常念岳 一ノ沢からテント泊


- GPS
- 10:14
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
第一駐車場7:00→7:15一ノ沢登山口→8:08王滝ベンチ→9:03笠原→10:50常念乗越→テント設営・昼食→12:36常念岳山頂13:04→13:42テント場
5/18
常念乗越7:05→8:08笠原→8:45王滝ベンチ→9:29一ノ沢登山口→9:48第一駐車場
天候 | 5/17 曇り時々腫れ 5/18 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5/17駐車時点で若干の余裕あり それ以降の登山口までにもいくつか駐車できる余地があり、10台以上が駐車されていた |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から笠原までは全て夏道を通ります。 笠原から雪がつながりますが、所々土の上を歩くところがあります。 胸突八丁からは傾斜が急なのでアイゼン必須です。アイゼンなしでも行けたとの記録がありますが、アイゼンを付けた方が登りやすいです。横の斜面から落石が頻発しているので注意を。一気に下まで落ちる落石はあまりないようですが、トレース上に石がいくつも溜まっており、それを踏んで人為的に下へ落とす可能性大です。 常念小屋から常念岳山頂までは、三股分岐以降雪上歩行となります。傾斜がないのでノーアイゼンで大丈夫です。 テント場には雪が全くありません。(小屋前周辺には全く雪なし) テント場のトイレ使えます。(利用料100円。テント利用者は料金700円に含まれています) テント泊の方は水1リットル200円。小屋内の蛇口から給水できます。 |
写真
感想
一ノ沢から常念岳に登り常念小屋で本年最初のテントを張ってきた。
17日午前3:30分金沢を出る時は地面が濡れており雲の多い空模様。糸魚川を経て長野県に入る頃には小雨も降り出す。上空は青空だが白馬の山々は厚い雲に隠れて全く見えない。これは常念をあきらめて八ヶ岳あたりに転進かな?と思う中、大町を過ぎたあたりから常念岳につながる山々が白く見え出す。うん、これなら大丈夫だ。
午前7:00、一ノ沢登山口手前の駐車場を出発。今年初のテント装備が肩に喰い込む。たちまち汗が吹き出るが、このところ毎週山を歩いているので足取りは軽い。稜線は雲に隠れて見えないが登るにつれ徐々に雲は取れ、胸突八丁の急登の先には青空をバックに常念乗越がはっきり見えた。
登山口から3時間30分、意外に早く常念小屋着。斜めっていると噂のテント場の比較的フラットな場所にテントを設営。昼食後山頂を目指す。この時期の稜線は風が強い。鼻水をすすりながらのんびり登り、小屋から1時間で山頂着。360度の絶景を堪能した。
常念山頂アタックから小屋に戻ってもまだ2時前。十分日帰りできる時間だが、今日の目的は常念小屋でテントを張ること。常念岳は2度目の登頂だが前回は蝶ヶ岳から三股周回だったので常念小屋ははじめて。ここのテント場は小屋の前ですぐ近く、トイレもテント場の奥にある。ハイマツを隔てた少し離れたところにもテントスペースがあり、そちらの方がフラットな感じだった。今日は両方合わせても10張程度とガラガラなテント場だった。
早速飲みモードとなり、ビールのあとはウイスキーをチビチビやりながらまったり過ごす。ソフトバンクの電波が届く場所を見つけ、家族にメールを送った。
稜線のテント場ということで強風が心配だったが、時折強い風が吹くもののテントが飛ばされるほどではない。外は曇りがちとなり、槍も雲に隠れてアーベントロートが見られる天気ではなくなった。テント場はソロの方ばかりで、ひっそりと静まり返っている。ウイスキーの酔いに任せて早々に就寝した。
夜中にトイレへ行ったところ、雲ひとつない明るい月夜に常念が照らされ槍ヶ岳もはっきり見通すことができる。これは翌朝の好天を確信。4時前に起床しご来光に備える。テントの外に置いた鍋の水は完全に凍っている。
サンダルのままカメラを持ってウロウロしていたので、足先が寒くて仕方がない。
モルゲンロートはあまり赤くならなかったが、槍の絶景に大満足だった。
特に用事もないのでのんびり下るつもりだったが、結局は10時前に登山口に戻る。猿がたくさんいたのでカメラを向けたところ猿が怒り出す。そのうち親子猿など数匹に包囲されてビビる。
駐車場へ戻る林道から振り返ると青空に常念岳が鮮やかに聳えている。今回も満足な山だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する