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Yamareco

記録ID: 479322
全員に公開
ハイキング
谷川・武尊

初めての谷川岳ー天神尾根ピストンー

2014年07月17日(木) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
shinos42 その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
7.3km
登り
867m
下り
863m

コースタイム

 8:10     土合口
 8:25     天神平
 9:15−9:25 熊穴沢小屋
10:05−10:15 天狗ノ留まり場
11:10−11:20 トマノ耳
11:40−12:20 オキノ耳
13:40−13:50 熊穴沢小屋
14:40      天神平 
天候
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
土合ー天神平間往復ロープウェイ
コース状況/
危険箇所等
熊穴沢小屋を過ぎた辺りから鎖場出現。
靴底で磨かれた蛇紋岩は濡れていなくてもツルツル。
このゴンドラに乗るのは10年以上前のスキー以来、わくわくします
2014年07月17日 08:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 8:11
このゴンドラに乗るのは10年以上前のスキー以来、わくわくします
ここでも眼下の流れが気になる釣り馬鹿
2014年07月17日 07:56撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 7:56
ここでも眼下の流れが気になる釣り馬鹿
歩き始めは整備された木道
2014年07月18日 19:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/18 19:13
歩き始めは整備された木道
ギンリョウソウ
2014年07月17日 08:31撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 8:31
ギンリョウソウ
何だかその形状に惹かれた植物。シダ類だろうか。
2014年07月18日 19:12撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
何だかその形状に惹かれた植物。シダ類だろうか。
そうこうしている内に熊穴沢避難小屋
2014年07月18日 19:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/18 19:13
そうこうしている内に熊穴沢避難小屋
おじゃまします。中は壁際にコの字にベンチが、真ん中にテーブルが置かれただけの簡素な作り。
2014年07月17日 08:57撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 8:57
おじゃまします。中は壁際にコの字にベンチが、真ん中にテーブルが置かれただけの簡素な作り。
2014年07月18日 19:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/18 19:13
鎖場の始まり
2014年07月18日 19:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:13
鎖場の始まり
途中アズマヒキガエルの幼体と遭遇。夫婦揃ってのカエル好きにはたまらないゲスト。
2014年07月17日 09:24撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 9:24
途中アズマヒキガエルの幼体と遭遇。夫婦揃ってのカエル好きにはたまらないゲスト。
天狗さんには遭遇できるのか?
2014年07月17日 09:33撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 9:33
天狗さんには遭遇できるのか?
2014年07月18日 19:11撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/18 19:11
留まり場には天狗ではなく5名のハイカー。晴れていればきっと絶景が広がるのでしょう、ガスガスのこの日はなかなか遠望がききません。
2014年07月17日 09:50撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 9:50
留まり場には天狗ではなく5名のハイカー。晴れていればきっと絶景が広がるのでしょう、ガスガスのこの日はなかなか遠望がききません。
それでも足元のミクロな稜線は十分に目を楽しませてくれます。
2014年07月18日 19:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:13
それでも足元のミクロな稜線は十分に目を楽しませてくれます。
足元ばかりを見ていたら何時の間にかにガスが抜けて・・・。
2014年07月17日 10:20撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 10:20
足元ばかりを見ていたら何時の間にかにガスが抜けて・・・。
肩の小屋から西に伸びる稜線が現われてくれました。
2014年07月17日 10:22撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 10:22
肩の小屋から西に伸びる稜線が現われてくれました。
思わず見入ります。
2014年07月18日 19:13撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:13
思わず見入ります。
東の斜面の笹原もその全容を現しました。
2014年07月17日 10:30撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 10:30
東の斜面の笹原もその全容を現しました。
2014年07月18日 19:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
抜けたかと思えば、直ぐにまた雲が上がってきます。
2014年07月17日 10:43撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 10:43
抜けたかと思えば、直ぐにまた雲が上がってきます。
天神ザンゲ岩。悔い改めねばならない事が多い私ですので、思わずひざまずきたくなる衝動を必至に堪えました。
2014年07月17日 10:50撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 10:50
天神ザンゲ岩。悔い改めねばならない事が多い私ですので、思わずひざまずきたくなる衝動を必至に堪えました。
天神ザンゲ岩から見上げて。あの道標が見えます。
2014年07月18日 19:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
天神ザンゲ岩から見上げて。あの道標が見えます。
カメラを仕舞おうとすると標柱裏にこんな言葉が。
2014年07月18日 19:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
カメラを仕舞おうとすると標柱裏にこんな言葉が。
足元ではカタツムリが岩場に挑戦中。流石谷川連峰!
2014年07月17日 10:55撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 10:55
足元ではカタツムリが岩場に挑戦中。流石谷川連峰!
さらにはイワヒバリに遭遇。ピンボケ失礼。
2014年07月17日 11:02撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 11:02
さらにはイワヒバリに遭遇。ピンボケ失礼。
2014年07月17日 11:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 11:05
肩の小屋に到着
2014年07月17日 11:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 11:06
肩の小屋に到着
沢山のルートがやる気をおこさせます。いつか隅々まで歩いてみたいなぁと・・・。
2014年07月17日 11:08撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 11:08
沢山のルートがやる気をおこさせます。いつか隅々まで歩いてみたいなぁと・・・。
少し休んで少し上って
2014年07月17日 11:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 11:11
少し休んで少し上って
トマノ耳、着。ガスで眺め無し。
2014年07月17日 11:17撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 11:17
トマノ耳、着。ガスで眺め無し。
これから向うオキノ耳へのルートもガスの中。
2014年07月17日 11:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 11:18
これから向うオキノ耳へのルートもガスの中。
晴れていれば360度の眺望なのでしょう、残念。
2014年07月18日 19:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
晴れていれば360度の眺望なのでしょう、残念。
オキへ進みつつ振り返ってのトマノ耳。
2014年07月18日 19:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
オキへ進みつつ振り返ってのトマノ耳。
最後の高揚感を和らげてくれたハクサンフウロ。ありがとね。
2014年07月17日 11:26撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 11:26
最後の高揚感を和らげてくれたハクサンフウロ。ありがとね。
おっ、見えた!あれがオキノ耳か。
2014年07月18日 19:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
おっ、見えた!あれがオキノ耳か。
オキノ耳東の岩稜
2014年07月17日 11:29撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 11:29
オキノ耳東の岩稜
ズーム
2014年07月18日 19:12撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:12
ズーム
トマノ耳東も切れ落ちてるって、ガスが抜けてようやく見て取れました。
2014年07月18日 19:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:11
トマノ耳東も切れ落ちてるって、ガスが抜けてようやく見て取れました。
そして山頂。二座目の百名山です。そしてまたガスガスです。が、いいんです、又来るんです!
2014年07月18日 19:11撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/18 19:11
そして山頂。二座目の百名山です。そしてまたガスガスです。が、いいんです、又来るんです!
奥の院
2014年07月17日 12:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 12:06
奥の院
奥の院のその奥の方。行ってみたい。
2014年07月17日 12:06撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 12:06
奥の院のその奥の方。行ってみたい。
この日はここから戻ります。何だか味見程度で下り始めた感が強く、この時既に再訪を強く心に決めていました。
2014年07月17日 12:34撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 12:34
この日はここから戻ります。何だか味見程度で下り始めた感が強く、この時既に再訪を強く心に決めていました。
上って来た天神尾根の全様なんかは見えてくれたりするんです。
2014年07月17日 12:48撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 12:48
上って来た天神尾根の全様なんかは見えてくれたりするんです。
天神平まで下りたら朝日岳はくっきりハッキリ。
2014年07月17日 14:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/17 14:45
天神平まで下りたら朝日岳はくっきりハッキリ。
が、谷川岳はやっぱり・・・。
2014年07月17日 14:52撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 14:52
が、谷川岳はやっぱり・・・。
30分粘ってようやくここまでは見られました。
2014年07月17日 14:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 14:58
30分粘ってようやくここまでは見られました。
次こそはきっと天候に恵まれることを信じ、この日の山行を終えました。
2014年07月17日 14:59撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/17 14:59
次こそはきっと天候に恵まれることを信じ、この日の山行を終えました。

感想

イレギュラーな平日休みが夫婦で揃うことは、年に1度あるかないか。

『有るか無いかなら、一緒にお山を歩かないか?』という梅雨時のさむーい駄洒落に、さらに冷ややかな笑みと一瞥を持って返したカミサンといざ谷川岳へ。
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かつてSKIで来た事があった天神平。その時一人の登山者が真っ白な雪の斜面にピッケルを持ってリフトから降り立った姿を今でも私は鮮明に覚えている。

あれは10数年前の5月の連休中のこと。前の晩雪が降ったというゲレンデはガリガリのアイスバーンの上に5cm程の新雪が積もった状態で決して滑りやすい状況ではなかったが、ザラメのような雪質での春スキーばかりをやっていた当人には思いもよらない降雪にそれこそ歓喜する思いで勇み板を履いたのだった。
私が朝から数本滑って一服していた時、その登山者は現れた。今思い返せば天神峠へのリフトから登ったわけだから、きっと天神尾根ルートだったのだろうと思う。『雪崩とか、大丈夫なんだろうか・・・。』と素人ながらに不安に思った感情も記憶に残っている。が、ほどなく自分のレジャーにいそしむ方に躍起になってまた直ぐに滑る事に興じた。

どれ位経ってからかは忘れてしまった。覚えているのは、あの登山者のことがふと気になって谷川岳を見上げた時、山頂やや下の斜面に黒い点が小さく張り付くように見えた事。そしてその黒い点は、真っ白な世界を少しずつ少しずつジリジリとまるでインクが滲む様に頂へと進んでいた事。

『すげぇ、すげぇや・・・。あの人、闘ってるんだ。』

実感としてそんな風に思ったことも強烈に覚えていたりする。当時何の知識もないただのスキーヤーだった私には、緩んだ雪山のしかも尋常には思えない勾配の斜面をたった一人で黙々と行くその登山者の姿に、これぞ山男の極み!とでも言いたくなるような感動と畏怖の念を覚えたのだった。無論、憧れも。

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それから10ウン年、とうとう私もスキー靴では無く登山靴で天神平に立ち、そして雪の無い極々普通の天神尾根ルートではあるが谷川岳山頂を踏むに至った。
長い間、ずっと何時か登って見たいと思い続けた谷川岳、そう思い続けるきっかけになったあの時のあの登山者の後姿。
ようやく登ったことでお礼が言えた気がする。そんな気持ちで下山した。



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コメント

ありがとうございます
素敵なお話\(^o^)/
2014/7/19 5:32
Re: ありがとうございます
kokubomさん、コメントありがとうございます。
山行そのものの感想は一切書きませんでしたが、それは次回登った折にでもと思っています。
2014/7/19 18:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [日帰り]
谷川岳/天神尾根ルート
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 谷川・武尊 [2日]
残雪期天神平より谷川岳1泊
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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