鳳凰三山(3年ぶりのソロテント)
- GPS
- 30:45
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,321m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:51
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 10:08
天候 | 17日:曇天時々小雨 18日:曇天時々晴れ(稜線上は寒風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト 夜叉神峠登山口の東屋に届出用紙と箱が設置されています ●コース状況 特に危険な箇所はありません。登山口〜南御室小屋〜薬師岳小屋の間は殆ど樹林帯のルートになるので、陽射しが強い夏に向いたルートです。 逆に薬師岳小屋〜鳳凰三山は花崗岩の白砂と巨岩が美しく、また絶景を堪能できる稜線歩きになるので、陽射しや強風に注意が必要です。 |
その他周辺情報 | ●金山沢温泉(芦安・日帰り温泉 850円) 露天風呂もある、とてもキレイなお風呂です。コロナ対策として、入場者毎に入口でロッカー番号のついたスリッパ、鍵、着替え入れを受け取る方式になっていました。 昔は休憩処で食事も出来た記憶があるのですが、この状況では仕方ないですかね。 夕方に近い時間だったため、混んでるかと思いきや、とても空いてて、ゆっくり湯船で疲れを癒しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
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---|
感想
3年前の初秋に大天井のテン場を活用した未踏日本百高山5座踏破をして以来の久々ソロテント山行をしてきました。コロナで山に行けなかったり、近場の日帰りが多くなったり、でマイテント(ダンロップVS20)もずっと車のトランクに放置したまま。
(この車中放置が後でテント設営で苦労するハメに)
で、忘れかけていたソロテント泊山行に行ってきました、8月初の剱北方稜線計画のための脚力・背負い力の鍛錬・確認も兼ねて。
いろいろと久々に使うものが多いのと、大型ザックでの山行にもご無沙汰状態だったこととで、あまりハードな縦走登山ではなく、ある程度安心して歩けて高山の良さも満喫できそうなところでどこへ行こうか... で、歩いたことが数度あるがまだテント泊で利用したことがなかった南御室小屋で幕営しての南アルプス鳳凰三山を軽身でピストンできる計画としました。夏の直射日光も夜叉神から薬師岳までは樹林帯で避けられるというのもこのルートを選んだ理由、やっぱり暑いのは避けたいしね。
初日は登山口から南御室小屋で幕営するだけの足慣らし行程、まあ余裕かなと思ってたら、重装備の登りと湿気で汗だくだくでペースも上がらず、辻山の展望台に寄ることもせずにおとなしく南御室小屋に行って、テント設営と昼食&昼飲みで初日山行は終了となりました。
さて、久々のソロテント設営で発覚した問題点。
車に長期放置したことによる劣化と思われるテントポールのショックコードが延びきっていて、ポール接合に手間取ってしまいました。普通なら継ぎ目を合わせればゴムの力でポールがカチッと繋がるのですが、ポール内で延びきったコードが邪魔をしてポール接合できないし、苦労して繋ぐと別の継ぎ目が外れてコードがダランと出てくる始末。幸い時間がタップリあるのと、気象条件も良好でここに手間取ることでテントや装備が飛ばされたり濡れてしまう事が無かったから良いが、もし風雨の中での設営となったら、かなり焦る展開になっていたはず、使わないときの保管や確認の大切さを痛感しました(それもあって安心できるルートや状況での久々ソロテントということでもあったことに結果的に助けられました)。
なんとかテント設営完了すると、もうすることは無いし、暇だしで、昼寝したり、チビチビとひとり酒したりのダルダルな初日になりました。
(同じ山の会のメンバーが別ルートでテント泊に来る計画を見ていたので、チビチビやりながら、そのメンバーが樹林帯から小屋前の広場にいつ来るのやらと待ったんですが、現れず。 結局計画を少し変えたことでこの日のテント場で会うこと自体が無くなっていたことを下山後に知りました、いやぁ残念やった)
飲みながらの晩飯にズルズル移行して、暗くなる前に食事も終了、お酒も無くなったので、翌朝4時スタートに備えて19時には早々の就寝となりました。
(私の周囲のテントはすべてカップルさんで会話が漏れ聞こえて来るのも耳障りなので早めに寝てしまったというのが本当のところだったのだが)
で、2日目。
南御室小屋〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳(オベリスク)のピストンでコースタイムが6時間を超えるので、その後のテント撤収下山を考えると午前中には戻ってきたいとして、朝3時起床で4時にヘッドランプを灯して軽身でスタート。同様のピストンを考えている人がやはり同じような時間帯で出発していきます。
夜明け前の暗い状況ですが、この先のルートには危険な箇所がないのでトットと進み、薬師岳小屋手前の砂払岳で樹林帯から拓けた場所に出たところでちょうど日の出が終わって明るくなりかけているところの四囲の展望を確認できました。
前日はガスガスで何も見えなかった白峰三山方面も山頂部は雲に包まれながらもそれ以外の姿を確認でき、また鳳凰三山や八ヶ岳方面、振り返っての富士山の姿を拝むことが出来て、来たかいがありました。
この先は、ずっと花崗岩の白砂と視界の拓けた稜線道を気持ち良く歩けました。
よくよく思い出すと、無雪期の鳳凰三山は、10年以上昔に初めて訪れた時のガスガス周回縦走依頼かも(あとは積雪期のクリアな展望の時ばかりだったような)。
鳳凰三山の最高峰・観音岳山頂からの景色↓
気持ち良くオベリスクの基部まで歩き、また来た道を戻って、予定よりもスムーズに歩けて9時半にテント場へ戻れて、下山後は長い運転があるので、最後にのんびりしようと、朝の穏やかなテント場でとりあえずの縦走ピストンお疲れ様の一杯を楽しみ、夏日で朝露の湿り気が抜けたフライシート、テントを撤収、11時過ぎに南御室小屋からの下山開始、基本は下りで楽であるはずなのに、久々のロング歩きもあって、後半は足の筋肉がパンパン、もう勘弁してくれぃとなってきたところで程よく登山口に帰着できました。お疲れ様でした。
その後、芦安の日帰り温泉の金山沢温泉でゆっくり汗を流し、帰途につきました。
で終わるはずでした。
ところが、今回の山行で一番疲れてしまったのが、この帰り道。
3連休だったので、ある程度の中央道渋滞は織り込み済み、まあ20号と抜け道で相模原ICあたりまで行けるだろうと思っていたが、とんでもない大渋滞で20号すら車で埋まってにっちもさっちも動けない。こうなりゃ仕方ないと大菩薩のところの柳沢峠から奥多摩湖へ抜けて青梅へとルート変更、ところがこれも想定外の途中通行止め迂回もあったりで、最終的には芦安から船橋までオール下道走りで22時過ぎに家に戻れました。いやいや疲れ果てました。本当にお疲れ様でした。
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