尾瀬(御池-沼山峠-尾瀬沼ヒュッテ-沼尻-尾瀬沼ヒュッテ-燧ケ岳-御池)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 1,022m
- 下り
- 987m
コースタイム
day2 8:00尾瀬沼ヒュッテ-8:25長英新道分岐-11:22ナデッ窪分岐-11:45俎12:10-12:27芝安12:37-13:01俎13:18-15:40御池
天候 | day1 曇時々雨 day2 曇り後晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
御池-燧ケ岳間ははリボン見失うこと幾度か。踏み跡もいっぱい。夏道を知らないと戸惑うかも。お気楽に考えていましたが、見晴らしが無いとかなり不安な道と思いました。 尾瀬沼を周遊しようとしたら沼尻から南へ向かう道は目印無し、踏み跡無し。 帰りは木賊の湯に立ち寄り。お勧めです。 |
写真
感想
会津駒に行った時、強烈な印象を残してくれた燧ヶ岳に行ってきました。
day1 那須塩原から御池までの所要時間を勘違いし、想定よりも少々遅いスタート。曇で山は見えず、雨もちらほらとした天候なので、初日に予定していた燧ヶ岳は回避し翌日に期待、お宿の尾瀬沼ヒュッテを目指します。まだ営業していないバス道を通って、沼山峠経由、雪原の尾瀬沼ヒュッテに。尾瀬は新緑の季節からシーズンが始まりますので、この時期は静かなもんです。申し訳程度に咲きたての水芭蕉がかろうじて尾瀬の雰囲気を伝えてくれてました。でも、世間の思う尾瀬とはまったく別物。新緑の季節の魅力には及ばないかも。
テントを貼り、翌日の登山道の偵察をかねて尾瀬沼を反時計回りに周回を目指しましたが、沼尻まで行ったところで踏み跡ほぼ無し、目印無し。多少もがいて南下を試みますが、装備不足、時間不足でそそくさと撤退。テン場に戻り翌日に備えます。
day2 テントを撤収し燧ヶ岳に向かいます。長英新道分岐より傾斜がやや強くなります。天気は曇。予報では山頂につくころは天気が期待できるそうでしたが・・・。高度が上がるとともに傾斜もきつくなります。ちょうどガスの下を歩いているような感じで、標高が高くなるにつれて、ガスも上昇。自分の現在地から下方の眺めは常にあり、次第に周辺の山々も視界に。でも目指す燧の山頂は見えません。木々が疎になり、枝につく氷がきれい。その重みで柳のように枝垂れている様もまた素敵。ナデッ窪との分岐に到着。まだ山頂は霧の中。時々見える晴れ間では太陽の光が強く、暑いくらいなので、実は歩くには曇が快適。ここからあと一息で山頂に上るとちょうど霧が晴れ、周辺が見渡せました。
一服後、芝安瑤妨かい、急登に向き合います。この斜度はかなり怖い。雪質はしっかりしているので足元が崩れることはありませんでしたが、ピッケルを雪に突き刺し、アイゼンの前爪を効かせながら慎重に登ります。怖さのせいで周りを見渡す余裕がなくなると、動きを緩めることができなくなるもんですね。自然にペースが上がります。中腹の大岩のあたりでひと息ついて、最後の傾斜を登りきって山頂へ。そのころに上空を覆っていた雲が消え始め、一面の青空に。理想の展開。
下りは、歩いている時に不意の滑落に対応できない可能性を避けるため、ピッケルを積極的に使いながら滑り降りた方が安全。てことでシリセード。再び俎瑤悄7擇腹ごしらえをしてから御池の登山口に向け、下山に取り掛かります。ここで先日会津駒のふもとで会話した山スキーのかたと偶然再会。こんなことがあるもんですね。
ところどころ、シリセードで標高を下げます。この御池への下山道はリボンがあまり見当たりません。たまに見かけるのですが、見失うこと何度か。さらに山スキーの縦横無尽の踏み跡があり、どこが登山道かトンと分かりません。幸い見晴らしが効いているので、地形からどっちの方角というのは明瞭に分かります。曇ってたらほんとに困ってたはず。晴れてて良かった。今回は下りに使った道ですが、初日に登りに使ったとしたら、山頂につながっている踏み跡がどれか判断つかず、相当混乱したはず。いろいろと幸運に恵まれてました。
広沢田代の前後では、崩れやすい雪と急斜面のおかげで、気をつけていても滑ります。ピッケルを手放さないようしっかり握りますが、不測の事態を避けるため、ピッケルを使いながらわざと滑った方がむしろ安全な場面も。そっちのほうが楽ですし。結局どこが登山道かよく分からないまま標高を下げ、駐車場が見えたことによって現在地が特定できた感じ。夏道を知らないと、視界の効かない時には御池からの登りは要注意に思いました。
駐車場では山頂直下であった山スキーの方に、ここでもご挨拶。またどっかでお会いできるような気がします。
コメント
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燧ヶ岳では前を行くお二方の背中が大変心強いものでした。
ありがとうございました。
時計なんですが結局みつかりませんでした 。。。
残念。
また、燧に行ったとき探してみて下さい
いえいえ、お気遣いありがとうございます。
素敵な山行でしたね。
無事に下山できたようで、何よりです。
おやま、楽しんでくださいね。
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