寄沢流域・滝郷沢右俣
- GPS
- 09:06
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosen_time/time03_h.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは寄バス停と、寄大橋のすぐ先にある水源林管理棟の前にある。 下山後は新松田駅前で軽くお食事。いつの間にか駅前に居酒屋ができていた。 |
写真
感想
まだ一度も行ったことがない寄沢流域の沢に出かけてみることにした。選んだ沢は滝郷沢右俣。4人の仲間を得て楽しい遡行となった。
国土地理院の地形図を見ると、大きな字で「滝郷ノ滝」と書かれている沢が青線で描かれているが、これは滝郷沢ではなく水棚沢である。なんと紛らわしい名前の付け方だろうか…と思うが、何か歴史的経緯があるのだろうか?
寄大橋を過ぎて適当なところから沢に降りると、ほどなく滝郷沢の出合である。ここで沢支度をする。出合のすぐ奥に大きなF1があり、とても登れそうには見えないので右から巻く。
2段7mのF2はまず左から中段の釜まで登る。釜に乗り込む一歩がやや遠い。ここから先の登りが良く分からなかったのだが、左岸の巻き道(トラロープあり)から登った仲間に確保してもらって左から登ってみると見た目ほど難しくはなかった。
小滝を越えると堰堤がいくつも続き、やがて二俣が現れるので右俣へ進む。
すぐに10mのF4が現れる。難しくはないが、良く考えてラインを選ばないと顔面にシャワーを喰らう。
F4の直後の小滝は各自色々なラインで登ってみたが、ガイド本に書かれている通り、右から左上するバンド沿いに登るのが一番易しいようだ。
20mの涸滝F7は難しくはないが高さがあるのでちょっと怖い。慣れた人ならばロープは要らないだろうが、不安そうなメンバーがいたらロープを出した方が良い。中間支点は無かった。
12mの涸滝F8はホールド・スタンスは豊富にあるのだが、岩がもろくて信用できるものが少ないのでこれも怖い。2/3くらい登ったところにスリング付きの残置ハーケンがあるが、信用できるかどうかは怪しい。ここは慣れた人が先に登り、後続を確保すべきであろう。全行程の中でこの滝が一番怖かった。
F8を越えたあとはしばらく涸れ沢沿いに進み、適当なところから左の尾根にあがる。この尾根を詰めれば檜岳山頂にたどり着く。沢では他パーティには会わなかった。
山頂で沢装備を解きながら休憩する。沢の途中でヒルがいることが分かっていたので、みな恐る恐る衣類を調べたり靴を履き替えたりしている。ほどなく、「居た!」「やられた!」の声が飛び交う。私は右ふくらはぎの内側を吸血され、ズボンが赤くなっていた。水無川流域などに出かけるときはヒル対策を講じるのだが、今回は油断してしまった。
檜岳からは登山道を通って雨山峠〜寄へと戻る。
バスの発車時刻まで30分以上あったので、荷物の整理をしながらのんびりしていたら、左足もヒルにやられていることに気づく。檜岳山頂では無事だったので、靴の奥に潜んでいたのかもしれない。
ヒルにはやられてしまったが、初めての沢で楽しむことができた。愉快な仲間たちに感謝!
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