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Yamareco

記録ID: 4481473
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

茶臼岳・畑薙大吊橋から

2022年07月10日(日) ~ 2022年07月11日(月)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
18.5km
登り
2,066m
下り
2,066m

コースタイム

1日目
山行
6:45
休憩
0:40
合計
7:25
5:20
40
沼平駐車場
6:00
40
6:40
60
7:40
8:00
100
9:40
10:00
165
12:45
2日目
山行
5:10
休憩
1:40
合計
6:50
3:50
35
4:25
4:55
25
5:20
6:10
80
7:30
7:40
60
8:40
8:50
50
9:40
25
10:05
35
10:40
沼平駐車場
(往路の「畑薙ダムゲート前」は自動で入ってしまうため、出発地と同時刻を入れています。)
天候 10日:曇り一時雨,夕方に雲が切れる
11日:とてもいい天気でした。
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沼平の登山者用駐車場を利用。まだシーズンに入っていない(山小屋は営業していない)ためか、日曜日でも若干の空きマスがあり余裕がありました。
コース状況/
危険箇所等
よく歩かれているコースであり登山道としての危険箇所はないが、道中いたるところ、落石には要注意。雨が降っていなくても小石がパラパラ落ちてくるような箇所は随所にありました。
登山ポストは沼平ゲート脇の登山者指導所前にあり。
(当方はあらかじめ記載したものを投函。)
その他周辺情報 畑薙ダム付近は携帯電話ははるか圏外と認識していたのだが、沼平駐車場では電波状態は良好でした(携帯のアンテナらしきものを見かけました)。

下山後はこの方面の定番、白樺荘へ。510円。
内湯からの出入扉が故障とのことで、露天風呂はお休みでした。
日曜朝の沼平駐車場。シーズン入りを前にして、まだスペースには余裕がある。
2022年07月10日 05:19撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 5:19
日曜朝の沼平駐車場。シーズン入りを前にして、まだスペースには余裕がある。
登山者指導所前の登山ポストに、あらかじめ作成持参した登山者カードを投函。
2022年07月10日 05:23撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 5:23
登山者指導所前の登山ポストに、あらかじめ作成持参した登山者カードを投函。
ゲートを通過し、しばらくは林道歩きとなる。
2022年07月10日 05:24撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 5:24
ゲートを通過し、しばらくは林道歩きとなる。
この林道東俣線、名だたる悪路だった記憶があるが、リニア建設工事のためか、少なくとも吊り橋入口までは大部分が舗装され、この写真のようなダート道はほんの一部だった。
2022年07月10日 05:39撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 5:39
この林道東俣線、名だたる悪路だった記憶があるが、リニア建設工事のためか、少なくとも吊り橋入口までは大部分が舗装され、この写真のようなダート道はほんの一部だった。
大吊橋が見えてきた。あれを渡るのか…。
2022年07月10日 05:51撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/10 5:51
大吊橋が見えてきた。あれを渡るのか…。
この吊り橋通過から、本格的な登山が始まる。
2022年07月10日 05:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 5:59
この吊り橋通過から、本格的な登山が始まる。
最初はいきなり急登。
2022年07月10日 06:18撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 6:18
最初はいきなり急登。
名前が面白いヤレヤレ峠。立ち休憩のみで先に進む。
2022年07月10日 06:39撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/10 6:39
名前が面白いヤレヤレ峠。立ち休憩のみで先に進む。
峠の先は、しばらくトラバース道が続く。
2022年07月10日 06:52撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 6:52
峠の先は、しばらくトラバース道が続く。
ウソッコ沢小屋までの間で何度か吊り橋が現われる。ここは災害で流されたものを復旧した、まだ新しい橋。
2022年07月10日 06:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 6:59
ウソッコ沢小屋までの間で何度か吊り橋が現われる。ここは災害で流されたものを復旧した、まだ新しい橋。
山と高原地図に「階段不安定注意」との記載があるが、この踏段はなんとも…。(一応、体重をかけても大丈夫でした。)
2022年07月10日 07:26撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 7:26
山と高原地図に「階段不安定注意」との記載があるが、この踏段はなんとも…。(一応、体重をかけても大丈夫でした。)
ウソッコ沢小屋到着。
2022年07月10日 07:42撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 7:42
ウソッコ沢小屋到着。
一旦荷を下ろして休憩し、手製おにぎりでエネルギー補充。
2022年07月10日 07:47撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/10 7:47
一旦荷を下ろして休憩し、手製おにぎりでエネルギー補充。
ここからはしばらく急登が続く。最初に現れる階段。
2022年07月10日 08:07撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 8:07
ここからはしばらく急登が続く。最初に現れる階段。
(不鮮明だが)これでもか!!という急登が続く続く…。
2022年07月10日 08:27撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 8:27
(不鮮明だが)これでもか!!という急登が続く続く…。
随所に「もうすぐ…」の指導標があり、これを心の支えに頑張って進む。
2022年07月10日 08:54撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 8:54
随所に「もうすぐ…」の指導標があり、これを心の支えに頑張って進む。
中の段。一息入れて、更に登りに取り組む。
2022年07月10日 09:07撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 9:07
中の段。一息入れて、更に登りに取り組む。
横窪沢小屋到着。ここで荷を下ろし、休憩とする。
2022年07月10日 09:40撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
1
7/10 9:40
横窪沢小屋到着。ここで荷を下ろし、休憩とする。
豊富な冷たい水で、鋭気を回復する。
2022年07月10日 09:43撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 9:43
豊富な冷たい水で、鋭気を回復する。
横窪沢小屋から先も、まだまだ急登が続く…。
2022年07月10日 09:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 9:59
横窪沢小屋から先も、まだまだ急登が続く…。
展望ベンチ。だが本日はガスで何も見えず…。
2022年07月10日 10:48撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 10:48
展望ベンチ。だが本日はガスで何も見えず…。
樺段まできた。ようやく先が見えてきた。
2022年07月10日 11:49撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 11:49
樺段まできた。ようやく先が見えてきた。
「小屋まで10分」の標識に励まされる。
2022年07月10日 12:36撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 12:36
「小屋まで10分」の標識に励まされる。
急に視界が開け、小屋が見えてきた。あと少し。
2022年07月10日 12:39撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 12:39
急に視界が開け、小屋が見えてきた。あと少し。
小屋周囲の花々が可愛らしい。
2022年07月10日 12:42撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 12:42
小屋周囲の花々が可愛らしい。
本日の泊地、茶臼小屋到着。
2022年07月10日 12:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 12:59
本日の泊地、茶臼小屋到着。
2階の一部が冬期避難小屋として使えるが、間もなく営業開始することから管理人さんがいた。
2022年07月10日 12:51撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 12:51
2階の一部が冬期避難小屋として使えるが、間もなく営業開始することから管理人さんがいた。
ここも小屋の目の前に豊富な水があり、ありがたい。
2022年07月10日 12:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 12:59
ここも小屋の目の前に豊富な水があり、ありがたい。
着いたときはガスガスだったが、夕方になって青空も見えるようになる。
2022年07月10日 16:35撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 16:35
着いたときはガスガスだったが、夕方になって青空も見えるようになる。
夕食は小屋の自炊場にて。
2022年07月10日 18:24撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/10 18:24
夕食は小屋の自炊場にて。
自炊をしていると、だんだん雲が切れてきて…
2022年07月10日 18:31撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 18:31
自炊をしていると、だんだん雲が切れてきて…
そしてついに富士山が姿を現した!今日は天気に期待していなかっただけに、うれしい。
2022年07月10日 18:40撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/10 18:40
そしてついに富士山が姿を現した!今日は天気に期待していなかっただけに、うれしい。
明けて翌朝、ヘッデン装備で山頂を目指す。
2022年07月11日 03:47撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/11 3:47
明けて翌朝、ヘッデン装備で山頂を目指す。
ほどなく山頂到着。素晴らしい天気だ。
2022年07月11日 04:24撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 4:24
ほどなく山頂到着。素晴らしい天気だ。
そして朝日を拝む。山頂のこの光景、神々しい。
2022年07月11日 04:40撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 4:40
そして朝日を拝む。山頂のこの光景、神々しい。
山頂から、上河内岳と聖岳。奥に赤石岳も見える。南アルプス南部の主だったメンバーだ。
2022年07月11日 04:53撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
4
7/11 4:53
山頂から、上河内岳と聖岳。奥に赤石岳も見える。南アルプス南部の主だったメンバーだ。
山頂から、南ア深南部。
2022年07月11日 04:54撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 4:54
山頂から、南ア深南部。
少し下りて、山頂を振り返る。
2022年07月11日 05:09撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 5:09
少し下りて、山頂を振り返る。
再度、上河内岳と聖岳。今度はこちらの縦走路も歩いてみたいものだ。
2022年07月11日 05:10撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 5:10
再度、上河内岳と聖岳。今度はこちらの縦走路も歩いてみたいものだ。
小屋まで帰ってきた。
2022年07月11日 05:18撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 5:18
小屋まで帰ってきた。
荷物をパッキングして、下山開始。
2022年07月11日 06:10撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/11 6:10
荷物をパッキングして、下山開始。
樹間から上河内岳が見えた。
2022年07月11日 06:23撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/11 6:23
樹間から上河内岳が見えた。
帰途の展望ベンチからは…
2022年07月11日 06:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/11 6:59
帰途の展望ベンチからは…
今日は大無間山がよく見えた。
2022年07月11日 07:00撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/11 7:00
今日は大無間山がよく見えた。
散々下ってようやく大吊橋帰着!
2022年07月11日 10:03撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/11 10:03
散々下ってようやく大吊橋帰着!
林道から大井川。水量が少ないのだろうか。
2022年07月11日 10:15撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
7/11 10:15
林道から大井川。水量が少ないのだろうか。
沼平ゲート帰着。おつかれさまでした〜
2022年07月11日 10:41撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 10:41
沼平ゲート帰着。おつかれさまでした〜
お風呂はこの方面の定番・白樺荘へ。
2022年07月11日 11:11撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 11:11
お風呂はこの方面の定番・白樺荘へ。
白樺荘の食堂で昼食をいただきました。
2022年07月11日 11:59撮影 by  COOLPIX P330, NIKON
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7/11 11:59
白樺荘の食堂で昼食をいただきました。
撮影機器:

感想

今年の南アルプス登山の最初は、
・静岡側から入る南アルプス主要ルートの中で東海フォレスト林道バスのアクセスが不要。
・泊地となる茶臼小屋は稜線に近く展望が望める。
ことから、畑薙大吊橋から茶臼岳を目指すコースを歩くこととした。
ここは昨年の夏休みに行こうとして行けなかったのだが、今年は休みを入れられたのが海の日三連休の直前で、小屋の営業開始ギリギリ前となるので、まだ登山者が少ないという期待もした。

前日午後にさいたまの自宅を出て、登山口となる沼平ゲート前の駐車場には深夜に着いたのだが、この頃から雨が結構降りだして道中の林道も落石甚だしく、車中仮眠しながら登山を決行するかあきらめるか、かなり悩んだ。しかし5時頃になると雨は上がり、予報によると初日は弱い雨が続くが翌日は晴れるようだったので、ぐずついた天気の中あまり気乗りはしなかったが、登ってみることにした。

このコースは比較的急登が多く、特にウソッコ沢小屋から先はうんざりするほど続き、あまり天候がすぐれないこともあって何度もくじけそうになった。適宜休みを入れて急がずゆっくり歩を進め、結果的にはほぼコースタイムで泊地の茶臼小屋までたどり着くことができた。

小屋は冬期避難小屋としての利用前提で準備してきたが、近々営業が始まるので実際には管理人さんがいて、夜は発電機で電灯がつけられた。天気が良ければ一息ついて山頂を往復するつもりだったが、この日は夕方までほぼガスに覆われ、小屋でゆっくり休憩した。

夜半から空はきれいに晴れ上がり、翌早朝、大いに期待して山頂を目指した。稜線まで上がると上河内・聖・赤石等、南アルプス南部の主要峰が青空の下にどっしり構えているのが素晴らしく感じられた。期せずして山頂到着とほぼ同時にご来光を拝むことができ、昨日からの労苦が報われた思いであった。初日に登山をあきらめず、本当によかった。

ということで、まだ他の登山者がほとんどいない静かな山を完全な天候の下で楽しむことができ、大いに満足できた山行であった。

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3/5
体力レベル
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