一切経山・東吾妻山 紅葉登山


- GPS
- 06:45
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 593m
- 下り
- 577m
天候 | 1日目 曇り・晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
新たな紅葉のメッカを探しに、福島の東吾妻山・一切経山に登った。
天気予報は快晴であったが、回復が遅れたらしく、早朝は強風が吹き荒れとても寒かった。
登山を開始したが、あまりの風と寒さで、一時酸ケ平避難小屋に退避した。9時を過ぎると天気は一気に回復し青空が広がった。
きれいに紅葉していたが、鮮やかさの点では今一歩である。
昼に近付くと観光客も多く登ってきた。
●登山
浄土平に着いたが、ものすごい強風が吹いている。前の那須に行った時、MR-Sにドアをぶつけられた時と同じぐらいの風である。
外に出るときのドアの開け閉めに気を使う。
それに、とても寒い・・・
登山できるか、判断に迷うが、とりあえずトイレに行って、準備を進める。
トイレに居るときも、シャッターらしきものが「ガシャン・ガシャン」とものすごい音を立てている。
登山者は、天文台施設の裏側の未舗装PAが近いらしいく、そちらに向う。
10台ぐらいの車が入り、登山の準備をする人・写真を撮る人、がそれぞれ準備をしている。
強風のなかで、準備もままならないまま、倍ぐらいの時間をかける。
フリース+ウインドブレーカ(ikuはレインスーツ)の完全武装で、とりあえず行ける所まで行く事にする。ピーカンの天気予報はどうなってしまったのか・・
今回の山行が初級コースであるのが、救いである。
計画では、まず一切経山に向う予定であったが、変更して東吾妻方向の酸ヶ平湿地帯に進む。
相変わらずの強風であるが、低木の森林地帯になり、きれいな紅葉を見ながらの緩やかに登る。右手には、一切経に直登する人たちがシルエットになって見えるが、強風に煽られ厳しそうである。
この時点では、ガスが段々晴れてくるようで、少し期待が持てる。
避難小屋のトイレに行き、このまま天気が回復することを祈って、東吾妻に向うことにする。
分岐で合った男性と話をする。彼もとりあえず直進し、駄目なら鎌沼を周回して下山する、とのことである。我々も続くように、湿原を歩く。
たおやかな湿原が続き気持ちがいい。しかし、風が問題である。
じきに、手の指と鼻を中心に顔が凍えてくる。
鎌沼を越えて東吾妻登山口の交差点に着くが、天気は悪化気味になり、初めは見えていた吾妻山は雲に覆われてしまう。
山頂はガスだし、風は相変わらず強く、このまま進むにはとても危険と判断し、来た道をもどり避難小屋で様子を見ることにする。
天気予報がまったく当たらず、ショックが大きい。
小屋まで小走りに木道を進む。小屋には10名ぐらいの先客がいて風をしのいでいる。かなりのツワモノ女性(オバサン)登山家が多く、手議際よく装備のチェックを行なっている。
しばらくして、やっと凍えは治まったが、暖かくはない。
正味1時間waitすると、日差しが射してきたのを見て、今度は一切経に向う。
不安のなか登り出すと、ドンドン天気が回復し、青空が見えてくる。
風はあるが、日が差すと暖かく気分も良い。
登山客もドンドン増えてきて、早朝の様子がウソのようである。
一切経まではガレているがなだらかで歩きやすい。
山頂では一層風が強くなるが、北側から五色沼をきれいに俯瞰することができた。山小屋で遭った人は、山頂に行ったが五色沼は絶望で降りてきた、と言っていた・・・。この激変が山の天気である・・。快晴至上主義の我々には、とても貴重な体験である。
一切経からの下山時には、東吾妻山も雲が取れている。
そこで一気に元気を出して、予定通り東吾妻山への縦走を試みることにする。
本日二往復した道を進み、登山口の交差点から頂上に向う。
吾妻山の登山道は一切経と大きく違い、森林内のドロドロの道である。
段差もあり、歩きづらい。
頂上に着くと、風はつよい。景色は、一切経などの北側はOKだが、磐梯山方向は雲の中である。
展望は残念であるが、中休憩の後下山する。
交差点からは、浄土平PAに向って緩やかに降りる。
ここにくると、ハイカーの周回コースでもあり、軽装の人たちとの混在走行状態になる。
鎌沼からの道との合流地点で小休止し、さらに下山する。
なだらかな下りが続くが、少し歩くと、正面に吾妻小富士が飛び出し、紅葉に彩られた景色が展開する。
写真を取り捲るが、なにせ一般観光客との並走で、なにかリズムが合わない、子供も多いし速かったり立ち止まったりで、とても登山の雰囲気ではなくなった。
無事にPAに到着したが、朝の様子とは一変し、車の洪水状態である。
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