ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 464720
全員に公開
ハイキング
近畿

佐和山城。朝鮮人街道(切通し道)と旧佐和山隧道。

2014年06月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
yaonyaosuke2 その他5人
GPS
02:56
距離
6.9km
登り
293m
下り
279m

コースタイム

 
11:20 彦根駅 

11:40 旧佐和山トンネル

12:05 佐和山トンネル鳥居本側階段

12:20 佐和山峠(切通し)

13:05 佐和山城本丸

13:40 龍潭寺

14:00 彦根駅
  
天候 晴れ(30℃)
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
 
★スタート、ゴール地点
JR東海道本線 彦根駅すぐ
 
コース状況/
危険箇所等
 
佐和山城は戦国期に石田三成の居城として有名です。
関ヶ原の戦い後は廃城になり建造物は移築されたものの他は
徹底的に破壊されほとんど何も残っていない状態ですが
それでも石垣や土塁や曲輪などは一部現存し風光も明媚なので
ハイカーに人気の場所になっています。

今回のルートは一般的な登山ルートを経由していません。
朝鮮人街道の佐和山峠(切通し)のルートです。
下山は龍潭寺に下りるルートを利用しました。

彦根側から朝鮮人街道の道筋を辿ろうとする場合、
現在の佐和山トンネルの左横に旧佐和山トンネルがありますが
街道はこの上を九十九折状に峠に向かっていたと思われます。
城へは峠(切通し)の手前の常夜灯跡を目印に進路を変えます。

ただ、彦根側から登るとなると
旧トンネル入り口から先の道筋を辿るのは困難な状態です。
反対側の鳥居本側からだと比較的わかりやすいので
楽に登ってくることができます。

それでも藪はかなり多いほうなので
苦手な人は普通の登山口経由が良いかと思います。

ちなみに旧佐和山隧道に関しては
下記のページが詳しいのでご興味のある方はご覧ください。
http://www.kyudou.org/KDC/kokoku/sawayama_00.html

また佐和山城に関しては下記の資料がまとまっていて見やすいです。
http://www.pref.shiga.lg.jp/edu/sogo/kakuka/ma07/maibun-katuyo/files/maibun-book05.pdf
  
前日に彦根城下の彦根道を見学
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:56
前日に彦根城下の彦根道を見学
朝は彦根城天守を見学しています。
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:56
朝は彦根城天守を見学しています。
彦根城玄宮園。綺麗な青空で気温は高めでした。
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:56
彦根城玄宮園。綺麗な青空で気温は高めでした。
彦根駅跡にあった古地図。右側にある縦の太い道が朝鮮人街道です。
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:56
彦根駅跡にあった古地図。右側にある縦の太い道が朝鮮人街道です。
狭い旧道。トンネル手前に向かって少しずつ勾配を稼いでいきます。
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:56
狭い旧道。トンネル手前に向かって少しずつ勾配を稼いでいきます。
この階段を上って国道に出ます。
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:56
この階段を上って国道に出ます。
右に現在の国道のトンネルがあり左に人道用のトンネルがあります。旧佐和山隧道はさらに左手の路地を進んだ先にあります。
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:56
右に現在の国道のトンネルがあり左に人道用のトンネルがあります。旧佐和山隧道はさらに左手の路地を進んだ先にあります。
途中から藪が激しくなってきます。
2014年06月15日 19:56撮影 by  Canon EOS M, Canon
2
6/15 19:56
途中から藪が激しくなってきます。
藪漕ぎの中でもトップクラスの大変さがありました。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
4
6/15 19:57
藪漕ぎの中でもトップクラスの大変さがありました。
旧道の石積みの跡。昭和20年代までは車が通っていたそうです。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
5
6/15 19:57
旧道の石積みの跡。昭和20年代までは車が通っていたそうです。
かつての路盤上には廃車が何台も止まっています。仕方なく横の水路を通っていくしかありません。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
2
6/15 19:57
かつての路盤上には廃車が何台も止まっています。仕方なく横の水路を通っていくしかありません。
旧佐和山隧道の入口。水が貯まっていて奥は土砂で閉口しているなどトンネル内を進むことはできません。隧道入口の右手から上に登れるようにはなっています。今回はここで引き返しました。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
2
6/15 19:57
旧佐和山隧道の入口。水が貯まっていて奥は土砂で閉口しているなどトンネル内を進むことはできません。隧道入口の右手から上に登れるようにはなっています。今回はここで引き返しました。
佐和山トンネルの人道トンネルを潜って鳥居本側へ。右手に階段がありますがここが旧道の入口です。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:57
佐和山トンネルの人道トンネルを潜って鳥居本側へ。右手に階段がありますがここが旧道の入口です。
こちらも藪に覆われ進むのは大変です。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:57
こちらも藪に覆われ進むのは大変です。
先ほどの藪は少し中に入ったらマシになってきます。赤テープを頼りに進みます。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
先ほどの藪は少し中に入ったらマシになってきます。赤テープを頼りに進みます。
こういう場所もありますが道筋はしっかりしています。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
3
6/15 19:57
こういう場所もありますが道筋はしっかりしています。
緩やかな勾配です。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
2
6/15 19:57
緩やかな勾配です。
左手に高く積まれた道路用の石積みがあります。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
2
6/15 19:57
左手に高く積まれた道路用の石積みがあります。
眼下に国道8号を見下ろせます。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:57
眼下に国道8号を見下ろせます。
この時期でこれぐらいの藪なので冬場は進みやすいのではないでしょうか。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
3
6/15 19:57
この時期でこれぐらいの藪なので冬場は進みやすいのではないでしょうか。
切通し。この付近が峠になるものと思われます。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
切通し。この付近が峠になるものと思われます。
明らかに人工的に掘られたものです。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
3
6/15 19:57
明らかに人工的に掘られたものです。
上部は欠損してますが八幡宮への常夜灯。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
2
6/15 19:57
上部は欠損してますが八幡宮への常夜灯。
嘉永年間のものです。城へはここが分岐点で上に進みます。赤テープを目印に進みましょう。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
嘉永年間のものです。城へはここが分岐点で上に進みます。赤テープを目印に進みましょう。
急登です。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
急登です。
太鼓丸かな?
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
太鼓丸かな?
通行止めの看板が落ちていますがこれは左からの道のもの。何やら寺の境内なので通るのは禁止だそうです。ちなみに佐和山トンネル彦根側入口付近に降りることができます。案内所の話では5人以下の場合は通っても良いようなことを言ってました。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
通行止めの看板が落ちていますがこれは左からの道のもの。何やら寺の境内なので通るのは禁止だそうです。ちなみに佐和山トンネル彦根側入口付近に降りることができます。案内所の話では5人以下の場合は通っても良いようなことを言ってました。
案内看板がところどころにあります。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
案内看板がところどころにあります。
石垣の跡。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
2
6/15 19:57
石垣の跡。
三角点。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:57
三角点。
佐和山城は鳥居本側がメインだったようです。大手道跡は近江鉄道の線路があり危険なので通行禁止のようなことを案内所の人は言ってました。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
6/15 19:57
佐和山城は鳥居本側がメインだったようです。大手道跡は近江鉄道の線路があり危険なので通行禁止のようなことを案内所の人は言ってました。
佐和山城本丸からの眺め。右下に彦根城が見えます。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
4
6/15 19:57
佐和山城本丸からの眺め。右下に彦根城が見えます。
本丸。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
本丸。
下山路は整備されてるものの斜面は少し急になっています。佐和山城の彦根側は裏側であったのでなだらかにする必要がなかったからかもしれません。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
下山路は整備されてるものの斜面は少し急になっています。佐和山城の彦根側は裏側であったのでなだらかにする必要がなかったからかもしれません。
遺跡発掘現場。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
遺跡発掘現場。
下山道。木が生い茂ってるので涼しいです。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
下山道。木が生い茂ってるので涼しいです。
龍潭寺境内。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
龍潭寺境内。
この道を通って彦根駅に向かいました。
2014年06月15日 19:57撮影 by  Canon EOS M, Canon
1
6/15 19:57
この道を通って彦根駅に向かいました。
撮影機器:

感想

 
街道歩きメンバーとのシンポジウム。
実践編?ということで峠の調査ならびに城攻めを行いました。

藪は酷く、思うように前に進めませんでしたが
切通しに出会えたのは大収穫でした。

佐和山城の本丸からの眺めは気持ちよく
眺望的には彦根城からのものよりも良いものがありました。

彦根周辺は面白そうな道がいくつもあります。
前日に歩いた彦根道には七曲りというものがあったりと
いずれまた再訪したい気持ちにさせてくれます。
 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3465人

コメント

佐和山城
こんにちは
私は三成ファンでして、30ン年前佐和山だったとおもいます
行きました
歴史大好き人間でして、(城、大好き)
いろいろと訪れるのが大好きです
若いころよく一人で出かけてました
佐和山、島左近、大谷刑部(字、間違えていたらゴメンナサイ)
イイデスネ〜
2014/6/16 18:40
Re: 佐和山城
佐和山城なかなか良かったです
彦根の城下でも菖蒲通りだったか忘れましたが
戦国色一色の通りがあってなかなか良かったです。
もしまた機会があれば是非お出かけください
2014/6/17 8:15
こんばんは。
久々にコメントします^^
この時期に頑張りましたね。
切通し峠の道筋はこの時期絶対こうなってるとは思ってました。
なお、彦根側からの道筋を辿るのはちょっと厳しいですね
俺が歩いたのは、ちょうどトンネルの際に出る所でした。(たまたまやけど)

標高はフジテックの建物にも負けてしまう山やけど、この切通しはルートファイトが必要であり、むしろ高山よりも難易度は高いです。
それにしても近くにいらしてたんですね!
俺は遠くには行けないけど、近くに来たときは声かけてください
2014/6/21 23:59
Re: こんばんは。
おひさしぶりです。
佐和山をどうやって攻略しようかと
guhikazukiさんのレコとても参考になりました

切通しの姿はとても感動しました。
あの藪を漕いでいったかいがあります
今度は彦根道をと考えています。
それにしても彦根は良いところですね。
秋口にはまた再訪したいところです
2014/6/22 15:03
某参加者だよヽ(・∀・)ノ
たまに見返したくなる記録なのでやって来たよ。
次はどこ行こう。も少し藪が落ち着いた頃にフル装備で臨みたいですな。
2014/6/25 22:48
Re: 某参加者だよヽ(・∀・)ノ
ぼんたさんコメントさんくすです
次はどこがいいかなと思案してるのですが
候補の一つとしては伊賀上野あたりも面白いかなと思います。
1日目は伊賀上野観光、2日目は大和街道で島ヶ原宿まで

街道歩きは10キロほどの道のりなんですが
藪漕ぎあり峠あり、古い家並みもあり、川もありとオモシロそうです。
以前歩いた時は藪が酷くて攻略できなかった区間があり
今回のようにみなさんのお力をお借りできたら嬉しいですけどね
 
2014/6/26 9:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら