尾瀬散策+会津駒ヶ岳(大清水-沼山峠、駒ヶ岳登山口-中門岳往復)【日帰り】
- GPS
- 16:00
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,000m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
05:45発- 07:13着 三平峠→沼山峠
07:13- 08:30 -バス待ち-1時間27分
08:30- 09:12 -(バス移動)沼山峠→駒ヶ岳登山口
09:15発- 10:45着 駒ヶ岳登山口→ベンチ
10:45発- 12:00着 ベン→駒ヶ岳駒の小屋
12:00発- 12:15着 駒ヶ岳駒の小屋→会津駒ヶ岳山頂(10分休憩)
12:25発- 12:50着 会津駒ヶ岳山頂→中門岳
12:50発- 13:22着 中門岳→会津駒ヶ岳山頂
13:22発- 13:35着 会津駒ヶ岳山頂→駒ヶ岳駒の小屋
13:35発- 15:35着 駒ヶ岳駒の小屋→駒ヶ岳登山口
尾瀬周回と登山時間合計=9時間13分(参考マップタイム:12時間40分)
天候 | 基本は曇り、時々晴れ、一時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:駒ヶ岳登山口から会津高原尾瀬口駅まで路線バス、 そこから東武線に乗り換えて電車で東京まで ※高速バス・路線バス・電車(特急含む)を別々で購入してしまったのですが、東武トラベルでセットを買った方が安かったようです。帰りに「東武の尾瀬」というパンフレットを見てて知りました・・・ |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して危険個所はありません。 (大清水〜沼山峠) 踏み跡もテープもあるので、道迷いの心配もないと思います。 (駒ヶ岳登山口〜駒の小屋) ほとんどが樹林帯なので、縦根や根っこの輪につまづかないようにしてください。 上の方ではまだ残雪が残っています。雪渓と樹林帯の繰り返しが続くので、 アイゼン無しの方が脱ぎ履きが無くて楽だと思います。 道迷いに関しては、ピンクのリボンがたくさんついているのでちゃんと確認しながら進めば大丈夫だと思います。 あと、雨が降ると登山道が水であふれてしまいます。天気の悪い日はしっかりとした防水のものが無難です。 (駒の小屋〜会津駒ヶ岳山頂) 最初は雪渓を歩きます。雪が柔らかく滑りやすいので、6本爪の軽アイゼンがあると便利です。 途中木の階段が出てから山頂までは残雪なしです。アイゼン着けていた人は外す必要があります。 雪道歩きが得意な方はアイゼンなくても大丈夫だと思います。 (会津駒ヶ岳山頂〜中門岳) ほぼ雪で覆われていますが、アップダウンが比較的少ないので歩きやすいです。 道標や目印はありませんが、他に迷い混みそうな所も見当たらないので大丈夫だと思いますが、 私は念のためGPSとコンパス確認しながら進みました。 |
写真
感想
登山を始めてから毎年欠かさずに行っている尾瀬ですが、東京からだと結構遠いのでどうせなら
尾瀬プラス登山をセットにしたい・・・という事でまだ行ったことのない尾瀬近辺の山、「会津駒ヶ岳」を追加。
そして決まった内容が、「尾瀬周遊」+バス移動+「会津駒ヶ岳登山」。
山と高原地図のマップタイム上、前者4時間15分、後者8時間25分の、計12時間40分。
ここでバス移動等の時間があったり、最終の路線バスが比較的早めだったりするので、
行動可能な時間帯が限定されて、下手すると登山口に行くバスや帰りの最終バスに
間に合わない事態が起こってしまいます。なので今回はタイムリミット付き。
何時までにここに到達しなければ途中で諦めて引き返すというポイントをいくつか設けてました。
私にとっては「チャレンジコース」です。
そして今回はソロ登山。自分の体力や技術で行けるかどうか不明確なのでちょっと心細い。
ルートも何回もチェックしたり、荷物も不足が無いように準備したつもりでもやっぱり不安が残るし緊張します。
出発直前になってやっぱりやめようかなとか、でも行かなかったら後悔するだろうなとか考えて結局行く方を選び、
新宿発の夜行バスに乗り込みます。
そして朝、まだ辺りがうす暗い頃、バスが大清水に到着です。
何故か準備に30分かかってしまい慌てて出発。何としても沼山峠発のバスには間に合わせたいところ。
登り道は休憩なしでひたすら登り、尾瀬沼あたりではじっくり景色と花を堪能、沼山峠までは通常ペースで進みます。
最初の登りで休まず頑張ったので、マップタイムぎりぎりだったところ1時間以上も時間に余裕ができまた!!
沼山峠の道の駅でバスが来るまで朝食を食べたり仮眠したりしながら待たせてもらいます。
そしてバスが来て驚き。私以外の乗客は誰もいなくて、独占〜!!
すごい眠いわけじゃなかったけど、この先の登山を考えるとちょっと心配だったので横になって眠りました。
バスの運転手さんが寝ている私に気遣って、あらかじめ伝えておいた降り場近くになるまで、
車内アナウンスを控えてくださっていました!そして降りるときに、
「だいぶお疲れのようですね。これから駒ヶ岳ですか、午後には天気が崩れるので気を付けてください」
と声までかけてくれます。大変親切な方でした。
あらかじめバスの中で準備を整えていたので、下車後すぐに登山開始です。
最初は幅広の車道歩きです。横を流れる沢がダイナミックですごい気持ちがいい。
車で来ていたら歩かなかったところ。
普段だったら、こういう所は「あー、車で来れたら・・・」と思う事がたびたびですが、
今回は全然苦にならなかったです。
(途中、車道から登山道に入りでショートカットもできましたし!)
そして本格的な登山道に入りますが、ここから先、急登が続きます。
一歩一歩が重い・・・多分寝不足とか疲れてるからじゃなくて、元気な時でも大変だと思う。
ゆっくり進んでいる事もあって、次のポイントまで全然着かない(>_<)
しかも虫や巨大なカエルやらが登山道でくつろいでいるので
間違えて踏まないように気をつける必要があります。疲れてる時、これは結構面倒((+_+))
そして視界もなかなか開けないので、ちょっと飽き始めます。
ようやく水場まで行くと、一人で休んでいる女性がいました。
尾瀬夜行で来て、朝イチで登り始め今は下山途中との事。
「この先、いっぱい雪渓踏めますよ。」と教えてもらい、登山道の状況を教えてもらいます。
そう、雪渓。今回ものすごくこれを楽しみにしていました(#^.^#)
残雪期も終わったと気持ちを夏山モードに切り替えていたのですが、
新潟の方のブログやヤマレコを見ると、この季節も毎週雪渓歩きをしているではないですか!
実際の写真とか見てると羨ましくて羨ましくて。指をくわえて眺めている状態でした(笑)
そして少し行くと実際に雪渓が現れはじめます。滑るのでちょっと歩きにくい・・・
でも久しぶりの感触にちょっとドキドキ。普通の登山道と雪渓のをいくつか繰り返しますが、
上に進むごとに雪渓の割合が増えていくので、早く上に行きたい気持ちが強くなります。
ただ、気持ちとは裏腹にこの時点でだいぶ体力が消耗。
ゆっくり進んでも少し歩いては休むといった感じです。幸い少しずつ景色も開けてきて、
休んでいる間に会津駒ヶ岳から中門岳までの縦走路が見えます。
この登りがあまり開けていなかったので、縦走路への思いが強くなります。
ただ問題は時間。いくつか設定したタイムリミットのところで、
「12時10分までに会津駒ヶ岳に着けない場合は、中門岳は諦める」
としてました。どうやらぎりぎりか間に合わないかの境目。
これ以上ペース上げるのは無理だから、きっとダメだろうなという諦めが・・・
どうにか頑張って間に合わせたい気持ちと、それでもペースが上げられない自分(泣)
そうこうしているうちに、目の前に、小屋直下の雪の斜面が広がります。
直登する先には1本の長いロープが引かれていて、まるで雪山にいる気分にさせられます。
なんかこれを見たら、さっきまでの気持ちとかがどこかに行ってしまって、満足感が!
そしてこの斜面で子供がスキーでシュッ、シュシュッ、とめちゃくちゃキレのいい滑りをしています。
お兄ちゃんの方も僕も滑る!と言って準備をしていたので、しばらく待ってこちらも見学。
二人ともまだすごい小さいのに、滑る恰好が一人前でめちゃくちゃかっこいい!
2週間前に来て、スキー道具を置かせてもらってまた来たそうです。
あの子達が2回もこの山に登ってきたと思うとそれもまたすごい・・・
スキーを見て元気をもらった私は、会津駒ヶ岳に向かいます。
到着時間12時15分。なんとタイムリミットの5分オーバー(泣)
うぅ。。。あそこでもっとペース上げてれば、、、休まなければ、、、
色々と後悔し始めます。なので、タイムリミット超えたけど、
この後ペースを上げて頑張る事にし、中門岳まで進んでしまいました。
そして待ちに待った稜線!!(*^^)v 頭上は灰色の雲で覆われている時もあったけど、
近くの山々が見渡せて、気持ちがいいのなんのって。
午後の天気予報の事もあってか、この稜線、行きも帰りも誰一人会わず、完全独占!!
ガイドブックだと、中門岳まで足を延ばした方がいいとありましたが、まさしくだと思いました。
(会津駒ヶ岳までの往復だったら、登り応えある割にはちょっと景色が物足りないかも・・・)
そして下山途中、小屋まで2、3分のところで、いきなり雷!
雷そろそろだという予測はしていたものの、突然すぎる音にびっくりしすぎて飛び跳ねました(笑)
このまま小屋で少し避難させてもらおうかと思ったけど、いつ止むか分からないし、
万が一少しでも長引いたら帰りのバスにも間に合わない上、小屋は完全予約制。
雷雲が近づいてくる前に稜線を通り抜けるべく、小屋は素通りです・・・(T_T)
30分ほど下ると、鳥のチュンチュン声が聞こえ始めます。雷は一安心のようです。
すると間もなく空が晴れ渡り、この日一番の快晴モード。一気に蒸し暑くなります。
登山道は先ほどの雨で大量の水が流れているので、足を滑らせないように慎重に下ります。
またいつ天気が変わるか分からないので、下山口まで一定ペース歩き15時35分、到着です。
バスの時間まで1時間以上時間が余り、また雨も降りはじめたので、
隣のバス亭まで歩き、温泉に入って冷えた体を温めてから帰る事にしました。
(丹沢の時、雨で濡れたまま歩いたら、後日おなか壊して辛かったので・・・)
帰りは時間通りバスと電車に乗り継ぎ、予定通り家路に着きました。
どうやら久々の弾丸山旅だったので疲れたようで、その後家に帰ってから爆睡でした。
おしまい
補足:
歩いた歩数: 49,493歩
合計距離: 21.9km
begreenさん日帰りとは凄過ぎない?このコースなら尾瀬か桧枝岐で1泊でしょう。弾丸山旅、私には真似できません。改めてbegreenさんの体力には敬服します。しかし、この季節でもまだ雪が残っているんですね。私が5月に会津駒ケ岳に行った時は、中門岳まで行く気力がありませんでしたよ。
この週末は天気が良くない予報だったので山行はお休みで、映画「春を背負って」を観てきました。いい映画でした。
今回はチャレンジコースだったのでちょっと頑張ってみましたが、会津駒ヶ岳の登りがどうしてもキツく、途中すれ違った人に「この登りキツイです・・・」と愚痴りました(笑)
やはりnomorecryさんはすでに会津駒ヶ岳行かれていたのですね!
5月だったら小屋はお休みで、残雪も結構あったのでは?!
周りの山々も雪に覆われて今と景色も違って見えたのでしょうね。
「春を背負って」、観てきたんですね!いいなぁ。。。
私も数時間前に親とあの映画観た?という会話をしていたばかりです!
山岳映画って舞台裏大変だったんじゃないかなとか、
俳優さん達その後山にはまったりしてるのかな、とか考えてしまいますよね(笑)
そして登場人物に感情移入の仕方も変わり、今まで以上に楽しめるようになった気がします。
私も早く映画館に行かなければっ!!
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