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記録ID: 47288
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無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

秋田駒・乳頭縦走

2009年09月27日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
GPS
07:00
距離
15.9km
登り
802m
下り
1,319m

コースタイム

08:10  八合目登山口
08:32  片倉岳展望地(〜8:36)
09:16  男岳山頂着
09:30  男岳山頂発
10:01  横岳(〜10:04)
10:55  湯森山(〜11:05)
11:35  宿岩
12:13  笊森山頂着(LUNCH)
12:36  笊森山頂発
13:25  乳頭山頂(〜13:35)
13:56  田代岱山荘[避難小屋] (〜13:59)
14:58  孫六温泉登山口
15:10  乳頭温泉バス停

八合目登山口〜男岳山頂  01:07(途中休憩4分)
男岳山頂〜阿弥陀池〜横岳 00:31
横岳〜湯森山〜笊森山   02:09(途中休憩10分)
笊森山〜乳頭山      00:49
乳頭山〜田代岱山荘    00:21
田代岱山荘〜孫六登山口  00:59(途中休憩12分)

合 計  7時間00分(うち歩行時間5時間40分)
天候 晴れ時々曇り、午前中の視程良好
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
 乳頭山→孫六の道が2年前に比べかなり痛んでいました。また、1箇所だけですが大きな泥濘(池塘の跡?)がありました。
 危険箇所は乳頭山頂直前(笊森→乳頭の場合)の1箇所だけです。ここは、傾斜のある狭い箇所での方向転換地点ですが、強風等の場合転落する懸念があります。
 焼森→笊森のコース上では、粘土質の土壌が深く抉られて「深いU字溝」状態になっている部分が少なからずありますが、滑りやすい以外は特に問題ありません。

 
 秋田県内では著名な観光地であり、各種旅行雑誌やHPで十分な情報がありますので詳細は省略しますが、登山バス発着地点である「アルパこまくさ」には温泉(500円)があり、登・下山時のバス停の真ん前。田沢湖を見おろす露天風呂からの景色も、泉質(硫黄泉)も"very good"です。
 登山口から「みちのくの小京都」角館までは車で40分程度です。
 
登山開始。山頂方向が良く見えています。ここの手前に湧き水(飲用可)があります。
2009年09月28日 23:24撮影 by  E7600, NIKON
9/28 23:24
登山開始。山頂方向が良く見えています。ここの手前に湧き水(飲用可)があります。
歩き始めてから15分。早速、森吉山がお出迎え!中央やや右の最奥には先週遊んでもらった岩木山もご挨拶。さい先善し。
2009年09月28日 20:54撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 20:54
歩き始めてから15分。早速、森吉山がお出迎え!中央やや右の最奥には先週遊んでもらった岩木山もご挨拶。さい先善し。
それから30分、阿弥陀池への途中。田沢湖と鳥海山のそろい踏み。さらに善し。
2009年09月28日 21:03撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 21:03
それから30分、阿弥陀池への途中。田沢湖と鳥海山のそろい踏み。さらに善し。
鳥海山がクッキリ!! 稔り豊かな横手盆地の田園は靄の下でした。
2009年09月28日 21:17撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 21:17
鳥海山がクッキリ!! 稔り豊かな横手盆地の田園は靄の下でした。
右に鳥海山、その左には月山。写真ではやや不鮮明ですが、肉眼でははっきり確認できました。晴天の日で月山が見えることはなかなかないとのことです。
2009年09月28日 21:29撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 21:29
右に鳥海山、その左には月山。写真ではやや不鮮明ですが、肉眼でははっきり確認できました。晴天の日で月山が見えることはなかなかないとのことです。
西方向に目を転じると、左の鋭峰が太平山奥岳、右の台形の山は、太平山地の最高峰白子森。
2009年09月28日 21:35撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 21:35
西方向に目を転じると、左の鋭峰が太平山奥岳、右の台形の山は、太平山地の最高峰白子森。
南は……、 左奥が焼石連峰、そのすぐ右が栗駒山。右手やや奥のピークが和賀岳、その左やや低いピークは羽後朝日岳でしょうか?
2009年09月28日 21:50撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 21:50
南は……、 左奥が焼石連峰、そのすぐ右が栗駒山。右手やや奥のピークが和賀岳、その左やや低いピークは羽後朝日岳でしょうか?
男岳への途中からの岩手山と阿弥陀池。阿弥陀池のすぐ奥は焼森で、山頂のケルンも確認できました。
2009年09月28日 22:01撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 22:01
男岳への途中からの岩手山と阿弥陀池。阿弥陀池のすぐ奥は焼森で、山頂のケルンも確認できました。
早池峰山頂も顔を見せていました。
2009年09月28日 22:14撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 22:14
早池峰山頂も顔を見せていました。
男岳山頂の駒ヶ岳神社。
2009年09月28日 23:33撮影 by  E7600, NIKON
9/28 23:33
男岳山頂の駒ヶ岳神社。
男岳下山中に振り帰ると男岳と女岳の間に鳥海山。男岳の紅葉が進めばさらに絵になったのでしょうけれども…。 残念!
2009年09月28日 23:40撮影 by  E7600, NIKON
9/28 23:40
男岳下山中に振り帰ると男岳と女岳の間に鳥海山。男岳の紅葉が進めばさらに絵になったのでしょうけれども…。 残念!
阿弥陀池畔からの男岳。殆んど無風に近かったのですが、池には波が立っており、逆さ男岳にはなりませんでした。
2009年09月28日 23:45撮影 by  E7600, NIKON
9/28 23:45
阿弥陀池畔からの男岳。殆んど無風に近かったのですが、池には波が立っており、逆さ男岳にはなりませんでした。
横岳への途中振り返ると、男岳と女岳の間に田沢湖。鳥海山も見えていますが、女岳の左側になります。
2009年09月28日 23:54撮影 by  E7600, NIKON
9/28 23:54
横岳への途中振り返ると、男岳と女岳の間に田沢湖。鳥海山も見えていますが、女岳の左側になります。
焼森付近からの男岳(左)と女目岳。
2009年09月28日 23:59撮影 by  E7600, NIKON
9/28 23:59
焼森付近からの男岳(左)と女目岳。
焼森山頂。「・・森」という名の山は、概して緩やかで広い山頂になっているようです。このケルンは男岳からも確認できます。
2009年09月29日 00:07撮影 by  E7600, NIKON
9/29 0:07
焼森山頂。「・・森」という名の山は、概して緩やかで広い山頂になっているようです。このケルンは男岳からも確認できます。
湯森山への途中からの女目岳(右)北面、横岳と焼森(左)。
2009年09月28日 22:40撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 22:40
湯森山への途中からの女目岳(右)北面、横岳と焼森(左)。
こうしてみると、女目岳北面もなかなか迫力があります。中央やや下の白い部分はかつての硫黄鉱山跡です。
2009年09月28日 23:03撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 23:03
こうしてみると、女目岳北面もなかなか迫力があります。中央やや下の白い部分はかつての硫黄鉱山跡です。
湯森山山頂。ハイキング的なのんびりした山頂です。ここでも森吉山は顔を覗かせていました。
2009年09月29日 00:18撮影 by  E7600, NIKON
9/29 0:18
湯森山山頂。ハイキング的なのんびりした山頂です。ここでも森吉山は顔を覗かせていました。
湯森山下降途中から笊森山(左の"丘")への途中。登山路は右手前から左奥へと続きますが、途中の平らな部分が熊見平です。
2009年09月28日 23:14撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/28 23:14
湯森山下降途中から笊森山(左の"丘")への途中。登山路は右手前から左奥へと続きますが、途中の平らな部分が熊見平です。
前の写真の手前の茶色の部分(湿原?、水はありませんでした)にこの標柱がありました。
2009年09月29日 00:22撮影 by  E7600, NIKON
9/29 0:22
前の写真の手前の茶色の部分(湿原?、水はありませんでした)にこの標柱がありました。
宿岩です。高さ3〜4mの岩の集合体で、一部屋根がかかっているような部分があります。雨宿り(場合によってはビバークも)も出来るのでしょうけれども、天井部分の岩が落ちてこないかと心配です。それにしても、なぜここにこんな大きな岩が積み重なっているのでしょうか?謎です。
2009年09月29日 00:54撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/29 0:54
宿岩です。高さ3〜4mの岩の集合体で、一部屋根がかかっているような部分があります。雨宿り(場合によってはビバークも)も出来るのでしょうけれども、天井部分の岩が落ちてこないかと心配です。それにしても、なぜここにこんな大きな岩が積み重なっているのでしょうか?謎です。
笊森山頂から乳頭山山頂を見下ろしたところです。標高は笊森山の方が70メートルほど高いのですが、それにしても、標高差以上の高低差を感じます。乳頭山頂ではlunch
time中の人が結構いるようです。
2009年09月29日 01:07撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/29 1:07
笊森山頂から乳頭山山頂を見下ろしたところです。標高は笊森山の方が70メートルほど高いのですが、それにしても、標高差以上の高低差を感じます。乳頭山頂ではlunch
time中の人が結構いるようです。
乳頭山の奥は焼山(玉川温泉の上の山です。)その右は八幡平です。
2009年09月30日 20:02撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/30 20:02
乳頭山の奥は焼山(玉川温泉の上の山です。)その右は八幡平です。
笊森山頂。山頂自体は何の変哲もないところですが、眺望は非常に良いところです。今回は東側の岩手県方面は雲がかかっていることが多かったです。秋田駒ヶ岳から乳頭へ縦走する場合、ここでl大休止をとることが多いようです。
2009年09月29日 00:26撮影 by  E7600, NIKON
9/29 0:26
笊森山頂。山頂自体は何の変哲もないところですが、眺望は非常に良いところです。今回は東側の岩手県方面は雲がかかっていることが多かったです。秋田駒ヶ岳から乳頭へ縦走する場合、ここでl大休止をとることが多いようです。
乳頭山頂です。この山も近づいてみると結構厳しい雰囲気があります。
2009年09月30日 20:31撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/30 20:31
乳頭山頂です。この山も近づいてみると結構厳しい雰囲気があります。
乳頭山頂の標示。左奥は岩手山ですが、山頂は雲の中でした。
2009年09月30日 20:41撮影 by  NIKON D80, NIKON CORPORATION
9/30 20:41
乳頭山頂の標示。左奥は岩手山ですが、山頂は雲の中でした。
乳頭山頂から10分程度降りたところの分岐。左は黒湯温泉へ、右は孫六温泉への道ですが、黒湯と孫六は徒歩10分程度の近さです。それにしても、環境「庁」から「省」に代わったことへの、この標柱の対応は見事です。ローコストで決着させました。こうした工夫は好みです。
2009年09月29日 00:29撮影 by  E7600, NIKON
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9/29 0:29
乳頭山頂から10分程度降りたところの分岐。左は黒湯温泉へ、右は孫六温泉への道ですが、黒湯と孫六は徒歩10分程度の近さです。それにしても、環境「庁」から「省」に代わったことへの、この標柱の対応は見事です。ローコストで決着させました。こうした工夫は好みです。
孫六温泉の登山口(今回の下山口)。手前にある水は飲用可。冷たく、やわらかい水です。
2009年09月29日 00:32撮影 by  E7600, NIKON
9/29 0:32
孫六温泉の登山口(今回の下山口)。手前にある水は飲用可。冷たく、やわらかい水です。
いつ見ても、長閑な雰囲気たっぷりの孫六温泉です。右上のかや葺きの建物は黒湯です。この辺からバス停までは
10分程度です。
2009年09月29日 00:42撮影 by  E7600, NIKON
9/29 0:42
いつ見ても、長閑な雰囲気たっぷりの孫六温泉です。右上のかや葺きの建物は黒湯です。この辺からバス停までは
10分程度です。

感想

 昨日、sirotenguさんたちと太平山にいきました。天気はそこそこ良かったのですが、視程はいまひとつ。午後になり次第良くなってきたのですが、やむなく下山。 今日は、昨日寝る直前まで真昼岳からの横手盆地撮影のつもりでしたが、天気予報と前日の天候から、急遽秋田駒→乳頭の縦走に変更。結果は大正解でした。鳥海山はいうまでもなく、月山を展望できました。また、前の週登った岩木山も見え、さらに早池峰も。午前中はすばらしい展望を楽しむことができました。午後からは南方向はガスがかかってきましたが、西〜北方向は終日見通しがよく、森吉山と太平山は終日つきあってくれました。9時半前後の男岳は眺望の点では今年最高でした。
 横岳→焼森→湯森山→笊森山→乳頭の縦走は思っていたよりもスムーズでした。湯森から笊森へもなだらかな登りでした。ただ、焼森から湯森の間はやや退屈なところもあります。(最も天気が良かったせいかもしれませんが)
 笊森からの眺望もとてもよく、乳頭からよりも良いと思います。乳頭からは往復2時間〜2時間半といったところでしょうか。乳頭からの千沼ケ原往復もいいですが、笊森往復もおすすめです。ただ、乳頭→孫六の道はかなりいたんでいました。
笊森へは、駒ヶ岳八合目から笹森山経由で行けば2時間半〜3時間です。
先週に続き、充実した山行を楽しみました。

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コメント

お疲れ様でした。
熊さんも筋肉痛だそうです。
2009/9/28 21:31
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