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記録ID: 453730
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

残雪の燕岳(燕山荘春山登山教室)ラストにトホホ・・・

2014年05月24日(土) ~ 2014年05月25日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
28:56
距離
23.7km
登り
2,140m
下り
2,074m
天候 5/24(土):晴れ 6時気温9℃(穂高駅) 
5/25(日):曇り時々晴れ 6時気温8℃(燕山荘室内)
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス 5/23(金)松本で前泊
5/24(土)JR大糸線始発で穂高駅→バスで有明荘
5/25(日)登山口よりバスで穂高駅

福岡より松本までの移動について↓
http://www.yamareco.com/modules/diary/54291-detail-71686
福岡空港から飛び立つと、先週登った三日月山・立花山が眼下に
2014年05月23日 15:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/23 15:50
福岡空港から飛び立つと、先週登った三日月山・立花山が眼下に
僕の故郷、滔々と流れる筑後川も
2014年05月25日 22:12撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 22:12
僕の故郷、滔々と流れる筑後川も
今日は最高の天気。穂高駅から大天井や常念が良く見える
2014年05月24日 06:30撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 6:30
今日は最高の天気。穂高駅から大天井や常念が良く見える
有明荘から登山口まで。登山教室は18名でした
2014年05月24日 07:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 7:58
有明荘から登山口まで。登山教室は18名でした
中房温泉登山口(1470m)
2014年05月24日 08:17撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 8:17
中房温泉登山口(1470m)
イワナシが咲いていました
2014年05月24日 09:33撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 9:33
イワナシが咲いていました
バイカオウレンも。歩きながら撮ったのでピンがあってない…
2014年05月24日 09:53撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 9:53
バイカオウレンも。歩きながら撮ったのでピンがあってない…
第2ベンチにてスニッカーズを喰らう。あ、榊さんが後ろに写ってる(笑)
2014年05月24日 10:27撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 10:27
第2ベンチにてスニッカーズを喰らう。あ、榊さんが後ろに写ってる(笑)
ここらから雪が出始めました
2014年05月25日 22:13撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 22:13
ここらから雪が出始めました
合戦小屋(2370m)は雪。ここからアイゼンを履きます
2014年05月25日 22:15撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 22:15
合戦小屋(2370m)は雪。ここからアイゼンを履きます
お昼ごはんはカップヌードルをダブルで(笑)
2014年05月24日 11:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 11:59
お昼ごはんはカップヌードルをダブルで(笑)
雪焼け対策に、帽子をキャップからハットへ変えます
2014年05月24日 12:12撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 12:12
雪焼け対策に、帽子をキャップからハットへ変えます
待ってました、雪上訓練。アイゼン歩行の練習を繰り返します
2014年05月24日 12:53撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 12:53
待ってました、雪上訓練。アイゼン歩行の練習を繰り返します
滑落停止訓練も沢山やりました。途中からどんだけスピード出して止まるか試したりして、アトラクション状態(笑)
2014年05月25日 22:16撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 22:16
滑落停止訓練も沢山やりました。途中からどんだけスピード出して止まるか試したりして、アトラクション状態(笑)
合戦尾根まで直登
2014年05月24日 14:22撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 14:22
合戦尾根まで直登
槍が見えてきた〜
2014年05月24日 14:23撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 14:23
槍が見えてきた〜
なぜか皆ココで撮影してた
2014年05月24日 14:34撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 14:34
なぜか皆ココで撮影してた
燕山荘が見えてきた〜
2014年05月24日 14:55撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 14:55
燕山荘が見えてきた〜
山荘手前でアイゼンを脱ぎます。山荘直下は雪がないため、登山道を保全します
2014年05月25日 22:16撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 22:16
山荘手前でアイゼンを脱ぎます。山荘直下は雪がないため、登山道を保全します
燕山荘到着!(2712m)少し霞んでますが良い天気。槍も綺麗です
2014年05月24日 15:36撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 15:36
燕山荘到着!(2712m)少し霞んでますが良い天気。槍も綺麗です
北アルプスの女王、僕の初恋の山、燕岳
2014年05月24日 15:38撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 15:38
北アルプスの女王、僕の初恋の山、燕岳
テントもちらほら。いいなぁ
2014年05月24日 15:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 15:50
テントもちらほら。いいなぁ
槍バック
2014年05月24日 15:51撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 15:51
槍バック
山荘にザックをデポして燕岳へ
2014年05月24日 16:09撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 16:09
山荘にザックをデポして燕岳へ
イルカ岩と槍ヶ岳
2014年05月24日 16:09撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 16:09
イルカ岩と槍ヶ岳
燕岳から燕山荘
2014年05月24日 16:35撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 16:35
燕岳から燕山荘
燕岳から北燕岳
2014年05月24日 16:40撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 16:40
燕岳から北燕岳
燕岳山頂(2763m)少し風が出てきた
2014年05月24日 16:43撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 16:43
燕岳山頂(2763m)少し風が出てきた
風の強い頂上付近には雪が積もりません
2014年05月24日 16:55撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 16:55
風の強い頂上付近には雪が積もりません
でも稜線の東側はこんな感じ
2014年05月24日 17:10撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 17:10
でも稜線の東側はこんな感じ
山荘に戻って最初にすることは…やっぱコレ
2014年05月24日 17:52撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 17:52
山荘に戻って最初にすることは…やっぱコレ
燕山荘の夕食は美味しいです!チーズ入りハンバーグは絶品。そしてご飯が美味い〜。三杯もお代わりしちゃった
2014年05月24日 18:32撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 18:32
燕山荘の夕食は美味しいです!チーズ入りハンバーグは絶品。そしてご飯が美味い〜。三杯もお代わりしちゃった
夕焼けは見られませんでした。この後、風が強くなった
2014年05月24日 19:14撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 19:14
夕焼けは見られませんでした。この後、風が強くなった
ガスってきて夜景も見えず。星空もダメでした
2014年05月24日 19:16撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 19:16
ガスってきて夜景も見えず。星空もダメでした
オーナーの赤沼さんが登って来られました。いつもながらの楽しいお話
2014年05月24日 19:37撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/24 19:37
オーナーの赤沼さんが登って来られました。いつもながらの楽しいお話
明朝はガスで朝日も見えず
2014年05月25日 04:38撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 4:38
明朝はガスで朝日も見えず
朝食も白飯三杯!
2014年05月25日 22:19撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 22:19
朝食も白飯三杯!
3月に赤沼さんと福岡でお会いした時に「雪の燕岳にもおいでよ」と誘われての今回でした
2014年05月25日 07:05撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 7:05
3月に赤沼さんと福岡でお会いした時に「雪の燕岳にもおいでよ」と誘われての今回でした
スタッフの河地さん、榊さん、お世話になりました!
2014年05月25日 07:14撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 7:14
スタッフの河地さん、榊さん、お世話になりました!
なぜかスタッフを撮りまくる赤沼さん(笑)
2014年05月25日 07:18撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 7:18
なぜかスタッフを撮りまくる赤沼さん(笑)
下山時には少し晴れ間も
2014年05月25日 07:26撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 7:26
下山時には少し晴れ間も
雷鳥さんにもお見送り頂きましたが、イワヒバリさんも元気でした
2014年05月25日 07:55撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 7:55
雷鳥さんにもお見送り頂きましたが、イワヒバリさんも元気でした
合戦小屋まで降りてきました
2014年05月25日 08:45撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 8:45
合戦小屋まで降りてきました
富士見ベンチ少し下の階段辺りで降りづらくなって時間がかかりました
2014年05月25日 09:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 9:50
富士見ベンチ少し下の階段辺りで降りづらくなって時間がかかりました
第1ベンチは雪なし。あ、また後ろに榊さんが写ってる(笑)
2014年05月25日 11:20撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 11:20
第1ベンチは雪なし。あ、また後ろに榊さんが写ってる(笑)
マイヅルソウはまだ咲いていません
2014年05月25日 11:22撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 11:22
マイヅルソウはまだ咲いていません
ん?これはツツジ?
2014年05月25日 11:38撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 11:38
ん?これはツツジ?
ムラサキヤシオツツジだそうです。九州では見ないなぁ
2014年05月25日 11:41撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 11:41
ムラサキヤシオツツジだそうです。九州では見ないなぁ
カツラの花
2014年05月25日 11:43撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 11:43
カツラの花
下山して中房温泉「湯原の湯」で汗を流しました(お見苦しい画像ですみません)
2014年05月25日 12:16撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 12:16
下山して中房温泉「湯原の湯」で汗を流しました(お見苦しい画像ですみません)
トホホなトラブルの後、搭乗した飛行機から「映幻日 (えいげんじつ) 」が観られました。窓の左側が太陽で、中央に幻日が見えます
2014年05月25日 18:40撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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5/25 18:40
トホホなトラブルの後、搭乗した飛行機から「映幻日 (えいげんじつ) 」が観られました。窓の左側が太陽で、中央に幻日が見えます

感想

3月に福岡で、燕山荘の赤沼さんと花見をした時に「雪の燕岳もいいよ〜!」と伺ってたところ、5月に三連休が取れそうではありませんか。いずれ冬山を楽しめるように雪上訓練をしたいなぁとも思っていたので、燕山荘の「春山登山教室」に申し込んじゃいました。

福岡から名古屋まで空路、そこから電車で松本を目指します。福岡から北アルプスを目指す場合、登山口に取り付くまでが遠く、5時間は優にかかります。今回の飛行機利用では、ある懸念がありました。ピッケルとアイゼンは機内持ち込みが出来るのだろうか?と。実は前回、ナイフ付きのレザーマンをザックに入れたままで、セキュリティに引っ掛かったことがありました。Jetstar と福岡空港のHPをチェックしても、はっきりと該当するような記述がありません。よって早めに空港へ行き、対応できるようにしておこうと決めました。結果的には何の問題もなく搭乗口検査をパス!しかし、これが後にトホホな悲劇を生み出しました(笑)。

松本市内で一泊し、翌土曜日のJR大糸線始発で穂高駅まで行き、そこからバスで登山口へ。集合場所の有明荘には既に大勢の人が集まっています。今回の登山教室は総勢18名とのこと。引率ガイド役の燕山荘スタッフ・榊さん、河地さんからオリエンテーションを受けて、7:50に出発!登山口まで車道を15分ほど歩きますが…ん?やけにペースがゆっくりだなぁ。というか、すご〜くスローペースなのです。後に「このペースが大切なんだよ」と赤沼さんに教えて貰いました。汗をかかず、息が上がらず、休憩せず、歩き続ける、「いわゆるボッカ歩きだよね。これが長く遠くまで歩ける一番いいスタイルなんだよ」とのこと。

実際には18名の長い列なので、どこかが詰まって立ち止まってしまう尺取虫状態になること、しばしば。休憩もしっかり取ったので、合戦小屋に到着したのが12:00でした。富士見ベンチ辺りから雪が出ていてキックステップで、合戦小屋からはアイゼンを履いての登りです。尾根に出るまでの開けた場所で、雪上訓練をしました。アイゼンなしの場合の歩き方、アイゼンを付けての歩き方を教わります。それぞれに何度も繰り返し斜面を登ったり、下ったり、斜めったり、トラバったり。とにかく、転ばない歩き方が一番大切なのですね。

次にピッケルワークについて。様々な使い方を教わって、最後は滑落停止訓練。これは何度も繰り返しているうちに皆さん余裕が出てきて、「もっと長く滑ってスピードつけようよ〜」なんて楽しんでました(笑)。訓練はザック無しでやりましたが、ザックを担いだ状態でもやっときたいなぁ。でも本当に滑落したら、これはとても止められるものではないな…というのが実感です。いずれにせよ、実際にやってみないと分からないこと、やってみて初めて気づくことがたくさんありました。まずは転ばない歩き方を身につける、これに尽きますね。普段(無雪期)の歩き方でも意識しておこうと思いました。

たっぷりやった雪上訓練を終えて、登り再開です。稜線である合戦沢の頭に出るまで、夏山登山道は雪で埋もれているので直登できます。雪山は夏とルートが違うところが魅力の一つですね。その分、ルートファインディングの能力が要求もされます。燕岳のように雪上に赤布をつけた竹竿をしっかりと立ててくれている所ばかりではないのです。来シーズンまでに読図力を高めておきたいな。

15:30過ぎに燕山荘へ到着、ザックをデポして燕岳を往復しました。やや霞みがかってはいましたが、やはり素晴らしい穂高連峰の山なみ…ため息しか出ません。残雪の山って、夏であれば影になる谷の部分が雪で白くなるため、その表情がよりはっきりするというか、とにかくカッコイイんですよね。ああ、この山の姿を見るためにここまで登ってきたんだよなぁ。もういつまで眺めていても飽きることがありませんでした。夕刻から曇ってきたため夕焼けは叶いませんでしたが、十分満足できる初日でした。

燕山荘の夕食はとっても美味しいです。そして同席した人との会話も楽しい。僕が福岡から来たというと一様に驚かれます(笑)。この日は赤沼さんが予定を変更して山荘まで登って来られていました。食事が終わると赤沼さんの楽しいお話がありました。この日は写真を映し出しながら、燕岳の四季についてなどを聴きました。なかでも印象的な話の一つは、岩のそばにある小さな樹木を写した画像のときの話です。

「この岩の横にへばりついている小さな木があるでしょう?この木は40年前から大きさが変わっていないんです。大きくなっていない。成長するための栄養や環境に乏しい所に芽を出してしまったんですね。自然というのは平等じゃないんです。どこに種が運ばれてきたのか、どこで芽を出したのか、その環境には差がある。不平等なんですね。けれども、その芽を出したところで彼らは一所懸命に生きて行くしかない。僕も山小屋の息子に生まれたから、山小屋を一所懸命にやっていくのです」

僕はこのとき、今は亡き祖父が耳納連山を眺めながら幼い僕に語ってくれた話を思い出しました。
「あん山に植わっとる木は俺が小さか時からあすこに在るもんな。耳納の山ば駆け抜ける獣のごたる生き方もあろうばってん、俺はあの山で動くこつは無くてん、深く根を張って、風雪に耐え、静かにずうっと立っておる、あん木のごたる生き方が好いとる」当時、家業を継ぐことに抵抗を感じていた僕に、諭すわけでもなく語ってくれた祖父の言葉でした。今の年齢になって「生き方」や「在り方」を改めて山や自然から学ばせてもらっていると思います。

楽しいお話が終わった後、赤沼さんとお酒を飲みつつ語らいました。つい先日、祝日として「山の日」の制定が決定しましたが、その件に赤沼さんが関わっていた(かもしれない)という面白い話も。「山の日」制定について関係団体や国会議員が集まっている場で意見を求められた赤沼さん。「山の日」制定は、もともと上高地で行われていた「ウェストン祭」から盛り上がったため、6月に設定されようとしていたそうです。そこで赤沼さんは「6月はまだ冬山だ。誤解を生んで安易な入山が増える恐れがあるから、6月はふさわしくない」と意見しました。議員から「それならいつが適当と思われるか?」と尋ねられ、「8月のお盆前後が良いのでは」とお話したそうです。「あれで『山の日』が8月11日になったのかも知れんな〜(笑)」と酔った顔で楽しげに語る赤沼さんでした(笑)。

翌朝4時過ぎに起きて御来光を拝もうと思いましたが、あいにくの曇り空でした。朝食も白いご飯がとにかく美味しくて、おかわりしました。山荘スタッフの皆さんに気持ちよく見送られ、下山。アイゼンワークを意識しながらの雪山下りです。やっぱり下りの方が難しい。7:30に燕山荘を出発して12:00に登山口へ。ガイドして頂いたスタッフの皆さんにご挨拶。特に榊さんには「今シーズン中には縦走で大天荘に泊まりますから!」なんて約束しちゃいました(笑)。中房温泉の立ち寄り湯で汗を流してバスに乗り込んで一路、中部国際空港を目指します。

天候にも恵まれ、満足感に浸り、最高の山行だった…のに、最後の最後でトホホなことをやらかしました…(-_-;)。
前回は帰路に新幹線を利用したのですが、今回は帰りも飛行機を使おうとチケットを購入していたのです。でも空港に着くのが出発20分前。ギリギリなのでちょっと心配はしていました。とにかく急いで搭乗口までと走れるところは走って、保安検査口まで来ました。

そこで引っ掛かったんです…アイゼンとピッケルが…。例のX線検査です。
え?でも往路はコレ通りましたよ!と抗議するも、「他の空港のことは知りません。ココでは通せません」と。
機内持ち込みが出来ないなら、預ければいいでしょ?と聞くと、「搭乗30分前を過ぎると預けられない」とのこと。

そ、そんな!じゃあどうすればいいんですか?「これらを廃棄するか、搭乗を取りやめるしかないです」廃棄って捨てるってこと?預ってもくれないんですか?…ガーン…。(福岡行きの●●便へご搭乗のお客様は急いで下さ〜い!)とアナウンスが聞こえてくる。え?え?捨てて乗るか?いやいや、降りるか?え〜、どうしよう?ちょっとパニくってしまう僕。頭の中で金の計算をして(笑)、「乗ります!これは廃棄します」と宣言。それから搭乗口まで猛ダッシュして機内へ駆け込みましたとさ。はぁ…最初から新幹線で帰る予定にしときゃ良かった…。と考えても「後の祭り」ですね。

まあ、それでも一応言っておきますよ。
やっぱり山はいいな〜。頭がからっぽになって、心がいっぱいになる!…今回は財布も空っぽになったけど…

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コメント

わー
憧れの燕岳ほんとにうらやましいです
やっぱり見える景色が違いますよねぇ〜。
アイゼンとピッケル、搭乗30分前になると預かってもらえないなんて
知らなかったので、勉強になりました。
2014/5/28 0:06
Re: わー
カフェモカさん、コメントありがとうございます。

帰りでこんな事になるとは…ヘコんでます(笑)。
でも、雪上訓練はやっておいて良かった。
これで来季の冬山に少しづつチャレンジできるかな。
2014/5/29 1:18
あいたたぁ
ピッケルとアイゼンの機内持ち込みNG、勉強になりました。
金額にしたら飛行機の方が安かったかもしれませんね?(笑)
2014/5/30 9:33
Re: あいたたぁ
ツルッティさん、コメントありがとうございます!

まったく、あいたたぁ〜!でした(笑)。
これぞ苦渋の決断?いやいや、ただのオマヌケですね。
2014/5/31 0:01
ゲスト
素晴らしいですね!
お疲れ様でした!
素晴らしい景色ですね。いつか直接この目で見たいと更に決意しました^^
赤沼さんのお話も、お祖父様の言葉も心に響きました!
ピッケルとアイゼンは・・・心中お察しいたします(ノ_< ;)
2014/5/30 12:32
Re: 素晴らしいですね!
smingさん、コメントありがとうございます!

察して頂けましたか…(笑)。
人間て、手痛い失敗は繰り返さないもの。
勉強した…と、思って心で泣いています(笑)。
2014/5/31 0:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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