太郎山 新薙コース往復
- GPS
- 04:35
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 733m
- 下り
- 733m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今は、梵字飯場跡駐車場より林道を歩くこととなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に自然林の中を歩くコース。 ガレ場の横断がありますので、注意して進みましょう。 |
写真
感想
太郎山への最短の新薙コース。当時は登山口まで車で入れました。このコースだと、新薙やお花畑などの名所があるので、楽しみです。早朝スタートにして、前夜着。登山口で仮眠します。まさに静寂の音を聞くような森閑とした雰囲気でした。朝の光と鳥の囀りとともにスタート。まずは急坂を少し登り、小さな堰堤の前を通過して、広い裾野のような雰囲気の樹林帯を緩やかに登って行くようになりました。コメツガやダケカンバの樹林の中に、シャクナゲの木が沢山生えていました。ただし、シャクナゲの季節はもう終わりのようです。
U字型に掘れている登山道を登り、暗い樹林の中を淡々と登って行くうちに、1850mあたりで、緩やかな部分を通過します。ここから徐々に傾斜が強まり、一気に山頂に向けて登って行きます。道が新薙の横を登っていくようになると、樹林も時々切れ、男体山や大真名子山、小真名子山が見えてきました。空は雲が重く垂れ込めていて、男体山の山頂も僅かに雲がかかっていました。新薙のガレ場がぐっと近づいてきて、やがて道もガレ場を横断します。それほど高度感を感じる訳ではありませんが、慎重に通過します。一旦樹林帯の中を少し登って二つ目のガレ場を横切り、再び樹林の中に入ると、傾斜は緩やかになり、火口原の縁を乗り越して、太郎山の火口原であるお花畑の草原に出ました。
お花畑は地図で見ると湿原表記になっていますが、水はほとんど無く、山上の笹の平坦地でした。真ん中を真直ぐ一本の道が横切って行きます。対岸まで横切って石仏のある大岩のあたりで火口原を振り返りながら休憩しました。最後は樹林帯を登り、山王峠への分岐を見て、その直ぐ上が山頂でした。風が強く、かつ雲に包まれていて、あまり長居するような雰囲気ではありませんでした。オープンな山頂ですので、晴れた日の展望が素晴らしいに違いありません。再びお花畑に戻って腰を落ち着けます。最初は霧に深く沈んでいましたが、少し経つと綺麗に晴れて全体が見渡せました。この落差は感動的で、これを短い周期で繰り返していました。端から流れ落ちるように乳白色の霧が流れ込み、いつの間にか綺麗さっぱり消えている。面白い眺めです。
あとは登って来た道を下るだけです。途中、この日初めて数人と出合い、急斜面を下って、傾斜が緩むと登山口へはあと少しです。このコースは植林が無く、終始自然の山を歩けるいいコースでした。
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