北ア・栂池ロープウェイ自然園駅から白馬乗鞍岳往復


- GPS
- 05:25
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 615m
- 下り
- 639m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:36
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨が降った後のためか、石ゴロゴロな道は湿って滑りやすい。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
コンロ
コッヘル
食器
サングラス
テント
|
---|
感想
夏休みには、東北の朝日連峰や飯豊山への登山を企画してたけど、8月上旬の大雨により大きな被害で受け、登山口にクルマで乗り付けるのも困難な状態となったため、諦めた。代わりに、8月13日・14日の日程で北アルプスのまだ歩いていないコースを歩く旅を企画したけど、台風8号の発生によりこちらも諦めざるを得なくなった。台風8号が去った8月14日に、弟子(妻)のリクエストに応える形で、栂池から白馬乗鞍岳を往復してきた。
栂池ロープウェイで自然園駅まで上がって白馬大池を目指すコースは、今まで歩いたことが無い。このコースについては、NHK名古屋放送局制作の中部地区限定番組『金とく』の『やっほー! 日本アルプス』の第5弾『秋の白馬連峰 男ふたり旅』(2013年11月29日放送分)で、スピードワゴンの小沢がガイドと一緒に1泊2日の日程で小蓮華岳まで往復する映像を観て、やたらと岩がゴロゴロし、草ボウボウの歩きにくいコースとの印象を持っていた。真夏のアルプスには短パンで臨むことが多いけど、今回は長ズボン履いて、スパッツも持って来た(苦笑)。
この時期の栂池ゴンドラリフトの運行開始時間は6時半のため、これを逆算して4時半に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。高速道路の休日割引適用外のため、高速に乗る区間を極力絞って魚津─親不知のみとしたけど(苦笑)、現地には予定どおり6時半過ぎに到着。台風が去った後は晴天が戻るような予報が出てたと思うけど、実際には高曇りで山岳展望はあるけど、冴えない天気。ゴンドラリフトとロープウェイ(臨時便)を乗り継ぐ。栂池には中学校2年生の時に宿泊学習で来たことがあったけど、大糸線の白馬大池駅で降りたこと以外はどこをどう歩いたか、全く記憶に残っていない。今回乗ったゴンドラリフトとロープウェイも無かったしな。これら乗り物のなかからは、鹿島槍、五竜、唐松、白馬三山がよ〜〜〜くみえたけど、まさかこの後みられなくなるとは全く思わず、写真を1枚も撮ってなかったのが残念…。自然園駅に到着し、7:39に出発。最初のうちは車道で、大きな荷物を背負ったファミリー登山のパーティーを追い抜いて栂池ヒュッテ、栂池山荘の前を通り、ビジターセンターの手前から登山道に入る。最初のうちは木道で、やがて石ゴロな道に変わる。石は台風の影響による雨で濡れていて滑り易い。靴のフック部分と石が接触し、靴紐が外れて靴紐を結び直す機会が多かったので、接触しないようにスパッツを装着。草ボウボウなイメージでスパッツを持ってきたけど、そんなに雑草は酷くはなかった(苦笑)。
人気コースだけあって多くの登山者が歩いてるけど、最初のうちは私たちと同じ上りのひとしか居なかった。しかし、次第に白馬大池からの下りの登山者とすれ違うようになり、時間を要することもあった。登山道が木道になると、すぐに天狗原に到着。湿原で遮るものも少ないので、これから向かう白馬乗鞍岳の山体と、その山体についた細い溝のような道に登山者が上り下りしているのが遠望出来た。10分休憩してから、細い溝のような道を上りに行く(苦笑)。しばらくは天狗原の木道歩きが続く。先月に小白木峰に行った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4470366.html)に木道歩きが殆ど出来ずに残念がってた弟子も木道を歩けてご満悦。楽しい木道区間も、風吹大池へのコースを分けるとすぐに絶え、大きな石を石伝いに歩くような道に変わる。石と石の間には水が溜まってるので、石伝いに行くしかない。傾斜がつき始めると石だけの道となる。ひと上りで樹林帯を抜け、石しかない場所に出ると、眼下に先ほどまで居た天狗原が箱庭のように広がる。石よりも岩のほうが多くなってくるとコース最大の難所の雪渓横断ポイントに到着。雪渓にはロープが渡してあるので、雪渓歩きが苦手な弟子でも無事に横断出来た。難所の雪渓を通過して、急な登りの後に右手に廻り込むと、だだっ広い白馬乗鞍岳頂上の一角に出る。頂上の端にある三角点の横を過ぎ、一般に頂上と目されるケルンを目指す。弟子はそこを頂上だとは思わず、その先にみえる小蓮華方面の峰を頂上だと勘違いし、頂上はまだまだ先だと思ってたらしい(苦笑)。COVID-19禍でめっきり姿をみなくなった韓国人パーティーの居る白馬乗鞍岳のケルンに10:06に到着。
頂上からは、東側の戸隠連峰や頸城三山方面がよくみえた。しかし、朝のゴンドラ〜ロープウェイからみえた鹿島槍、五竜、唐松の展望は無い。みえて小蓮華までだ。辛うじて雪倉岳や朝日岳が時折姿をみせる程度だった。弟子が「白馬大池をみたい」と言うので、頂上から大池側に下りて、白馬大池がみえた場所で引き返した(苦笑)。10:41に白馬乗鞍岳のケルンを通過し、そのまま往路を忠実に自然園駅まで戻る。下りのほうが難易度が高いので難所の雪渓も無事に通過。白馬大池で泊まるのか、大きな荷物の家族連れと何組かとすれ違った。なかには「もう、歩きたくない」などとくずり始めた子が居たけど、大丈夫だったろうか? 天狗原で休んでると、西宮から来たと思しきボーイスカウトの軍団が次々と到着。天狗原からの下りでもボーイスカウトの子たちとすれ違ったけど、なかには転んで膝から下が泥だらけでベソかいてる子も居て、ちょっと可哀想…(苦笑)。上りには立ち寄らなかった銀嶺水に立ち寄って、採水。ビジターセンターには12:42に到着。せっかくだから、自然園に入って一番手前のルートを一周し、木道歩きを楽しんだ(苦笑)。
雲が多く、北アルプスの展望はイマイチだったけど、高曇りだったのが幸いし、それなりの展望はあった。陽が差さないので涼しく、風もそんなに強くなく、快適だった。雰囲気的には、夏山では無く、もう秋山の山行っぽかった。
いいねした人