羽鳥峰峠から天狗滝へ避暑ハイク
- GPS
- 07:50
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 743m
- 下り
- 732m
コースタイム
天候 | 曇り 後晴れ 【気温】駐車場:25℃ ヒロ沢出合:23℃ 羽鳥峰:25℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
まだまだ残暑が厳しい季節、今回はピークを踏まず終始水辺を歩く
避暑ハイキングを目的に天狗滝まで歩いてこよう。
雲が多めのせいか静かなキャンプ場を横目に朝明渓谷沿いの
ゆるい林道を上がって行くと先日の豪雨のせいか、あちこちで伏流水が
溢れ出している。
荒れた林道から猫谷に入り、なわだるみ堰堤を越えてしばらくすると
徐々に右岸から離れ、小さな涸れ谷を急登すると県境稜線の羽鳥峰峠に
出る。道標がいくつも立てられた明るい峠で一息入れて県境を跨ぎ
ヒロ沢へ向かう。
頼りない踏み跡は羽鳥峰湿原から染み出した流れに沿って下って行く。
小さな源流から段々瀬音が大きくなり渓流に成長する様子を見ながら
下って行くと、やがて豪快なナメが一気に落下する滝が現れ、右岸の
高捲きから再び沢筋に降りると、ゴーロ状の大岩をぬうような流れが
2条に分かれる。手前で左岸へ徒渉すると避難小屋の土台跡が残る
ヒロ沢出合の台地となり、白い大石が河原を埋める開放的な神崎川に
出ると光に溢れている。岩の間を緩やかに流れる清流と両岸の深い緑。
曇り空が残念だが身も心も解放されるようだ。
寛ぎ過ぎて気が緩む前に天狗滝へ向おう。
ヒロ沢出合の岩壁を攀じて本流の右岸高みに残る薄い踏み跡を辿り
しばらくすると本流に流れ込む小谷を横切るが、どうやらここから
七丈淵へ降りられそうだが先ずは天狗滝へ。
その後二度ほど小さな谷を横切り、大岩を捲くような白滝谷コースを
見送ると、いよいよ天狗滝だ。
空身になって固定ロープにすがって濡れた岩壁を下り、
エメラルドグリーンの淵を見下ろす岩場に立って、滝壺へ轟音を響かせて
落下する鈴鹿の名瀑と対峙する。そして振り向く下流は深い廊下だ。
4年振りに眺める景観だが、何度見てもこの渓谷美には感動だ。
天狗滝に感動した後は七丈淵だ。濡れた岩に注意しながら慎重に
本流に降りると、明るくて大きな淵に向かってスロープを滑るような
二条のナメ滝が流れ込んでいた。この景色が「七丈淵夫婦滝」で
間違いないと確信が持てたので意気揚々と往路を戻り、ヒロ沢出合で
たっぷりと昼食タイムを過ごして羽鳥峰峠に戻ると、待望の青空が
広がっていた。
同じように涼を求めた人と出逢うかなとも思ったが、結局天狗滝の
手前ですれ違ったソロの一名だけだったが、目論見通り爽やかな風に
恵まれた水辺のハイキングだった。
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