梅雨の晴れ間に白馬大雪渓を楽しむ
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 3,343m
- 下り
- 3,338m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉荘にポストあり、荷揚げされたので山荘で飲食可能と思われる。 ルート状況は概ね良好、雪渓の取り付きは融雪状況を見て決めると良い。 紅ガラは少し上から破線状に少しまかれている程度、キッチリマークは開山直前かな・・・ 雪は腐り気味、スプーンカットは顕著ではない、所によりグリセードできるが転ぶと止まらないかも・・・ ソリでシリセードも可能だが大小の落石が多くロングは厳しいかな・・・小雪渓から左岸寄りの雪渓ならば落石による石は無いが傾斜がきつくフルブレーキでも止まらないかも・・・危険なので止めましょうね(^^ゞ 落石の危険は常にあり、人の頭より少し大きなのが落ちてきて遥か下まで転がっていった。 今季の大物は軽自動車サイズのやつかな、そんなのも落ちてくる可能性あり、常に両岸をチェック! 小雪渓のトラバース道は7月1日に切られたので、快適に歩けた。 避難小屋下からお花畑まで雪あり、お花畑から上もまだたっぷりの雪。 稜線上は快適夏道 下山後は第二八方の湯でさっぱり、他にも日帰り温泉有り |
写真
感想
今年の7月一発目の休みが梅雨の晴れ間に当たった。
景色を堪能できるまでは晴れていてくれなかったけれど、大雪渓とお花たちは充分堪能できたので良しとしよう。
白馬村に着くまで空はどんより、コンビニ手前で雲の切れ間から朝日に焼ける五竜がチラリ、良し!
食糧調達兼朝食後猿倉へ、朝もやは晴れ青空バックの白馬三山がどど〜〜〜ん!!
テンションMAXで猿倉へ、駐車場では早朝からヘリで荷揚げ、ん?崩れるのが早いのか??
身支度整えスタート、虫がうるさい。
猿倉荘で計画書を提出、林道に出て最初のカーブをショートカット、ワクワクが止まらないけれど早くは歩けない。
次のヘアピンもショートカットで・・・突っ込んで失敗、こちらは旧道・・・?ほとんど歩かれていない荒れた道でほぼ藪、朝露でだいぶ濡れました(-_-;)
ようやく林道に合流したのは林道終点、普通に歩けばよかった・・・
白馬尻までしっかり夏道、草刈りもされていて露に濡れることなし。
大好きなキヌガサソウがあちこちで出迎えてくれる、若いころに初めて連れてこられたときはとても大きな群落があり、満開のキヌガサソウに感動したっけな・・・
白馬尻から雪渓スタート、取り付きが小屋の直ぐ上、ちょっと多いのかな・・・
某雑誌に雪の白馬主稜が紹介されていたので気になってルートを目で追う、この辺から取り付いてぐいぐいっと・・・
上部は相当厳しそう、雪が付くとすんなり上がれるのかしら・・・
雪渓の取り付きの直ぐ上部の岩沿いで雪が落ちて下の沢が轟音をあげている、右手に慎重に巻いてパス。
とりあえず先行のトレースを辿るが、少し進んだ左手に紅ガラ発見、斜行してマークに合流。
紅ガラは破線状に巻かれているだけで、とりあえずのルートみたい。
雪の具合はアイゼンが要るほどではなかったので靴のエッジを利かせて登る、下から見る雪渓はなんとなだらかに感じることか、これならアイゼンは要らんだろう・・・振り返ると下りには必要かと思う傾斜なのよね・・・
大小さまざまな落石があちこちに・・・左手に人の頭大の落石、良く転がる、あんな下まで・・・直撃喰らったらひとたまりもないな・・・
雪渓中ほどまで上がると葱平が見える、上部にも落石点在、気が抜けない。
大汗で葱平到着、九十九折れに登り中ほどでようやく高山植物のお出迎え、待ってました、元気が出ます。
小雪渓トラバース取り付きまでもう少し。
何を思ったのか、葱平を経由せずにトラバース道半ばから真っ直ぐ下降しだしたテント装備のお兄ちゃんあり、危ないなと思っているうちにスリップ、初期制動が利かず加速していく、最後は転がって・・・葱平下部まで落ちて行った・・・大事に至らねば良いが・・・あんなところ下りるから・・・下山するパーティーに最悪救助の要請をお願いする。その後、ヘリは飛んでいたがホバリングしてはいなかったので自力下山できたのだろう、無茶はいかんよ。
小雪渓後、避難小屋手前まで少し夏道が出ていたがその先はまだ雪、お花畑も残雪歩きでパスできるほど・・・
上りはお花見するために夏道に進む、ウルップソウがいい感じ。
早くも雲が湧きあがり始めた、杓子にかかる・・・もう2時間待ってよ・・・
村営山荘から見上げた山頂方面にも雲がモクモク・・・まいったなぁ・・・
稜線に出てみると景色はほぼなく何処も雲が付いてしまっていた、残念、初めてじゃないからいいけどね、でも景色は欲しいよね。
足元のお花を見ながら山頂へ向かう、ガスが晴れてくれたらそれでいいか・・・
ツクモグサがあちこちにいい感じ、ウルップソウも沢山、きょろきょろとなかなか進まないって、しんどいので休みながら歩いている言い訳(^^ゞ
山頂到着、雲パノラマだけどガスでないだけ良しとしよう。
途中で拾った残雪でキンキンになったビールで乾杯、山頂独り占めで何ともリッチ!
上から見下ろす主稜はかなりの傾斜、こんなの登れんの・・・??
山頂は晴れたりガスったり、もっとマッタリしたいけどそろそろ下りましょう、後続は来なかったけれど小屋泊まりかな?
うろうろとお花見ながらゆっくり稜線を下降、山荘でもう一杯しようかと思ったけれど雲の動きが気になったので大人しく下りることにする。
一瞬ガスったけれどすぐに晴れ、ルートをロストすることなくズリズリ下降、アイゼンをちょっと思ったけれど滑りながらの方が楽しいのでズリズリと・・・たまに尻餅ついたけれど滑り落ちることは無くあいたたた・・・
小石や砂利が無ければシリセードもできそうな雪の状態、もう少し融雪が進むとスプーンカットが顕著になり滑ることはできなくなる。
グリグリ・ズリズリ・ザクザクでちょっと出ている夏道に入ってみる、少し下って小屋手前で雪渓に戻らねばならに残雪状況、慎重に下って雪渓終了、結局アイゼンは履かなかった、重たいお守り・・・
ショートカット旧道には入らず林道を素直に下って猿倉、お疲れ様でした。
下は晴れて暑いけど、上はモクモク雲の中へ、次は最後まで青空で歩きたいな。
下山後はいつもの第二八方の湯で汗を流して帰宅しましたとさ。
滑落者は軽傷で済んだようです。
自力下山し、タクシー呼んで麓の病院に行っていたことが翌日判明しました。
まあ、お互い見たくないものを見てしまいましたが、無事の確認ができたのでご報告まで・・・
わざわざありがとうございます。
自力で下りられたのならよかったです、しばらくは無茶はしないでしょう(^^ゞ
またどこかのお山でお会いしましょう
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