空木岳 池山尾根
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- GPS
- 17:02
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 3,335m
- 下り
- 3,408m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:28
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:28
天候 | 晴れときどき曇 山頂付近はほとんど霧の中 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
帰り 菅の台バスターミナル |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口に登山ポストがあります。 |
その他周辺情報 | 明治亭本店 駒ヶ根インター近くの喫茶店「喫茶 ウッディナナ」でバス待ち |
写真
ここにはなんと、ドコモの電波増幅器があるため、ケータイのアンテナは常に4本立ってます。
歩いて10分ほどのところに水場がありますが、疲れてぐったりしてました。
ミネラルウォーターやポカリスエット、ビールも販売してます。
平安時代に本聖上人が修行を積んだといわれています。
周囲には滝があります。
小沢を渡ってから岩窟までは藪が深く足もとが見えにくくなってました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ラムネ
虫よけ
熊鈴
歯ブラシ
耳栓
カイロ
塩飴
トレッキングポール1本
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感想
中央アルプスの空木岳に登りました。
駒ヶ根に前泊し、前日に予約していたタクシーでスキー場駐車場まで移動し、山行を開始です。駐車場には数台ありました。昨晩は雨だったので、先に登っている人だと思います。
林道に入るまでの登山道は整備されていますが、傾斜もあってウォームアップに適しています。急がないようにゆっくり歩きを心がけました。
林道終点のトイレを利用し、やや傾斜が緩やかな蛇行路になったためかペースアップしました。この行動影が後で疲労に繋がりました。
マセナギを過ぎると傾斜が急になり、階段や梯子段も出てきました。
大地獄と小地獄は鎖場や梯子段が続きますが、目印や案内ロープがあるので、注意すれば、それほど危険ではありません。それでも神経を使うので、心身共に疲れました。
その後のやせ尾根も木の根につまづいたり足を踏み外すと滑落する場所で大幅にペースダウンしました。
お昼休憩のため、当初予定していた駒石方面ではなく、空木岳避難小屋に寄りました。小屋内部は小ざっぱりしており、奥にはクッションシートと寝具が1つ置いてました。昼食を取ろうとしてもシャリバテ気味のためかコンビニおにぎりを1つ食べるのが精いっぱいで、胃が受けつけません。それでは運動量から明らかに栄養不足なので、ゼリー飲料を吸入しました。食べやすくて重宝しますね。
それからは沢沿いの岩場になり、渡河も何度かあります。ここは雨天時に歩くのは大変そうです。加えて、勾配が急になりました。右側上の駒石や岩石郡を見ながらあちらの道の方が疲労が少なかったかもと後悔しながら霧に向かって進みました。
しばらくして視界が開け、空木平カールが見えましたが、傾斜はますます急に霧がますます濃くなりました。
疲れと願望のためか、樹林の輪郭を駒峰ヒュッテの影と見間違え、何度か近づいてガックリしました。
駒峰ヒュッテは管理人さんが不在で、欲しかったポカリスエを買おうにもどこに置いてあるか分かりません。
ヒュッテから山頂はすぐなのに濃い霧で見えませんでした。疲労もあって先が見えないと短い距離でも不安になります。
岩に囲まれた山頂標識は突然現れました。無人の山頂付近は霧に包まれ、眺めは全くありません。ただし、雷鳥と思わしき鳥は見えました。
予定より遅れていたため、すぐに木曽殿山荘に向かいました。あとは下りだと思ってホッとしたのが間違いでした。ゴツゴツ岩の下り急斜面が霧の中から次々と現れます。疲労と不安感、疑問を感じながら歩く。これを登山の楽しみと思えるようになったのはここ最近です。霧の岩稜を慎重に足を進め、少し傾斜がなだらかになったところで、うっすらと角張った茶色の箱型が見えました。尾根のコルにちょこんと乗るように建つ木曽殿山荘です。今度は樹林ではないと思うと安心したいところですが、最後まで、急斜面が続きました。コルの平地には山荘とヘリポートの印があります。
こんなところですから荷物運びもボッカだけでは不十分で空輸も必要でしょう。
山荘の先客は男性一人。すでに4時頃だったので、今日の宿泊は2人だけかと思ったらあと5名が着いていないとのこと。少し前にほうほうの体で着いた私が言うのもなんですが、少し気になりました。。
男女3名の組は夕食の5時まで着きましたが、あと2名の到着は夕食後でした。
ここの夕食は炊き込みご飯とおでんの定食です。あっさりめの味付けが疲れた身体に優しく感じられました。お代わりも考えましたが、高所での胃腸のリスクを考え控えました。オレンジの酸味がありがたいです。
先客の男性は寝床が隣だったので、これまでの山行や山道具のことなどを談話しました。この一期一会も山の楽しみです。
夜中に起きないように消灯までは寝ないようにしていましたが、結局夜中に目が覚めました。
夜空は真黒で西側からの風の音が響いてました。
起床し、西側の山麓を駆け上がる冷たい西風を背後に受けながら日の出を眺めました。
途切れ途切れながらも睡眠でき、いく分か疲れは取れているようでしたが、食欲はあまりなく、箸が進みません。それでも今日の重要なエネルギーを少しずつ口にモノを入れました。
周囲の霧が晴れ山頂はくっきり見えたので、今朝は山頂からの眺めが期待できると思ってました。
前日の逆ルートに沿って急斜面を登ります。ここでバテないようにゆっくりと進みました。途中、左画には木曽駒ヶ岳や宝剣岳がくっきり見えました。鎖や岩場に取り組んでいるうちに山頂方面が白みがかってきて、到着時はまた霧に覆われました。少し待機して晴れるのを待とうかとも思いましたが、お昼頃から雨との予報だったので、名残り惜しいですが下山しました。
帰路は駒石によりました。
途中雨に降られるか心配でしたが、杞憂に終わりました。
聖上人が修業をしたこもりが沢の岩窟にも寄りました。あたりは草木で足もとが不明瞭、滝の音だけの静かな場所でした。
コメント
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コメントありがとうございます。
他の山荘宿泊者は皆さん千畳敷から来られてて、隣の寝床だった方は越百山まで歩く予定でした。
次は景色を眺めつつ縦走したいです。
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