国見山・烏帽子岳《九州百名山》
- GPS
- 10:14
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 1,621m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 10:15
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ゴール:JR佐世保駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
国見山東稜線は不明瞭、他はピークに行かない限り問題なし |
写真
感想
宿泊先の伊万里から松浦鉄道に乗り山谷駅で降りた。白み始めてきたので早速歩き始めた。山谷集落を通り九州自然歩道に入った。国見山の東稜線の林道を登って行くと有田川対岸の牧ノ山(553m)の背後が輝きご来光が近そうだが、雲が厚く期待できそうもない。国見国道まで地形図ではジグザグに登って行く車道しかないが、黒実線の道に九州自然歩道の指導標があった。途中で途切れているのでどうかと思ったが指導標に従って入って行った。
林道は車が走らなくなって久しいようで草が生い茂っていた。やはりと云うかコンクリート構造物で道は途切れた。右方向に指導標識があったが先に続いている様子はなく藪に突入し蜘蛛の巣と格闘して進んだ。漸く国見国道に達し指導標に従ってしっかりした林道に入った。ふた回りして右側に国見“岳”登山口があり登山道へと入って行ったが、微かな踏み跡があるがはっきりしない。
地形図にない林道が幾つも交差し、指導標もなくルートファインディングが難しい。地形図では北の方に巻いているが不明瞭で倒木もあり危険そうなので直登尾根を登ることにした。登るに連れ傾斜が強くなり木に捕まりながら這い上がった。山頂部を通る九州自然歩道に達し、西に飛び出した国見山(776m)山頂に足を伸した。コンクリートの展望台があり案内板には脊振山系、五島、壱岐の島々が見えるとあったが樹木が繁り展望はぎりぎりだった。展望台の少し手前には1等三角点「國見岳」があり昭和57年に新しくなった点標が綺麗だった。
引き返して縦走路に戻り自然歩道を南下すると稜線を忠実に通る自然歩道の西側に林道が平行し時々合流する。途中で林道に出るのを忘れて栗ノ木峠迄行ってしまった。西に飛び出した多利山と小塚岳に足を伸ばす積りだったので遠回りになってしまうが車道で戻ることにした。多利山稜線道の取り付きに佐賀ナンバーの車が来て登山の用意をしていた。おそらく国見山に行くのだろう。
多利山の稜線には送電線が通り大きく開かれていた。樹木は無いが草に茨が混じり何処でも歩くと云うわけにはいかない。送電鉄塔のある多利山(697m)山頂に達したが山頂を示すものは何も無かった。西に進むと工事現場に道を塞がれていたが祝日で誰もいないので横断して先に進んだ。小塚岳は南峰と北峰があり、先ず南峰(611m)に立ち寄った。縦走路から3m程入った処に標識が設置されていたが標高が北峰のものだった。先に進み北峰(623m)に向かったが林道からの登山道をなく藪に突入した。山頂には何も無くすぐに引き返して北の山麓行く林道で栗ノ木峠に戻った。
九州自然歩道を南下すると林道に出た。此処からは林道歩きとなるが西側にあるP684に続く県境尾根を進んだ。ピークには何も無く藪を漕いで林道に合流した。八天岳の北側で八天岳林道が右に分岐するのを見送り登って行くと違法電波監視所のある八天岳(714m)山頂に達した。案内板によると陸軍の高射砲台跡が残り山頂は12儿盂冕ぢ罎寮廚世辰拭周辺には発電所跡や探照灯跡などの遺跡が残っていた。3等三角点「八天岳」(707m)は東に飛び出した処にあり探しに藪に突入した。殆ど林道に出る直前の処で見つけた。此処に山頂標識があったがピーク性はない。南に下りオサエ越に達すると広いスペースにベンチがありオサイ観音の建物があった。P612は西側を巻いているが稜線を辿りピークに達すると陸軍省による「佐世保軍港境域標」が設置されていた。県境は尾根を外れ東に去り長崎県域となって宇土越に達した。
隠居岳(かくいだけ670m)へは低山ながら登り返しが200mもあり堪える。山頂にはテーブル、ベンチがあり傍らに2等三角点「折尾瀬」が設置されていた。北側に一部展望があり国見山を見ることができた。大山口越に下ると林道歩きでP578の山麓で林道跡が右に分岐し辿って行くと道は途切れ倒木を乗り越えP578に達するが何もなかった。鞍部付近で林道に戻り木場山の東取付けで再び林道跡が右に分岐した。林道跡も木場山(510m)山頂は通らず行き過ぎそうになって藪に取り付いた。3等三角点「木場山」と山頂標識は設置されていたが樹林帯で展望は得られなかった。尾根を辿り林道跡に戻り満場越に下った。右手にスポーツの里を見て、左手の林の中に池が見えてくると烏帽子岳への取付きで蜘蛛の巣の道を登り出した。軈て烏帽子岳山麓の風と星の広場に飛び出した。北の端に展望台があり国見山等を望めた。
烏帽子岳(568m)へは、手摺のある階段が山頂迄続き観光客も手軽に登っている。山頂は開け今日歩いてきた国見山からの稜線を見通すことができた。 西側は眼下に佐世保市街、佐世保湾、弓張岳(364m)の眺めが素晴らしい。3等三角点「烏帽子岳」は2m程下がった処にあり山岳標高としては、570mとなりそうだ。山祇・木風方面への下山路を下ると何度も車道が絡んできて墓地を見下ろす地点に達すると指導標の示す方向が中途半端で間違えかけた。
送電線巡視路から民家の裏手に下りたが何の標識もなく、登りに使うのは難しそうだった。地図をよく見ると木風町で下りる予定の山祗町ではなかった。佐世保の街は坂の街で海へ向かう道は総じて坂道横に走る道もアップダウンが付き纏う。等高線をよく見て佐世保駅へのルートを選んだ。坂を下りてきて駅に達し、10時間余りに及ぶ山行を終えた。
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