朝の【霊仙山】ガスの切れ間に青空と緑の大地♡幸運を呼ぶハートフルな虫
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 04:44
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 859m
- 下り
- 852m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:43
天候 | 曇り ときどき 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
数台駐車可能、トイレ無し 落合登山口・今畑登山口に登山ポストあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
※山上(霊仙山頂上〜経塚山〜お池)では登山道から外れて適当に彷徨っています ※下山路(お猿岩〜見晴台)はかなり滑りやすいので歩行には十分注意が必要です |
写真
感想
7月は仕事が忙しく少しお疲れ気味かなと自分で感じる。天候は戻り梅雨で雨の日が多く、晴れたら晴れたで暑い暑いと文句を言って、なかなか山をしっかりと歩く気分になれない。ヒマがあって金もあったら、ちょっと遠出して高い山へ行きたいところなのだが…皆さんのステキな山のレコを拝見して羨ましく思う毎日だ。
この日は午後から近江八幡の実家の母のもとへ訪れたいので、琵琶湖の東側での軽い山行をしよう。朝のうちに、あまり何にも考えずにサックリと登って降りてきたい。彦根や米原、長浜あたりの天気予報が良さそうなので、伊吹山か霊仙山かで散々迷った末、これといった大義は無いが、霊仙山のメジャー周回ルートを歩くことにした。
この季節はヤマビルが心配だから…と言って霊仙山を敬遠される方々が多いのだが、榑ヶ畑はともかく、大洞谷や落合・今畑の付近でヤマビルを見かけたことはない。事実この日も一匹のヒルにも遭遇しなかった。
暑さを心配したが朝の気温は低めだ。笹峠付近では晴れ間が広がっていたが、林の中には霧が発生していて、吹く風も心地よく清々しい。
近江展望台に向けての急坂上りも、ミストと微風に紛れて涼しくて快適そのものだ。
ただ標高を上げるほどにガスは濃くなり、南霊仙から霊仙山最高点にかけての美稜線歩きは展望の効かない退屈なものになった。
しかし岩陰に僅かに咲いていたヒメフウロの可愛らしい花々は癒しとなった。
さらにこの稜線で遭遇した虫、カメムシは決して好きな虫では無いのだが、初めて見たステキな模様のエサキモンキツノカメムシには驚いた。背中に黄色いハートマークがある。
きっと幸運を呼んでくれることだろう。
最高点から頂上を目指すころには急激にガスが流れ去ってゆく。山上の広い大地一面に広がる緑色の草原が視界に広がる。美しい。
そして上空は真っ青に晴れ渡った。快晴の霊仙山頂上に登頂だ。今年1月以来。あの日は雪に覆われていた。
カレンフェルトの岩に腰掛けて暫し休憩する。
雲の移ろいは急速な変化を見せる。再びガスがかかり始めた尾根を経塚山へ向かって一旦徐々に下ってゆく。先ほど訪れた霊仙山最高点が綺麗に見えている。東側の谷間も気になるので覗きに行く。あちこちウロウロしながら経塚山に到着した。
経塚山からは登山道から逸れてみよう。山上の大地を取り囲む北側の稜線を周回してみることにする。
と、いきなり池塘が現れた。周回を緑の苔に囲まれた小さな池。なかなか美しい光景だ。
さらに進んでゆくとカレンフェルトの岩々で少し歩き辛くなる。霧は晴れたり濃くなったり。
ガスの切れ間から見える緩斜面のあちこちには群れた鹿がいることが分かる。ひとつの群れにはおおよそ20〜30頭の鹿がいるようだ。地面に広がる豊かな緑を貪り食べている。
近くの群れにそっと忍び足で近づいて行ってみるが、彼らはなかなか神経質だ。直ぐに見つかってしまう。ある程度距離が縮まりiPhoneカメラのズームでもそれなりの写真が撮れるかな、と思った瞬間に一斉に逃げ出してしまうのだった。
八合目の鳥居がある「お池」は裏側から眺めることになった。やがて歩いてきた尾根はメインの登山道に合流する。
七合目は「お猿岩」だが、なんだか様子が以前と違う。元の登山道は通行止になっており迂回の谷ルートが出来ていた。そこへ導くようにロープとテープが設置されているのだが、道標そのものの向きが反対向いていることに違和感を感じたのだった。
この後の下山ルート、特に五合目「見晴台」までの粘土質な路面は雨降り跡でかなりスリッピーだった。慎重に慎重に、神経を遣い、冷や汗をかきながら汗ふき峠へと到着する。
汗ふき峠からは大洞谷の川に沿って落合まで下ってゆく。かつて見たことがないほどの水量の大洞谷。渡渉が3回あるのだが、いつものようには簡単には渡らせてもらえなかった。かなりスリリングだったが面白かった。やがて落合の廃村へと帰着する。
午前中の短い山行。何度も訪れたことのある歩き慣れた山。目新しいものは無いだろうと侮っていたが、なんのなんの、劇的・ドラマティックな雲や空の変化に圧倒され望外の眺望を愉しめた。雨降り後のリスキーな山歩行練習にもなったのだ。
やはり山には訪れてみないことには分からない魅力があると、つくづく思うのだった。
そしてこのレコをご覧くださった山仲間の皆さんに、どうかエサキモンキツノカメムシが運んできてくれる幸運の欠片が届きますように。
軽めにサクッとで霊仙周回? 4時間で周れるんですか? うっそ〜って感じですけど
「歩くペース」が0.9〜1.0だわ。
「エサキモンキツノカメムシ」いいですね〜 みられると幸せになれるの?
これ以上幸せになったら罰が当たるわって聞こえてきそうですけど
本気を出したらもっと早く周れると思うんですけどね。本来のルートを外れてウロウロ〜チョロチョロ〜するものですから…。
というより以前みたいにガツガツ歩けなくなっております😂
虫はあんまり好きではないのですけどね、特にカメムシは苦手な部類ですが、今回見つけたエサキモンキの美しさには驚きました。これはどうやら雄らしく、雌は背中のハートが白だとか。その雌は産んだ卵に覆いかぶさって守るらしいですわ。昆虫では珍しい行動みたいです。とてもハートフルですね♡
乾いていても滑るおさる岩からの下り。。。
おとなしく⁉️しておきます😅
昨年も同時期に霊仙山へ行きましたが、やはりヤマビルは出没しませんでしたよ。まぁ最近はヒルごときに怯えたりしませんけどね。嫌なのはマダニの方ですわ〜
炎天下で猛暑でなければ夏の霊仙もいいですね!kei-fujimotoにして好きな山だと言わしめる山ですからね。この日もその瞬間しか出逢えないような光景を観ることが出来て満足でした。めっちゃ近いんですから、もっと訪れればいいのに〜😁
明日は天気が難しそうですね。近場での狙い目は敦賀か若狭か越前あたりの山でしょうか。
休みですけど…山へ行くかホントに休むか思案しているところです☹️
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する