に残ってなかったが今回もめちゃくちゃ暑いし長い!
とっとと沢に入りたくなり、やや変則的ルートで入渓。
去年は巻いた初滝に今年はチャレンジする。
セオリーは左から取り付いて水流トラバースしてそのまま直登だったと思うが、ヌメる岩の水流トラバースよりも右から取り付いてそのまま直登した方が登りやすいだろうと協議。
mjunさんが登るかな?と思い声をかけるも登って良いとのことなのでありがたくリードさせてもらう。
まず1段目を超えるところがやや足場不安定なので2ピン目としてハーケンを打つか、岩が割れたり、刺さっても緩かったりでだいぶ時間がかかってしまった。
リス、ハーケン、打ち込む向き等の見極めがまだまだ下手で、打ってから判明するケースが多い…
続いて水流右を直登しようとするもスラブ状でヌメリがあって嫌な感じ。
ランナーもハーケンくらいしか取れなさそう…と思っていたらまさかのハーケン弾切れに気づく。
ハーケンをまとめてアクセサリービナで持ち歩いていたところ、どうやら2ピン目に残りのハーケンを付けたままだったと発覚。
あまりの凡ミスに愕然とした…
そもそも登攀前に他メンバーのハーケンも受け取っておくべきだった。
まあハーケンがあってもここを直登は難しいので、直登は諦め少しだけクライムダウンして右側の草付きへトラバースするルートへ変更。
トラバースはランナウト気味だったが、木でランナーを2点取って落ち口へ。
支点となる木は無くどうしようかと思っていたところ、5mくらい先にけっこう大きめのクラックを発見、カム#1と#0.75の2つで固定分散の形を作って思いっきりガンガン引っ張ってテスト。
(去年の橋倉川本谷でmjunさんが作っていた支点を思い出した)
あとは落ち口までロープを伸ばして…と思っていたらロープいっぱいの笛が聞こえる。
支点からスリングで距離を伸ばしておくべきだったかと思いつつ、ギリギリ下の様子も見える位置だったのでそのまま引き上げポジションを作った。
2番手mjunさんが登っている間に周辺でトライカムの練習。
簡単に決まるには決まるがやはりクラックの深さがけっこう必要なのと荷重の向きが限定的なのは注意か…
ラストのtartletさん登攀時のロープ引き上げは、ルートの屈曲もあってロープが緩んだか分かりにくく、時折tartletさんがロープを引いて合図してくれたのがありがたかった。
時間はだいぶかけてしまったがなんとか初滝を登れて満足。
続く大滝はtartletさんリード。
最後の方の滝は再度僕がリードさせてもらえることになった。
この滝へ去年の登り方を忘れており新鮮な気持ちでのチャレンジ笑
序盤、右壁に残置ハーケンが1つあるし特に問題ない。
(ここでも一度他のランナーを取ろうとしてやや時間を使ったが)
最後の乗っ越す部分で足場がピンポイントしかない感じで、右壁の出っ張りにつま先を乗せて右側へ逃げるように越えた。
越えてからは10m強先にある木を支点とした。
去年は支点構築に難儀していた気がするが、30mロープだったので木まで届かなかったかも知れない。
その後は淡々と詰め、悪目の登山道(というか踏み跡)を下山。
ロープ登攀に時間がかかっており早いペースの遡行ではなかったが、リードを存分にさせてもらった印象で楽しい沢登りとなった。
沢としてはやはり滝ばかりなところが面白いけどヌメリが面倒ではあるなぁ
今回は好きなように歩かせてもらったしリードも存分にさせて頂き、tartletさんmjunさんには大いに感謝!
・ハーケンの決まるリスの目利きについて継続練習
・ハーケンを登攀前にシェア
・沢タビだとヌメリレベルが足裏の感触で一瞬で細かく分かるのが素晴らしい。靴だと安全を取るためやや過剰に対応しその分遅くなっているかも?
・トライカムの向き
この週は泊まり沢始めで金山沢に行く予定で、すっかり泊まり沢の準備をしていたのだけど・・・道の駅みとみで5:23更新のscwを見ると、前日までの予報では雨は夜の始まりくらいまでだったのに、日曜日の夜半から雨が強くなる予報。こりゃあかん、と1時間車で移動して、代替の四十八滝沢へ。mjunさんとの泊まり沢は、またもやお預け。
四十八滝沢は、昨年のCLトレメンバーで「強い先輩抜きで行けるようになろう」っていう触れ込みで初めて行った沢。そのときにはutagはリードはお預けだったので、utagのリベンジ戦でもあり、私も自分がリードしてなかった滝を試したいというのと、この1年でどれだけ感覚が変わったかを確かめられるという意味でも、代替としてはナイスチョイスだと思っていた。
駐車場からは長い登山道歩き。これをナメてて大失敗。ラピッドラッシュを着ていたのだけど、暑すぎて滝汗。在宅勤務で暑さ慣れしていないのも原因か、単に体力が落ちているのか。Tシャツを着ていけばよかった。
一旦初滝は巻こうってことで沢との合流地点は登山道をそのまま進んだものの、あまりの暑さにやっぱり入渓しようぜ、ってことで意見一致。初滝を改めて見てみると、右のラインからならいけるんじゃね?となる。とりあえず一番下の手の届く位置にハーケンを打ち(私がやったらリスの選択が悪くて時間かかった)、utagがリード。一段目を上がってからが時間がかかっていて、何も見えない身としては何が起きてるんだろう?と思ったが、自分も登ってみて納得。確かに水線に近い位置は登れないし、右側の草付きっぽいところも何気に悪い。これをリードしたutag、Good Job。去年は迷わず巻いたから、進歩ってもんだろうか。ちなみに、40mロープでも足りなかったらしく、あと余長僅かというところで笛を連続して吹いたのは意図がすぐ分かったらしいし、ラストで登攀するときにロープにテンションがかからない(屈曲しててロープがまだたるんでるのが分からなかった模様)からロープを数回引っ張ったのも、すぐに気が付いてくれたらしい。このあたりはutagが勘が良くて助かったものの、普段一緒に行かない人と行くときは合図を合わせておくポイントかもしれない。
続く大滝は、去年やらなかったってことで私がリード。定石通りに中段で水流を浴びながらトラバース(ここまではフリー)、ここでショートのハーケンで支点を作り、「やば、ショートのハーケン1本しかなかった」と焦る。メンバーからもう少し受け取っておけばよかった。次の支点は去年は残置があったはずだが、無くなってたのでV字ハーケンを打つ(Vが使えるリスがあって良かった。。)。次は「ここか?」というところに指を突っ込み、0.3を一発で決められたのは何気に嬉しかった。そこからのトラバースが多分ここの滝の難しいところ。上段だと体が反り返りそうなので、下段のステップを拾っていく。登攀はここまで、支点は一段上の木の根から折り返して伸ばしたが、40mロープじゃないと多分無理だったろう(まぁ、お助け紐で延長するなりすればいけるか)。というわけで、わりとすんなりと登れた。
続く七福の滝は去年私がリードしたのだけど、今年は「フリーでいいんじゃね?」ってことでロープは出さなかったが、ヌメりがあるからそこそこ怖く、ロープ出しても良かったんじゃないか疑惑。それにしても、今年は全般的にヌメりが多く、歩くにしてもかなり気を使った。
最後は去年tedtacさんがリードして「ここが一番難しかったんじゃね?」となった滝。ここは去年1回もリードできなかったutagに譲る。私の記憶通り、凹状になった上部が抜けにくい。細かいフットステップを拾って登ることになるので、結構リードだと怖かっただろうと思う。
ロープを出したのは3カ所だけど、それ以外も小滝がひたすら続き、やはりこの沢は面白い。これでヌメりが少なかったら、快適なのだけどなぁ。
ツメは比較的短いけど、下りの北口登山道がなかなか悪く、非常に気を遣う。なんだかんだで下山は16時半近く。泊まり沢ができなかったのは残念だけど、充実した一日になった。今度こそはリベンジ戦、お願いします!!
【備忘録】
・眠くなりそうだったので寄り道の湯(クーポン割引で1,100円)で仮眠。ちょっと高いけど、すごくいい風呂。目の前のセブンイレブンが謎に青果が充実していて、ヘタの取れたプチトマト100円と桃2個で298円(税込)を購入。何気に良い買い物をした。出発は18:45、高速、都内も渋滞ゼロでぴったり2時間で到着した。
・今回はラピッドラッシュを着用、だが、大滝や七福の滝で頭から水を浴びて寒くなり、ペラペラパーカと雨具を利用。沢パートはフラッドラッシュでも良かったかも。逆にアプローチはめちゃくちゃ暑かったので、Tシャツにしとくべきだった。真夏のアプローチが長い沢は要注意。
・mjunさん、ハーケンをギアラックの細い紐部分にかけてた。そうか、そこも使えるのか・・・
・スラブのルート取りは要注意。一見悪そうに見えても、フットホールドが明確にあるほうが断然登りやすい。このあたりの選択眼はまだまだ。。
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