立山 雄山 御前谷
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 705m
- 下り
- 1,271m
コースタイム
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ越までは快適なシール歩行。稜線は強風で板を担いでいるとあおられる。雄山山頂は意外と風がなく快適だった。 御前谷は重めのザラメだったがかなり楽しむことができた。トラバースとルンゼ滑降の時はいつもより集中して滑った。 |
写真
感想
2014年5月18日
明け方はガスに覆われていたが、行動開始ころにはすっかりと晴れてわたり絶好の山日和。
まずは一ノ越を目指すのだが、長いトラバースはきついので雷鳥荘から少し登った場所から沢に向けてドロップイン。
ブルドーザーなどの作業道まで下りてシールを付けて歩き出す。
沢の中なのでほとんど風がなく暑い。
高度を上げていくうちに一ノ越から吹き降ろしてくる風が気持ちいいが、進むにつれ風が強くなり動いていても寒くなってきたのでジャケットを着る。
一ノ越に上がると強風で御山谷側へ少し下って休憩する。
多くのスキーヤー、ボーダーが御山谷を滑って、また登り返している。
スキーをザックに取り付け雄山を目指す。
雄山への登りは急なガレ場でスキーブーツでは歩きにくい。
時々、強風にあおられながら登っていく。山頂に近づくにつれ不思議と風も弱くなってきた。
山頂は全くと言っていいほど風がなく、日に照らされて気持ちがいい。
その為か、多くの登山者、スキーヤー、ボーダーが休んでいた。
山頂でのひと時を楽しんでスキーの準備をする。
御前谷は雄山の東面のカール状の沢地形で、ドロップポイントから先が少し急な斜面になり落ち込んでいて見えない。今回が初めてということもあり慎重になる。
ドロップインして1ターン、2ターンしていくと目の前に広い御前谷が開け重めのザラメだったがスキーも良く走り、重力と雪圧を感じながら一気に300mほど滑り降りた。今シーズン一番の気持ちよさだったかもしれない。(パウダーを除く)
しかし気持ちよく滑れたのはここまでで、ここからが核心になる。
当初は2,274mピークの先まで行きトラバースしてタンボ平に下りる予定だったが、先行トレースが全て2,400mあたりで尾根に乗り上げていた。
2,400mで乗り上げると先は狭いルンゼになっているので、どっちに行こうか迷ったが下へ向かうトレースがなかったということもあり、2,400mで乗り上げるトレースを追ってルンゼ滑降をすることにした。
尾根に乗り上げるまでも急な斜面をロングトラバースしなければならなく結構キツかった。
尾根に乗り上げた場所で休憩する。眼下にはタンボ平から目指す黒部平駅が見えた。
当初予定していた尾根も確認できる。内蔵助から来たと思われる単独の方が登っていた。
ルンゼは一ヶ所、急に狭くなる部分があり、また雪崩による深い縦溝があり慎重になったが、雪が良かったということもありうまく抜けることができた。
ルンゼを抜けるとタンボ平の広い斜面があらわれ、デブリ跡のデコボコした斜面だったが雪が柔らかかったので結構気持ちよく滑ることができた。
滑っていると突如、大きな影が頭上を通り過ぎて行ったので上を見ると、ロープウェイが動いていた。
ストップスノーに変わりつつある斜面を黒部平駅に向けて滑っていく。
黒部平駅に着くと多くの観光客(ほとんど中国の方々)がいて混雑していた。
帰りのケーブルカー、トローリーバスは満員状態で大変だった。
山スキー終盤にしてはとても満喫できた2日間でした。
黒部観光ホテルで日帰り入浴し、大町駅前にある三洛にて食事をして帰路についた。
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