越沢登山口から摩耶山 弁財天滝コースで登り尾根コースで下る
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 751m
- 下り
- 737m
コースタイム
ガーミン登録ミスのためコースは手書き
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
金曜11時に調布ICで高速に乗り、中央道〜圏央道〜関越道〜北陸道〜日本海東北道で朝日まほろばICへ。ここから国道7号で温海に向かい道の駅で1時間仮眠。 県道44号〜国道345号を経て越沢登山口へ。 当初は東北道を使う予定だったが、調布からだと山形の鶴岡や酒田方面は関越を使う方が距離が50キロ短く時間も早いことが判明。 関越は前橋を過ぎるとトラックも少なく、東北道よりも走りやすい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎越沢登山口 国道345号の越沢集落を抜けた先に登山口を示す標識があり、ダートの林道を約2キロ走ると 林道終点に駐車スペースがある。 15台くらいは駐車可能か?? 林道はダートだが、普通の乗用車なら問題ない。 我が家のM3はかなり気を使って運転したがそれでも3回ぐらいガリってしまった。 ◎弁財天滝コース 弁財天滝で渡渉がある。通常は問題ないが、増水時は注意が必要。 滝から頂上までは標高差約650メートルの息をつく間もない急登が続く。 ここに比べれば奥多摩三大急登などカスみたいなものだ。 前夜の雨で滑りやすく、下りには使いたくないと思った。 終始照葉樹林が続く。 ◎尾根コース 弁財天滝コースに比べれば傾斜は緩やかだが、それでもかなりきついコース。 今回は下りで使ったが、前夜の雨で滑りやすくなっており、2回ほどしりもちをついた。 一部杉の植林があるが、コース大半は照葉樹林。 ◎摩耶山山頂 360度のパノラマ。 鳥海山、月山、朝日連峰、飯豊が一望でき、日本海の粟島の先に佐渡まで遠望できる。 ◎摩耶山避難小屋 しっかりした造りだが窓が無く中は暗い。 そばに水場があるが、水は滞留して中にカエルが生息しており、とても飲用に使う代物ではない。 |
写真
感想
7月第一週の週末は全国的に雨模様の予報が多い中、東北の日本海側、秋田と山形が晴れ予想。
ヤマレコを拝見しても、東北の花のレコが目立ち我が家も東北に行くしかないだろうと決断、鶴岡のルートインを予約して一泊二日で山形遠征へ。
当初は土曜日に月山に登り、日曜日にまだ未踏の摩耶山に登るプランだったが、庄内地方の土曜日の予報が曇りのち晴れとなったため、土日の山を入れ替え、土曜日にに摩耶山、日曜日に月山に登ることにした。
金曜日の10時半に自宅を出て、調布で高速に乗り、中央道〜圏央道〜関越道〜北陸道〜日本海東北道で新潟の村上へ。さらに国道7号で山形に入り道の駅温海で1時間ほど仮眠したのち越沢登山口に5時過ぎに到着。
自宅から登山口までほぼ500キロ。
関越道の前橋から先は交通量がガクッと減り、東北道に比べて大型トラックも少なく非常に運転しやすかった。
これからも山形や秋田などに行く場合は関越を使うことにしよう。
2010年度版『山形県の山』では摩耶山は初心者コースである尾根コースを登り、ベテランコースである弁財天滝コースを下るコースが紹介されている。
前夜に雨が降って濡れており同書で「急坂」と書かれている弁財天コースは下りに使いたくないという判断から、こちらを登りに使うことに。。
弁財天の滝は高さ20メートルほどの立派な滝で、滝の左側に設置されたはしごは、ほぼ垂直でちょっとしたスリル。
はしごを登りきると頂上まで標高差約650メートルの激登りが連続する。
文字通り息をつく暇もない登りで、これに比べたら奥多摩三大急登なんてカスみたいなものだ。
岩や木の根は濡れて滑りやすく、こちらを登りにした選択は間違いなかった。
山頂からは北に鳥海、東に月山、南は朝日連峰から飯豊、西は日本海と360度の大展望が開ける。
残念ながら月山や朝日には雲がかかっていたが、日本海には粟島さらに彼方には佐渡まで遠望することができ十分満足。
下りにとった尾根コースは標識には初心者コースと書かれているが、こちらも厳しい登りが多く消して初心者コースではないと思う。
下りの半ばで秋田から来たシニアの団体さん十数名とすれ違い、さらに3組6名の方とすれ違ったが、トータルでは静かな山歩きを楽しむことができた。
登山口からの出だしと、尾根コースの一部にスギの植林があるが、コースの大部分は照葉樹林で豊かな自然を満喫することができる。
特に出だしの渓谷沿いの道は美しく、この山のおすすめは紅葉の時期ということになるんだろう。
ただ何度も書くように登りは非常に厳しく、1020メートルという標高だけで判断してはいけない山だと思う。
なお今回の越沢ルートのほかに、東の倉沢からのルートも開かれており、山と高原の地図では一部破線ルートで記載されているが、途中で出会った地元の方の話では、険しい岩場が続き、岩登りの技術がないと難しいコースだということ。
下山後は、予約していたルートインにチェックイン。
翌日曜日は2時起床、3時にチェックアウトして月山8合目へ向かうが、激しい腹痛に襲われ駐車場で2時間ほど待機するも、痛みは治まらず。
結局登山は断念して、朝の陽ざしに輝く稜線を横目で見ながら泣く泣く引き返すことに。
後部座席でもんどりうちながら、嫁さんの運転で何とか帰宅することができた。
高いガソリン代と高速代を使って山形まで出っ張って、思惑通りこれ以上ない絶好の登山日和に恵まれながら、最後は泣く泣く引き返しストレス溜りまくりの日曜日となっってしまった。
今週は週の半ばに台風の接近が予想され週末の予報は予断を許さない。
登山計画では蔵王に行く予定で宿も予約してあるが、もし山形の天気が好転するなら、ここは予定を変えて月山にリベンジしたいと思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
随分と遠くに行かれましたね
粟島の左後方でしょうか、写真からもうっすらと佐渡が見えました。
肉眼ならもっと気持ち良かったでしょうね
写真からも急な登りわかります
こりゃ確かに「劇」登ですね
腰痛はやはり劇の影響でしょうか
お大事にしてくださいね
マコト53さん。
写真を拡大してみていただければ、もっとはっきり見えますよ。
ここの登りはきつかったです。
腰痛ではなくて、腹痛でした。
たぶん車内に置いていた賞味期限切れのおにぎりをホテルにチェックイン後に食べたのが原因かと…
match1128さん
新潟まで雨雲から逃げたんですね。
キュートな cafemikitaさんと急登 、その先の はとてもきれい・・
hamburg
渋描き隊長、コメントありがとうございます。
今年の東北は空梅雨模様で、ヤマレコでの皆さんの花の写真を拝見して、いざ我が家もとなった次第です。
おっしゃるように空と海の青がとてもきれいでした。
絶好の登山日和に恵まれながら、最後は泣く泣く引き返しストレス溜りまくりの日曜日とは残念でしたね
もんどりうつ程の腹痛は治られましたか?
私も40歳を過ぎた頃から毎年のように秋になると脂汗垂らしてもんどりうっておりました
病院に行くと急性胃腸炎で点滴2Lくらい打たれました。
夏場の冷たいなどが原因との事。
それ以来、キンキンに冷えたは控え、夏でも焼酎のお湯割り飲むようになりました。
それにしても写真の空の青さが綺麗ですね〜
マコト1959さんこんにちは。
腹痛の原因は、上でも書いたように登山中車内に放置しておいた賞味期限切れのおにぎりだと思います。
帰りのサービスエリアのトイレですっきり排出したら痛みは消えました。
この日は空の青さもさることながら、海の青さがとてもきれいでした。
でも写真の青が際立っているのは偏光フィルターの効果が大きいと思います。
500kの長距離運転で1時間の仮眠ではいくら若いmatchさんでもキツイのでは
日曜日はいい天気だったのにさぞかし悔しかった事でしょう
きっと既に元気になられたようで、証拠にリベンジを計画中の様子で安心しました
摩耶山もコースによってはかなりハードみたいですね
東北の山は標高で判断できないと言われてますよ。
次は東北のミニアルプス神室連峰にいかがですか
私は神室・前神室だけ登ってますが素晴らしかったです 紅葉の時季にいこうかなとも・・・
何事もなく早く去って欲しいですね・・・
ハナさん、ご心配いただきありがとうございます。
睡眠時間は短かったんですが、この日の山歩きは厳しい登りでしたが体力的には快調でした。
腹痛の原因は上でも書いたように、賞味期限が切れたおにぎりによる食中毒です。
厚かましい性格が裏目に出てしまいました。
神室はいいですねー。
一度晩秋に登ったことがあります。
標高はさほどでもないですが、谷川のような非対称山稜はとても男前でした。
紅葉の時期にご一緒できればいいですね。
山頂からの眺望といい、そこに至るまでの道程といい、とても1020メートルの山とは思えないですね
天気読もバッチリで500キロ走破し十分満足の摩耶山の後の、想定外の腹痛。月山はさぞや残念だったと思います。月山のリベンジ応援しています。
追伸:15、17番の白くて丸いものは何ですか?うちわですか?
mtkenさん、こんにちは。
標高1000メートルちょいと標高は奥多摩でもごろごろしている程度の山ですが、さすが名うての豪雪地帯、谷は深く、スラブや断崖が各所に見えます。
展望はご覧のように素晴らしく、ほぼ全山照葉樹に覆われています。
出だしの渓谷沿いの道も考えれば紅葉の時期がベストだと思います。
写真の白いものは指摘の通り団扇です。
わたしは汗かきなうえに暑さに弱いので、夏場の登山には必ず団扇を持参します。
基本的にストックを使わないので、これで蜘蛛や虫を払ったりもできるので便利です。
ただ、ここの登りはあまりにきつく、両手で木の枝や岩にしがみついて登ったので、登りでは団扇は「格納」したままでしたが、帰りは活躍してくれました。
団扇は半ば使い捨てのようなものなので、ネットオークションで業務用の無地の団扇を100個まとめ買いしています。
晴れている場所まで、行っちゃうところが、凄いですね〜。
中々魅力的なコースですが、濡れていて滑りやすそうな急登、メンタル的にもハードだったのでは。
食品の保存には、温度が大事ですね。私は、以前真夏のザックで温まったゼリードリンクを次の山行で摂取してやられてます。実は2個あって、更にその次の山行でも同じ症状になり、原因がゼリードリンクだと気が付く始末でした。
その後、体調は如何でしょうか。お大事に(^O^)/
hikeさん、こんばんは。
天気の読みはばっちりでしたが、おにぎりでやられてしまいました。
せっかく高いお金かけて遠方まで出かけてるんだから、食べ物ケチっちゃあだめですね。
帰りのサービスアエリアのトイレで、超特急で全部出したらすっきりしました。
これからは、下剤も常備して持参するようにします。
歩行距離6km、累積標高差は700mぐらいか・・・と数値データだけ見ると思いますが、想像以上に厳しいルートなんですね。
拙者も「山形県の山」を見て、どちらを上りに使えばいいのか?と思っていましたが、急登・激登続きや滝の脇の長いハシゴなどを考えると、「上りは弁財天、下りは尾根」ですね。
もっとも、1号隊員は「行きません」って言うと思いますが・・・
「手前が鉾ヶ峰、奥が鑓ヶ峰」・・・cafemikitaさんなら喜んで かと思ったら、そうでもないんですね
もちろん、拙者もビビりますが
腹痛の件、拙者も晴れた八甲田を前にしながら下痢で断念(2012年)したことを思い出しました
隊長
隊長、おはようございます
標高や累積標高差、コースタイムなどから結構お手軽な山をイメージしていましたが、なかなかどうして、歩いてみると中身は濃厚で、300名山に選ばれるだけのことはあると思いました。
計画段階で、興味を示されていた山なので、1号隊員同伴で登られるならということを思いつつ歩きましたが、弁財天の滝のはしごを見て、弁財天の滝コースは1号隊員様はNGじゃないか??というのが正直な感想です。
尾根コースの往復でも、十分中身が濃い山歩きができると思います。
周辺には温海、湯田川という温泉もあり、おいしそうな蕎麦屋も散見されます。
次期大人の休日倶楽部活用登山の候補として推奨します。
去年の5月に、ここの尾根コースをピストンしました
ほんとはまっちさんと同じ周回コースで歩きたかったんだけど、団体だったので
山頂は展望が良くてビックリしました
真っ白い月山が見えて、早く行きた〜いって思った記憶があります。
そして、月山に登れなかったんですね
もしかしたら、今週末リベンジかぁ。
いいお天気になりますように
私は下の方の霊山に行って来ます
雪野さん、おはようございます。
山頂からの眺望はいいとは聞いていましたが、予想以上に素晴らしかったです。
月山は残念でしたが、またタイミング見てリベンジします。
この週末は東北よりも中部のほうがお天気がよさそうなので、急きょ八ツ方面に行くことにしました。
霊山って福島の霊山ですか??
雪野さんにしては軽めのお山ですねー
match1128さん、こんにちは。
この時期の食べ物は、注意しないとエライことになりますよね。
もんどりをうつ程の腹痛では、いくら目の前に月山があっても諦めるしかないですよね。いろんな意味で辛かったでしょう。
今度の土日は、蔵王よりも月山のリベンジの方が最優先ですね。わたしも今年中に行ってみたい山のひとつなので、match1128さんのレコ楽しみにしています。
追記:おNEWの登山靴の履き心地はいかがでしたか?
notgoalphさん、こんにちは。
ヤマレコを書いた時点では、いい条件だったのに登れなくて無念という気持ちが強かったのですが、ちょっと間をおいて冷静になると気持ちも変わってきました。
腹痛になったのが登山前でよかった、もし山中で腹痛になっていたら??
そう思ったら逆にラッキーだと考えるようになりました。
今週末は天気予報を見て東北から信州に行き先を変更しました。
8月の月山はちょっと暑いかな??
リベンジするとすれば紅葉の時期でしょうか??
靴ですが、これまではかなり重い靴を履いていました。
昔からがっつりした靴が好きで、軽い靴は何となく敬遠していました。
でも食わず嫌いだったようで、とにかく軽くて歩きやすい。
冬場や縦走以外はこの靴になりそうです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する