香肌イレブンファイナル2座 桧塚、明神岳
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- GPS
- 08:58
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,397m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:43
天候 | 晴れ一時夕立ち |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
その先に、天候不良時に閉鎖されるゲートが有り、穴ボコの有る未整備の舗装路とは言い難い舗装路を更に3-4km進むと、駐車地の有る雨量観測所に到着する。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
明神平から奥山谷出合を経由して千秋林道出合の間は、目印のテープが有るものの所々不明瞭な踏み跡道の部分が続いている。(特に奥山谷出合を過ぎるまでは注意が必要) 夏季にはヒル対策も必要。 |
写真
感想
猛暑予報の中、
汗だくで急登を登って桧塚-桧塚奥峰...
木陰の多い標高1300-1400mの広尾根の稜線道をハイキングして明神岳...
今日の主目的松阪香肌イレブンのファイナル2座を登ったまでは順調だったが...
草原が広がる明神平から国見山に触発されてピストンした小1時間ほどが、後から思えばちょっと調子に乗り過ぎたようだ。
急ぎ戻った明神平からマナコ谷口へと向かう沢筋道へ下り始めた時が既に14時...
水場で頭を冷やしてから下り口付近で少し迷ったものの何とか目印のテープを見付けて、その後も薄い踏み跡を目印のテープを頼りに沢筋に沿って慎重に進む。
小半時も進むと、踏み跡道は幾らか分かり易くなって来て、所々大樹巨樹や小滝が現れる魅力的でなかなかワイルドチックなルートになって来た。
時刻も15時半が過ぎて時間を少し気に掛けながら奥山谷出合に近付いて来たかなと思う頃、遠くで雷鳴が2度ほど轟いたかと思うと、辺りが急に薄暗くなって、程なく落ち出した雨粒が激しい夕立に変わる。
この時刻とは信じられ無いほど周囲が暗くなり激しい雨足も手伝って、メガネ越しの視界ではレンズに当たる雨水滴が邪魔になって見づらくなり、とうとう眼鏡を外してどうにか周囲の視界を確保する。
奥山谷出合を通過する頃には、スマホを見る事も難しい程の雨になり、斜面のルートを横切る小沢からも水が流れ落ち出して来た。
急斜面に付けられた道跡やロープの鎖場が続くこの辺りのルートは、土砂降りの雨で一層滑り易く、感覚を頼りに慎重に薄暗い道跡の気配を辿り、行きつ戻りつを2度3度と繰り返す。
足下を流れる沢の水の音が大きくなり、見る見る内に勢いを増して来た。
渡れ無くなる前にと、考える間も無く靴のまま膝まで水に浸かって岩を両手で掴みながら、勢いを増して来る流れの中、それでも何とか2-3mを渡渉する事が出来てホッと安堵の一息...。
尚も降り続く雨の中を濡れネズミになって、少しでも早く、一歩でも先へ行こうと夢中で進んだが、更に小半時ほども経っただろうか、林道に出合う頃には幸運にも雨も小降りになって来た。
更に千秋林道を進んでスタート地点が近づく頃には、ほぼほぼ雨が上がって来て、命の危険を感じる程のつい先程迄の時間はまるで嘘のように、青空までが覗き見える程に回復したものの、靴下までずぶ濡れに成っている登山靴で歩を急いだ。
突然の激しい夕立に遭遇して記憶にも教訓にも残る山行になった。
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