焼石岳(東成瀬口) 姥石平経由下山
- GPS
- 08:31
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 835m
- 下り
- 835m
コースタイム
8:36 大森沢(4合目)
8:52〜 8:56 釈迦ざんげ(5合目)
9:25 最初の徒渉
9:29〜 9:36 与治兵衛(6合目)
10:05〜10:09 柳瀞(7合目)
10:35〜10:38 長命水
10:42〜10:52 焼石沼(8合目)
11:30〜11:42 焼石神社(9合目)
12:12〜13:05 山頂
13:23 泉水沼
13:26 姥石平
14:00〜14:09 焼石神社(9合目)
14:40〜14:45 長命水
15:08〜15:11 柳瀞(7合目)
15:40〜15:45 与治兵衛(6合目)
16:20 釈迦ざんげ下分岐(5合目)
16:33 大森沢(4合目)
16:49 駐車場
天候 | 晴れ時々曇り(11:30〜12:20) |
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過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはありませんでした。 トイレもありませんでした。ジュネスカントリーパーク(パークゴルフ場ほか、東成瀬からは国道397号右側、焼石林道入り口手前3分)を利用とのことです。 東成瀬口からは標高差618m、6.2Kmと単純平均勾配は10%ですが、7合目(柳瀞)までは途中、蒸し暑さの中を細かな登り下りを繰り返します。特に、5合目の釈迦ざんげ(1065m)までせっかく登ったあと、6合目(与治兵衛、1000m前後)まで下るのは、木漏れ日の中のブナ林歩きだから良いようなものの、天候に恵まれないときは長く、退屈に感じられるかもしれません。また、急登といえるのは山頂直下くらいでしょうか。 登山道全体として特に危険な箇所はありません。ただし、6合目をはさんで胆沢川源流部の徒渉が3回ありますが、通常は全く問題ありません。(白神岳の二股よりははるかに流れが緩やか。) ただし、増水時は通行不可になる可能性があると思います。また、徒渉部分に補助ロープ等はありません。 また、6合目から7合目の途中6合目寄りの部分、胆沢川に近いところにはひどく泥濘んでいる箇所が少なからずありました。 9合目から山頂へは30分程度ですが、前半15分は不規則でリズムの取りにくい岩場になります。ところどころ岩の隙間が深くなっている箇所があり、物を落すと回収不可能です。足を落すと……、回収は可能でしょうが、ケガが心配。くれぐれも油断のないように……。 後半山頂直下15分程度は若干の急登となります。ハイマツのため足元が見えにくいのですが、ハイマツの根や岩が隠れているところもあります。 山頂からは、「姥石平→焼石平→焼石神社」をお勧めします。直接9合目に下るよりも30〜40分回り道となりますが、特に姥石平、泉水沼周辺はこの山域最大のお花畑になります。今回も前回(19年6月)ほどではありませんでしたが、高山植物が残っていました。なお、ここは遅くまで雪が残りますので、念のため…。 下草が若干多かったように思いましたが特に問題になる箇所はありません。ただし、ガスってきた場合など、方向表示標柱を見落とさないように。 温泉は、ジュネススキー場内に通年営業のホテルブラン(登山口駐車場からは20分程度?)があります。日帰り入浴でも300円で21時まで利用可能のようです。カントリーパークに隣接したジュネス休養センターも登山口駐車場から10数分とお手ごろですが、営業時間は5時までで、4時半までの入館が必要です。 |
写真
感想
19年9月の大雨で林道や6合目付近が不通になり、加えて昨年は地震ということで、2年ぶりの焼石岳でした。昨年の地震の後遺症で尿前林道は不通のままで、ツブ沼からは少し遠いからなのか、東成瀬口はいつになく人が多いように感じられました。朝8時ころ登山口についたら、すでに14、5台の車。かろうじて1台分確保できました。
準備を整え8:18、登山開始。35分で5合目、釈迦ざんげ。ここまでの途中はやはり湿度が高く、蒸し暑い。釈迦ざんげは風も通るので暑苦しさからは解放され、一息つきました。直ちに6合目へ。途中、徒渉があるので少し緊張気味。徒渉が近づくにつれ、2年前よりも登山道の崩落が進んでいるように思われました。2年前からは多少登山路が変わっていましたが、水量も少なく難なく徒渉。ところが、その後がてこずることになります。泥濘が短いけれどひどく、数多い。特に胆沢川に近いところは幅も狭く、川に滑り落ちないよう慎重に進みました。川から離れていくにつれ泥濘は減り、ほどなく少し開けた、日がさすところにでます。7合目、柳瀞です。ここからは三界山そして焼石本峰を眺めながらの気持ちの良い歩きです。30分くらいで長命水へ。程よく冷えた本当に美味しい水です。3分ほどで焼石沼畔へ到着。風も涼しく一休み。しかし、まわりはトリカブトだらけ。少し異様な雰囲気です。トリカブトであることを知らなければ良かったのかも。10分程度休んで出発。道も狭くなり少し登りがきつくなりなりますが、花も増えてきます。そして9合目。山頂まではあとわずか。前回は山頂までの途中で一休みしましたが、今回はペース配分もよく30分で山頂到着。20人以上の人が寛いでいました。山頂では、360度の展望を楽しめるはずでしたが、栗駒山頂はちょうど雲に隠され、鳥海山も視程が低く見えませんでした。それでも、真昼岳や和賀岳は確認できました。
雲が晴れないかと1時間近く粘りましたが、残念!。1時05分姥石平経由での下山開始、9合目までは1時間ほどでした。予定よりも遅れ気味でしたが、途中の不安感もなく、ゆっくり下山。駐車場についたのは5時近くになってしまいました。
真夏ほど暑くもなく、かといって寒くもなく、思っていた以上に高山植物に出会い、美味しい水を堪能し、まさに、山に遊んでもらった一日でした。
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