鳳凰三山縦走

2009年08月22日(土) ~ 2009年08月23日(日)

• GPS: 30:10
• 距離: 18.2km
• 登り: 1,941m
• 下り: 2,223m

コースタイム

22日
09:00 夜叉神峠登山口⇒10:05夜叉神峠小屋⇒ 11:40 杖立峠(昼食) 12:10⇒ 14:05 苺平⇒ 14:25 辻山⇒ 15:25南御室小屋(小屋泊まり)

23日
03:55 南御室小屋⇒ 04:05 砂払岳⇒ 05:35 薬師小屋⇒ 05:55 薬師岳(朝食)⇒ 07:00 観音岳⇒ 08:30 赤抜沢ノ頭⇒ 08:40 地蔵岳9:20⇒ 10:00 鳳凰小屋⇒10:50 五色滝⇒ 11:20 白糸滝(昼食)⇒ 13:00 南精進滝⇒ 15:10 青木鉱泉

天候

22日 曇り〜晴れ
23日 晴れ

コース状況／危険箇所等

南アルプス市市営芦安駐車場から乗合タクシー(一人600円)で夜叉神の森につき、車道右側にある夜叉神峠登山口から曇天のなか登り始めました。
広葉樹林の中を緩やかに高度を上げ、一時間程登り夜叉神峠小屋の前に着きました。

展望が開けて白峰三山方面の山々がガスに霞んで見えました。
夜叉神峠小屋で小休止をした後、少し下ってからシラビソ樹林帯の中を登り返しました。
千頭星山からの登山道が合流した苺平から辻山へ向かうと、登山道は踏み跡もしっかりついていました。天気が回復して青空も出てきて快調に山頂に着くと、明日登頂する薬師岳方面が見えました。
辻山山頂からは近道を通り南御室小屋に向かいました。
到着後、宿泊の手続きをし、屋外のテーブルを囲んでここまで無事に到着したことに感謝し全員でビールの乾杯をしました。偶然にも今日は、同行したYさんの誕生日に当たり祝杯も一緒に行いました。
小屋の夕食はスタミナ十分のトンカツで一同満足でした。

23日は日の出を見るために、ライトを点けて早朝に小屋を出発しました。小屋の横からの急な登りと、暗いシラビソ林の中は登るのに予定した以上の時間が要しました。
ガマ岩横を通り過ぎ、暫くするとシラビソ林から抜け出る事ができ、視界が開けて日の出の時間にかろうじて間に合いました。
薬師岳付近で朝食を採り、尾根伝いに白い砂礫を踏みしめて登って行くと展望が良く周囲の山々が見え高山植物のタカネビランジの花が咲いていました。
鳳凰三山の最高峰である観音岳から下がり登り返し、赤抜沢ノ頭の少し手前を賽ノ河原へと下がりました。地蔵岳オベリスク中腹まで登ることができました。
賽ノ河原に戻り白峰小屋へ向かい、青木鉱泉へとドンドコ沢コースを下がりました。

写真

9/23 19:27

夜叉神峠鳳凰三山登山口

9/23 19:27

シラビソ樹林帯の中の登り

9/23 19:26

苺平

9/23 19:26

辻山への登山道

9/23 19:26

辻山からの薬師岳方面

9/23 19:26

南御室小屋

9/23 19:25

砂払岳方面

9/23 19:25

薬師岳

9/23 19:24

薬師岳から観音岳への登山道

9/23 19:24

観音岳から地蔵岳への尾根

9/23 19:23

地蔵岳オベリスク

9/23 19:22

賽ノ河原の子授け地蔵

9/23 19:22

地蔵岳オベリスクの岩場

9/23 19:21

地蔵岳から鳳凰小屋への下り

9/23 19:21

五色ノ滝

9/23 19:20

ドンドコ沢コースのガレ場

9/23 19:20

ドンドコ沢コースの岩場

9/23 19:19

沢の横断

9/23 19:19

ドンドコ沢コースのジグザグの登山道

9/23 19:18

青木鉱泉手前の堰堤付近の林道

撮影機器：

EX-Z1200 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

yosi-yama

鳳凰三山縦走は、所属する会が主催し参加者が１０名になりました。単独で山行する時に比べ無駄な時間が目立ち、計画したタイムスケジュール通りには進みませんでした。鳳凰三山最高峰の観音岳からは、富士山から白峰三山その奥には塩見岳も見えました。
仙丈岳や早川尾根をたどって行くと、甲斐駒ヶ岳、遠くは槍ヶ岳穂高連峰も見えました。八ヶ岳は近くに見え展望が申し分なかったです。
地蔵岳手前の賽ノ河原には、たくさんの子授け地蔵があり、地蔵岳のオベリスクには中腹の岩場まで登り、ぐるりと一周することができました。最上部の岩にはロープがかけらクライミングの世界でした。岩の割れ目には、ホウオウシャジンの花が咲いていました。若い女性が最上部へ登ろうと挑戦していましたが、岩が滑リ易く登山靴では登ることはできませんでした。
地蔵岳からはザレた白砂の急な斜面を下がり、鳳凰小屋で20分程休みました。
ドンドコ沢コースは初めての体験で、五色ノ滝など四つの滝がありました。滝を見ながら下がりましたが、登山道は急斜面の坂道が続き一名が転倒するアクシデントが発生しました。幸いにも大事には至らず下山することができましたが時間をだいぶロスしてしまいました。

今回の山行前には、地図を何回か広げルート、予定のコースタイムなどを十分検討しましたが、イメージとは大分違っていました。もっと地図・山行計画の立案を勉強することが必要だと痛感し、パーティーの力量把握、下山の時間設定も甘く反省点、課題が多く残る山行でした。

下山後、青木鉱泉で入浴する予定でしたが、登山者の入浴が多く混雑していましたので、国道141号沿いにある、韮崎市健康ふれあいセンターゆーぷるにらさきに変更しました。料金は大人700円、泉質は無色透明で弱アルカリ性、露天風呂・寝湯・圧注浴・打たせ湯・ウエットサウナなどがあり近代的な設備でした。湯温が、低・中・高に分かれた浴槽があり、無料の大広間でゆっくり休み登山の疲れを癒すことができました。
同施設内のウォーターガーデンには、45mの流れる温泉プールも有りました。