黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳

2022年08月08日(月) ~ 2022年08月09日(火)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.8km
• 登り: 2,412m
• 下り: 2,406m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:40

6:00 尾白川渓谷駐車場
6:05 竹宇駒ヶ岳神社
7:50 笹の平分岐
9:30 刃渡り
9:50 刀利天狗
10:40 五合目小屋跡
11:40 七丈小屋

2日目

• 山行: 6:55
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:55

4:50 七丈小屋
5:30 八合目御来迎場
5:50 九合目
6:20 6:30 駒ヶ岳神社本宮
7:00 九合目
7:20 八合目
7:50 8:20 七丈小屋テント場
9:00 五合目小屋跡
9:40 9:50 刀利天狗
10:10 刃渡り
11:10 11:20 笹の平分岐
12:30 竹宇駒ヶ岳神社
12:45 尾白川渓谷駐車場
12:45 ゴール地点

6月の鳳凰三山に続く南アルプスです。その時に感じたのはそろそろ年齢的には日帰りよりもテント泊でゆっくり山行を楽しみたいという事です。加えて安全の為にも帰路にもしっかり時間を取りたいし・・・。

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

竹宇駒ヶ岳神社手前の尾白渓谷駐車場を利用しました（無料）売店もあって助かります。

コース状況／危険箇所等

5合目から先には5段連続ハシゴと垂直含む3段ハシゴ、八合目先には巨石の間のよじ登り箇所が有ります。黒戸尾根は長い尾根筋を歩く部分と急激に高度を上げる為の多数の階段の両方あるのが特徴だと感じました。自分の技量を考えての無理をしない判断も必要です（登ってから感じた次第です、テントの中で横になりながらえらい所に来てしまったなあ〜と）

その他周辺情報

ベルガ尾白の湯が最高に良かったです（割引券は尾白渓谷駐車場の売店でもらいました）

写真

8/8 5:42

早朝のベルガ通りを山に向かって直進、とにかく田んぼの中の真直ぐな道です

8/8 5:57

駐車場の朝はこんな感じでした、帰りに尾白の湯の割引券をもらった売店はそこです。

8/8 6:05

竹宇駒ヶ岳神社で安全祈願の拝礼を済ませ

8/8 6:07

左手の橋を渡ると登山道

8/8 6:10

8/8 7:02

8/8 7:30

ちょと霧が出ていて怖い感じ

8/8 7:42

そんな中でもリョウブの花にホッとしました

8/8 7:51

横手からの合流点、やっと笹ノ平分岐まで来たぞ

8/8 8:01

道の脇には様々な神様の名前を刻んだ石碑や石像が至る所にあります、修験者の山ですね

8/8 8:03

この辺りは気持ち良く上がって行きました

8/8 8:17

注連縄とかあるといつもの山登りとは違う雰囲気があります

8/8 8:18

思わず道端の神様に頭を下げる気持ちになります

8/8 9:00

神様の領分ですかね

8/8 9:23

8/8 9:28

ここが痩せ尾根の刃渡りですね

8/8 9:28

おっとカモシカ君

8/8 9:43

ハシゴが出てきました

8/8 9:48

刀利天狗様

8/8 9:48

黒砥山ですね

8/8 10:06

ベニテングダケは菅平では昔沢山取れて塩漬けにして食べたら絶品だったとの事でした、一応毒キノコですが。

8/8 10:26

黒戸山を右に巻いて鞍部の五合目まで下って行きます。難所の黒戸尾根登山道ではこの辺りが唯一肩から力が抜ける所でした。

8/8 10:40

五合目小屋跡に到着、ここから5段連続のハシゴが始まります。

8/8 10:43

8/8 10:50

あんな脇にも石碑が累々と

8/8 11:05

もしかしたらこの辺りが屏風岩かも

8/8 11:07

8/8 11:10

橋は頑丈に出来ていましたが間からは下は見えます。

8/8 11:14

昔の人は担いできたのですかね、すごい信仰の力

8/8 11:38

七丈小屋に無事到着しました、一張り千円也。小屋のスタッフの方は丁寧に対応してくれて心細さも吹っ飛びました。

8/8 15:30

この夜は全部で七張りでした。

8/8 17:53

夕方になってガスが切れると鳳凰山が顔を出してくれました。結局翌日も含めて眺望が有ったのはこの時だけでした、ありがたいです。

8/8 17:54

地蔵岳のオベリスク

8/8 17:54

左に富士山でした

8/8 17:57

8/9 4:51

翌朝

8/9 5:11

八合目に着く前に御来光

8/9 5:12

8/9 5:13

8/9 5:13

8/9 5:27

八合目で休憩しているのは昨夜テン場でご一緒した学生さんのコンビです。とにかく元気が有って気持ちで引っ張って行ってもらいました、ありがとうね。

8/9 5:33

ヤマオトギリ

8/9 5:33

8/9 5:43

急激に高度を上げていきますから登りはきつくなります。巨岩の間を這い上がる。

8/9 5:45

8/9 5:46

振り返り

8/9 5:52

全てのものが神々しく感じます。

8/9 5:53

8/9 5:55

アキノキリンソウかな

8/9 5:55

ヤマハハコですかね

8/9 6:00

ガスが出てきました

8/9 6:07

8/9 6:20

8/9 6:23

甲斐駒ヶ岳到着です、長かった〜。歩かせていただきありがとうございましたという気持ちになりますね。

8/9 6:23

8/9 6:25

長い間の風雪に耐えた奥社

8/9 6:26

8/9 6:34

8/9 6:35

8/9 6:35

あれが摩利支天？あそこまで行けという仲間のアドバイスが有りましたがそこまでの気力は私にはありませんでした。頭の中は下山の事だけ。

8/9 6:53

8/9 6:57

8/9 7:02

8/9 7:06

8/9 7:07

8/9 7:15

金属に札には結婚記念と書いてありましたが、意外と世俗的です。

8/9 7:20

八合目

8/9 7:32

8/9 7:48

テン場まで戻りました、撤収。

8/9 8:16

七丈小屋さんありがとうございました、一番搾りが美味かったです〜

8/9 8:28

すれ違ってこれから登る人

8/9 8:31

8/9 8:40

8/9 9:01

五合目小屋跡で会話した、上田市出身の赤岳山頂小屋勤務の青年。若いって良いなあ〜と感じた瞬間でした。

8/9 9:44

刀利天狗様ありがとうございました。

8/9 9:55

慎重に下ります。

8/9 10:05

刃渡り通過

8/9 10:10

線香の香りに惹かれて休憩しました。石像はイノシシに乗って弓を引く神様で見えました、謂れが知りたいものですが荘厳な雰囲気が有りました。

8/9 10:14

8/9 10:17

気持ち良い下りです

8/9 10:18

キノコの種類は豊富です

8/9 10:23

サクサク気持ち良いです

8/9 10:24

割ると白い液が出ましたのでチタケかと思うのですが、これは麓まで沢山見ることが出来ました。

8/9 10:48

リョウブ

8/9 10:56

8/9 11:13

笹ノ平分岐で休憩

8/9 11:26

普通に生えている木も十分時代が有ります。

8/9 11:27

これはビロードの様な笠が特徴的でした

8/9 12:35

竹宇駒ヶ岳神社到着〜

8/9 12:43

駐車場到着です、車暑〜

撮影機器：

EX-ZR1100 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

simagawara

流石に名にし負う甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根でした。単に距離や高度を競う事ではなく、霧の中の苔むした山道を進み、石像の群れの中を歩くうちに精神が浄化されるような荘厳な雰囲気になれるルートだと感じました。圧倒される巨岩の尾根や絶壁のハシゴの前では何度も気持ちを奮い立たせて進みました。但し軽装で日帰りをする方達も何人もおられたので、難路にファイトが湧くという事もあるのでしょう。テン場では知らない同士が声を掛け合い良い雰囲気で過ごす事が出来、特に夜中に何度も強風がテントを襲った時には何とも心強さを感じました。
今回は生憎の天候で眺望は楽しめませんでしたので、次には北沢峠から歩いてみたいものです。