平ヶ岳 荒天覚悟も雨具使わず「まずまず」、いやベストコンディションか?
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 11:04
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,776m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
- 山行
- 10:27
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 11:01
梅雨末期を思わせる豪雨が降ったところもある中、なんとか午前中は大雨は避けられそうだったので、覚悟を決めて出かけました。
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道352号線、新潟側の銀山平からの「冬期閉鎖」は7月13日の16時に解除となりました。事前に魚沼市観光協会に問い合わせると教えてくれます。 関越道小出ICからは1時間半程度です。 なお奥只見シルバーラインはダム・発電所建設用に作られたトンネルです。湿気が多く、車の窓ガラスやドアミラーが曇るので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜台倉山> 粘土質の登山道は濡れていると滑ります 尾根は花崗岩。風化が進んで表面はザレているところがあり、手掛かり・足掛かりに乏しい。トラロープが渡してあるところも多く、とくに下りの際は使った方が無難。 痩せ尾根ありますが、滑らないように、ですが それより遮る樹木がないので、暑さ対策必要。 <台倉山〜白沢清水> コメツガの樹林帯に入り陽は遮られるが眺望は乏しい 木道多くなるが、「桟」が打っていないところがほとんどであり、濡れていると滑る。危険を感じる滑りやすさです。 下山時、木道脇にニョロ3回目撃(マムシ、ヤマカガシ、蛇種不明)でした。足元には注意。 台倉清水は確認していません。 白沢清水は飲めるのか疑問です。飲料は自力で持って行った方が無難です。 <白沢清水〜池ノ岳> 樹林帯を抜け、眺望は良くなりますが、一方で風を受けるようになります。 池ノ岳手前の南側斜面は、地図にも「崖」記号となっています。足元がザレているので、不用意に転んだら痛いことになります。 <池ノ岳〜平ヶ岳> ここを見るために来たと思って堪能してください。 なお、たまご石は行きませんでした。先行の方の話では、残雪があり、締まっていたけどアイゼンを持ってこなかったので引き返したとのこと |
その他周辺情報 | 新潟側なら銀山平、福島側なら檜枝岐に温泉あり |
写真
感想
雨さえ降らなければ上出来と思っていたので、雨具をだすこともなかったのは上々でした。海の日3連休初日なので駐車場も心配でしたが、3時半に駐車場到着時点で先行車両は3台。余裕です。先行の方は3時半に出発されました。
前半台倉山までは久しぶりの本格山行で体が動きません。雨上がりで粘土質で滑る。
ザレ場にトラロープが掛けられている個所がいくつもあり「大丈夫か?」と思い、手足で登ろうとするものの、手掛かり・足掛かりがすぐに崩れるほど風化は進んでいました。
その後のコメツガの樹林帯に敷かれた木道も滑りやすく、結局白沢清水まではほぼコースタイム通りにしか歩けませんでした。
池ノ岳の登りに差し掛かった頃からは雲もやや薄くなり、姫ノ池では薄日さえ射してきました。この景色を見るために長い登行を辛抱しただけに、ご褒美です。
池ノ岳から平ヶ岳にかけては、下から見上げていた時は多少のアップダウンがありそうに見えましたが、実際にはほとんど上り下りを感じませんでした。
山頂の少し手前で先行の方とすれ違いました。「今日 初めて人に会いました」とお話しました。所要時間はほとんど同じでしたね。
山頂には「プリンスルート」からの登頂者の皆さんが休憩中。3時間半だそうです。
遠くの山塊が、たぶん飯豊なんだろうと思っていたので、ガイドの方に確認。ガイド料払っていないのにゴメンナサイ。
白沢清水で先行の方と再び遭遇。
「たまご」に行こうとしたもののチェーンアイゼンを持ってこなかったので引き返したとのこと。
自分はというと、玉子石へ行く場合の登頂予定時刻をかなり過ぎていたので、分岐標柱の写真だけ撮って早々とピストンを決め込んでいました。
本当の試練は台倉山からの下山でした。
長い。どこまで下りてもその先に登ってきた下山路が延びていきます。
そして暑い。スポーツドリンクは500㎖×3本飲みましたが、2本は下山時でした。
(ちなみにあと1ℓ持っていき、持ち帰りました)
ようやく駐車場にたどり着いた時、翌日登るという方(ご家族か?)にいろいろ質問されました。できるだけお答えしようとしたつもりでしたが、木道で滑って転んだこととニョロの中にマムシやヤマカガシがいたことはお伝え出来ませんでした。
青空に恵まれたわけではありませんが、荒天覚悟だった割には雨具のお世話になることもなく、燧ケ岳以外にも日光白根山、会津駒、越後駒、中の岳、なども望むことができました。カンカン照りだったらもっと消耗は激しかったと思われ、その点ではむしろ恵まれた条件だったのではないかと思います。
それにしても山深きところでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する