折立〜太郎平〜薬師沢小屋で雲の平を目指していたが無念の撤退
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- GPS
- 14:31
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,576m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:58
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:10
天候 | 10/9:曇り後雨、 10/10:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
民宿栃尾荘に宿泊 10/9:県道471号線と有峰有料林道経由で折立に移動 |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立〜太郎平小屋: 最初は樹林帯の中の登りが続く。三角点から先では薬師岳を仰ぎながらの登山道となる。標高1900m辺りから森林限界を過ぎ更に眺望が開け、石を敷き詰めた整備された登山道となる。道迷いの心配はなく、道標も良く整備されている。 太郎平小屋〜薬師沢小屋:小屋の裏を右手に進み、太郎山との分岐を左に進むと、薬師沢に向けてのジグザグの下り道となる。沢まで下りると、第1渡渉点の橋が現れ、中俣の右岸沿いを進むと第2渡渉点の橋が現れる。その後中俣の左岸沿いの道を進むと左俣出合の第3渡渉点が現れる。その後は、薬師沢の左岸沿いの登山道を進むとや薬師沢小屋の上部に出る。第渡渉点から薬師沢小屋の区間は、比較的なだらかな笹薮の中の木道歩きが主体となる。 |
その他周辺情報 | 栃尾温泉民宿栃尾荘: 0578-89-2404 源泉かけ流しの風呂があるロッジ風の民宿 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
シュラフカバー
ザックカバー
クマよけ鈴
水筒
時計
日焼け止め
非常食
コンロ
ガスボンベ
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感想
山友のAさんが9月に日本百名山を完登したので、久しぶりにこれまで登ってない雲の平に行くませんかとのお誘いを受け、10/8〜0/11の予定で折立〜太郎平〜薬師沢小屋(泊)〜雲の平山荘(泊)〜薬師沢小屋〜太郎平〜折立というコースで雲の平を目指すこととした。
10/8に介護中の母をショートステイ先に預け、中央高速&安房トンネル経由で初日の宿泊先の栃尾温泉の民宿栃尾荘を目指した。16時前に宿に到着し、源泉かけ流しの風呂を楽しんだ後、Aさんの日本百名山の完登を祝って祝杯を挙げた。
翌10/9有峰林道の開門が午前6時なので、民宿で弁当を用意してもらい、朝6時に出発した。県道472号線の途中から山吹峠を経て有峰林道に至る林道に入り、8:25に折立駐車場に着いた。駐車場はほぼ満車状態で辛うじて入口部の空きスペースに駐車できた。
登山の準備をして8:40に登山を開始した。折立〜太郎平小屋区間は、2016年10月にAさんと一緒に薬師岳に登った際に歩いており、歩くにつれて当時の記憶が蘇ってきた。午前中は曇りながら眺望が良く、剱岳や立山や薬師岳が綺麗に見えており、気温も10度と暖かく、長袖1枚で十分だった。13時過ぎに太郎平小屋に到着すると、これから登る雲の平や黒部五郎岳、三俣蓮華岳、祖父岳、水晶岳がくっきりと見えていた。小屋前で昼食休憩を摂った後、13:11に薬師沢小屋に向けて出発した。しばらく歩くと、急に天気が変わり、雨粒が落ち始めた。天気予報では、15時過ぎとの予報だったが、予報より約2時間も早く降り始めた。どんどん強くなってきたため、雨具上下を着用しぐんぐん下って行った。14時過ぎに沢筋に到達し、14:05、14:14、14:40に第1渡渉点、第2渡渉点、第3渡渉点の橋をわたった。この後、緩やかにアップダウンする笹原の中の登山路を進み、15:38に薬師沢小屋に到達した。雨は、ずーっと降り続いており、気温は6度に低下しており、雨具や登山靴の防水性能が落ちているため、衣類やザックもびしょぬれになってしまった。
薬師沢小屋では、そんな登山者のために乾燥室でストーブを焚いてくれており、受付前に濡れたものを乾燥室に持って行って干してくださいというってくれ、大変有難かった。雨具、登山靴、ザック、衣類等を乾燥室に干した後、受付をすると、2階の大部屋を使ってくださいと指示された。この日は、2階の大部屋の宿泊者は我々と雲の平から下ってきた京都の山男の3名のみだった。薬師沢小屋は、10/9が小屋の営業最終日で小屋閉めの作業に取り掛かっており、衛星放送アンテナも片付けてしまったとのことで、天気情報等は、太郎平小屋からの無線連絡を受けた後お知らせしますと言われた。携帯電話は全く通じない場所でネット経由の情報は入手不可だった。
夕食の後、翌日の雲の平への登山路の様子について、雲の平から下ってきた方に聞くと、雨で木道と急斜面の岩場の登山路が大変滑り易くなっており、数回転んだといい、雨が降って濡れていると大変きついと言われた。予報では、翌日は、強風と雨が続くとの予報で、翌々日も降水確率50%とのことだった。また、高天原山荘は、9/30に営業を終了しており、大東新道の鎖場の鎖は撤去されており、高天原の露天風呂も給湯用のパイプは撤去されており、使えなくなっているとのことだった。
外は、強風が吹き荒れており、雨脚も強くなっており、この状態では、雲の平の眺望は全く期待できず、雨と風で低体温症の危険があり、高天原の露天風呂も入れず、更に10/11の雲の平からの下りの登山路の転倒のリスクを考えると、撤退すべきとの結論に至った。
翌朝は、5時半に朝食を頂き、乾燥した衣類と雨具を再び着用して7時に小屋を出発した。前日から降り続いている雨で登山路は、水浸しになっており、あちらこちらに水たまりが出来ており、木道の上にも水が流れており、歩き始めてすぐに靴下が濡れ始めた。沢の水も濁り始めており、登山路は沢状態にいた。いた。
雨は、強くなったり、弱くなったりしながら、間断なく降り続いていた。途中で数名の登山者が我々を追い越していったが、雲の平から朝5時半にでてきたとか、6時過ぎに出てきたといい、薬師沢への下りでは、やはり数回転んだと言っていたことから、撤退は妥当な判断だと自らを納得させた。沢筋から太郎平への登りの登山路は、登山路が沢筋になっており、まさに沢登りの状況を呈していた。9時半に太郎平小屋に到着し、小屋の方のご配慮で、小屋の中で早めの昼食休憩を摂らせて頂け、有難かった。
小屋から折立の下りの登山路も、登山路
日本百名山を完登したので、久しぶりにこれまで登ってない雲の平に行くませんかとのお誘いを受け、10/8〜0/11の予定で折立〜太郎平〜薬師沢小屋(泊)〜雲の平山荘(泊)〜薬師沢小屋〜太郎平〜折立というコースで雲の平を目指すこととした。
10/8に介護中の母をショートステイ先に預け、中央高速&安房トンネル経由で初日の宿泊先の栃尾温泉の民宿栃尾荘を目指した。16時前に宿に到着し、源泉かけ流しの風呂を楽しんだ後、Aさんの日本百名山の完登を祝って祝杯を挙げた。
翌10/9有峰林道の開門が午前6時なので、民宿で弁当を用意してもらい、朝6時に出発した。県道472号線の途中から山吹峠を経て有峰林道に至る林道に入り、8:25に折立駐車場に着いた。駐車場はほぼ満車状態で辛うじて入口部の空きスペースに駐車できた。
登山の準備をして8:40に登山を開始した。折立〜太郎平小屋区間は、2016年10月にAさんと一緒に薬師岳に登った際に歩いており、歩くにつれて当時の記憶が蘇ってきた。午前中は曇りながら眺望が良く、剱岳や立山や薬師岳が綺麗に見えており、気温も10度と暖かく、長袖1枚で十分だった。13時過ぎに太郎平小屋に到着すると、これから登る雲の平や黒部五郎岳、三俣蓮華岳、祖父岳、水晶岳がくっきりと見えていた。小屋前で昼食休憩を摂った後、13:11に薬師沢小屋に向けて出発した。しばらく歩くと、急に天気が変わり、雨粒が落ち始めた。天気予報では、15時過ぎとの予報だったが、予報より約2時間も早く降り始めた。どんどん強くなってきたため、雨具上下を着用しぐんぐん下って行った。14時過ぎに沢筋に到達し、14:05、14:14、14:40に第1渡渉点、第2渡渉点、第3渡渉点の橋をわたった。この後、緩やかにアップダウンする笹原の中の登山路を進み、15:38に薬師沢小屋に到達した。雨は、ずーっと降り続いており、気温は6度に低下しており、雨具や登山靴の防水性能が落ちているため、衣類やザックもびしょぬれになってしまった。
薬師沢小屋では、そんな登山者のために乾燥室でストーブを焚いてくれており、受付前に濡れたものを乾燥室に持って行って干してくださいというってくれ、大変有難かった。雨具、登山靴、ザック、衣類等を乾燥室に干した後、受付をすると、2階の大部屋を使ってくださいと指示された。この日は、2階の大部屋の宿泊者は我々と雲の平から下ってきた京都の山男の3名のみだった。薬師沢小屋は、10/9が小屋の営業最終日で小屋閉めの作業に取り掛かっており、衛星放送アンテナも片付けてしまったとのことで、天気情報等は、太郎平小屋からの無線連絡を受けた後お知らせしますと言われた。携帯電話は全く通じない場所でネット経由の情報は入手不可だった。
夕食の後、翌日の雲の平への登山路の様子について、雲の平から下ってきた方に聞くと、雨で木道と急斜面の岩場の登山路が大変滑り易くなっており、数回転んだといい、雨が降って濡れていると大変きついと言われた。予報では、翌日は、強風と雨が続くとの予報で、翌々日も降水確率50%とのことだった。また、高天原山荘は、9/30に営業を終了しており、大東新道の鎖場の鎖は撤去されており、高天原の露天風呂も給湯用のパイプは撤去されており、使えなくなっているとのことだった。
外は、強風が吹き荒れており、雨脚も強くなっており、この状態では、雲の平の眺望は全く期待できず、雨と風で低体温症の危険があり、高天原の露天風呂も入れず、更に10/11の雲の平からの下りの登山路の転倒のリスクを考えると、撤退すべきとの結論に至った。
翌朝は、5時半に朝食を頂き、乾燥した衣類と雨具を再び着用して7時に小屋を出発した。前日から降り続いている雨で登山路は、水浸しになっており、あちらこちらに水たまりが出来ており、木道の上にも水が流れており、歩き始めてすぐに靴下が濡れ始めた。沢の水も濁り始めており、登山路は沢状態にいた。いた。
雨は、強くなったり、弱くなったりしながら、間断なく降り続いていた。途中で数名の登山者が我々を追い越していったが、雲の平から朝5時半にでてきたとか、6時過ぎに出てきたといい、薬師沢への下りでは、やはり数回転んだと言っていたことから、撤退は妥当な判断だと自らを納得させた。沢筋から太郎平への登りの登山路は、登山路が沢筋になっており、まさに沢登りの状況を呈していた。9時半に太郎平小屋に到着し、小屋の方のご配慮で、小屋の中で早めの昼食休憩を摂らせて頂け、有難かった。
小屋から折立の下りの登山路も、水路に替わっており、靴の水没をさけるため、水面から顔を出している石を選びながら歩いて下った。
三角点ベンチ辺りまで下ってくると、雨は小降りとなってきた。この雨の中では、登ってくる登山者はいないと思っていたが、沢登りをするという方と黒部五郎岳に登る予定の2名の方とスライドした。
13:10に折立登山口に下山した。前日は満車状態だった駐車場は、殆どの登山者が下山したようで、十数台に減っていた。
今回は、当初の計画を変更して薬師沢小屋で雲の平への登山を諦め、撤収することになったが、翌日も雨で衣類やザックはずぶ濡れになっており、登山靴にも水が入っていたため、雨対策をもっとしっかりしないと低体温症になる可能性が高いことから、撤退は適切な判断だと思った。今年は、雲の平への登山路の山小屋は大半が営業終了になり、鎖場や渡渉箇所の橋も撤収されるとのことなので、来年またリベンジさせてもらうこととし、帰路についた。
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