甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根(名水公園べるが東BS~北沢峠BS)

2022年07月29日(金) ~ 2022年07月30日(土)

• GPS: 13:19
• 距離: 17.0km
• 登り: 2,697m
• 下り: 1,333m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 0:22
• 合計: 6:48

9:38 名水公園べるが東
10:11 10:11 尾白川渓谷駐車場
10:17 10:18 竹宇駒ヶ岳神社
12:15 12:29 笹の平分岐
14:33 14:33 刀利天狗
15:21 15:21 五合目小屋跡
15:20 15:27 屏風小屋跡
16:25 七丈小屋

2日目

• 山行: 5:31
• 休憩: 0:54
• 合計: 6:25

6:16 七丈小屋
7:10 7:10 八合目御来迎場
8:11 8:11 駒ヶ岳神社本宮
8:22 8:45 甲斐駒ヶ岳
8:47 8:50 駒ヶ岳神社本宮
9:31 9:43 摩利支天
10:40 10:43 駒津峰
11:15 11:28 双児山
11:33 11:33 双児山南峰
12:41 北沢峠 こもれび山荘

天候

7/29 晴れ/夕立
7/30 晴れ/曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

[行]
武蔵小杉 0518-0841 日野春 立川・八王子まわり \2766(→18切符で\2408)
日野春 0913-0935 名水公園べるが東 北杜市民バス幹線3号車\200

[帰]北沢峠 13:10-14:10 仙流荘 \1350
戸台口〜高遠駅BS 10.5km
※車に乗せてもらいました！本当に助かりました！
（高遠駅BS - 伊那バスターミナル \530）
※絶対にJR関東バスのダイヤを信用しないこと。正しくはこちら。
http://www.inacity.jp/kurashi/kotsu_jikokuhyo/bus_rosenjikokuhyo/busjikokuhyo/bus_takato-hase/bus_takatosen.html
なので、あの南アルプスバスだと17時55分のバスを使う予定で立てること。
※車に乗せてもらいました！こちらも感謝してもしきれない…。
中央高速バス 伊那バスターミナル 17:25-20:45 バスタ新宿\3500
※基本的にこの高速バスには間に合いません。

コース状況／危険箇所等

岩登りが必要
甲斐駒ヶ岳から摩利支天への直行ルートはなさそう？(ロープ張られていた)

※戸口台から先バス情報要注意※

その他周辺情報

仙流荘で運が良ければ野菜販売(割と安い)
　追記：滅茶苦茶美味しい
道の駅　南アルプス村長谷(戸口台BSから5km強)
高遠さくらホテル 温泉￥800(そこから3kmほど)
高遠に和菓子屋複数（くずバーうまい）

写真

7/29 8:42

日野春駅。南アルプスは途中まで曇っていたので心配でしたが、甲斐駒あたりは割といい感じです。

7/29 9:36

ありがとう北杜市民バス！助かったぜ！しかも安いぜ！9時台なら乗客いなくて地元民にも迷惑かからないのでみんな使おう！！！（道の駅にも行けるヨ）

7/29 9:41

まぁ暑いんですけどね。死にそう…。

7/29 10:18

神社でおいのりおいのり。おかげさまで3時まで雨降らず、割と青空ありと駒ケ岳の神様の神力は強すぎた。

7/29 10:39

しばらくは九十九折れでゆるやかーな上り坂というかぶっちゃけ暇…。

7/29 11:23

手元にきのこ図鑑はあるのですが、特徴がなさすぎてよくわからない…。傘にぶつぶつがないのでイグチではなさそう。コガネヤマドリ？

7/29 12:15

例の甲斐駒ヶ岳まで7時間の看板がある笹ノ平分岐点。休憩にしようと思ったんですが御覧の通り本当になんもなし…。

7/29 12:44

文字通り笹の平です。

7/29 12:47

この粘土っぽい赤茶けたきのこ、前もどこかで見たんですけど…やっぱりわからない…。うーーーん。コウジタケ？

7/29 12:55

笹の平から30分ちょっと歩くと広場がありましたがもう遅い。

7/29 13:41

ウシガエルじゃないの。ヒキガエルなの。写真撮りたくて進行方向塞いだらぼけーーっと上見ててかわいかった。ごめんね。

7/29 14:00

よく見る甲斐駒の刃渡り。先週は嵐っぽくて、その中でこの上通るの嫌だなと思ってましたが実物は大したことありませんでした。

7/29 14:01

結構幅があるので立ち止まって写真も撮れます。高ドッキョウの刃渡り想像してたんでそれに比べたら余裕でした。

7/29 14:01

日向山からの尾根道かな？　ガスったりたまに向こうまで見えたり、雲は安定しませんがなんだかんだまだ晴れ間が見えてて安心。

7/29 14:06

同じく刃渡りより。空は曇ったり晴れたりガスったり、涼しくなって雨もちょっと近いかなーとは思いましたが、こういうのがあるから最高です。

7/29 14:10

そろそろ傾斜が急に、そして岩々しくなってきました。

7/29 14:26

そしてついにハシゴ登場。わくわく。

7/29 14:33

ルートの刀利天狗はたぶんピークのことで、それより少し進むと社を構えた小広場がありました。なんて読むんだろう、とりてんぐ？

7/29 14:44

赤いきのこの三連星！ニシキダケあたりかなぁ？

7/29 15:12

このあたりから一旦下りが始まります…が、ここ岩から落ちる水滴が常に地面を濡らしていて割と怖い…。

7/29 15:18

黒戸山と甲斐駒へ至る道。このあたりテン場によさそうな平地が…おっと。

7/29 15:20

五合目。ここまで雨が降ってないのは奇跡です。右側から本格的にハシゴ地帯始まります。まずはおいのり。

7/29 15:25

五合目の社と梯子入り口の右側裏手に一本だけクルマユリ？が咲いてました。すごい得した気分。

7/29 15:33

さーて岩をのぼるぞー

7/29 15:57

ギャッ！第一の急登を終えた瞬間雨が降ってきた！　それにしてもどんどん勢いがすごくなって、この橋のところが一番怖かったですね。

7/29 16:06

雨に濡れながら岩登り。ちょっと緊張。

7/29 16:19

でもここを登ればもう小屋です。

7/29 17:26

到着して少ししたら晴れました。どっかに雷落ちたのか電気消えましたけど。

7/29 17:58

グッバイ太陽。黒戸尾根はほぼ日陰でよかったです。

7/29 18:03

おゆはん。カレーは予想外でしたが普通においしかったです。それ以外のつけあわせも嬉しい、というかチーズコロッケ？は出来合いとは思いますが衣サクサクでびっくり。

7/29 18:20

日没後の残光に照らされる鳳凰三山のオベリスクと富士。

7/29 18:32

9合目あたりに刺さる二本の剣はここからでも見えるようです。

7/29 18:45

夕暮れはまずまずでした。雨乞岳までは見えてたかな。

7/29 18:48

くつろぎスペース。食事は第二小屋と交互で使うからか夕食時は30分程度の利用制限があります。山にまつわるバッジはなんとナシ…。

7/30 4:34

日の出前、ハローオベリスク＆富士。グッジョブな雲海ですな。

7/30 4:35

大岩山の向こうに雲海と北アルプス。

7/30 4:54

でも日の出は林の中から！うーんオレンジなだけに惜しい！よく見えないけど八ヶ岳から登ってるのかな？

7/30 4:55

昨日雨の中こんなとこ渡ってたんですね…こわ。（正解ルートは左手の岩伝い）

7/30 4:59

北アルプスアップ。来週は行くぞ！（天気悪くて行けなさそう）

7/30 5:01

そうこうしているうちに七丈小屋インスタロケを発見。ん！？あれが八ヶ岳…！？

7/30 5:03

ってことは誰だお前！？いやまじであれ何…金峰とかあのあたり？

7/30 5:32

朝ごはんもなかなかおいしい。お味噌汁お代わりできればよかったのになぁ…。

7/30 6:24

相変わらず一番遅い出発でした。テン場からの景色もなかなかですね。

7/30 6:47

そしてここからは本格的に急登＆岩が始まりました。

7/30 6:50

まず最初の剣。いやーそれにしても雲海だなぁ。…もう少し展望効かないかなぁ。ちなみに八ヶ岳はこのあたりが最期でした。

7/30 6:52

ハイマツの向こうに山頂が見える。でもまだまだ。

7/30 6:52

たぶん鋸と諏訪だか松本だかと北アルプスっぽいの。ふわっふわだな…。

7/30 6:54

太陽とともにガスも上がってくる…！急がねば！

7/30 7:04

岩の上でじっと逃げなかった愛いヤツ。シオカラトンボ♀なのかな？ずっと青色だと思ってました。

7/30 7:09

岩場が落ち着くと八合目まで3つほど休憩できるスポットがありました。おいのり。

7/30 7:10

あれは北岳さんかな？

7/30 7:14

八合目直下のスポット。これが「テン場にはできません」と書かれてた場所かな？

7/30 7:20

さてこっから岩始まります。鎖使わないと登れないうちはまだまだヒヨッコなんだろうなぁ…。

7/30 7:25

でも鎖使わないで登れるのかな…。

7/30 7:27

初シャクナゲ。まだ生きてた、というかしっかり生きてたのはこれぐらいです。

7/30 7:34

なんだろうこれ？タカネニバナ？かと思ったけれど、葉の形が違うような。

7/30 7:34

鳳凰からの稜線もガスに包まれがちです。

7/30 7:42

ついに2本の剣まで来ました。どうやって刺したんアレ…。

7/30 7:47

シャクナゲが群生してました。でも死にかけ。ンゲー

7/30 7:47

来た道はもうすっかり雲海に包まれました。黒戸山がギリ見えてるのかな？

7/30 7:50

摩利支天への道を黒戸尾根から。すっごい急峻。

7/30 8:03

鋸の稜線。…んん〜？中央と北の切れ目かな…？ってことは一番遠くは御嶽…？まさか白山なわけないよな…？でもあの山容はアルプスじゃないしなぁ…。

7/30 8:10

あれだけ上に見えた山頂もあと少しです！

7/30 8:11

そしてこちらは駒ヶ嶽神社！　いい天気をありがとうございました！　この上には「大國主命」の立派な柱と「駒嶽大神」の石碑が。どうやって持ってくるんだろこういうの。

7/30 8:15

さっき頂上を見上げた地点から5分足らずで到着しちゃいました。

7/30 8:15

山頂からは仙丈ケ岳がよくみえます。南アルプスはほとんどが見えない中、この子は最後まで頑張ってくれました。

7/30 8:19

誰も見向きしない山百の標柱。山梨百名山ってそんなに知名度ないもんなの…？

7/30 8:21

神社、右に摩利支天、奥は…鳳凰三山かな？　結局富士山は見えませんでした。

7/30 8:21

白峰方面はちょっとだけよv　今度行くから見たかったのになぁ…。

7/30 8:22

こっちも行きたい！逝きたい！

7/30 8:48

ミヤマゼンコでいいのかな？

7/30 8:57

岩が波打つ斜面。壮観かな。

7/30 8:58

このまま摩利支天まで直行できるルートがあるはずなんですけど確認できず。

7/30 9:14

なのでここまで下ります。

7/30 9:15

まぁこっちもたいがいですけどね。それでもグレーディングCはないと思う。

7/30 9:23

さっき黒戸尾根から撮った摩利支天への道の場所ですね。すっごい崖。

7/30 9:26

ヤマブキショウマ？ 花の形がわかりづらいけれど、葉はそれっぽいですね。ついでに横はイワウメですかね？

7/30 9:27

着きました摩利支天なにもみえん（韻）

7/30 9:28

千丈くんは本当に頑張ってくれています。不動明王っぽい石板とツーショット。

7/30 9:28

摩利支天から見える甲斐駒ケ岳。…見える、見えるぞ！

7/30 9:33

イワウメっぽいのだけど、イワウメってこんなに花弁尖ってるもんなの？と疑問。なんか別の花っぽいんですが、だれかわかる方いないかな…。

7/30 9:41

これより向かう駒津峰、双児山方面の尾根。

7/30 9:51

摩利支天分岐への戻り道。そういえばこの岩千手観音に見える！　すごい、信仰度が上がってきたぞ…！

7/30 10:01

駒ケ岳への直登尾根。分岐点には赤ペンキでまんま直登↑と書かれてましたが、いやはやすごい傾斜だなぁ。

7/30 10:11

下山道もまだまだ岩々してます。

7/30 10:23

ドクダミかなぁ？　こんなところにも咲いているんですね！

7/30 10:25

登り返しは結構しんどい。この日は金曜の黒戸尾根と違って対向者結構いましたね。

7/30 10:26

鋸へ至る道。「試練と憧れ」だなぁ。

7/30 10:30

赤河原。あそこを遡行する人もいるんだなぁ。

7/30 10:36

見えてきました駒津峰。ここらへんは太陽照っててちょっと暑かったです。ハイマツ帯にいいイメージがない…。

7/30 10:40

到着しました駒津峰。もう仙丈ヶ岳もお隠れになりました。

7/30 10:42

甲斐駒と摩利支天は……ほぼガス……。これから登る人御愁傷様です…。

7/30 10:50

さて双児山へ。下から見ると双耳峰に見えましたが、駒津峰と双児山でそう見えただけっぽいですね。実際はあそこのかわいいぴょこぴょこが双子なのかな。

7/30 11:04

なめこっぽいの。絶対なめこじゃない！

7/30 11:15

双児山はそこまでスペースありませんが、荷物を片付けるのにはいいですね。にしても何故わざわざ変換しにくい漢字にするの！！

7/30 12:07

双児山から70分とのことでしたが、あっという間に二合目です。

7/30 12:37

ここらへん八ヶ岳の如く苔の森で、同行者の方が感動してました。苔の種類も覚えないと…！

7/30 12:42

あっという間とか言いながら90分かかって到着。…なんで？　ちなみに13:10のバスは増発分の二台目でした。

7/30 15:48

さくらの湯が使えなかったので高遠さくらホテルへ。800円ですが快適です。日向は火傷しそうですが日陰は微風でとても気持ちいい。ヌルヌルアルカリ泉ですので時間があれば仙流荘よりこっちオススメ。

7/30 16:42

雰囲気のいい高遠の町並み。ここまで電車通ってれば面白かったんだけどなー！

7/30 16:47

裏切りと救いの高遠駅。4月の数日しか運航してない期間限定ダイヤを堂々と載せてるJR関東バスを許すなー！

撮影機器：

Galaxy S21 5G SC-51B docomo サムスン

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック 携帯トイレ ゲイター 目出し帽 シュラフカバー

感想

Barklay

1日目
気温 26-19℃(ほんとか？)
湿度 80%~
風 なし
消費水量 2L

2日目
気温16-32℃
風 快適
消費水量 1.8L

延期に延期を重ねてようやく山行日和。ところが前々日早速トラブル発生で、なんとマウンテンタクシーの予約システム不調で予約できない→なら韮崎から下教来石行きのバスで→ん？これと交差する路線があるな…ということで北杜市民バス第3を発見。道の駅白州より尾白川駐車場に2km近い場所よりスタート(しかも200円！)
相当暑い田んぼ道を抜け、相当長い緩やかな登りを抜け、ようやく5合目へ。ここまで予報にあった雷雨なし。神社があれば毎回お祈りはしていますが、相当神力の強い神様と見た！…が、さすがに最後までは持たず急登終了直後にスコール。雨に濡れた橋は怖かったですが、それでも雷はなく無事宿に着けました。宿に着いたらどっかに雷が落ちて電気切れました…。ちなみに対向者はたったの13組。刀利天狗周辺14時半に会った爺ちゃんは大丈夫だったのかな？
夜はまずまずの晴れで、星もそれなりに見えました。山荘からの景色はやや望みづらいものの、一応北アルプスと富士山方面は見えます。翌日、朝の天気はよかったのですが、ガスるのが予想外に早く…8時台で既にかなりかかってました。白峰三山が北岳しか見えないのはなんとも残念でした。が、その分日陰ができがちで涼しい山行が望めました。七丈小屋直下はハシゴ、甲斐駒ヶ岳周辺は岩の直登が多かった印象がありますが、割と誰でも登れる感じですね。
摩利支天へも直行の道は見つからなかったものの、グレーディングCというほどには大したものもなく、あっさり到着。静かな山頂が楽しめました。下りは登り返しやガレ道にやや体力が取られたものの、難路もなくサクサクと。山頂でご一緒した方と談笑しながらあっという間に駆け下りました。
戸口台から10km程度歩くつもりでしたが、その方のご厚意により車に乗せていただくことになりました。道の駅に寄り、温泉に入り、なんと高遠駅まで送っていただけました。大感謝。温泉はぬるぬるしたアルカリ泉で人が少ないのもありゆっくり浸かれました。高遠にて目当てのバスがなんと春季の数日限定という罠で危うく高速バスに乗り損ねるも、観光案内所の方の計らいでまた車に乗せてもらえるというミラクルが。本当に感謝してもしきれない…。あ、某和菓子屋であったくずバー(アイス)、溶けないとのことでいただきましたがとてもおいしかったです。アクセスは不便ですがなかなかいい町ですね。南アルプスバスの乗務員のおじちゃんは声が小さくてよく聞き取りにくいものの、なかなか愉快なおじちゃんでした。
高速バスからは富士山がよく見えてました。編笠岳の裾野も。おのれ…。