乗鞍岳 (肩の小屋口→剣ヶ峰→富士見岳→畳平→大黒岳→宝徳霊神)
- GPS
- 05:18
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 628m
- 下り
- 713m
コースタイム
天候 | 晴れ 弱風〜強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・三本滝駐車場到着時(6時45分頃)の気温約15℃。帰り(13時45分頃)の気温約23℃。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・大雪渓は積雪豊富。スキー・スノーボードをする人多数。残雪は大雪渓以外に剣ヶ峰の途中にあったが数メートル程度。 ・この日歩いたルート上に危険箇所は見当たらない。 ・登山者、観光客は剣ヶ峰、肩の小屋、畳平付近は多く見掛けたが、大黒岳付近は少ない。 ・大黒岳付近は高山植物多数。 ・肩の小屋口から下る登山道は、降り口がほぼ沢になっており、慣れない人は車道を歩いたほうが良い。途中から雪渓に変わるが、所によっては雪が薄いところもありそうで、踏み抜きに要注意。宝徳霊神バス停付近の登山道もやはり沢状になっていて、ここは雪が薄く大人が乗っかったらすぐに踏み抜きそうな状態だったため、下降を断念し、ここからバスに乗車して下山した。 |
写真
感想
友人との久々の山行。花が盛りの仙丈ヶ岳を狙ったが、林道に落石があり通行止めとなったため、行く先を急遽乗鞍岳に変更。天気良く、花多し。
台風が去った後の週末、好天が予想されたため、埼玉の自宅からは往復で600km近いが乗鞍岳に出掛けた。国内の山は約6年ぶりとなる友人を連れて行った。7時前に三本滝の駐車場に着いたが、駐車場はガラガラ。春スキーの時期に来たときはかなりの盛況ぶりだったためちょっと意外な感じがしたが、昼過ぎに戻った時には八割ほどは埋まっていた。ここからバスに乗り、肩の小屋口で下車し行動開始。
バスを降りたところは大雪渓の入口で、多くのスキーヤー・ボーダーもここで降りていた。我々は普通の登山なので雪渓を直登気味に上がるが、既に標高は2,600mを越えており、息が続かない。ゆっくり歩いて肩の小屋到着。今日は行程も短いし、歩けるところも限られているので先を急がずにのんびり休む。天気は良いが風が案外冷たいのでここでジャケットを着る。剣ヶ峰方向は渋滞とまでは言わないまでも登山者が多く見られる。ゆっくり歩いたつもりだったが、それでも9時過ぎには山頂到着。グローブをしていても手が寒い。写真をいくつか撮影後、風の避けられるところで大休止。何だか、歩いている時間よりも休んでいる時間が長いくらいだった。
この日の行動は取りあえず剣ヶ峰までだったので、その後どうするかを話した結果、畳平方向に向かうことに決定。天気も良いし、時間もたっぷりあるので急ぐ必要がない。畳平の途中、富士見岳にも寄る。名前のとおりにはならず、富士山は見えなかった。富士見岳から下って鶴ヶ池を回りながら畳平に近付く。池の付近は高山植物が満開に咲いていて、普段花にはあまり興味のない自分でもこれは見ていて楽しかった。
畳平着は12時よりだいぶ前で、バスに乗って帰ってしまうにはあまりにも早かったため、相談してもう少し歩くことに。車道を少し下って大黒岳のトレイルに入るがここが大当たり。コマクサの群落がそこかしこに見られた。桔梗ヶ原の奥には槍穂高と笠ヶ岳。喧噪の畳平や剣ヶ峰とは大きく異なり登山者・観光客はほぼいない。すっかり観光地化していると思っていた乗鞍岳だったが、目から鱗が落ちる思いだった。コマクサやらの写真を撮りながら先に進み、割と簡単に大黒岳到着。ここも風が強い。
大黒岳から下って今度はしばらく車道を歩く。稜線は、ゴアのジャケットを着て歩いてちょうど良いくらいだったが、さすがにアスファルトの照り返しがある車道は暑く、本格的に歩き始める前にジャケットをザックに戻す。この先どこまで歩くかは、登山道の様子を見て決めることにして取りあえず朝バスを下車した肩の小屋口まで。ここにある登山道を見て唖然、どう見ても沢にしか見えない。ただ、赤色のペンキはそこここに見えるし、少し先に行くと雪渓になっているので、上手く沢の部分をかわせば車道をショートカットができるようだ。友人は最初こそこのルートを歩くことを渋ったが、決断すると行動は早い。あっと言う間に沢を下って行く。途中から雪渓歩きになるが、どこが積雪が薄いかは行きの上からでは判断が難しい。とりあえず水の音のしないところを今度は自分が先行して歩いて無事車道到着。次の登山道を探すも、今度は積雪が極めて薄く、大人一人が乗っただけで崩落しそうな気配。ここで沢に落ちても死にはしないとは思うものの、足下をずぶ濡れにするリスクを負う必要もないため、この日の行動は宝徳霊神のバス停まで終了することに。
バスで三本滝まで戻るが、標高1,900m近くにも関わらずかなり暑い。その後、温泉を利用して帰宅したが、当然のことながら下界は更に暑く、標高3,000mの涼しさが早くも恋しくなったことは言うまでもない。
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