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Yamareco

記録ID: 4501177
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山(3年ぶりのソロテント)

2022年07月17日(日) ~ 2022年07月18日(月)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
30:45
距離
25.0km
登り
2,321m
下り
2,317m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:11
休憩
0:40
合計
4:51
8:16
8:17
3
8:20
8:26
75
9:41
9:50
45
10:35
10:54
44
11:38
11:43
31
2日目
山行
7:03
休憩
3:05
合計
10:08
3:59
45
4:44
4:44
5
4:49
4:53
31
5:24
5:33
14
5:47
5:47
34
6:21
6:29
14
6:43
6:47
12
6:59
6:59
28
7:27
7:39
20
7:59
8:16
19
8:35
8:40
6
8:46
8:47
6
8:53
8:54
31
9:25
11:11
31
11:42
11:45
23
12:08
12:08
31
12:39
12:40
40
13:20
13:34
2
13:36
13:36
31
スマホアプリGeographicaでGPSログ採取
天候 17日:曇天時々小雨
18日:曇天時々晴れ(稜線上は寒風)
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神の森 無料駐車場を利用(17日 朝6時半の時点で空きは5台未満でした)
コース状況/
危険箇所等
●登山ポスト
夜叉神峠登山口の東屋に届出用紙と箱が設置されています

●コース状況
特に危険な箇所はありません。登山口〜南御室小屋〜薬師岳小屋の間は殆ど樹林帯のルートになるので、陽射しが強い夏に向いたルートです。
逆に薬師岳小屋〜鳳凰三山は花崗岩の白砂と巨岩が美しく、また絶景を堪能できる稜線歩きになるので、陽射しや強風に注意が必要です。
その他周辺情報 ●金山沢温泉(芦安・日帰り温泉 850円)
露天風呂もある、とてもキレイなお風呂です。コロナ対策として、入場者毎に入口でロッカー番号のついたスリッパ、鍵、着替え入れを受け取る方式になっていました。
昔は休憩処で食事も出来た記憶があるのですが、この状況では仕方ないですかね。
夕方に近い時間だったため、混んでるかと思いきや、とても空いてて、ゆっくり湯船で疲れを癒しました。
夜叉神峠登山口
あの東屋に登山届が置いてあります
2022年07月17日 07:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 7:17
夜叉神峠登山口
あの東屋に登山届が置いてあります
登山口から一登りで夜叉神峠小屋
2022年07月17日 08:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 8:25
登山口から一登りで夜叉神峠小屋
小屋の前は白峰三山の絶景展望地なのですが、この日は残念なガスガス
2022年07月17日 08:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 8:25
小屋の前は白峰三山の絶景展望地なのですが、この日は残念なガスガス
夜叉神峠から一登りで杖立峠の道標地点(本当の峠はここではないらしい) 残念ながら、ここは展望なし
2022年07月17日 09:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/17 9:50
夜叉神峠から一登りで杖立峠の道標地点(本当の峠はここではないらしい) 残念ながら、ここは展望なし
杖立峠からゆるゆると高度を上げたところにある火事場跡
樹林が開けた場所なので、天候が良ければ白根三山を正面に眺められる好休憩スポット(しかしこの日はガスガス)
2022年07月17日 10:49撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/17 10:49
杖立峠からゆるゆると高度を上げたところにある火事場跡
樹林が開けた場所なので、天候が良ければ白根三山を正面に眺められる好休憩スポット(しかしこの日はガスガス)
火事場跡から少し急登を経たところが苺平
千頭星山方面への分岐もあるジャンクションだが樹林帯の真ん中で展望なし
2022年07月17日 11:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 11:39
火事場跡から少し急登を経たところが苺平
千頭星山方面への分岐もあるジャンクションだが樹林帯の真ん中で展望なし
苺平から横移動&下り気味で進むとテント場のある南御室小屋
テントは1名1000円、冷たくて美味しい水場が小屋の右奥にあります(ここから先は水場が無いので水補給は必須です)
2022年07月17日 12:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/17 12:14
苺平から横移動&下り気味で進むとテント場のある南御室小屋
テントは1名1000円、冷たくて美味しい水場が小屋の右奥にあります(ここから先は水場が無いので水補給は必須です)
小屋のテント場
この後、続々とテントが増えて最終的には50張以上の大賑わい
2022年07月17日 12:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/17 12:14
小屋のテント場
この後、続々とテントが増えて最終的には50張以上の大賑わい
小屋にも近くて一段高い台地にちょうど1張分の空きがあったので、そこを拝借してマイテント設営(久しぶりの設営でいろいろ問題が露見)
2022年07月17日 13:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5
7/17 13:41
小屋にも近くて一段高い台地にちょうど1張分の空きがあったので、そこを拝借してマイテント設営(久しぶりの設営でいろいろ問題が露見)
ちなみにこの台地は4張スペースで、私以外の3張はすべてカップルのテント、夏の暑さではない暑さに当てられっぱなし
(>_<)
2022年07月17日 13:42撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
6
7/17 13:42
ちなみにこの台地は4張スペースで、私以外の3張はすべてカップルのテント、夏の暑さではない暑さに当てられっぱなし
(>_<)
大賑わいの夕方のテント場
マイテントは左の日当たり部分の青いテント
2022年07月17日 17:19撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/17 17:19
大賑わいの夕方のテント場
マイテントは左の日当たり部分の青いテント
2日目
地蔵ピストンのため、テントを4時スタート
砂払岳で樹林帯から出ると日の出と周囲の絶景がお迎えしてくれた
2022年07月18日 04:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/18 4:43
2日目
地蔵ピストンのため、テントを4時スタート
砂払岳で樹林帯から出ると日の出と周囲の絶景がお迎えしてくれた
うっすら姿を見せる富士山
鳳凰三山も富士の好展望地です
2022年07月18日 04:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5
7/18 4:43
うっすら姿を見せる富士山
鳳凰三山も富士の好展望地です
前日はガスガスで何も見えなかった南アルプス
頂上部は雲に包まれているが白峰三山が大きい
2022年07月18日 04:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 4:43
前日はガスガスで何も見えなかった南アルプス
頂上部は雲に包まれているが白峰三山が大きい
砂払岳から薬師岳、観音岳
左下に朱い屋根の薬師岳小屋
2022年07月18日 04:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 4:45
砂払岳から薬師岳、観音岳
左下に朱い屋根の薬師岳小屋
薬師岳2780mは白砂に巨岩の並ぶ広大な山頂
向こうに最高峰の観音岳
2022年07月18日 05:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:00
薬師岳2780mは白砂に巨岩の並ぶ広大な山頂
向こうに最高峰の観音岳
北岳が正面に大きく見えるはずだが、ちょっと残念
2022年07月18日 05:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:00
北岳が正面に大きく見えるはずだが、ちょっと残念
薬師岳にはミニオベリスクのような巨岩も
2022年07月18日 05:01撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 5:01
薬師岳にはミニオベリスクのような巨岩も
観音岳の右奥には八ヶ岳
2022年07月18日 05:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:04
観音岳の右奥には八ヶ岳
鳳凰三山の最高峰・観音岳2840m
2022年07月18日 05:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:26
鳳凰三山の最高峰・観音岳2840m
観音岳山頂から地蔵岳オベリスクと甲斐駒
2022年07月18日 05:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:26
観音岳山頂から地蔵岳オベリスクと甲斐駒
オベリスクをアップで
2022年07月18日 05:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:26
オベリスクをアップで
甲斐駒も凛々しい
2022年07月18日 05:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:26
甲斐駒も凛々しい
観音岳から薬師岳越しの富士山
2022年07月18日 05:27撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:27
観音岳から薬師岳越しの富士山
オベリスクの右奥には蓼科山かな
2022年07月18日 05:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:28
オベリスクの右奥には蓼科山かな
八ヶ岳も山頂部が雲に包まれてるからか大きさが実感できない
2022年07月18日 05:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:32
八ヶ岳も山頂部が雲に包まれてるからか大きさが実感できない
2022年07月18日 05:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:32
金峰山や甲武信岳などの奥秩父方面
2022年07月18日 05:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:33
金峰山や甲武信岳などの奥秩父方面
大菩薩、小金沢連嶺方面
2022年07月18日 05:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 5:33
大菩薩、小金沢連嶺方面
赤抜沢ノ頭からのオベリスク
2022年07月18日 06:22撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 6:22
赤抜沢ノ頭からのオベリスク
アップで
2022年07月18日 06:23撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 6:23
アップで
賽の河原から見上げる
2022年07月18日 06:31撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 6:31
賽の河原から見上げる
オベリスク基部から見る観音岳
2022年07月18日 06:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 6:37
オベリスク基部から見る観音岳
オベリスクのてっぺんを見上げる
2022年07月18日 06:37撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 6:37
オベリスクのてっぺんを見上げる
オベリスク基部で休憩していると観音岳山頂も雲がかかってきた
天気は下り坂? さて戻りますか
2022年07月18日 06:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 6:38
オベリスク基部で休憩していると観音岳山頂も雲がかかってきた
天気は下り坂? さて戻りますか
賽の河原とオベリスク
2022年07月18日 06:52撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 6:52
賽の河原とオベリスク
帰り途中の観音岳から
八ヶ岳のてっぺんが出てきたかな
2022年07月18日 08:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 8:12
帰り途中の観音岳から
八ヶ岳のてっぺんが出てきたかな
こっちは奥秩父の山々
2022年07月18日 08:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 8:12
こっちは奥秩父の山々
奥秩父から両神、大菩薩
2022年07月18日 08:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 8:12
奥秩父から両神、大菩薩
観音から薬師に続く白砂の絶景稜線と富士山
2022年07月18日 08:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
7/18 8:13
観音から薬師に続く白砂の絶景稜線と富士山
2022年07月18日 08:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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笊とか安倍奥かなぁ
2022年07月18日 08:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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笊とか安倍奥かなぁ
薬師山頂の巨岩の間に富士山
2022年07月18日 08:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 8:33
薬師山頂の巨岩の間に富士山
振り返った観音岳には青空が
2022年07月18日 08:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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振り返った観音岳には青空が
上空は青空なれど白峰三山の山頂部は隠れたまま
2022年07月18日 08:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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7/18 8:33
上空は青空なれど白峰三山の山頂部は隠れたまま
建て替えられた薬師岳小屋
(古い小屋の時に2度、初冬の雪山歩きで泊まったのが懐かしい)
2022年07月18日 08:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 8:45
建て替えられた薬師岳小屋
(古い小屋の時に2度、初冬の雪山歩きで泊まったのが懐かしい)
砂払岳から帰る方向、こんもりの樹林は辻山かなぁ
2022年07月18日 08:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
7/18 8:54
砂払岳から帰る方向、こんもりの樹林は辻山かなぁ
さて、南御室小屋に戻ってきました
台地のテントはマイテントだけになってました
2022年07月18日 09:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 9:24
さて、南御室小屋に戻ってきました
台地のテントはマイテントだけになってました
下山途中の火事場跡から雲のとれた間ノ岳が見れた、これはラッキー! でも北岳は相変わらず
2022年07月18日 12:07撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
7/18 12:07
下山途中の火事場跡から雲のとれた間ノ岳が見れた、これはラッキー! でも北岳は相変わらず
夜叉神峠の展望台に戻ってきたけど、白峰三山の山頂部は相変わらず雲に隠されたままでお別れです。
2022年07月18日 13:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
7/18 13:20
夜叉神峠の展望台に戻ってきたけど、白峰三山の山頂部は相変わらず雲に隠されたままでお別れです。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え サンダル ザック ザックカバー サブザック 行動食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ 携帯トイレ

感想

3年前の初秋に大天井のテン場を活用した未踏日本百高山5座踏破をして以来の久々ソロテント山行をしてきました。コロナで山に行けなかったり、近場の日帰りが多くなったり、でマイテント(ダンロップVS20)もずっと車のトランクに放置したまま。
(この車中放置が後でテント設営で苦労するハメに)

で、忘れかけていたソロテント泊山行に行ってきました、8月初の剱北方稜線計画のための脚力・背負い力の鍛錬・確認も兼ねて。

いろいろと久々に使うものが多いのと、大型ザックでの山行にもご無沙汰状態だったこととで、あまりハードな縦走登山ではなく、ある程度安心して歩けて高山の良さも満喫できそうなところでどこへ行こうか... で、歩いたことが数度あるがまだテント泊で利用したことがなかった南御室小屋で幕営しての南アルプス鳳凰三山を軽身でピストンできる計画としました。夏の直射日光も夜叉神から薬師岳までは樹林帯で避けられるというのもこのルートを選んだ理由、やっぱり暑いのは避けたいしね。

初日は登山口から南御室小屋で幕営するだけの足慣らし行程、まあ余裕かなと思ってたら、重装備の登りと湿気で汗だくだくでペースも上がらず、辻山の展望台に寄ることもせずにおとなしく南御室小屋に行って、テント設営と昼食&昼飲みで初日山行は終了となりました。

さて、久々のソロテント設営で発覚した問題点。
車に長期放置したことによる劣化と思われるテントポールのショックコードが延びきっていて、ポール接合に手間取ってしまいました。普通なら継ぎ目を合わせればゴムの力でポールがカチッと繋がるのですが、ポール内で延びきったコードが邪魔をしてポール接合できないし、苦労して繋ぐと別の継ぎ目が外れてコードがダランと出てくる始末。幸い時間がタップリあるのと、気象条件も良好でここに手間取ることでテントや装備が飛ばされたり濡れてしまう事が無かったから良いが、もし風雨の中での設営となったら、かなり焦る展開になっていたはず、使わないときの保管や確認の大切さを痛感しました(それもあって安心できるルートや状況での久々ソロテントということでもあったことに結果的に助けられました)。

なんとかテント設営完了すると、もうすることは無いし、暇だしで、昼寝したり、チビチビとひとり酒したりのダルダルな初日になりました。
(同じ山の会のメンバーが別ルートでテント泊に来る計画を見ていたので、チビチビやりながら、そのメンバーが樹林帯から小屋前の広場にいつ来るのやらと待ったんですが、現れず。 結局計画を少し変えたことでこの日のテント場で会うこと自体が無くなっていたことを下山後に知りました、いやぁ残念やった)

飲みながらの晩飯にズルズル移行して、暗くなる前に食事も終了、お酒も無くなったので、翌朝4時スタートに備えて19時には早々の就寝となりました。
(私の周囲のテントはすべてカップルさんで会話が漏れ聞こえて来るのも耳障りなので早めに寝てしまったというのが本当のところだったのだが)

で、2日目。
南御室小屋〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳(オベリスク)のピストンでコースタイムが6時間を超えるので、その後のテント撤収下山を考えると午前中には戻ってきたいとして、朝3時起床で4時にヘッドランプを灯して軽身でスタート。同様のピストンを考えている人がやはり同じような時間帯で出発していきます。
夜明け前の暗い状況ですが、この先のルートには危険な箇所がないのでトットと進み、薬師岳小屋手前の砂払岳で樹林帯から拓けた場所に出たところでちょうど日の出が終わって明るくなりかけているところの四囲の展望を確認できました。
前日はガスガスで何も見えなかった白峰三山方面も山頂部は雲に包まれながらもそれ以外の姿を確認でき、また鳳凰三山や八ヶ岳方面、振り返っての富士山の姿を拝むことが出来て、来たかいがありました。

この先は、ずっと花崗岩の白砂と視界の拓けた稜線道を気持ち良く歩けました。
よくよく思い出すと、無雪期の鳳凰三山は、10年以上昔に初めて訪れた時のガスガス周回縦走依頼かも(あとは積雪期のクリアな展望の時ばかりだったような)。

鳳凰三山の最高峰・観音岳山頂からの景色↓




気持ち良くオベリスクの基部まで歩き、また来た道を戻って、予定よりもスムーズに歩けて9時半にテント場へ戻れて、下山後は長い運転があるので、最後にのんびりしようと、朝の穏やかなテント場でとりあえずの縦走ピストンお疲れ様の一杯を楽しみ、夏日で朝露の湿り気が抜けたフライシート、テントを撤収、11時過ぎに南御室小屋からの下山開始、基本は下りで楽であるはずなのに、久々のロング歩きもあって、後半は足の筋肉がパンパン、もう勘弁してくれぃとなってきたところで程よく登山口に帰着できました。お疲れ様でした。

その後、芦安の日帰り温泉の金山沢温泉でゆっくり汗を流し、帰途につきました。

で終わるはずでした。

ところが、今回の山行で一番疲れてしまったのが、この帰り道。
3連休だったので、ある程度の中央道渋滞は織り込み済み、まあ20号と抜け道で相模原ICあたりまで行けるだろうと思っていたが、とんでもない大渋滞で20号すら車で埋まってにっちもさっちも動けない。こうなりゃ仕方ないと大菩薩のところの柳沢峠から奥多摩湖へ抜けて青梅へとルート変更、ところがこれも想定外の途中通行止め迂回もあったりで、最終的には芦安から船橋までオール下道走りで22時過ぎに家に戻れました。いやいや疲れ果てました。本当にお疲れ様でした。

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積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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