前期高齢者にはキツすぎた!中ノ岳〜丹後山日帰り(十字峡から周回)
- GPS
- 12:33
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,178m
- 下り
- 2,177m
コースタイム
- 山行
- 10:52
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 12:33
天候 | 快晴 蒸し暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
無料、トイレ有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険と言う訳ではありませんが、中ノ岳を下った鞍部から小兎岳への登りにかかる稜線は、草が道に覆い被さり、足下は良く見えず、特にこの日は滑り易い状態でしたので、滑落注意です。 また、標高差が大きく登り下りとも急勾配ですので、特に下りでは滑落注意です。 道中長いですので、時間に余裕を持っての縦走が必要と思います。 |
写真
感想
いつかは行こうと思っていました十字峡からの中ノ岳から丹後山への縦走でした。
キツいとは思っていましたが、これほどキツかったとは参りました。
私にはあり得ない真っ暗な2時前にスタート。
登り初めは暑くなる前に高度を稼げて良かったなんて思っていましたが、
気温は20℃ほどでも湿度が高く蒸し暑い。
序盤から汗だくで体力の消耗が激しい。
おまけに胃がムカムカし、軽い吐き気があります。
それほど酷くはないので、そのうち治るだろうと思い、登り続けます。
やっと急坂を登り詰め、中ノ岳山頂に到達。
快晴無風の快適な山頂で、360度の大展望です。
その後、続いて登って来た方に、あれこれと教えていただきながらお話し。
1時過ぎに出た方も、この方も速く、4時間前後で山頂に到達とのことでした。
この先は、兎岳を経て丹後山まで縦走して、中ノ岳への登りよりも急勾配の急坂を下ります。
日差しが強くとにかく暑い。
中ノ岳から350m程下って鞍部に着いたあとは、延々と小さいアップダウンの道。
草は覆い被さり軽い藪漕ぎ状態で、足下が滑り3度も軽く滑落仕掛けて、草や岩に必死で縋り付きました。
これで体力を大幅に消耗。
小兎岳への登りからは笹原の道で、今までの悪路から解放され気持ち良い道。
兎岳から先は丹後山まで、笹原の大草原、癒しの道でした。
丹後山避難小屋で休憩して、今回のコースで一番恐れていた急勾配の標高差1,300mを下ります。
序盤はまだ良かったのですが、中盤からはもう脱水症状で速くは歩けないし、登りよりも遅いペースで下るのがやっとでした。
死に物狂いでなんとか下り、林道へ出た後は沢へ一直線。
生き返る水浴びでした。
あとは長い林道をてくてくとやっと無事に登山口駐車場に到着できました。
水分は山中で2.3L、下山後にもすぐにがぶ飲みして計5L近くは飲んだと思います。
日帰り温泉で体重測定したら、それでも1kg余り体重減でした。
7月で65歳、前期高齢者に仲間入りしました。
コースタイムは設定が緩めとは言え、17時間15分のコースです。
ここは私にはもう日帰りは厳しすぎるし、この暑い時期に歩いたのは失敗でした。
去年6月に谷川馬蹄型を縦走したときよりもずっときつかった。
今度はもっと涼しい時期の泊りでのんびり来よう。。。
でも、厳しすぎるので暫くは来ないかもしれません。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
十字峡からの周回山行お疲れ様でした。
URUさんの山行を見ていると、とてもそんな御歳とは思えませんよ😁
私が同じコースを歩いたのも暑い時でしたので、URUさんのキツさがよく伝わってきましたよ。
あの下りで私は膝が曲がらないんじゃないかと思うぐらいのダメージがありました😅
でもツラかったことと、あのいい景色は良い思い出としていつまでも残っています。
私は最近頑張らない登山を志向しています😁が、URUさんはまだまだ頑張って❗️😁
tattunさんも同じコースを歩かれていたんですね。
中ノ岳への登りでジャブをくらい、小兎岳への稜線でボディプロー、
そして、丹後山からの下りで、ノックアウトされました。
馬蹄型より辛く、ここまで下りでもがいたのは久しぶりでした
今暫くはもうここを歩きたくありませんが、
でもここは綺麗な稜線なので、荒沢岳から越後駒までは何れ縦走したいと思います。
もちろん、1泊はしますよ。
もう、頑張るにもすぐ限界が来てしまう歳になりました。
せっかちな性格と折り合いをつけて、のんびり登りたいと最近はいつも思っているのですが・・。
どう、なりますでしょうか
裏越後三山縦走もとても良かったですよ♪一泊で歩くことをおすすめします。
私ももちろん避難小屋泊まりだったので、できるだけ軽荷で歩いたのですが、めっちゃキツかった❗️暑さ対策が必要ですね。
どうぞごゆっくり歩いてください❗️って言っても、URUさんはガシガシ登っていきそう😁
前期高齢者ですか?
他人事とは思えません笑
東京都の健康保険では前期高齢者は70歳から74歳なのですが、、、
それはさておき感想を読んでいると、これまた他人事とは思えず、まるで自分の山行を見ているようでした
頭の中はまだイケてる頃のイメージが残っているのにカラダが、、、
あっ失礼、自分は笑
URUさん、まだまだ若者に負けないで頑張って下さいね
私もURUさんをお手本にまずは山行頻度を増やし年齢に抗って復活を目指します
一般的は、前期高齢者は65歳から75歳だと思っていたのですが、
東京では、あと5年頑張らないと前期高齢者にはなれないのですね
一所懸命歩いて、今回は前より速いだろう思っても、前より全然遅い。
最近はそんなことをつくづく感じます。
全部一所懸命はもう無理なので、最近はせめて登りだけでもはと歩いています。
励ましの言葉ありがとうございます。
後に続く皆様のお手本になりますように精進いたします。
なお、私の最後に残った百高山の赤沢山ですが、
ご一緒いただけるようなことを言われた記憶がかすかにあります。
いつにしましょう? 楽しみにお待ちしています(冗談ですよ)。
ウルさん、こんにちは。
ナイストライでしたね!
ご存知なかったようですが、越後の夏は猛烈に暑いのです。
結果的に深夜スタートは正解だったとは思いますが、
厳しいカモエダズンネ(下降の尾根)が熱暑の時間になり苦労されましたね。
大変にお疲れさまでした!!
でも、きれいな山稜だったでしょ。
同い年のgankoyaさんの山行を、常々参考にさせていただいております。
私にはあり得ない午前2時のスタート(今までの最高は常念岳の3時)ですが、
これを当初予定の4時だったら、稜線でもがいた小兎岳への手前辺りは猛暑になったと思います。
山と高原地図をよく見たら、丹後山からの下りは、「カモエダズンネ」と記載がありました。
見てるようで全然見ていない地図です。
越後駒は枝折峠から歩いたことはあったのですが、標高が2000mあれば涼しいと思っていましたが、
夏の越後はこんなに暑く苦しいのですね。
しかし、飯豊にも匹敵するきれいな山稜なので、また何れ訪問したいと思います。
今度はもちろん1泊でのんびり縦走ですよ。
記録と、そうそうたるメンバーのコメントに圧倒されていますけれど、お邪魔をさせていただきますね
時間、距離、標高差がとても厳しい山なのですね!
選定される基準を出来る範囲で構わないので、ご教示いただけましたらと思います
某、関西の山で急激に脱水症状になり自力下山後、点滴をしてもらったことがあり、人に迷惑をかけたら…と夏の山には足が向きません。
今回の山行の辛さを疑似体験した気持ちになっています🥲
人様に教えられるような基準はないのですが、一応下記しますね。
登山時間は、登りは標高で毎時400m程の定速歩きで余り休みを取らずに登ります。
下りは、登りの時間の7掛け位の時間で下ります。
標高差で大体かかる時間が分かり、途中アップダウンとかあれば、その分時間がプラスになります。
今回は、標高差が1,600mで約4時間、途中に湿地帯とかあって高度が稼げない分の30分ほどがプラスになります。
なので、これを足して想定で約4時間30分、実際は4時間37分で、ほぼ想定の時間でした。
日帰りでは、最大登り標高で、2,000m位までが限界と思っています。
登る速度は、ヤマレコアプリで10分毎に標高が分かるので、それで認識して無理のない定速になるようにしています。
調子が良いと思い速いペースでいくと、そのしっぺかえしが必ず来ると思っています。
距離は、以前は日帰りで30km近く歩く時もありましたが、今は20km前後が限度です
夏は暑さが大敵ですので、今は、炎天下で草刈り作業を2,3時間して体が暑さに耐えられるようにしています。
水分補給はこまめに水をメインに、好きな炭酸を時々とっていますが、今回は前半で炭酸の取りすぎが体調不良の一因になったのではと思っています。
水の他に、水分補給は炭酸ではなく、やはりスポーツ飲料がいいのではないかと思います。
炭酸飲料は糖分補給の意味も含めてもっていくのですが、あまりよくないですね。
次回からはコーラ等の炭酸は止めて、スポーツ飲料を持っていこうと思います。
その場所にあった定速歩行、こまめな水分補給、そして疲れたら無理をせずに休む。
体調不良時は、無理はせずに途中でやめて下山する。
大した内容ではないですが、一応自分の基準を書いてみました。
参考になるかどかはわかりませんが、こんなところです。
前期高齢者とかおっしゃていますがとてもそんな感じには見えませんでした。涼しい時期の泊り縦走、いいですね。荒沢岳へも縦走もいつかやってみたいと思ってます。まだどこかでお会いできることを楽しみにしております。お疲れさまでした!
コメントありがとうございます。
21日の夕方にコース状況とか色々と聞かせていただきまして、ありがとうございました。
駐車場に着いた直後の疲れた状態で大変申し訳なかったのですが、大変参考になりました。
お話の通り、兎岳(特に小兎岳)への登りは、暑くてきつかったです。
最後の下りは、更に進退窮まるほどでしたが。
でも、天気予報が当たり、予想以上にきれいな稜線を堪能できました。
良かったと言われた、兎岳から丹後山の一面の笹原の稜線は、最高でした。
でも、今度は日帰りではなく、のんびり泊りで行きたいですね。
私の方は、2日経って体重はすっかり従来以上に戻ってしまいました。
こちらこそ、また、いつかどこかでお会いできるのを楽しみにしております。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する