雲取山 多摩川 後山川 青岩谷


- GPS
- --:--
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,606m
コースタイム
- 山行
- 3:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:10
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:30
二日目 泊地7:30→Co1800m最後の二又10:00→山頂11:00-30→三条の湯13:00-15→車止め・片倉橋15:00
天候 | 一日め 雨 二日め曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
後山林道は片山橋で通行止め 青岩谷は苔むしたきれいな沢。冗長な区間が無く、難しい滝は無い。 源頭は山頂に向かうと、ヒザ丈以下の笹原になる。標高1800m付近に最後の苔いっぱいの二又があり、水が切れるしばらく登るとトラバース道が横切る。これを辿るとほどなく雲取山南南東の稜線1940mの夏道分岐に出る。 三条の湯は午後2時からしか入浴できないとの事で、諦めて下る。 |
写真
装備
個人装備 |
ノコギリ 1
登攀具個人装備 1
沢個人泊まり装備(お風呂マットとシュラフカバー) 1
沢基本装備 1
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共同装備 |
ツエルトとタープ 各1
ストーブ(非常用)焚き付け 1
鍋 1組
ロープ30m 1
|
感想
30年ぶりに高校の同級会であったシンドーが、ずっと山を続けていた。沢や雪山を30年以上ずっと続けている人はそう多くない。山梨東部の多摩川源流は甲府からより、八王子からのほうが楽に行ける感じ。シンドーはこの山域の沢はほとんど登っちゃっていたけど、青岩谷だけは行っていなかった。ぼくは山梨県内で唯一登り残していた百名山の雲取山は、ぜひこのルートから行きたいと暖めていたので、丁度良かった。
甲府から特急で一時間の八王子駅前で八王子住人のシンドーの車に載って、多摩川源流域へ。凄い峡谷に青梅街道が延びる。平野ではなく、豊かな山間に日本人が住んでいた16世紀以前の名残だ。
後山林道は土砂崩れで数年前から工事中で、4分の一で通行止め。しっとり緑の梅雨の林道を1時間半歩いて青岩谷へ。こんなところでも温泉に行くのか釣りなのか、傘さした人と何人かすれ違った。
青岩谷はナメと小滝が連続して、楽しい谷。一つだけ直登の難しそうな12m滝を左岸のガレルンゼでまく。標高1150mに鍾乳洞があってそこへの道が、三条温泉から伸びてきているようだ。看板があったが、道も鍾乳洞も特に確認せず前に進んだ。ゴルジュ状の景観が終わり、沢床が広くなると、苔むした広い河原、カツラの大木など、清々しいところになったので、天場にする。タープの下で焚き火。薪は連日の雨でとっぷりと濡れているので、用意したガンピだけではなかなか火がつかない。ビール飲みながら屋根の下でのんびり取り組む。エスビットも使って暖炉のような火床ができあがった。シンドーも道具の物持ちが良い。アルミ水筒まだ持っていた。火を見ながら昔のことや今のことを話した。雨は寝るまでやまなかった。
たき火が消えると、明け方寒くて起きた。雨はやんでいた。
朝モチとラーメン食べて出発。後半も次々小滝が現れハーハー言いながら登っていく。小鹿のむくろを何度も見る。コケがふさふさで、足の置き場に困るほど美しい。地図読みでどうのこうの証拠をあげたり、確信半分で進むのは、楽しい。シンドーの車にもいまどきのカーナビはなかった。1390の二又は1330二又のようにも思えた。1470を右へそのあと1490を左へ行ったら、もう一本沢だった。1800でコケの生い茂る小滝が最後の二又。その上は低いササの斜面を登って、トラバース道に出る。そのまま直登しようかと思っていたけど、ここまで立派な道だと、もういいやという気分になって、シカに見守られて登山道へトラバースする。雲取の南尾根に出ると登山者がたくさん歩いていた。山頂までは樹林がなく見晴らしの利く道だった。立派な避難小屋の裏が山頂。シカも人もいる。シンドーは冬も入れて3回目の山頂、ぼくは初めて。割と天気はよいけど展望は1~2キロくらいか。富士山など、遠くの山は見えないけど、日差しが少しあるだけでも上出来だ。
三条の湯への下りは森の中。温泉近くまで降りると、急な斜面に上手に石垣が組んであり、人ひとり分の回廊が作ってあって感激する。三条の湯のたたずまいも山奥の傾斜地らしくてすごくいい。風呂に入ろうと思ったが、午後二時まで待たなければならないとのことだったのであきらめて下る。林道2時間近くあるから。雨上がりの湿潤林道は下り坂で気分が軽い。
丹波山ののめこい湯のぬるぬる湯に浸かって、青梅街道を下る。山間に鉄道、昔々のなくなってしまった北海道の炭鉱鉄道線を思い出した。多摩に降りると、意外なほど牧歌的な田畑の道を通って八王子駅に着いた。東京もいろいろなんだなあ。
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【一】
千山萬岳高きを競ひ
峙つ信州日本の屋上
一寰あまねく霊気を湛へ
民族勝りて直ぐなるところ
我が校教への聖歌を点ず
【二】
県の森かげ睦の月日
向上一路に並み居る今を
後には忍ばん楽土の栄を
嗚呼わが紅顔数百の健児
つとめよ青春再び曙けず
昔の歌はよい歌詞がたくさんありますね。焚き火を囲んでの高歌放吟楽しかったです
あぁ我がこうがん〜!
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