栗駒山 御沢コース
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 839m
- 下り
- 833m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪解け水プラス前日の豪雨のため川が増水しており、大日沢出合までの徒渉では飛び石が水没している箇所がいくつかあった。徒渉は15か所ほどあるので慎重に。(最初から沢歩きにしてしまえば問題なし) 大日沢出合の滝は雪で埋まっている。現在はしっかりした雪で問題ないが雪が薄くなると踏み抜き等注意。(滝の落ち口は開いています。ロープは出ています。) 御室手前は軽い雪壁になっているが、御室の岩壁との間に深い溝(亀裂)を形成しているため視界不良の時など滑落注意。(ガスと雪で御室確認できず。)。この雪壁は上部はいくらか斜度があり雪面も固いので山頂へトラバースするときはアイゼン着用が良いように思われる。 東栗駒山を過ぎ新湯沢徒渉点付近一部雪渓が残っておりブリッジになっているので徒渉点手前でも渡れるがその後の残雪の乗越に苦労するかもしれないので通常の位置での徒渉が無難。 徒渉点から駐車場まではぬかるみが多く、また滑るので転倒注意。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
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感想
御沢コース入口で地図を見ずにピンクテープに沿って歩き出し余りの藪っぽさに地図を見ると方向が違うことが判明。がっかりして引き返すと、入口の看板の裏にちゃんとした道がありました。冬用のテープだったのかもしれません。前日は夕方から20時ころまで雷雨となっていて道が心配だったのだがそれほど泥濘のなく快適だった。(昨夜は10時くらいから11時半くらいまでイワカガミ平駐車場付近は暴走車両の練習場となっていてとても騒がしかったです。)
御沢出合までに2歩くらいでまたぎこせる小川が20くらいありこの先の徒渉の大変さを予感させた。
御沢出合付近では河原から温泉が湧き出ているところもあり(ぬるかった)硫黄のにおいがする。温かいところがあれば入っていきたいなどと思いつつ沢沿いを歩く。最初の徒渉それなりにこなす。すぐに次の徒渉、次第に飛び石が水没するようになり飛ぶ距離も長くなる。6回目までは水没した石に一瞬乗せることでしのぐことが出来た。しかし7回目の徒渉がとても渡れそうにない。しかたなくそのまま良い場所を探して上流に歩く。小さな滝壺状のところに来てここをこなせばその先に良い徒渉点がありそうだった。仕方なくへつることにする。幸いホールドは多くしっかりしていそうだ。ただスタンスに乏しく壁はかぶっている。すこし水没した石もスタンスに使うことにして渡り始めた。出だし快調に2mくらい進み、あと1mくらいでスタンスに足が届かない。ちょうど壁がえぐれており次のホールドへも届かない。体を下げてじわじわと移していくしかないかと思っていた時、少し弱いなと思っていた右手がはずれ壁からはがれてしまった。次の瞬間ザックを背負ったまま背中から水の中へ落ちていた。慌てて対岸に這い上がり徒渉もしてザックを下したときには全身ずぶ濡れだった。携帯などは防水袋に入れていたので大丈夫だったのだが、カメラをザックのサイドポケットに入れて忘れており、見事に動かなくなってしまった。(現在乾かしています)。服や靴下を絞り一息ついたところで、出発。その後は慎重に全部で15回ほどの徒渉を終えると大日沢出合だった。
こちらの沢はそれ程大変ではなかったが、途中から雪渓で埋まっておりこの雪渓をどこまで信用してよいのか悩む箇所が2〜3か所あった。結局ブリッジを渡りました。滝自体は雪の下だったが落ち口は開いており写真を撮りたかったのだが残念だった。
滝の上は穏やかな雪原となっており、雪の切れたところにはみずばしょうの(たぶん)群落がありとてもきれいだった。そのまま雪面を詰めていくと次第に傾斜がきつくなりやがて大きな岩壁に突き当たった。(たぶん)御室だとおもわれる。迫力のある壁が雪面より突き出ている。どうやら壁の中腹まで雪面が来ているようで、壁と雪面との間には数メートルもの溝となっていた。垂直に切れ落ちた雪面はとても降りられそうにないなと思った。このまま壁に取り付ければすぐに稜線に出れそうなのだが、手前の溝は超えられない。仕方なくトラバースすることにする。山頂方面へ行けば距離的には近いのだが、地図を見ても傾斜がきつそうでアイゼンを付ける必要がありそうだ。面倒なので少し遠回りだが湯浜コースとの分岐に向かう。
ここから先は道なりに歩くと山頂に着いた。ここまでほとんど風がなかったのだが稜線に出た後は強い風が吹いていた。おかげで山頂に着いた時には濡れた服も乾いていた。
下山は東栗駒山経由とした。降り始めてすぐ新緑と残雪のコントラストが素晴らしい景色となった。この景色のど真ん中をコースが通っている。今日一番の絶景である。
コース途中の徒渉点は川幅が広く通常であれば水かさは靴上までないのだろう。簡単に渡ることが出来た。一部水流の強そうなところはしっかりと踏み込めば大丈夫だ。徒渉点から沢沿いに少し降りるとまだスノーブリッジとなっておりここでも渡ることは可能だった。ただ沢岸に残った雪の乗越を考えると本来のポイントが良さそうだ。あとはぬかるんだ道を歩くと駐車場に着いた。
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