登山道整備 高松、山伏周回 湯ノ又〜高倉沢コース見回り点検
- GPS
- 10:11
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 966m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 10:04
天候 | 曇り 上部はガスと強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
湯ノ又、高倉沢登山口ともに登山ポストあり。 登山ポスト付近は駐車場になっている。 全体的に藪で歩き難いので積極的に登山アプリ等を活用してもらいたい。 |
写真
感想
今後実施されるであろう登山道整備のための調査登山。
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湯ノ又コース状況(登り)
湯ノ又大滝〜2つ目の橋付近まで車で通行可能。
ただし2つ目の橋以降は雨による洗掘があり、地面が脆く普通車での通行は不適。今回は2つ目の橋付近に駐車して調査を開始。不安な人は湯ノ又大滝の駐車場に停めるのが良い。
2つ目の橋から進み水場の手前約100m(感覚で)までの登山道は藪化が激しいが、積極的に登山アプリ等を活用すれば道幅が広いので迷うことはないだろう。
水場の手前約100m付近は藪が酷く、獣か人が通ったような跡多数。あくまで調査登山のため最低限の刈り払いと目印のピンクテープを設置。そのあとの水場までは迷うことはないと思われる。
水場〜稜線(鼻こすり)間
急登とトラバース気味の道に藪で歩き難いので神経を使う。稜線手前に大きな倒木があり道が崩れているが、倒木の上部を巻けば問題なく突破できる。トラロープを設置。鼻こすり前後の稜線の藪は酷いが極端な危険は感じなかった。既存のトラロープは傷んでいる物もあるので頼りにしない方が良い。
高松岳山頂〜避難小屋間
相変わらずの藪。山頂から小屋に至る道の藪は酷く、短い距離だが進むのに難儀する。泥湯温泉側から登る人も難儀しているだろうと思われる。昨年の刈り払い作業で悪天候のため小屋より先の作業を省略したのが悔やまれる。
避難小屋
腐りや外壁の剥がれなど傷みが酷い。
建て替える気がなれば早急な保守作業をするべきだろう。
避難小屋〜山伏岳間
昨年?既に刈り払い済みなので藪はないが、倒木や登山道上部の木の張り出しが多いので登山道点検のついでに手入れが必要な程度。今回、ついでに倒木の撤去をしたが時間の都合上、最低限の作業のみ。
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高倉沢コース状況(下り)
山伏岳山頂〜ジャンダルム間
山頂手前の分岐の標柱が倒れている以外問題なし。山頂からジャンダルムに至る道は草丈は低いものの密度が高いので足元が見えない。歩行中に足元が見えず、切れ落ちている箇所を踏み抜いてしまいヒヤリとした。
ジャンダルム〜びょうぶのコル間
相変わらず藪が酷いが、樹林帯歩きで不明瞭な場所も少なく難儀ながらも安心して進める。途中、古い目印を見つけ、登山道沿いにあったので追加で新しいテープをコルの下辺りまで古い物を目安に設置。
びょうぶのコル〜ぶどう平間
藪と倒木。ただ、今までと比べれば歩きやすい。
難儀なだけで、道迷いの心配はないだろう。
ぶどう平〜林道終点。
藪。この区間でとくに注意が必要なのが、区間後半の杉林の付近だろう。登山道に杣道が混ざり判断に迷う箇所が増える。オレンジとピンクのテープが入り混じり、林業用の目印か登山者が付けたものか迷う。おおむね登山道沿いにテープが設置されていたので登山者が設置したものと判断し、目印の間隔が広い箇所に追加でピンクテープを設置。また、自身が間違って進んだ広い道にはテープでバリケードをした。それと、お手製?の山伏岳登山道の案内板が下に落ちていたので木にくくりつけて来たが、刈り払いをして道を鮮明にするなど早急な改善が必要だろう。
林道〜矢地沢集落区間
地図に記載のある林道終点の手前までは軽自動車なら通行可能。ただし、登山ポストより先に土砂崩れにより道端が目測180造曚匹剖垢泙辰討い覯媾蠅抜袷瓦忘匹れている箇所があるので、駐車は登山ポスト付近にするのが良いだろう。
登山ポストより下は落石はあるものの道がしっかりしているので車での通行は可能。ただし、雨天後の状況次第という条件付きになる。
熊、蜂などの痕跡。
今回歩いた中で見つけた痕跡は少ない。何度も言うが藪により見つけられていない可能性もあるが、湯ノ又コースの水場付近で古い足跡と噛み跡、竹藪の中に熊とおぼしき獣道。避難小屋付近にタケノコを食べた糞と、親子と思われる大小の足跡。山伏岳からの下りでは見つけられなかった。どちらかと言うと湯ノ又コース側と高松岳山頂周辺に集中していたように思う。
蜂に関しては、そもそも悪天候で虫が少なかったのでなんと言えない。鼻こすり手前の倒木付近で蜂に付き纏われただけだった。
総括
湯ノ又〜高松山伏岳〜高倉沢コースへの縦走は可能だが、全線を通して藪が酷く歩き難い箇所が多い。標高やコースタイムだけで登ろうと思った登山者は難儀するだろう。野生味を味わいたい一部の登山者には良いが、一般的とは言い難い。
個人的には少し難儀するくらいの山が好きなので良いが、今後整備されたら秋ノ宮側からも積極的に利用してもらいたいと思う。
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