黒尾山経由で銚子ヶ口(鈴鹿10座完登)
- GPS
- 05:41
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,123m
- 下り
- 1,137m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:39
天候 | 昨日に続き快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日、日本コバと天狗堂の2座登頂をしていたので足の疲れが気になるところでしたが、この好天の中じっとしていては昼頃に猛烈に後悔しそうだったので、とりあえず行ってみることに。2日連続で永源寺登山者駐車場に車を停め、準備を始めました。駐車場は昨日と同じく7割程度駐車済み。停められてよかった。
さて、取り付きはこの駐車場から。めちゃ楽ちん。こんないい登山道、なんで破線なんでしょう?なんて思いながら登山開始しました。まあもちろんそれには理由があるわけです。しばらくは杉林を気持ちよく登っていきます。勾配もさほどでもなく、最初はお客様扱いをしてもらっている気分でした。
さて、やはり急登が出てきました。ルートによると杉林を登るようでしたので行ってみたものの、どうも足を滑らせそうなので登りつつ足を置けそうなところを探しつつ探って歩いていると、左端の尾根状態のところ(テープがあったところ)が固くて登りやすそうなことが分かったのでそこを直線状に登ります。これぐらいないと物足りないぜ!とばかりに登りますが、これぞまさに序の口でした。
稜線らしきところに出ると、今度は岩場かと思うような巨石に阻まれます。木の根っこや岩をつかんで登りますが、このあたりはルートがしっかりと明示されているのでそれに従えば安全に越えていけます。やがて丸山と書かれたプレートを発見。まずは丸山に到着です。
その先もいくつも岩を超えていくようなルートですが、テープがしっかりあるので大丈夫でした。ちゃんと登りやすいところにテープをつけてくれてるんですね。林業の方か、電力の方か、それとも山の管理をしている方かわかりませんが、ありがとうございます。そして突然明るくなったと思ったら鉄塔がありました。
鉄塔周辺はきれいに樹木も刈られていて、素晴らしい眺望が得られました。昨日登った日本コバも見え、遠くに永源寺ダム湖、その先は琵琶湖があるのかな。遠くは霞んでいましたが、昨日は眺望がほぼなかったのでテンション上がります(^^)。休憩をしようかとも思いましたが、登山開始してまだ1時間。先はまだまだ長いので、水分補給だけして先を急ぎます。
ここからはテープが激減しました。とはいえ尾根筋をとにかく進めばいいはずなので、それらしいところを歩いていきます。結構高度を下げるのがもったいない(^^;)。多少のアップダウンはあるとはいえ、しばらく心休まる稜線歩きができました。しかしここから先、本日の核心かと思えるところが現れました。
なんちゅう細い稜線!特に右側は落ちたら死ぬな。左はマシとはいえ、落ちたらただでは済まないな。まるでウマノセ。おまけに岩が風化していて怖い。このガリガリのやせ尾根行かなあかんのか。時には尾根上、時には体を左に預け、稜線をつかんで横歩きで何とか越えていきます。これ、撤退するとなったらもう一回行かなあかんのかと思うと、何が何でも登頂せねばという気持ちになります。
やせ尾根を越えると、次は激登りが始まりました。3点支持で登っていきます。2本の足だけで登れるところの幸せよ。みんなが掴んでいくのか、根っこは結構持ちやすくなっています。根っこ、木の幹、岩、掴めるものを掴みながら登ります。しかしこれが結構長い。疲れる。登って降りてまた登り。そういや鉄塔あたりから正面にどんと山が見えていたけれど、あれを登っているのか。そう思うと先の長さが想像できて地味に堪えてきます。
ようやくピーク。3本目の鉄塔がありました。ここからエスケープルートらしき道がありました。電力の方がつけたのかな?すごいわ。後で知ったのですが、ここは黒尾山というみたいですね。しばらく稜線を歩いていると、本日のラスボス、銚子ヶ口が見えました。見えてからが遠いとは言いますが、やっぱりそうなんでしょう。そうでしたとも!
このあたりで標高的にはだいぶ上がっているので登りはほぼ終わったかなと思ったものの、続くアップダウン。想像とは違った稜線歩きになりました。テープはごくまれに発見できます。小ピークは切れ立っていて、ルートに悩むこともしばしば。最後の鞍部への勾配はなかなか急で、落石させると下まで行ってしまうので複数人で登る場合は一人ずつ行くしかないかな。下りきると最後のやせ尾根。こんなガリガリに瘦せなくても(^^;)。ここはちょっと左サイドにトラバース気味に進みました。
そのあとはしばらく急登が続くも、だんだんと足で歩ける登り勾配になり、斜度も安定してきました。が、ずっと登り基調。とはいえもう危険個所はない予感。ただただ登るだけ。今日は足攣りの気配がなかったので体力に任せて登るうちに、道はさらに緩やかになります。もうビクトリーロードかな、なんて思っていると、熊に爪を立てられたような生木を発見。違う緊張が走りました(^^;)。
そしてやっとこさで中峰に到着。道の明瞭さに安心感満点!まずは南峰へ。南峰からは御在所、鎌ヶ岳、イブネ、雨乞が見えました。最高の眺望やん!全部行ったな〜。しばし行った時のことを思い出します。風もなく快晴で、ずっといられそうです。しかし標識が見つからなかったので、もしかしたら場所間違えていたかも(^^;)。
次に銚子ヶ口山頂へ。今日は10座完登なので、写真をお願いしようと思っていたのに誰もいない(^^;)。そりゃこの狭さと景色のなさからしたらみんなすぐにどっか行っちゃいますよね。私も写真だけ撮って東峰へ移動しました。
東峰は標識もあり、鈴鹿セブンが一堂に見られる圧巻でした。あー、全部行った。今日来てよかった。天狗堂も御池も見える。ということはセブンと10座全部見てるんか。これは最後にして最高のギフトをいただいた気分です。空は晴れ。最高!
下山には杠葉尾への登山道を利用しました。危ない箇所もないので安心して下山を進めます。思ったより長かったのと、谷筋なので何も景色がないですが、もうあとは下るだけ。ひたすら下山。車の音が聞こえてきたときにはなにやらほっとしました。そしてゲートに到着。ん?と思うようなゲートに笑ってしまいました。登山道じゃなくて水道やん(笑)。ゲートを出ると山中はほぼ日陰だったのでまぶしい。そうか、まだこんな時間か。
あとは永源寺登山者駐車場まで戻るだけ。道中、登山道で見た鉄塔が見えたのでパチリ。あんなところに行ってたんやなとしばし感慨にふけります。また歩き、駐車場へ到着。クーラーボックスで冷やしていたコーラで祝杯。うまい!あー鈴鹿終わってしまった。それぞれ個性的で特徴的な山々を、それぞれ結構ややこしいルートで登らせてもらって本当に楽しませていただきました。来週からどこに行けばいいのでしょう。しばらく鈴鹿ロスになりそうです(^^;)。ありがとうございました!
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