【無念の白馬岳 o(*>Д<)ゝ時間切れで敗退】


- GPS
- 07:03
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 1,315m
コースタイム
天候 | 快晴 黄砂で霞み遠望は利かなかった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りのロープウェイは自然園発降り16:40が最終 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【栂池自然園~天狗原】 栂池山荘裏手から尾根にとりつく、かなりの急登 今シーズン大池方面へは今日の登山者が初とのこと。ステップ作りにかなり時間とられました ほぼ直登ですが、傾斜緩んでツガの疎林になったあたりから左手目指すと夏道の木道に遭遇します 【天狗原~白馬乗鞍】 目の前に見える雪渓を右に斜上するように登り、左手の岩場をかすめるように直上すれば白馬乗鞍からの夏道につながります ステップを作ってきましたので迷うことはないと思います(トレースなく、だだっ広い雪渓で夏道の入り口探すのは結構大変でした) 【白馬乗鞍~白馬大池】 完全夏道、指導標にしたがって進めば問題なし 【白馬大池~船越の頭】 白馬大池は雪の下で普通に渡れましたが、午後になるとかなり緩み水たまりが目立ち始めました。日々状況は変わると思います。南岸に渡りそこから船越の頭へ直登しました。帰りはシリセードで一気に下山。この時期だけの特権ですね。 【船越の頭〜小蓮華山】 前半は夏道ですが、後半は雪面をトラバースしながら登る感じになります。ここが踏み抜き多発で苦しい。夏道はどんどん露わになってきていますので、ここも状況はどんどん変わると思います。 【小蓮華山〜三国境】 ほぼ夏道でした(少し雪渓残ってる所もある)。今回は時間切れで三国境までしか行けませんでしたが、そこから見える白馬岳へのルートは馬ノ背のあたりが雪壁の急登と見受けました。 全体通してノートレース。気温高く踏み抜き多発で疲れました。 |
写真
目の前の雪面を登りますが、どこが白馬乗鞍への入り口なのかわからず往生しました
(真ん中のハイマツ帯が右下に伸びてるあたりを目指して直上します)
感想
今週の天気予報も晴れ、今年の残雪登山はお天気に恵まれてる
この週末はどこに行こうかな、テント泊で槍ヶ岳がいいなぁ
なんて予定も立ててたけど、前日まで仕事(当たり前か)
パッキングがめんどくさい、食糧の買い出しもしてない、寝てない
もうすっかりテント泊のモチベーションが下がってしまって
どこか日帰りでいけるとこにしようと思いついたのが白馬岳
大雪渓から登るのが定番だけど、今回は栂池から目指してみることにする
ゴンドラで標高1900Mまで持ち上げてくれるし(この理由の方が大きい)
行ってみたら今夏のシーズン営業は今日始まったばかり、山荘のスタッフの方曰く
「山誰も入ってないからね、足跡ないしまだ目印も付けてないから気を付けてください」
って、たしかにお山はノートレース
これがずっと天狗原から白馬大池、小蓮華山まで雪の斜面は足跡、踏み跡の類まったくなし
唯一あったのがカモシカとライチョウの足跡、人跡未踏の雪面を踏み抜き地獄にはまりながら黙々と登る
山登りってこんなに辛かったっけ、って思うほど苦しい
夏道が出てくるとスピードも上がるけど、この時期の雪原は本当にスピードが上がらない
くそっ、帰りはシリセードで一気に下山してやる
小蓮華山までようやくたどりつくと、そこから白馬岳がより近く見えた。この時点で13時30分
帰りのロープウェイ、最終は16時40分発、いくらシリセードで飛ばしたとはいえ、帰りは3時間は欲しい
14時まで頑張って行けるとこまで行ってそこからは潔く引き返そう
小蓮華山からはしばらく夏道の緩やかな降りとなったが、三国境まではまたまた雪の登り
ここでもう時間切れ、白馬岳がでかく見えるけど山頂まで登るのにあと小一時間はかかるだろう
考えてみたらここまで何も食べずに登ってきてた。頑張りすぎると食欲もなくなってしまう
パンを無理やり詰め込んで水で流し込み帰路に備える
帰りは気温がますます高くなって、往路は踏み抜かなかったところもグッサグサ
なんじゃこりゃー、腰まで潜るようなとこもあったりしてもう疲労困憊
チクショー、ピークハントできなかったし、踏み抜きだらけで何て登山やってんだ俺
ようやく船越の頭まで来た。ここからはシリセードで大池の畔まで一気に下降
時間は15時30分。ここまでくればもう登りはないが思ったより時間がかかってる、タイムリミットは残り約1時間
こりゃギリギリだぞ、もうぼんやりしてる暇はない。白馬乗鞍の地味に辛い溶岩台地を抜けて、天狗原へ大シリセード
ここもシリセードには急斜面過ぎるのだが、もう四の五の言ってられない
足でブレーキングしながらスピード調整するがスピード乗ってくるともう滑落状態(笑
顔面雪まみれになって天狗原から山荘まで一気に駆け降りた
16時30分、ようやく山荘裏手に到着。よかった最終のロープウェイに間に合った
もうボロボロのヘロヘロ
それにしても今回の登山、情けなさ過ぎる
事前の準備不足、スタートは遅いし、時間の読みも甘い
いつかリベンジという宿題もできたけど、ここらで気合い入れなおさないといかん
反省材料たっぷりの残念な白馬岳でした(登ってないけどね、笑)
我々も去年の同じ時期に大雪渓から入って、小屋泊まりで栂池へ縦走しました。
大雪渓往復かなぁと考えていたのですがお天気がよさそうだったので栂池へ降りましたが、
白馬山荘の小屋番の方にこの時期にここを通る人はほとんどいないと言われました。
実際、大雪渓まではそこそこ人がいましたが、白馬岳〜栂池は同じルートを歩いたソロ男性と乗鞍岳で栂池方面から登ってきたソロ男性の2名にしか会いませんでした。
でも可愛らしいツクモグサを愛で、たくさんの雷鳥さんに出会った静かな縦走でした。
メジャールートもこの時期だと静かでとてもいいので今度は是非テント泊で歩いてみてください!
お疲れ様でした〜
kameさん hibaさん こんにちは
昨年のレコ読ませていただきました
やっぱりこの時期は大雪渓からですね、人気の山なのに栂池からは全く人気がなくてさみしかったですよ
晴れてたから
そういえば昨年のGWにも小蓮華付近で遭難事故がありましたけど、その時のニュースかなんかで「もうしばらくで白馬山荘なんですがね」って言ってましたけど、小蓮華から山荘まではすぐなんて距離じゃないですよね
結構離れてるし、馬の背の急斜面はあるし、GWの頃だったらもっと積雪もあるだろうし、天候悪くなったら3000M近い稜線は怖いですね
今度は大雪渓からゆっくり登ってみたいと思います
残雪期ももうすぐ終わりですけどお互い安全登山でいきましょう
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