梅雨の晴れ間を狙って御前山へ(奥多摩湖〜御前山〜鋸山)
- GPS
- 05:52
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,508m
コースタイム
- 13:35 大ダワ - 13:50 鋸山 14:00 - 15:40 奥多摩駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩駅より西東京バスで奥多摩湖バス停へ (350円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大ブナ尾根 (奥多摩湖〜惣岳山): あまり整備されていませんが、荒れた個所はない。ひたすら登るため、軽い気持ちで行くと後悔します 稜線(御前山〜鋸山): 迷いそうな箇所、崩落して危険な個所に看板があるなど、よく整備されています。 鋸尾根(鋸山〜奥多摩駅): 途中岩が多い箇所がある。梯子が整備されているため、それほど危険はないが注意。中盤以降は階段が整備されている。 登山ポストは奥多摩駅にある。 トイレは奥多摩駅、奥多摩湖畔、大ダワに有り 山小屋や休憩施設は山中には無し。 奥多摩駅前の玉翆楼、少し歩いたもえぎの湯にて日帰り入浴可 |
写真
感想
梅雨入りしてなかなか登山に適した日が少ない。そんな中珍しく週末に天気が良い予報。夏の登山に備えて体力をつけたいので、予定も空いていたためこの機会を逃すものかと山に行くことにした。
この時期は地元神奈川の丹沢は山ビルが多いため、その他の地域に遠征しようと色々考え、当初は山梨の大菩薩方面に行く計画を立てていたが、いざ当日朝に寝坊。急きょ行けそうな山を以前に計画だけを立てて行かなかった山から、奥多摩の御前山を選択した。ここは去年、登山を再開した後、次の登山先の候補として挙げたが、調べてみると意外ときつそうなため見送った山だった。一年たち体力も少しは付いただろうからと今回挑戦することにした。
近くになったとはいえ寝坊したことには変わらず、急いで向かう。何とか新宿発のホリデー快速おくたま1号に間に合うが、既に空いている席はなく、ほぼ登山客しか乗っていない列車のため、結局御嶽駅まで座れなかった。奥多摩駅からのバスも、臨時便が出たため予定より早く出発できたが、またもや座れず、出発から余計な体力を消耗させられた。
ようやく奥多摩湖バス停に到着。準備を整えて10:00に出発。まずは小河内ダムの上を歩いて登山口に向かう。大雨が続いていたためか、ダムは放流中で迫力ある放水を楽しめた。ダムを渡り左手にある公園の奥から登山スタート。大雨の影響で道がぬかるんでいないか心配だったが、見事なドライコンディションで歩きやすい。この登山道、大ブナ尾根というだけあって、ブナ林が多く、新緑の美しい尾根歩きが楽しめる。しかし、すぐにそんな様子を楽しむ余裕が無くなるような急登が続く。依然調べていたのである程度覚悟していたが、想像以上にキツイ。惣岳山まで約2時間、尾根をほぼ直登していく。若干後悔しながらなんとか登り切って惣岳山に到着した。
惣岳山は林に囲まれているため全く展望がない。その代り、この時期はハエがいっぱいいて、それと格闘しながら昼食をとった。
惣岳山から御前山はすぐに着く。こちらも惣岳山同様展望はなく、軽く休んだだけで先に進んだ。御前山下に境橋へ下るルートもあり、すでに登りで疲れていたためそちらへ下ることも考えたが、予定より早いペースで来ていたため、そのまま鋸山へ行くことにした。
鋸山手前の大ダワまでは基本的に下りが続く。多くの登山者は境橋方面へ下ったのか、他の人も少なくなってしまった。相変わらず展望も乏しいため、サクサクと下っていく。大ダワで林道に出る。ここまで車で上がってきている人もいるのか数台の車が駐車していた。大岳山まで往復3時間くらいなので、そちらに向かったのだろうか。
鋸山への登りは中々きつく、既にヘロヘロになっていた脚にはかなり厳しかったが、ここがほぼ最後の登りだと奮い立たせて山頂にむかった。が、ここも展望なし。今回の登山はせっかく晴れていたのに、全く景色を楽しむことはできなかった。
鋸山からは鋸尾根を下り奥多摩駅を目指す。こちらもほぼ下りのみ。大ブナ尾根と違い、階段が整備されていたり、途中に岩の多き箇所もあるため鎖場や梯子等があるなど、疲れた体にはなかなか気の抜けない登山道だった。特に最終盤に待ちかまえる愛宕神社参道の階段は、降りとはいえ相当な傾斜とやや荒れた階段で結構神経を使った。奥多摩駅からこの登山道を登る場合いきなりこの階段に出くわすわけで、ここを上りに使うことは絶対にやめようと決めた。
やっとの思いで無事奥多摩駅に到着。地図のタイムより1時間以上早く山行を終える事が出来たが、明らかにオーバーペースで脚はふらふらになってしまった。残念ながら今回は入浴の準備はしていなかったため、30分ほどして発車した青梅線に乗り帰宅の途に就いた。
今回も当初の予定とは異なる登山になったが、目的であった体力強化にはもってこいの登山だったかもしれない。梅雨時に雨の影響なく登れたのは、やはり良かったと思う。また、一人登山時のペース配分についてもっと気をつけなくてはならないという課題も見つかり、有意義な登山だった。景色を楽しめなかったのは残念だが、梅雨の合間に緑が眩しい山歩きをできたので、満足度は高い登山となった。
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