ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 458942
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

天気に恵まれたが、しんどかった〜 笠ヶ岳

2014年05月31日(土) ~ 2014年06月01日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
19:41
距離
28.4km
登り
2,407m
下り
2,386m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5/31 (土) 05:25 新穂高登山者無料駐車場 - 06:55 わさび平小屋 - 07:15 登山口 - 8:40 シシウドヶ原付近 - 雪渓直登 - 10:55 大ノマ乗越 - 12:55 秩父平 - 15:45 抜戸岳 (テント泊)
6/1 (日) 06:45 抜戸岳 - 08:00 笠ヶ岳山荘 - 08:15 笠ヶ岳 08:30 - 10:00 抜戸分岐 10:15 - 11:00 杓子平 - (笠新道) - 13:50 笠新道口 - 14:45 新穂高センター - 15:00 駐車場
天候 1日目 快晴 (やや霞んでいる)
2日目 快晴 (朝は風がやや強い)
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松本から安房トンネルを抜けて新穂高登山者無料駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
[1日目]
槍への分岐点の登山口の先から雪道。鏡平を経由せず大ノマ乗越まで雪渓を直登したが、雪質は問題なし。大ノマ乗越から先はトレースがない。尾根を歩くが雪屁に亀裂が多数あり、雪屁から離れて歩くと雪がズブズブで踏み抜き箇所が多く、コース取りが難しい。途中腰上まで埋まるほど踏み抜き、スコップで掘ってやっと脱出 (焦った)。スコップがなければ危なかった。秩父平から抜戸岳までルートがわからず、コースタイムの約3倍かかってしまった。雪がズブズブで歩きにくい。疲れて抜戸岳近くでテント泊。
[2日目]
ちょっと寝坊し 風が強い中 06:45 テント撤収して笠ヶ岳目指して出発。朝はアイゼンの喰いつきがいいが、それでも踏み抜き箇所が多い。真新しいアイゼンの跡を発見。途中で杓子平でテント泊して笠ヶ岳ピストンの人とすれ違い。初めて人に遭遇。笠ヶ岳頂上までも雪はズブズブで歩行は注意必要。下山は杓子平、笠新道経由。初めてだったので、危うく杓子平から右側の沢の方に下りそうになった。トレースを見失うと危ない。約 2000m ぐらいで雪はなくなりアイゼンを外したが、ところどころ雪があり、滑落して危ない箇所があった。
最近の気温上昇で雪質が悪くこれからはますます厳しいと思われます。

360 パノラマビュー
http://360.io/fG2hg7
http://360.io/q5h6r8

下山後、ひらゆの森で温泉に浸かる。500円と安いが、ロッカー 100円は戻らないので実質 600円。それでもひらゆの森の露天風呂は気持ちいい。
新穂高センター トイレがキレイでした
新穂高センター トイレがキレイでした
登山道が雪崩で埋もれてました。
1
登山道が雪崩で埋もれてました。
登山道が雪崩で埋もれてました。
登山道が雪崩で埋もれてました。
ここから先はずっと雪道
ここから先はずっと雪道
コースを外れたと思い横に行ったら、いつのまにか沢の上を歩いてた。ところどころ雪が融けていて危ない。
コースを外れたと思い横に行ったら、いつのまにか沢の上を歩いてた。ところどころ雪が融けていて危ない。
遠くに前を行く人がいたので後をついて行ったが、このルートは辛かった。
遠くに前を行く人がいたので後をついて行ったが、このルートは辛かった。
鏡平に行かず、左に行き大ノマ乗越に向けて雪渓を登ることに。
鏡平に行かず、左に行き大ノマ乗越に向けて雪渓を登ることに。
大ノマ乗越に向けて雪渓登り
1
大ノマ乗越に向けて雪渓登り
10:55 大ノマ乗越に到着。登ってきたルートを確認。予定より 2時間早く到着し、このペースなら今日中に笠ヶ岳行けるのではないかと思う。が甘かった。
10:55 大ノマ乗越に到着。登ってきたルートを確認。予定より 2時間早く到着し、このペースなら今日中に笠ヶ岳行けるのではないかと思う。が甘かった。
大ノマ乗越から大ノマ岳に向けてトレースがない。。。
1
大ノマ乗越から大ノマ岳に向けてトレースがない。。。
この割れ目が怖い。いたるところに亀裂あり。
この割れ目が怖い。いたるところに亀裂あり。
雪屁に亀裂あり
雪屁に亀裂あり
尾根に沿って歩けばよかったのか。かなり下(西側)を歩いてきたので、踏み抜きなどあり苦労した。
尾根に沿って歩けばよかったのか。かなり下(西側)を歩いてきたので、踏み抜きなどあり苦労した。
自分が歩いてきたルートを振り返る
1
自分が歩いてきたルートを振り返る
乗鞍、御岳山が綺麗に見えました。
2
乗鞍、御岳山が綺麗に見えました。
ここは雪の上ではなく、アイゼンを外して夏道を登る。
ここは雪の上ではなく、アイゼンを外して夏道を登る。
抜戸岳までが遠い。標準時間をはるかに越えている。
抜戸岳までが遠い。標準時間をはるかに越えている。
オス、メス 1羽づつの雷鳥に会えて、疲れが和らぐ。
2
オス、メス 1羽づつの雷鳥に会えて、疲れが和らぐ。
15:45 抜戸岳にやっと到着。秩父平から 2時間50分もかかった。疲れて今日はテントを張る場所を探すことに。
15:45 抜戸岳にやっと到着。秩父平から 2時間50分もかかった。疲れて今日はテントを張る場所を探すことに。
雪をかきわけ、テント設営完了
4
雪をかきわけ、テント設営完了
明日登頂を目指す笠ヶ岳にカンパイ!
4
明日登頂を目指す笠ヶ岳にカンパイ!
18:00 過ぎてもテントに寝転んで空を見れば真っ青!
3
18:00 過ぎてもテントに寝転んで空を見れば真っ青!
日没後西側の空が美しい。
3
日没後西側の空が美しい。
2日目、6:45 笠ヶ岳に向かって歩く。朝だけに前日より雪が締まってる。しかし踏み抜き箇所多数。
3
2日目、6:45 笠ヶ岳に向かって歩く。朝だけに前日より雪が締まってる。しかし踏み抜き箇所多数。
1日目より空気が澄んでます
1日目より空気が澄んでます
8:00 笠ヶ岳山荘到着
8:00 笠ヶ岳山荘到着
笠ヶ岳山荘から最後の登り
1
笠ヶ岳山荘から最後の登り
ここが頂上と思いきや違った
ここが頂上と思いきや違った
山頂より、手前左の雪屁の方が数メートル標高高かった。でも怖くて乗れない。
山頂より、手前左の雪屁の方が数メートル標高高かった。でも怖くて乗れない。
富士山がキレイに見えます
2
富士山がキレイに見えます
8:15 ここが笠ヶ岳山頂
6
8:15 ここが笠ヶ岳山頂
下山中、こんな穴に落ちたらヤバイ
下山中、こんな穴に落ちたらヤバイ
雷鳥の抜け毛でしょうか
1
雷鳥の抜け毛でしょうか
2日目も雷鳥に遭遇!
3
2日目も雷鳥に遭遇!
雪屁に亀裂が入っていて怖い。ハイマツの近くを歩けば踏み抜くし。先に下山した人のトレースに沿って歩くことに。
雪屁に亀裂が入っていて怖い。ハイマツの近くを歩けば踏み抜くし。先に下山した人のトレースに沿って歩くことに。
抜戸岳から杓子平に向けて下りる。下から見上げればルートがわかるが、上からだと雪屁から下を覗くのが怖い。
抜戸岳から杓子平に向けて下りる。下から見上げればルートがわかるが、上からだと雪屁から下を覗くのが怖い。
危うく右の沢の方に下りて行きそうになった。カメラのズームを使ってトレースを探してルート確認。
危うく右の沢の方に下りて行きそうになった。カメラのズームを使ってトレースを探してルート確認。
槍、大キレット、穂高岳が美しい。この辺りから下りて行きます。
6
槍、大キレット、穂高岳が美しい。この辺りから下りて行きます。
アイゼンを外した後、岩場と雪が交互に。ここはヤバそうと思ったところで 3m ぐらい落ちる。笹に捕まってなんとかコースアウトを逃れた。
アイゼンを外した後、岩場と雪が交互に。ここはヤバそうと思ったところで 3m ぐらい落ちる。笹に捕まってなんとかコースアウトを逃れた。
2000m 以下は雪なし。雪の下にあった落ち葉が雪解けで現れたのでしょう。落ち葉の下に隠れている岩に注意。新緑も出ています。
2000m 以下は雪なし。雪の下にあった落ち葉が雪解けで現れたのでしょう。落ち葉の下に隠れている岩に注意。新緑も出ています。
13:50 笠新道口まで下山。
13:50 笠新道口まで下山。
平湯から見た笠ヶ岳。今朝頂上にいたと思うと感慨深い。
4
平湯から見た笠ヶ岳。今朝頂上にいたと思うと感慨深い。

装備

個人装備
アイゼン
1
ピッケル
1
スコップ
1
ストック
1
テント
1
シュラフ
1
マット
1
ツェルト
1

感想

あこがれだった笠ヶ岳に登れたのは感動。しかし、かなりしんどかったです。初の笠ヶ岳でルートもはっきりわからず、トレースがないのは、初心者が来てはいけないところだと感じました。雪屁には亀裂が入り雪屁の上を歩くのは危険。ハイマツ付近を歩けば雪もグズグズ、ズブズブで踏み抜き。コース取りが難しい。今年は残雪期の笠ヶ岳登山はもう難しいか、かなり時間がかかることを覚悟しなければならないと思います。
行く前から辛いと聞いていたが、本当にしんどかったです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1498人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
新穂高を起点に奥飛騨を一回り
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
笠ヶ岳(中尾温泉口〜笠新道〜クリア谷周回)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
ハイキング 甲信越 [2日]
双六岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [5日]
笠ヶ岳・水晶岳
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
未入力 槍・穂高・乗鞍 [2日]
鏡平往復
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら