大滝沢本流(鬼石沢)/中川川水系/丹沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 800m
- 下り
- 788m
コースタイム
7:00 大滝橋
7:30 マスキ嵐沢出合
8:10 一軒屋避難小屋(沢装備)
8:35 入渓
8:50 F2(10m):フリクションノット+最後は引き上げ
9:20 F3(20m.):ループビレイ(50mロープ二本連結)
11:30 鬼石(胎内くぐり岩)・960m付近
11:50 大石が乗っている堰堤・1010m付近
12:30 被り気味の滝・1100m付近
13:10 稜線・1235m付近
(読図下降)
13:15 1240mピーク<読図下降作戦タイム13:40発>
13:55 1160mピーク<鬼石沢・ステタロー沢中間尾根下降>
15:35 一軒屋避難小屋
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
神奈川県勤労者山岳連盟が主催する「アルパイン登山リーダー養成学校」に講師としてお手伝い。今回は、沢登り+バリエーションルートの下降をセットした沢登りの講習。
沢登りでは、F2、F3ではフリクションノットとループビレイによるロープワークを学習し、遡行しながら自分の履いている沢シューズはどういったところが滑りやすいのか、ごろごろした石の多い河床、次々と現れる小滝をどう通過するかといったことを体得してもらうのが目的。
▶︎ムンターヒッチ+ミュールノットによるロープ・フィックス ⇒ このシステムによることで、後続が落下し水流に晒されたた場合、直ちに固定を解除し、引き下ろすことが出来る。水流に晒されると低体温症のリスクが高くなるため、沢ではこの方法は有効
▶︎ループビレイ ⇒ 2本のロープの末端を連結し長大なループを作り後続を引き上げ。中間支点を取っている場合、結び目に気をつける必要があるが、引き上げの際に、いちいちロープをダウンする必要がなく、大人数で登攀する時に有効
読図では、高度計やコンパスを活用し、高度、沢の入る方向、尾根の方向により現在地を確認しつつ、地形図を読み解き、次に現れるリスクポイントの把握等を行った。
ただ、ロープワークや読図以上に大切なのはパーティーのコミュニケーション。これがきちんと機能していれば安全度は格段に高まるが、機能しない場合は重大な事故を招来するリスクがある。今回の受講生の皆さんは、最初はなかなかコミュニケーションが取れなかったが、共に沢を遡行し、危険ポイントを通過していく過程で、徐々にコミュニケーションが醸成され、読図下降時はほぼ完璧なパーティーシップで、どんぴしゃりで一軒屋非難小屋に降りることが出来た。
アルパイン登山リーダー養成学校HPはこちらから
http://www.k-rouzan.net/main.html
コメント
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初級3班の小野(JasperAlyssa)です。早速のヤマレコ更新ありがとうございます。
次回のナルミズ沢も宜しくお願いします。
お疲れさまでした
沢の途中でビバークする沢なので、装備・荷物の選択と軽量化も大切になりますね。
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