槍ヶ岳(上高地-ババ平泊 ピストン)
- GPS
- 37:01
- 距離
- 44.6km
- 登り
- 1,987m
- 下り
- 1,962m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 5:37
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 3:53
- 合計
- 10:16
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
初めての槍ヶ岳。昨年奥穂を極めた時と同じ、後輩くんと2名で挑む。
序盤、横尾までは恒例の並行移動3時間。テント泊装備がじわじわと体力を削る。昼過ぎに着いたババ平には、テントもそれほど多くなく、余裕のある河原側にマイホームを建てた。深夜、大きな地崩れの音で目が覚める。登山道にかからない場所であることを祈るしかない。
翌朝、まだ暗闇の4時過ぎに出発。槍沢を登り詰め、モレーン地形に出ると槍ヶ岳山荘や槍の穂先が見えるが、そこからが長い。長いと聞いて覚悟してたが、本当に長かった..。壮大な氷河地形も、常念山脈も、晴天の青空も、ただただ絶景だが、それでもうんざりする登り。やっとの思いで山荘までたどり着くが、槍の目の前にガスが発生してきてる。大した休憩も取らずに、槍の穂先に取り付いた。
想像よりも険しい威容を誇るホルン。疲労と薄い酸素と、経験したことのない高度感による緊張感が、残り少ない体力と気力を搾り取る。息切れしながらもついに辿り着いた頂に、感動はひとしおだった。
下りは焦らず、淡々と絶景の中を降りていくだけ。深い谷を降り切って振り返れば、穂先はまたはるか後方にそびえていた。再びあの頂に立つことはあるだろうか。
山頂のガス以外は終始晴天で、コロコロ変わる予報に振り回されたわりに、最高のコンディションの3日間。夜の冷え込みもまだ緩く、夏装備で余裕があった。
穂先は難易度それほど高くないのは確かですが、それでも基本的な3点支持のテクニックはマストです。大きく足を上げる、小さな出っ張りにつま先をひっかけて登る、鎖を持ってしっかり体重を支える、大きな段差を上り下りする、など、できれば低山でたくさん経験してから挑みましょう。穂先以外は危険は少ないですが、長い行程でのバテや脱水などにも注意。一度天候が崩れると逃げ場が少ないので、無理な計画は避けた方が無難だと思います。個人的にはこのコース、2泊はマストだと思います。
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