唐松岳と不帰ノ嶮II峰北峰：八方尾根から往復

2022年10月14日(金) ~ 2022年10月15日(土)

• GPS: 12:11
• 距離: 15.3km
• 登り: 1,439m
• 下り: 1,428m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 2:18
• 合計: 6:57

距離 6.8km 登り 982m 下り 199m

9:18 八方池山荘
9:39 石神井ケルン
9:51 第2ケルン
9:58 八方ケルン
10:27 10:28 第三ケルン
10:30 10:47 八方池
12:08 12:13 扇雪渓
12:29 12:32 丸山
13:28 14:13 唐松岳頂上山荘
14:19 15:01 牛首
15:11 唐松岳頂上山荘
15:30 15:55 唐松岳
16:15 唐松岳頂上山荘

2日目

• 山行: 4:11
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:10

距離 8.5km 登り 458m 下り 1,248m

7:12 唐松岳頂上山荘
7:34 7:52 唐松岳
8:37 8:38 不帰嶮（不帰二峰南峰）
8:51 8:53 不帰嶮（不帰二峰北峰）
9:02 不帰嶮（不帰二峰南峰）
9:28 唐松岳
9:36 9:46 唐松岳頂上山荘
10:20 10:22 丸山
10:34 扇雪渓
11:20 11:21 第三ケルン
11:21 11:41 八方池
11:50 11:51 八方ケルン
11:56 12:00 第2ケルン
12:22 八方池山荘

天候

2日とも晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往復とも長野経由で、新幹線と特急バス。

13日木曜の夜は白馬パイプのけむりに前泊。

12日金曜朝、八方尾根のゴンドラリフトアダムが8時運行開始なので8時頃行ったところ、平日なのに既にかなりの列で、登山届けもその場で書いたりしていて乗るまでに時間がかかってしまった。もっと早くに行けば良かった。

14日土曜に下山後はみみずくの湯に寄り、そこから徒歩1分のスン―ピークランドステーション白馬から長野駅行きバスに乗った。

コース状況／危険箇所等

唐松岳から先（不帰ノ嶮）はバリエーションルート扱いだが、II峰北峰までは、その先に比べて危険度はずっと低い。鎖場はなく、3点支持を要する箇所も1か所、2、3mぐらい。

写真

10/14 8:55

紅葉と白馬三山！
（アルペンクワッドリフトとグラートクワッドリフトの乗り換えエリアにある雲海デッキから）

10/14 9:21

グラートクワッドリフトを降り、八方池山荘の前から登山開始。

10/14 10:10

八方池に着く頃にはガスが広がってしまった。ガスの中に浮かび上がる不帰ノ嶮II峰北峰が不気味なほどデカく、八方池の周りの人たちが米粒のよう。

10/14 10:28

池のほとり。天狗ノ頭が一部見える。

10/14 10:31

天狗ノ頭東壁。

10/14 11:24

ここで菊池哲男さんにお会いしていろいろお話を伺うことができた。

10/14 11:28

でもこの時間も紅葉とダケカンバは美しかった。

10/14 11:29

ダケカンバには靄が似合う。

10/14 13:30

唐松山荘到着。部屋に荷物を置いて

10/14 14:47

牛首を往復してみた。妻にとってはおそらく今までで一番本格的な岩場。

10/14 14:54

牛首からの帰りに霧が晴れ、雷鳥（右下）と唐松岳！

10/14 15:01

煮えたぎるような分厚い雲海の彼方に剱岳！

10/14 15:32

急いで唐松岳に登ったけれどまたガスってしまった・・・

夕陽は無理と思い込んで山荘内で過ごしているとスタッフの皆さんが窓に張り付き出して、慌てて外に出るときれいな夕焼け！ 危うく見逃すところだった。

日没後の数分間、人生初の太陽柱も見ることができた。

10/15 5:32

朝起きるとはるか彼方に富士山がくっきり。

10/15 5:48

地平線の雲が厚くてご来光は見られなかったけれど、東の空が少し染まってくれた。

10/15 5:50

ヘリポートまで登ったので五竜岳もバッチリ。
（山荘前からだと牛首の方が高く見える）

10/15 5:52

朝焼けの立山・剱。

10/15 5:52

唐松岳のシルエットは優しくて美しい。

10/15 7:32

きっぱり対照的な五竜岳。西尾根に陽が当たってきた。

10/15 7:35

晴天の唐松岳登頂！

10/15 7:35

朝陽を浴びる剱岳。

10/15 7:36

唐松岳頂上山荘の向こうに光芒が射している。

10/15 7:38

不帰ノ嶮。どこかどうつながってるのか分からないほどゴツゴツ。

10/15 7:39

唐松沢。2019年に氷河認定されたらしい。

10/15 8:02

オベリスクのような岩峰。カッコいい。

10/15 8:27

妻は晴れているうちに八方池に行きたいとのことでここで折り返し、この先は1人で往復してみる。右に見えるのはII峰南峰。

10/15 8:38

II峰南峰

10/15 8:41

南峰から北峰にかけての吊尾根。所々で右手に八方池を見おろせる大好きな縦走路。

10/15 8:46

水平感覚を麻痺させるようなII峰北峰が間近に。

10/15 8:49

II峰北峰到着！

10/15 8:52

その先。今日はここで折り返し。

10/15 9:16

西側から見上げるIII峰は不帰ノ嶮で一番迫力がある気がする。

10/15 9:50

唐松頂上山荘で待ってくれていた妻と合流し、2人で尾根道を下り始める。ヘリポートから100mほど、高度感が素晴らしい。

10/15 9:51

雲の上の稜線。

10/15 9:55

左手には天狗ノ頭、白馬槍、白馬岳。

10/15 10:15

五竜岳と遠見尾根。

10/15 10:19

丸山

10/15 10:19

このあとガスが広がって・・・

10/15 11:27

八方池はガスガス。しばらく待ったけれど晴れてくれず、残念。

撮影機器：

iPhone SE (1st generation) Apple

感想

Echigoya

アルプスの稜線から夕陽と朝陽が見たくて、唐松岳頂上山荘に妻と1泊してきた。

秋の八方尾根は涼しくて、そこかしこに紅葉が見られ、気持ちの良いトレッキング。ブロッケン（これは撮影が間に合わず）や人生初の太陽柱も見ることができた。ただ、夏に劣らず人は多くて、行きのゴンドラの行列待ちなど、次に来る時に向けての学習点もあり。

*****
下山後は、ゴンドラを降りた当たりでたまたまタクシーが拾えたので、すいていそうなみみずくの湯へ。最初の数分は貸し切り状態だった。タクシーはアルプス第一交通の若いTさんで、なんと昨夏、今夏に続いて3回目の奇遇。Tさんも覚えてくれていて、話がはずんだ。

Tさんは明け方バイクで黒菱に上がり、そこから早朝の八方尾根を登ることがあるらしい。そういえば初日のダケカンバ帯でお会いできた菊池哲男さんは午前1時に黒菱から登り始めたとおっしゃっていた。明け方に白い虹や三重ブロッケンに出会えたそうで、やはり山は早朝だなあと改めて感じた今回の山行だった。