桜平駐車場、硫黄岳、横岳、赤岳
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- GPS
- 09:41
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,619m
- 下り
- 1,625m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 9:38
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
0時 起床
いつも使っているトレールウォーターパック2.0Lを用意していたら、チューブの接合部のパッキンがなくなっていて、水漏れを起こし、急遽ナルゲンの1Lの容器を用意してスポーツドリンクを入れ、ペットボトル3本と一緒に持って行くことにする。(ナルゲンは使わず、ただのおもりになる)
2時過ぎ 出発
3時40分 身延駅付近の自販機
一服しようと思って駐車場に入ろうとしたら、山梨交通のバスの駐車場の方から運転手らしき人が自販機の方に歩いてくる。タイミングが悪いなぁと思いながら、自販機がある駐輪場にスクーターを停め、男性がジュースを買い終わったあと、ブラックコーヒー(120円)を購入して、一服する。
4時29分 源交差点
芦安入口の一つ手前の交差点の「源」という地名が気になる。
4時50分 道の駅 はくしゅう
トイレにいくつかの燕の巣ができていたので、しばらく撮影をする。はくしゅうは漢字で「白州」と書くようで、雪が積もる地域なのだろうと、勝手なイメージを持つ。(実際は、白砂の扇状地に由来する)
山梨県から長野県に入り、富士見町の「机」という地名が気になる。(この地名の由来はいくつか説があるそう)
5時45分 桜平駐車場手前の舗装されていない道
ガソリンメーターが赤い部分の半分以下を指していて、ガス欠の可能性を感じ、急いで山を降りる。
5時59分 茅野市の24時間営業のガソリンスタンド
給油すると5Lも入らず、そのまま行けばよかったかも・・・と思うが、この安全策は間違いではなかったと自分を納得させ、併設されていたコンビニでトイレを済ませる。
7時少し前 桜平駐車場
駐車場「中」のトイレがコロナで閉鎖されている。夏沢鉱泉にトイレがあると書かれているが、それではコロナ対策にはならない気がする。いつも全部出してから、出発をしているので、ガソリンスタンドに寄ったことは、私にとってとてもラッキーなことだった。
7時11分 ゲート前 登山開始
クリームパンを食べて桜平駐車場を出発する。ゲートの中に車があるので気になるが、関係者用の車両だろう。
7時27分 夏沢鉱泉
数グループの登山者が休憩している。
数名写真を撮り、Facebookに投稿する。
7時39分 オーレン小屋 水力発電受水槽
小さな建物があり、黒い太いパイプと繋がっている。おじいさんと若い男性の二人組を追い抜く。
7時57分 オーレン小屋
建物の間を通るようになっていて、右側にテントが張られたテーブルがあり、人が沢山座っている。朝食でも食べているのだろうか。
直進すると森の道になり、石が詰められた金網が階段のようになって歩きやすくなっている。
8時16分 ヒュッテ夏沢
1グループが休んでいて、左側からも、奥からも人が歩いてきて、あっという間に人口密度が高くなる。
左側を見ると山と雲が見えて気持ちがいい。しばらく山道を歩き、ガレ場になる。おじいさんに追いつき、あれは○○?と北の方の山を指差して聞かれ、「そうですね、多分そうだと思います」とあいづちを打ち、どこまで行くのか聞かれたので、「赤岳まで行こうと思っています」と返事をして、追い抜かせてもらう。
右側の景色がきれいで、ジグザクの道の右側で曲がるところに来ると、思わず写真を撮ってしまう。
幼稚園くらいの女の子を連れた若い大きいのサングラスをかけたお母さんが歩いている(小顔でサングラスが大きく見えていただけかもしれない)。女の子が歩きにくそうなところになると、女の子を抱えて、歩けるようにしている。なかなかのお母さんだし、女の子の将来が楽しみだ。
8時57分 硫黄岳
人が多すぎて、山頂標識付近で撮影ができない。右側の眺めのいいところで撮影しようとするが、3人の女性のグループが陣取ってしまい、映らないように気を付けて撮影する。赤岩の頭への道があるところには、黄色いフードをかぶったカメラマンが陣取っていて、赤岳方面の写真を撮っている。
撮影した後、左側の火口跡のような場所を見ながら、祠がある場所まで歩き、横岳へと進む。ガレ場をしばらく下ることになるが、低木や紫色の花などの高山植物や周りの山々が目を楽しませてくれる。
9時33分 硫黄岳山荘
手前に神社があり、その後ろに十字架のように見える案内板があり、一瞬もやっとする。
奥へ行くと5,6人休んでいて、右側に「高山植物鑑賞コース」の案内板がある。そこから先へは進まず、山小屋や景色の撮影をする。
横岳方面へ歩くと、ローブが張られた場所になり、地図を見ると、キバナシャクナゲが自生している場所らしいが、辺り一帯に咲いている小さなピンク色の花は、明らかにツツジの形ではないので、別の植物だろう。小さな花たちに囲まれ、右には名前の知らない山々や雲、前方には赤岳、左には富士山と雲が見られ、とても気分がいい。
右側に突き出た場所があり、よく見ると水色の服を着た人が鎖を使って登っていて驚く。上まで登ったら気分がいいだろうが、とりあえず赤岳登頂を優先することにする。
10時19分 横岳
梯子を上り、鎖を使って登って、横岳登頂。山頂標識付近には人が数人座っているので、少し赤岳寄りのところで撮影をする。人が途切れずなかなか撮影できなかったが、なんとか撮影する。
10時48分 石尊峰?
大権現と書かれた石付近に数人人が休んでいる。赤岳寄りの場所に座り、腰を下ろして、山梨県富士川町の松月堂の山家焼を、富士山の模様と実際の富士山とを重ねて、にんまりしながら食べる。山家焼は松月堂のもう一つの有名なお菓子の栗煎餅よりはなんとなくしっとり感があるが、それでも口の中の水分が取られた気分になり、一緒にスポーツドリンクを飲む。今度は栗煎餅で試してみよう。甘くてのどが渇くかもしれないけれど。
ここまでくると、赤岳がはっきり見えるようになる。あと一息だ。
休憩を終え、はしごを降りたり登ったり、鎖を握ってヒヤヒヤしながら、道を進める。
二十三なんとかと彫られた石が置いてあり、東海道五十三次を思い出したが、全く関係ないだろう。記念に富士山と一緒に撮影する。
11時24分 地蔵の頭
お地蔵さんの周りにヘルメットをかぶった3人の男性がいる。右側には分岐があり、結構人が登って来る。お地蔵さんをみると、拷問を受けているように大きな石が置いてある。右から登ってきたおじいさんが富士山は見えないのかと聞いてきたので、左側を見てみると富士山が見えなくなっていて、さっきまで見えていたんですけど、と答える。すこし登ると富士山が見え、地蔵付近からは富士山が見えないことが分かり、おじいさんに「上からなら富士山見えます。方向が良くなかったみたいです〜」と久しぶりに大きな声をあげる。
11時29分 赤岳展望荘
ヤマザキのコンテナが気になる。
11時31分 県界尾根 分岐
山小屋を通ると分岐がある。
当初の計画では、この分岐を降りたところにある美しの森から登る予定だったが、今回のルートで正解だったと思う。
鎖を使って登る。なかなかののぼりごたえで、下手をすると、石ではなく人が上から降ってきそうな傾斜のある道で、ヘルメットは装備しておいた方がよいだろう。横岳あたりから登ったり降りたりしてきたが、最後の難関と言っていい場所だ。ただ、権現岳を登った後に来るとまだマシな気がする。登ると山小屋があり、その周辺で休んでいる人が結構いる。
12時6分 赤岳 登頂
山小屋から登るというより、奥へ進むと登頂。山頂標識が二つあり、上の方の標識の周りには人がわらわらといたので、下の方の「文三郎道」と書かれた標識で撮影する。上の方の人が少なくなり、上に登ると神社のようになっており、少し順番待ちをして撮影をして、山小屋でチョコパンを食べ、近くに座っていた個人的に登山をしているという山梨の学生と山の話をする。私が学生の頃は登山には全く興味がなく、無駄に大胸筋や上腕二頭筋を鍛えてばかりいた。今の時期から山を登り始めたら体が登山にあってくるだろうし、私に比べるととても有望だ。
12時49分 下山
ガスってきたので、「よい登山を」「お互いに」とあいさつをして、来た道を引き返す。
来た時より、明らかに気温が高くなっていて、横岳の富士山側などをよじ登っているときは風が当たらず日が照りつけていてとても暑く、そこを抜けて風が当たるところに出たときはとても気持ちが良い。再び富士山側でハシゴ待ちをしていて、花の写真を撮っていると、降りてきた女性が、この辺りに珍しい花が咲いているのだけど名前がわからないようで、シャクナゲが咲くみたいですね、と答えると、違ったらしく、不勉強ですいませんと答え、私も不勉強でとバツの悪い感じですれ違う。
横岳を歩いている途中でお腹がなりだしたので、携帯食を一袋食べる。
14時16分 横岳
行きは人が多くしっかり撮影できなかったので、ゆっくり撮影をするが、赤岳方向から来た、Tシャツに短パンにビーチサンダル姿の普通の夏の格好をした若者がフレームに入って来て、まったく悪くはないのだが、ちょっとイラっとする。ビーチサンダルで赤岳に登ったのだろうか。
そこから、ガスが多くなって、視界が悪くなり、少しだけヒヤッとする鎖場を通り、花の道、硫黄岳山荘を通り、ガレ場を登る。ガレ場は、方向を間違うことがないようにか、石が積み重なっている塔のようなものが、いくつもある。
15時7分 硫黄岳
硫黄岳に着くと、人が少なくなっていたので、山頂標識のところでゆっくり撮影し、来た道とは違う、赤岩の頭のルートから帰ることにする。
行きに黄色いフードをかぶっていたカメラマンがいた辺りの石が積み重なっている場所の道から下りていく。
初めは岩場が多く、その後は、砂や土の道になる。急いでいるなら、走ってもよさそうな道だ。
この道の景色もよく、左側の横岳から硫黄岳への道、右側の山小屋へ続く道などが見え、来た道の真ん中を通って近道しているみたいで面白い。赤岩の頭辺りに先ほどのビーチサンダル男子がいる。
15時26分 赤岩の頭
ここから直進するか、オーレン小屋に戻るか、地図を見ながら迷うが、直進して時間がかかったら、日が落ちてしまう可能性もあるので、無難にオーレン小屋方向に進んで帰ることにする。
低木に挟まれた道を降りて行き、普通の山道になり、またお腹が空いてくる。パン2個と山家焼2枚と携帯食1袋だけじゃさすがにカロリー足りてないよなぁと反省し、キャンプ場を通り過ぎ、オーレン小屋のアイスクリームに後ろ髪を引かれながら、登山口の鉱泉まで歩いて、携帯食をもう1袋食べる。
そこから、気持ち足取りが軽くなり、硫黄のにおいがする川などの撮影をする。
16時43分 ゲート
ゲートまで戻ると、行きにゲート内に置いてあった車が無くなっている。そういえば上の方に車が置いてあったので、だれかが乗って行ったかもしれまい。
駐車場に戻り、着替えていると、近くに鹿が来て草を食べだす。人間を恐れないていないようだが、誰かエサでもあげているのだろうか。
18時6分 道の駅 蔦木宿
食堂で夕食を食べ、お土産を買う。駐車場でシカに出会ったので、鹿肉を購入し、「鬼滅の刃」に出てきそうな名前が付いたお菓子「諏訪の氷柱」を購入する。
20号線、12号線を走り、日が完全に落ちる。52号線を走り、峡南西詰を過ぎたところでうなぎの甘い匂いがしたので、周りを見渡す。右側の「あまんどう」という店からからだろうか。左側の民家の夕飯の匂いかもしれない。10号線を走っている途中、身延駅前の商店街の駐輪場の自販機でブラックコーヒーを買い、内船駅の近くの自販機でおみやげに南部茶を買う。52号線に入り、国1バイパスに出る。
21時半頃、帰宅
リアケースに入れてあった、日焼け止めの乳液のフタが開いていて、バイク用のレインコートの黒いズボンの方が大変なことになっている。
レインコートはぞうきんで拭き、なかなかシミが落ちず、他の衣類は選択して、入浴して、マッサージ、ストレッチをして就寝する。
充実した1日だった。
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